2015年09月24日

ぼんくら TOP

『ぼんくら』は2014年10月16日から同年12月18日まで、NHK木曜時代劇(毎週木曜 20:00〜20:45)枠で放送された。全10話。

2015年10月22日から『ぼんくら2』として2004年に刊行された小説『日暮らし』のエピソードが描かれる続編が放送された。


原作
『ぼんくら』は、宮部みゆきによる小説。
『小説現代』1996年3月号から2000年1月号まで計18回掲載されたものを加筆・訂正したうえで刊行された。その後、『日暮らし』『おまえさん』とシリーズで発表されている。


概要
宮部みゆきの同名小説を原作に、面倒事が嫌いな江戸・深川の“ぼんくら”同心・井筒平四郎(岸谷五朗)が事件の謎を解く時代劇ミステリー。
ある日、八百屋が殺されたのをきっかけに、次々に長屋の住人が姿を消す事件が発生。情の厚さから慕われる平四郎は、独自の調査で17年前のある事件にたどり着く。
脚本はドラマ「臨場」などで知られる尾西兼一らが手掛ける。


ストーリー
江戸・南町奉行所の同心・井筒平四郎(岸谷五朗)が見廻る本所深川の鉄瓶長屋で、八百屋殺しが起きる。以来、長屋の住人が次々と姿を消し、不審に思った平四郎は独自に事件の裏を調べ始める。
妻・志乃(奥貫薫)が養子に迎えようとしている甥の弓之助(加部亜門)の知恵も借りながら探索を進める中で、17年前に起こったある事件の謎が隠されていることに気付く。そして、その秘密を握るある人物を突き止めて…。


キャスト
井筒平四郎:岸谷五朗
南町奉行所の同心で本所深川の見廻り同心。やる気がないように見られるため、周囲から“ぼんくら”扱いされるが、長屋の町人からは情に厚いと慕われている。捕物など面倒事は大嫌いだが、頼られると放っておけない性分。

志乃:奥貫薫
平四郎の妻。子供がいないため、姉の子供・弓之助を養子にもらおうと平四郎に持ち掛ける。若いころは、容姿端麗な美人だったとよく自慢している。

佐吉:風間俊介
鉄瓶長屋の新たな差配人。姿をくらました前差配人・久兵衛の代わりに派遣された若者。カラスの官九郎になつかれている。

お徳:松坂慶子
鉄瓶長屋で弁当や総菜を売る煮売り屋。長屋のまとめ役。平四郎が店に立ち寄っておにぎりを食べるのを楽しみにしている。

弓之助:加部亜門
小平次:植本潤
おでこ:高村竜馬
おえん:鮎川まゆ美
仁平:六平直政
久兵衛:志賀廣太郎
湊屋総右衛門:鶴見辰吾
政五郎:大杉漣
長助:森遥野(3話 - )
辻井英之介:音尾琢真 (4話 - )
おふじ:遊井亮子 (4話 - )
葵:佐藤江梨子 (5話 - 10話)
みすず:山田朝華 (6話 - )

スタッフ
原作 - 宮部みゆき『ぼんくら』
脚本 - 尾西兼一、稲葉一広(5話)
音楽 - 沢田完
語り - 寺田農
演出 - 吉川一義、酒井信行、真鍋斎
制作統括 - 白石統一郎(C.A.L)、真鍋斎(NHKエンタープライズ)、原林麻奈(NHKドラマ制作部)
制作 - NHKエンタープライズ


各話あらすじ(2014.10.16 - 12.18)全10話 平均視聴率 6.20%
第1話 2014年10月16日「忍びよる影」 視聴率 6.5%
 本所深川見まわり方同心・井筒平四郎(岸谷五朗)は、深川北町にある鉄瓶長屋の煮売り屋・お徳(松坂慶子)の店に立ち寄るのが日課であった。ところが、その長屋で不幸な殺人事件が起こり、差配人の久兵衛(志賀廣太郎)が長屋からこつ然と姿を消してしまう。平四郎は、久兵衛が事件の裏に隠されたやむにやまれぬ事情のために姿をくらましたと知り、事の真実を伏せたままにする道を選んだのだった。しかしその裏には更なる陰謀が…

