概要
自由奔放で天真爛漫な妹・深沢美咲(石原さとみ)と、真面目で不器用な姉・深沢葉月(松下奈緒)が織りなす切ないラブコメディー。性格の違いからけんかが絶えず、お互いに傷つけ合いながらも、それぞれが足りない部分を補い合い、共に生きていく姉妹の姿を描いていく。
ストーリー
天性の美貌を持ち、甘え上手で器用な性格の妹・深沢美咲(石原さとみ)は、高校卒業後に家出をして以来、行方知れずになっていた。そんなある日、区役所勤務で、同じ職場で働く恋人との早期結婚を目指していた姉の深沢葉月(松下奈緒)のもとに、美咲が突然姿を現し、部屋に転がり込んでくる。
幼少期に母親の愛情を全て妹に奪われたという思いからトラウマを抱えている葉月は美咲を追い出そうとするが、うまく言いくるめられ、生き方も性格も正反対の姉妹が、一つ屋根の下で共同生活を送ることになる。
キャスト
深沢家
深沢 美咲(ふかざわ みさき)〈27〉
演 - 石原さとみ(少女期:本間愛咲)
葉月の妹。男性関係にだらしがなく、部屋も乱雑に散らかり放題で片づけるのが苦手。
姉の節目をことごとく潰して来たが、今回もある目的を達成するために何年も会っていなかった姉の家に転がり込む。
宗一郎との間に授かった子供を妊娠しており、近親者以外では香織・陽平・宗一郎の3人が妊娠の事実を知っている。
親友の永人には子供の父親は宗一郎だと打ち明け、また全身性エリテマトーデスという病気にかかっていることを告白する。
病気の症状で意識を失い、これまで隠してきた病気のことを自身が告白する前に葉月・七重に知られてしまう。
妊娠後、お酒を飲んでいない。また、食べつわりがある。
深沢 葉月(ふかざわ はづき)〈29〉
演 - 松下奈緒(少女期:尾澤ルナ)
美咲の姉。区役所区民生活部住民サービス部職員。物事を計画的に進めることに優れており、几帳面な性格。
子供時代から今まで妹が起こす騒動に巻き込まれ、トラブルメーカーの妹が急に現れたことで平穏な暮らしが一変する。
幼少期に父にアイスが食べたいとねだり、その道中で事故に遭い死亡してしまう。だが全ての事実を葉月には話さず、七重はこれまで隠してきた。
美咲の妊娠を宗一郎から聞かされショックを受けるが、純粋に妹に子供が出来ることを喜ぶ。
その後、美咲の妊娠が母にも伝わる。美咲の病気を知り、絶対に妹を死なせないと誓い、そして陽平と結婚することを家族に発表する。
深沢 七重(ふかざわ ななえ)〈55〉
演 - 片平なぎさ
美咲と葉月の母。
深沢家の関係者
櫻庭 永人(さくらば えいと)〈27〉
演 - 岩田剛典
美咲の親友。美咲はゲイだと思っていたが、彼女と良好な友情関係を築くための嘘だった。美咲と知り合った時から彼女のことが好き。
佐藤 和子(さとう かずこ)〈30〉
演 - 森カンナ
葉月の親友。
櫻庭 宗一郎(さくらば そういちろう)〈42〉
演 - 田辺誠一
秀光ゼミナール講師。葉月の高校時代の元担任教師。
当時、美咲との不純異性交際(外泊騒ぎを起こしたの)が学校側(一部のPTA)にばれて
勤めていた高校を辞職しなければならない状況に追い込まれた。
それからも連絡してくる美咲を彼女のために無視し続け、美咲が高校を卒業する日、ようやくメールを返したが返信がなくそのまま音信不通になっていた。
実は葉月がメールを見てそのメールを消していた。その後静岡で塾講師として働いていたが、人事異動により東京へ戻って来る。
現在も美咲に好意を持っており、本気で付き合いたいと思っている。美咲の子供の父親。
区役所
吉村 達也(よしむら たつや)〈30〉
演 - 平岡祐太
葉月の元婚約者。健康保険課職員。美咲の影響で葉月との関係が破たんする。
平安 尚子(ひらやす なおこ)〈32〉
演 - MEGUMI
