笹本紗和(上戸彩)は、結婚5年目の主婦。家具メーカーに勤務する夫・俊介(鈴木浩介)と平凡ながら幸せな日々を送っている。
ある日、スーパーのパートを終えた紗和は、客として店に来ていた滝川利佳子(吉瀬美智子)から不倫のアリバイ作りへの協力を頼まれる。利佳子は最近この街に引っ越してきたばかりで、大手出版社の女性誌編集長をしている夫の徹(木下ほうか)、ふたりの娘と新築の一軒家で裕福な暮らしをしている。だが、実は彼女は、平日の昼間にドライに不倫を繰り返している、いわゆる“平日昼顔妻”だった。この日も萩原智也(淵上泰史)という若い男と不倫をしていた利佳子は、スーパーの駐車場で車上荒らしに遭ってしまい、とっさに紗和を利用したのだ。利佳子にある弱みを握られていた紗和は、その要求を断ることができなかった。
警察で事情を聞かれた紗和は、利佳子とは友人で、仕事の後に知り合いの智也と一緒に彼女と会う約束をしていたと嘘をつく。そこに、車上荒らしをした高校生・木下啓太(健太郎)が、担任教師の北野裕一郎(斎藤工)と一緒にやってくる。北野の謝罪を受けた利佳子は、示談でいいと彼に告げ…。
その夜、紗和のもとに利佳子から電話が入る。昼間のトラブルを聞いた徹が、迷惑をかけてしまったことを紗和に謝りたいのだという。徹と話した後、紗和は、北野と示談の話し合いをすることになったからあなたも来てほしい、と利佳子から頼まれる。
それからしばらく後、滝川家に画家の加藤修(北村一輝)が訪ねてくる。加藤は、徹の雑誌で挿絵を描くアルバイトをしていた。しかし徹は、居留守を使って加藤と会おうとはしなかった。加藤は、応対した利佳子に、挿絵が没になった理由を聞きたい、と伝言を頼んで帰っていく。
数日後、紗和は、示談の話し合いをするために指定されたホテルを訪れる。やってきた北野は、事件を起こした生徒の家庭には事情があるため、自分が対応すると紗和たちに説明した。そんな北野に、親がこないのでは誠意が感じられないと言って示談書を突き返す利佳子。それでも北野が説得しようとすると、利佳子は、デートしてくれるなら考えてもいい、と言い出し…。
第2話 2014年7月24日「濡れたキス…妻たちの共謀」
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