ある朝、旭(妻夫木聡)と梓(蒼井優)は、子供に付ける名前を巡って口論していた。旭のアイデアに呆れた梓は、旭ら自身のように太陽をイメージした名前にしてみては、と提案。旭は、旭と梓のように「あ」から始まり太陽をイメージした名前を考え始める。
その頃、旦(野村周平)は、陽(柄本佑)がしていたバングルが香澄(橋本愛)の物と同じだと気づき、ショックを受ける。
新城(吉岡秀隆)に呼び出されたひかり(満島ひかり)は、自分から別れ話か、と切り出す。すまない、と謝る新城に、こんな日が来ないようにと願っていた、と気持ちを吐露したひかりは、雨のなかを帰っていく。
翌日、旭が出勤した後に梓がやってくる。旭の部屋に入った梓は、そこに「あかり」と書かれた子供の名前を見つけ笑顔になる。ところが突然、腹痛に襲われる。
旭が病院に駆けつけると、梓の帝王切開の手術が行われているところだった。やがて、子供が生まれるが、その子は体重621gという超出生体重児だった。体の機能が未熟なため疾患などが起こりやすく、今後72時間は予断を許さない状況だ、と新城から説明を受けるが、旭は動揺を隠せない。
旭からの電話を取った暁(瑛太)は、多香子(長澤まさみ)に子供のことを報告。自分が子供に会いにいっても仕方がないと言うが、多香子は旭が暁を必要としている気がする、と伝えた。
一方、香澄を食事に誘うが断られた旦は、香澄を尾行。香澄は大学にいる陽のところへ差し入れを持って行く。陽は香澄に読んで欲しい詩があると言い、香澄はそれを朗読する。そんなふたりの姿を、旦は携帯カメラで撮影する。
病院で子供を見て自宅に戻った暁は、梓の入院の支度をしていた旭に、医療の進歩で無理矢理生かされている気がした、などと言う。あの子は必死に生きようとしている、お前に何がわかるんだ、と激高した旭に、暁は旭が子供と向き合えていないことはよくわかる、いつもの旭なら子供から離れないはずなのに、そうしていないのは、どこかで子供が助からないほうがいい、と思っているのではないか、と指摘。さらに、あんな小さな赤ん坊を本当に受け入れられるのか、と聞く。
翌日、旦は学校にいた香澄をつかまえると、携帯を突き出した。そこには、陽と香澄の写真があり、なかにはキスを交わす写真まであった。追い詰められた香澄は、陽のことが好きなのだと明かし旦に謝るが、旦は香澄の手を取ると、やり直したい、と懇願する。
さらに翌日、子供の容態が良くないと連絡を受けた旭は病院に駆けつける。脳出血が広がっていてこれが止まらなければ、それがあの子の寿命になると新城から言われた旭は、自分を責め始める。暁が言うように、子供が助からなければ育てなくて済むかもしれない、と一瞬でも思った自分が情けない、と涙を流す。新城は、あの子は自分が生きたいと伝えるために、生まれてきたときか細い声で泣いたのだ、自分を責める時間があるなら祈ってやれ、と檄を飛ばす。
旭は病室に梓を訪ねると、初めて子供の状況を説明する。動くことができない梓は、自分の代わりに子供のそばにいてやってくれ、と頼む。
そんなとき、警察から旦の身柄を保護していると連絡が入った。電話に出ない香澄に会いたくて自宅まで押しかけていたのだ。旦を迎えに行った旭は、自分の言い分も聞いてくれ、と弁解する旦を殴りつけた。
自宅に戻った旭は、家中の現金をかき集めると、それを神社の神様に渡す、と言う。子供が本当に生きたいと望んでいるかはわからないが、それでも自分と梓を選んで生まれてきてくれたのだから、あの子と一緒に生きたいのだ、と力説する旭に、暁は自分の財布を投げてよこす。
旭は、神社に賽銭を入れると何度も頭を下げ、百度参りを始める。深夜を過ぎても祈りを捧げていると、子供の容態が良くないらしい、と暁が呼びに来た。金がない旭は、自転車で病院へ向かう。
明け方、ボロボロになって病院にたどり着いた旭に、新城とひかりが子供の容態が安定した、もう大丈夫だ、と声をかける。やがて、車いすでやってきた梓とともに、旭は保育器のなかにいる子供に、よく頑張ったな、あかり、と声をかけた。
その頃、自宅の押し入れに閉じこもった旦は、以前、香澄と行ったラブホテルで撮った香澄の全裸写真を見つめ…。
第1話 2014年7月9日「理屈じゃねえんだよ、結婚は」
第2話 2014年7月16日「次男戻る」
第3話 2014年7月23日「苦い秘密」
第4話 2014年7月30日「諦めんな」
第5話 2014年8月6日「親として」
第6話 2014年8月20日「男と女は」
第8話 2014年9月3日「心折れて」
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