葉月の同僚。口を開く度に気に障ることを葉月に言い、彼女を困らせて楽しんでいる。その中には有益な情報もある。
APPLESEED
萩原 陽平(はぎわら ようへい)〈36〉
演 - 平山浩行
店長。香織の弟。ランチで訪れる常連客の葉月がお気に入り。葉月と結婚することになった。
上杉 香織(うえすぎ かおり)〈40〉
演 - 堀内敬子
陽平の姉。既婚者で3人の息子を育てながら仕事をしている。
統太
演 - 武藤賢人
従業員。
峻介
演 - 御厨響一
従業員。
上杉 直尚
演 - 山中聡
香織の夫。
上杉 景虎
演 - 井上稀翔
上杉家長男。直尚と香織の息子。
上杉 政虎
演 - 大西利空
上杉家次男。
上杉 輝虎
演 - 大山蓮斗
上杉家三男。
その他
真智子
演 - 逢沢りな
仁美
演 - 佐藤綾衣
優子
演 - 谷川りさこ
スタッフ
脚本 - 中谷まゆみ
音楽 - Jhameel、白石めぐみ、橘麻美、大間々昂
演出 - 田中亮、平野眞、関野宗紀
監督補 - 関野宗紀
演出補 - 岩城隆一
音楽プロデュース - 志田博英
タイトルバック・VFX - 小林一博
手書きタイトル - 三原由貴
フードコーディネーター - 住川啓子
医療指導 - 前田一郎
スケートボード監修 - 立本和樹、松尾裕幸、岩倉翔、西翔、内藤寛人
プロデュース - 中野利幸
プロデュース補 - 西田久美子、荻田真弓
制作著作 - フジテレビドラマ制作センター
主題歌 - シェネル「Happiness」(ユニバーサルミュージック / Delicious Deli Records)
挿入歌 - moumoon「BF」(avex trax)
各話あらすじ(2014.10.16 - 2014.12.18)全10話 平均視聴率 11.27%
第1話 2014年10月16日「世界一愛される妹と世界一不器用な姉…!!幸せを掴むのは!?」
区役所に勤める葉月(松下奈緒)は、同僚で恋人の達也(平岡祐太)からのプロポーズを心待ちにしている。しかし、達也ばかりか、母・七重(片平なぎさ)まで翌日の自分の誕生日を忘れていることにがっかり。一方、何年も音信不通だった葉月の妹・美咲(石原さとみ)は、その夜、一人暮らしの葉月のマンションへ。勝手に上がり込まれてぼうぜんとする葉月をよそに居座ることを決め込む。深夜、美咲はひそかに葉月の私物を調べ上げて…。
第2話 2014年10月23日「絶対言えないキス」
同居生活1週間。美咲(石原さとみ)は葉月(松下奈緒)に黙って、キャバクラで働くことに。一方、葉月は区役所で高校時代の担任・宗一郎(田辺誠一)と10年ぶりに再会する。静岡で塾講師をしていた宗一郎は東京勤務となり、転居手続きに来たという。その夜、帰宅した美咲は、宗一郎がいるので驚く。しかも、葉月がウキウキしているのが気にさわる。実は、ハチこと永人(岩田剛典)の兄でもある宗一郎と美咲には、ある因縁があった。
第3話 2014年10月30日「初めての朝帰り!?」
区役所に葉月(松下奈緒)を中傷する怪文書が届く。その内容から、元婚約者の達也(平岡祐太)と浮気相手の尚子(MEGUMI)が疑わしい。美咲(石原さとみ)はそれを知って、葉月に退職を促す。そして、葉月が描いたウエディングドレスのデザイン画を手に、子どものころの夢だったデザイナーを目指すよう提案するが、葉月は取り合わない。ところが、美咲が勝手に応募したコンテストで、葉月のデザイン画が1次審査を通過して…。
第4話 2014年11月6日「お前は俺が守る!」
美咲(石原さとみ)はキャバクラからの帰途、尾行の気配を感じる。また、同伴出勤や贈り物の見返りを求めようとしない客の清水(前川泰之)に、下心があるとにらむ。一方、葉月(松下奈緒)から、約束をキャンセルしたのは宗一郎(田辺誠一)と会ったからだと言われた陽平(平山浩行)は、ショックを隠せない。そんな中、部屋の契約更新日が近いと知った美咲は、世話になっているので自分が更新料を払い、手続きもすると葉月に話す。
