旭(妻夫木聡) は、ひかり(満島ひかり)や梓(蒼井優)が見守るなか、容態の安定したあかりを抱いてみる。
1ヵ月後、佐藤家のリビングで旭がはしゃいでいた。そろそろあかりの退院が決まる頃だが、そこへ新城(吉岡秀隆)から呼び出されたため、これは間違いない、と言うのだ。暁(瑛太) らはいぶかしがるが、旭は聞く耳を持たない。
その後、梓ともに病院を訪ねた旭に、新城はあかりの耳が聞こえていない可能性があると伝えた。
夕方、陽(柄本佑) と旦(野村周平)は、旭が祝いの寿司を買って帰ってくるのを待っていたが、帰宅したのはひかりだった。ひかりは、兄弟たちにあかりの検査結果について話す。そこへ、寿司を手にした旭と梓が帰ってくる。兄弟たちは、旭と梓のことを気遣うが、旭は明るく振る舞う。
後日、陽と旦が大学の劇団の稽古場にいると、制服姿の香澄(橋本愛)がやってくる。学校を早退してきたという香澄に理由を聞くと、机のなかに、自分の裸の画像のコピーが入っていたと答える。
一方、仕事場にいた旭にひかりから電話がかかってくる。搾乳に来るはずの梓が病院に来ていないという。それを聞いた旭は、梓の実家を訪ねるとそこに梓がいた。あかりのことを受け入れるしかないと頭ではわかってはいるが、心がついていかないのだ、と明かす梓。母親の京子(余貴美子)は、しばらく梓を預かりたいと申し出る。
その夜、新城を訪ねた旭は、体重が少ない、耳が聞こえないという目の前の現実に惑わされずに、命そのものを見つめるのだ、と助言を受ける。
あかりに付き添う決心をした旭は、仕事を辞めてしまう。すべてをひとりで背負い込もうとする旭に、暁、陽、旦は怒りを爆発。いいことだけではなくてすべてを共有するのが家族なんだろう、あかりだって自分たちの家族だ、と暁に言われた旭は、涙を流す。
別の日、大学の稽古場にいた香澄のもとへ暁に頼まれた多香子(長澤まさみ) が訪ねてくる。多香子は香澄に、自分にはネットに画像を流すと脅されて妊娠してしまった過去があるが、今思えば自分にも落ち度があった、と明かした。その上で、出てしまったものは消せないのなら、それを受け入れて前向きに進むしかないのでは、と諭す。
旭がやってきたのは、以前働いていた社長(岩松了)の元だった。もう一度、仕事をさせてくれ、と頭を下げた旭に、社長は新しい作業服を手渡してやる。
そんな日の夜、旭がひかりとともに帰宅すると、兄弟たちが手話の練習をしていた。自分たちにできることからやっていくしかない、と明るく話す暁らに、旭は胸が熱くなる。
一方の梓は、ひかりが作ったあかりのアルバムを見ていた。そんな娘に京子はあかりに会いに行ってくれば、と言うが、梓は自信がないと答える。京子は、自信なんてなくていい、辛いことがあったら旭に助けてもらうのだ、そのために親はふたりいるのだから、と励ます。
その後、旭に会った梓は、あかりを授かったことが自分たちの奇跡だ、耳が聞こえなくてもあかりはあかりだ、と言われる。それでも、自分があの子を苦しめている、と返す梓に、あかりには自分たちがいる、自分たちが前を向いていれば、あかりもきっと前を向ける、と旭は梓の肩を抱く。
数日後、旭と梓は、新城に誘われ、新城がボランティアで参加するろう学校の「お楽しみ会」にやってくる。手話を交えながら、元気に歌を披露する子供たちを見るうち、梓はあかりを授かるまでのことを思い返し、涙を流す。やがて、旭と強く手を握り合い、あかりに会いに行く。
1週間後、佐藤家の食卓では、兄弟と梓が手話で会話をしながら朝食をとっていた。するとそこへ、多香子が来て、ここの土地の買い手が見つかった、と言った。突然ことに旭らは…。
第1話 2014年7月9日「理屈じゃねえんだよ、結婚は」
第2話 2014年7月16日「次男戻る」
第3話 2014年7月23日「苦い秘密」
第4話 2014年7月30日「諦めんな」
第5話 2014年8月6日「親として」
第6話 2014年8月20日「男と女は」
第7話 2014年8月27日「生まれる」
第8話 2014年9月3日「心折れて」
第9話 2014年9月10日「人の為に」
最終話 2014年9月24日「旅立つ」
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