空港での爆弾テロから半年。
警視庁公安部の倉木尚武(西島秀俊)は、亡き妻・千尋(石田ゆり子)が関わった警察の極秘作戦「グラークα」を調べ続けていた。「グラークα」は精鋭捜査員6名による潜入作戦だったが失敗し、捜査員たちは潜入先で捕虜にされた。身元を明かす猶予が72時間与えられたが、極秘作戦のため誰も身元を明かさず、捜査員5名が処刑された。しかしただひとりの捜査員・・・千尋だけが何故か生きて戻った。彼女は何も語らず、日に日に心を病んでいった。捕らわれていた「空白の72時間」の間に、千尋の身に何があったのか・・・。
倉木は独自の捜査で、捕虜になっていた千尋たちと接触していたグルジブ人の存在に辿りつく。その人物の名は“イワン・タイラー”。名前と国籍以外に情報のないその男を見つけ出すため、倉木はグルジブ共和国の情勢に精通しているフリージャーナリスト・名波汐里(蒼井優)に接触する。汐里は倉木に協力する交換条件として、半年前の空港での爆弾テロについての情報提供を求める。そして新たに公安部部長に就任した池沢清春(佐野史郎)もまた、あの爆弾テロ事件の真相を調べていた。
そんな中、北海道のエネルギー研究所が何者かに爆破される事件が起きる。
前日には沖で国籍不明の武装船と巡視船による銃撃戦が起きていたため、海外テロリストの犯行が疑われ、公安部外事第四課に異動した明星美希(真木よう子)が調査にあたる。そして東京に戻った美希は、半年ぶりに倉木と会い、北海道の事件について話す。武装工作船に乗っていたのは、グルジブ共和国のテロリストである可能性が高かった。
一方、刑事部捜査第一課の大杉良太(香川照之)は、他殺体が見つかったとの知らせを受け現場に駆けつける。遺体は、首の後ろを尖ったもので刺されて殺されていた。死んだはずの百舌・新谷宏美(池松壮亮)と同じ犯行手口だ。大杉に呼び出された倉木は、解剖室でその遺体を確認する。百舌は確かにあの爆弾テロの日に死んだ。いぶかしむ倉木に、大杉は殺害された人物の意外な正体を告げる。
その頃、実家に帰った美希は「また無言電話があった」と妹から聞く。
何年も前から、美希の実家に時折かかってくる無言電話・・・美希はその電話の主を、10年以上前に失踪した元公安の父親なのではと考えていた。深夜、鳴り響く電話をとった美希は、受話器の向こう側の人物に話しかける・・・。
第2話 2014年10月23日「よみがえる百舌…その正体とは」
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