第5話 2014年11月13日「暴かれたヒミツ!?」
葉月(松下奈緒)が家に招いた宗一郎(田辺誠一)が突然、急用ができたと帰ってしまう。ぼうぜんとする葉月は、好きな女性に何かあったと直感。陽平(平山浩行)のショックをあらためて思い知り、きちんと謝ろうと決意する。 一方、美咲(石原さとみ)はある件について宗一郎に問い詰められ、とっさに永人(岩田剛典)と付き合っているとうそをつく。週末のスケートボード大会では、優勝確実といわれていた永人が直前の宗一郎の一言で動転して…。
第6話 2014年11月20日「心も体もハダカに」
美咲(石原さとみ)は永人(岩田剛典)と病院の「両親学級」に参加し、助産師の指導を受ける。一方、陽平(平山浩行)との仲が進展しつつある葉月(松下奈緒)は、香織(堀内敬子)に勧められ、初めて街でデートする。そんな中、七重(片平なぎさ)が2人に、父親の二十三回忌をどうするかと相談を持ち掛けた。すると、美咲が墓参後、かつて家族で出掛けた熱海の温泉に行こうと提案。さらに、車の運転を永人に頼むと言い、葉月に陽平を誘えと促す。
第7話 2014年11月27日「命がけの愛情」
美咲(石原さとみ)は宗一郎(田辺誠一)から、葉月(松下奈緒)は陽平(平山浩行)から、それぞれあることを望まれ落ち着かない。そんな中、陽平から葉月と何があったかを聞かされた美咲は、それとなく葉月に探りを入れてみることを約束する。その一方、宗一郎との親権争いを避けたい美咲は、弁護士事務所で働く永人(岩田剛典)の友人にこれからのことを相談する。そのころ、葉月は訪ねてきた宗一郎の口から、美咲の妊娠を知らされていた。
第8話 2014年12月4日「秘密のラブレター」
病を抱える美咲(石原さとみ)は、主治医から今度悪化したら入院だと宣告され、やむなく仕事を辞める。葉月(松下奈緒)に知られたくない美咲は「一人旅に出る」と手紙を残し、永人(岩田剛典)の元へ。一方、葉月は小さなドレス工房に仮採用され、喜んだのもつかの間、デザイナー・亮(鈴木一真)を怒らせ、クビになってしまう。偶然会った陽平(平山浩行)に励まされた葉月は、美咲の留守電に「早く帰ってきて」とメッセージを残す。
第9話 2014年12月11日「最後の約束」
美咲(石原さとみ)は産婦人科の検診を受け、生まれてくる子は女の子だと知らされる。一方、葉月(松下奈緒)には、クビにされたドレス工房から展示会の招待状が届く。一人で行くのをためらい、陽平(平山浩行)を誘った葉月は、デザイナーの亮(鈴木一真)から思わぬことを告げられる。そんな中、永人(岩田剛典)の出場する大会の日がやって来た。会場の階段付近にいた美咲を、宗一郎(田辺誠一)の元妻・貴子(音月桂)が突き落とそうとして…。
最終話 2014年12月18日「星に願いを」
葉月(松下奈緒)は美咲(石原さとみ)に、永人(岩田剛典)の気持ちに応えることが、彼の幸せにつながるのではないかと話す。そんな中、永人の元に父親が現れ、2人の関係に猛反対。居合わせた美咲は、これまで永人の幸せについて考えていなかった自分のことを責める。そして、永人の将来のために自ら別れを切り出す。そのことに気付いた葉月は、美咲のためにある行動に出る。一方、宗一郎(田辺誠一)も父親の説得を試みていて…。
各話視聴率
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(ディア・シスター - Wikipedia)
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