第2話 2014年10月23日「烏(からす)を連れた差配人」 視聴率 8.0%
 鉄瓶長屋から姿をくらました差配人の久兵衛(志賀廣太郎)の代わりに、大家である湊屋から佐吉(風間俊介)がやって来た。平四郎(岸谷五朗)がその若さに驚き、煮売り屋のお徳(松坂慶子)はなぜか佐吉を毛嫌いする。だが、その佐吉の仲裁で、父親のばくちの借金のために岡場所に売られそうになった娘がある決意を固めることに。一方、その裏では、不穏な事態が進行していた。

第3話 2014年10月30日「やってきた迷子」 視聴率 4.6%
 鉄瓶長屋に突然現れた迷子の少年・長助(森遥野)。平四郎(岸谷五朗)は満足に言葉がしゃべれない長助の素性を探り親元に帰してやろうとする。長助を知る老人を捜し当てた佐吉(風間俊介)が平四郎と共に話を聞くと、鉄瓶長屋に住む通い番頭の善治郎(徳井優)が実の父親だという。善治郎は奉公先の主人の‘お手つき’の女性と一緒になるため、長助の実母を捨てていた。

第4話 2014年11月6日「消えゆく隣人」 視聴率 5.9%
 鉄瓶長屋では、立て続けに店子(たなこ)が出て行くという珍事が起きていた。そんな長屋で今度は怪しげな「つぼ信心」にかぶれた大工の八助(田井克幸)一家と他の2家族までもが姿を消してしまう。弓之助(加部亜門)に指摘され、さすがに不審に思った平四郎(岸谷五朗)は、幼なじみの隠密同心・英之介(音尾琢真)を呼び出し、地主・湊屋総右衛門(鶴見辰吾)の探索を頼む。

第5話 2014年11月13日「恨みを持つ者」 視聴率 6.5%
 英之介(音尾琢真)からの知らせで平四郎(岸谷五朗)は佐吉(風間俊介)の過去を知る。左吉は湊屋総右衛門(鶴見辰吾)のめい・葵(佐藤江梨子)の一人息子で、総右衛門は母子をかわいがっていた。総右衛門の妻・おふじ(遊井亮子)はそれを快く思わず、その後、葵は失踪したという。だが一連の出来事と鉄瓶長屋との関係は不明のままだ。一方、岡っ引きの仁平(六平直政)が…。

第6話 2014年11月20日「過去から迫る闇」 視聴率 7.0%
 佐吉(風間俊介)は、母が湊屋の手代と駆け落ちをしたと信じ、強い負い目を抱いていた。ある日、湊屋総右衛門の娘・みすず(山田朝華)が長屋に押し掛けてくる。西国の大名に嫁入りが決まっているみすずは佐吉を気に入るが、佐吉は主人筋の娘だと取り合わない。佐吉の卑屈な態度に、何者かに生きる道を仕込まれたと感じた平四郎(岸谷五朗)は、珍しく怒りをあらわにする。

第7話 2014年11月27日「仕組まれた出奔(しゅっぽん)」 視聴率 5.9%
 平四郎(岸谷五朗)は鉄瓶長屋での出来事が、店子(たなこ)をそれとなく追い立てようとした湊屋総右衛門(鶴見辰吾)の企てと探り当てたが、理由は謎のまま。だが、元差配人の久兵衛(志賀廣太郎)が、‘長屋の心’のような人柄のお徳(松坂慶子)に対して佐吉(風間俊介)を嫌うように仕向けていたと知った平四郎は怒り心頭。岡っ引きの政五郎(大杉漣)を仲間に引き入れ…。

第8話 2014年12月4日「飛べ!官九郎」 視聴率 5.1%
 鉄瓶長屋での一連の出来事を陰で操る湊屋総右衛門(鶴見辰吾)の女房・おふじ(遊井亮子)がいっとき信心に凝っていたことを探り出した平四郎(岸谷五朗)。当時、おふじの元に出入りしていた巫女で、今は盗みの罪で裁きを待つふぶきという女の話を聞き出そうとする。だが、牢(ろう)屋敷では岡っ引きの仁平(六平直政)が幅をきかせているという。平四郎は、仁平の目をかすめて、鳥の官九郎を使っての連絡方法を思い付く。

第9話 2014年12月11日「土の中で眠る女」 視聴率 6.0%
 平四郎(岸谷五朗)は湊屋総右衛門(鶴見辰吾)の女房・おふじ(遊井亮子)の信心のいきさつを知り、鉄瓶長屋の八百富があった場所に総右衛門のめい・葵(佐藤江梨子)の遺体が埋まっていると考える。そして、おくめ(須藤理彩)の病を理由に長屋に残っていた佐吉(風間俊介)やお徳(松坂慶子)を千駄ヶ谷の医者の元へ送り出し、政五郎(大杉漣)らと共に八百富の床下を掘るが…。

最終話 2014年12月18日「さよなら鉄瓶長屋」 視聴率 6.5%
 一連の事件の真相に迫りつつあった平四郎(岸谷五朗)だが、八百富があった場所の床下に葵(佐藤江梨子)の遺体が埋まっているという予想は外れ、八方ふさがりとなる。そこへ、今まで姿をくらましていた元差配人の久兵衛(志賀廣太郎)が訪ねてくる。久兵衛は湊屋総右衛門(鶴見辰吾)と会ってほしいと切り出す。いよいよ総右衛門との対面を果たすことになった平四郎。そこで語られた真相は壮大だがむなしい事情があった。


番組公式サイト
(ぼんくら - Wikipedia)


『ぼんくら2』


2015年10月22日から同年12月3日まで、NHK木曜時代劇(毎週木曜 20:00〜20:43)枠で放送された。全7話。


概要
江戸・深川を舞台にした宮部みゆきの小説「ぼんくら」の続編「日暮らし」を原作に、周囲から“ぼんくら”扱いされている同心が活躍する人情時代劇ミステリードラマ。主人公の井筒平四郎役は、前作と同じく岸谷五朗が務める。
前作では、長屋から住人が次々と消えていく事件の全容を平四郎が明らかにしたが、同心一人の力では対処できず、事件は完全には解決しないまま幕引きされていた。今作では、その事件に深く関わる女性・葵(小西真奈美)が殺害される事件が発生し、下手人とされた葵の息子・佐吉(風間俊介)の無実を信じる平四郎が真犯人を探すストーリーなどが描かれる。


ストーリー 
鉄瓶長屋の事件からしばらくたち、長屋の元差配・佐吉(風間俊介)は植木職人として働き、お恵(村川絵梨)と所帯を持っていた。しかし、佐吉の実の母・葵(小西真奈美)が殺害され、その下手人として佐吉が捕らえられてしまう。
佐吉や葵の複雑な関係を知る江戸・南町奉行所の同心・井筒平四郎(岸谷五朗)は、佐吉の無実を確信し、おいの弓之助(加部亜門)らと共に真犯人を探し始める。すると、鉄瓶長屋事件の黒幕で大商人の湊屋総右衛門(鶴見辰吾)が、またしても事件に関わっていることに気付く。


キャスト
岸谷五朗
井筒平四郎 役
南町奉行所の同心で本所深川の見廻り方。やる気がないように見られるため周囲から“ぼんくら”扱いされるが、長屋の町人からは情に厚いと慕われている。捕物など面倒事は大嫌いだが、頼られると放っておけない性分。

奥貫薫
志乃 役
平四郎の妻。子供がいないため、姉の子供・弓之助を養子にもらおうと平四郎に持ち掛ける。若いころは、容姿端麗な美人だったとよく自慢している。

風間俊介
佐吉 役
植木職人。一時期、訳あって平四郎が見廻る鉄瓶長屋の差配をしていた。実の母・葵が殺された部屋に居合わせたことから、殺害の疑いで番所に引っ立てられてしまう。

大杉漣
政五郎 役
岡っ引き。深川の親分・回向院茂七の手下。岡っ引き嫌いの平四郎が唯一信頼する男。

松坂慶子
お徳 役
幸兵衛長屋の煮売り屋。かつては鉄瓶長屋のまとめ役だったが、事件後に移住した。平四郎が店に立ち寄って惣菜を食べるのを楽しみにしている。


各話あらすじ (2015.10.22 - 12.3)全7話 平均視聴率 6.06%
第1話 2015年10月22日「哀しき再会」ラテ欄「宮部みゆきの傑作時代ミステリー第2弾始動!」 視聴率 7.8%
本所深川見廻(まわ)り方同心・平四郎(岸谷五朗)の元に、植木職人の佐吉(風間俊介)が訪ねてきた。佐吉は何か言いたげだったが、大したことも告げず帰ってしまう。数日後、平四郎は、佐吉が実の母である葵(小西真奈美)を殺した罪で捕まったという知らせを受ける。2人の間に因縁があることを知る平四郎は、おいの弓之助(加部亜門)と共に、佐吉が留め置かれている芋洗坂の自身番へ。その後、一人で殺害現場へと向かう。

第2話 2015年10月29日「信じる心」ラテ欄「信じる心〜知人の汚名をそそぐ為、平四郎が動く」 視聴率 5.3%
 葵(小西真奈美)に捨てられた身の佐吉(風間俊介)は、葵に恨みを持っていてもおかしくはない。だが、事情はまだ何も分かっておらず、平四郎(岸谷五朗)は久兵衛(志賀廣太郎)や八助(螢雪次朗)に、佐吉が葵を殺したと決めつけるなと訴える。そんな中、佐吉は事件を表沙汰にしたくない湊屋総右衛門(鶴見辰吾)の計らいで、罰を受けず放免される。しかし、佐吉が下手人とは信じられない平四郎は、本人に事の真相をただす。

第3話 2015年11月5日「鬼の棲(す)む家」ラテ欄「鬼の棲む家〜殺しのあった家に隠された秘密とは」 視聴率 5.9%
 平四郎(岸谷五朗)は、おふじ(遊井亮子)の一言から佐吉(風間俊介)が葵(小西真奈美)の遺体を目の当たりにする羽目になったことを知る。平四郎は葵殺しの一件を探り直すため、現場を管轄する同心・佐伯(嶋田久作)へのもてなしをお徳(松坂慶子)に頼むことにする。そんな中、葵の女中だったお六(西尾まり)に付きまとっていた孫八(なだぎ武)という男を、葵が「子盗り鬼」騒動を利用して散々痛めつけたことが平四郎の耳に入る。

第4話 2015年11月12日「穏やかなる死体」ラテ欄「穏やかなる死体〜新展開!次々と浮かびあがる容疑者」 視聴率 5.3%
 佐伯(嶋田久作)をもてなし、葵(小西真奈美)殺しを調べ直す許しを得た平四郎(岸谷五朗)は、おふじ(遊井亮子)や孫八(なだぎ武)ら、葵に恨みを持つ人物を疑う。だが、弓之助(加部亜門)は葵殺しの現場があまりにも整然としていたことから、この事件は何かの間違いで起こったとっさの犯行によるものではないかと推理する。そこで平四郎は、事件の鍵を握るもう一人の人物・湊屋総右衛門(鶴見辰吾)と会うことにする。

第5話 2015年11月19日「新たなる容疑者」ラテ欄「新たなる容疑者〜宿敵・湊屋との対決の行方は?」 視聴率 5.5%
 平四郎(岸谷五朗)は葵(小西真奈美)殺しの下手人とにらんだおふじ(遊井亮子)が乱心していたと知る。一方で、湊屋の跡取り・宗一郎(屋良朝幸)が総右衛門(鶴見辰吾)の実子ではないかもしれないと聞き出した平四郎は、宗一郎にも疑いの目を向ける。そのころ、幼子のおはつ(平尾菜々花)が葵の家の近くで首を締められる事件が。葵殺しの下手人が何かの理由でおはつを狙ったのではと考えた弓之助(加部亜門)は現場へ急ぐ。

第6話 2015年11月26日「ただよう香り」ラテ欄「ただよう香り〜物語は核心へ真犯人が明らかに?」 視聴率 6.3%
 平四郎(岸谷五朗)が葵(小西真奈美)殺しの下手人ではないかとにらんだおふじ(遊井亮子)、孫八(なだぎ武)、宗一郎(屋良朝幸)の疑いが次々と晴れた。一方、一風変わった「通りもの」の仕業だと断じていた弓之助(加部亜門)は、香りを楽しむ唐渡りのたばこが葵の手元にあったと知り、その匂いに事件の鍵が隠されていることに気付く。そんな折、芋洗坂では、下手人に一度狙われたおはつ(平尾菜々花)がかどわかされる。

最終話 2015年12月3日「鬼の正体」ラテ欄「鬼の正体〜最終回!明かされる真犯人!事件の行方は?」 視聴率 6.3%
弓之助(加部亜門)は、葵(小西真奈美)が殺された現場に漂っていたたばこの匂いから、真の下手人に行き着く手掛かりを突き止め、平四郎(岸谷五朗)に伝える。弓之助によると、葵殺しは過去にあった殺人事件の下手人と関係しているという。一方、芋洗坂では、真の下手人がおはつ(平尾菜々花)を連れ去り、葵の屋敷に立てこもる事件が起きる。平四郎たちは、あらゆる人脈を総動員し、夜を徹して下手人の説得に当たる。


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