第1話 2001年1月8日「最悪の出会い」 視聴率 33.4%
東京地検城西支部の検事たちは、刑事部部長 牛丸豊(角野卓造)の指揮で、海王建設と岬代議士(清水省吾)の黒い癒着事件の強制捜査に踏み切った。「午前八時着手」。牛丸の命令に、検事、事務官たちは、報道陣が詰めかける建設会社本社や岬宅での家宅捜索を開始。岬代議士の身柄確保を手際よく進めていった。岬は、雨宮舞子(松たか子)中村美鈴(大塚寧々)に両側をガードされ、車の中に。
一方海王建設本社では、芝山豊(阿部寛)、末次隆之(小日向文世)、遠藤賢司(八嶋智人)が証拠品を押収していた。 こうした間も、検事、事務官たちの関心は、この度青森から赴任してくる新任検事のこと。どんな奴が来るのだろう・・・。上昇志向の強い舞子は自ら担当事務官に立候補する。
果たして翌朝、ラフな格好の久利生が登頂してきた。 みずから担当事務官になるとは言ったものの舞子は、久利生の格好に、そのうえ、いわば中卒で、司法試験を取り、検事になった彼の経歴を聞いて唖然とする。
久利生は下着泥棒を担当。「犯行時間、家でテレビを見ていた。ビデオも撮った」と主張する被疑者。久利生は、犯人が逃走途中に自転車を乗り捨てた現場や、被疑者宅を再検分したり、被害者の女性達を呼んで事情を聞いたり。こんな小さな事件に、執拗に取り組む久利生の行動に牛丸も警察の領分を侵すなと注意をする。舞子は担当を外して欲しいと頼むが、他に久利生の担当をする事務官はいない。他の検事や事務官も久利生公平の行動が理解できない。しかし次席検事の鍋島利光(児玉清)だけは久利生に期待を寄せているようだが・・・。
そんな折、久利生は、舞子をヨットハーバーに連れていく。岬代議士は、家族とクルーザーで写した写真を基にアリバイを主張していた。その写真を見ていた久利生は、確認の為にヨットハーバーに舞子を連れていったのだった。そして、そのアリバイを主張する写真が、不可解であることに気づく久利生だったが・・。
第2話 2001年1月15日「帰れないふたり」 視聴率 32.7%
「検事は悪者で、弁護士は人権を守る正義の味方」。東京地検城西支部では、検事の芝山(阿部寛)や美鈴(大塚寧々)、事務官の遠藤(八嶋智人)らが、そんな話をしていた。江上(勝村政信)の部屋から被疑者の女性が泣いて訴えているのが聞こえ、芝山らは、なにかむなしくなるのだった。
舞子(松たか子)は江上からK1に誘われるが「恋人ではないことを確認しておきたい」と一応、釘を刺すのだった。 舞子が、久利生(木村拓哉)の部屋に入っていくと、久利生は通販で買った腹筋トレーニングマシンで、トレーニング中。そんな姿に舞子は「ン!もう」とウンザリ。
その久利生の前に連れてこられたのは、すれ違った男性に、いきなり十発も殴られたという高井戸謙介(大柴邦彦)21歳。顔は青あざだらけ。殴ってきた男は、謙介が身をかわしたはずみに、階段を転落、死亡してしまった。傷害致死罪などが想定されるが、謙介は「正当防衛」を主張していた 。
謙介と一緒にいた二人の友人から聴取した警察の調書は、謙介の主張を裏付けていた。久利生が、謙介の取り調べを始めるとほぼ同時に、謙介の身柄引き取りに、大物弁護士の坂ノ上(神山繁)が牛丸(角野卓造る)を訪ねてきた。坂ノ上は、代議士である謙介の父親の顧問弁護士でもあり、鍋島次席(児玉清)の友人でもあった。牛丸は、恐縮しきりだが、久利生は、謙介の完全黙秘から、何かを感じ、街に飛び出していった。慌てる舞子。牛丸に、「ついて行け」と命じられ、舞子は久利生を追った。
久利生が本来処理する仕事を回され、それぞれ予定があった芝山や江上、美鈴や遠藤は、渋々と処理し始める。
久利生は、正当防衛を裏付けた証言をする謙介の友人に会った。さらに、殴った男の務めていた和菓子店にも現れた。黙々調査する久利生。
日も暮れ「迷惑な奴」と芝山たちは思うが、納得するまで久利生は捜査を止めようとしない。手を大切にする菓子職人が、いきなり人を殴るか?K1選手でもないのに、十発も連続して殴れるか?。久利生の中で疑問が広がる・・・・。
第3話 2001年1月22日「恋という名の犯罪」 視聴率 30.8%
行きつけのバーで、江上(勝村政信)と舞子(松たか子)が話しているそばで、久利生(木村拓哉)は、テレビを見ていた。すると、店の隅のテーブルで男女が言い争う声。ふと見ると、女性から別れ話を持ち出されたらしい男性が逆上、次第に暴れ出し、近くにあったステーキナイフを手にして女性に切りかかろうとしていた。久利生が男性に飛びかかり、事態を治めた。
翌日、久利生の前に引き出された加害者の男性・宮川雅史(宮迫博之)はシュンとしておとなしい。「なんであんなことを」という久利生に、料理を作ってくれ、そのうえ「生まれ変わっても一緒になろうね」と その女に言われたと情けなく話す。
一方被害者の女性・島野紗江子(森口瑤子)は料理研究家として最近注目されていた。久利生には「彼への気持ちがさめたんです」とそっけなく話した。取り調べが終わり、久利生の部屋から出てきた紗江子の美貌やスタイルに事務官の遠藤(八嶋智人)や末次(小日向文世)はうっとり。そのうえ、美鈴(大塚寧々 )が不格好にむいたリンゴを見つけた紗江子が鮮やかにリンゴをむき、「さすが」と感心する。舞子も仕事に打ち込みたいという紗江子を尊敬のまなざしで見る。
ところが、紗江子の身辺を調べると、結婚詐欺で複数訴えられていた。宮川同様、料理を作ってくれ「生まれ変わっても一緒になろうね」と同じ殺し文句を紗江子は男たちに話していた。
結婚詐欺は、男女の気持ちが底流にあり、犯意の立証が難しいのが常識。それを理解している久利生は難しい事件の前に消極的。反対に舞子は「リングに上がる前、引き下がるK1選手」ときっぱり。
久利生は、宮川をたきつけ、詐欺の被害届をださせるのだった。訴状を手に久利生は紗江子のキッチンスタジオに向かうのだった・・・。
第4話 2001年1月29日「彼に教わったこと」 視聴率 30.7%
条件の良い弁護士転身を希望する芝山(阿部寛)が大手弁護士事務所から、打診を受けているとき、舞子(松たか子)は江上(勝村政信)らとともにストーカーに殺害された若い女性の解剖に立ち会っていた。真剣な眼差しの舞子だが、江上は時折、もどしそうになる。
容疑者の小山田秀二(北山雅康)は腰を強打し動けないことから入院中だった。刑事の壇原段(宇梶剛士)は早く身柄を逮捕したかったが、江上は凶器の鋭利な刃物が見つかっていないことや、小山田が「被害者の部屋の前を通りかかったら、突然ドアが開き、抱きつかれた」、「隣の姉の部屋に行くところだった。やってない」と供述したことから、逮捕を見送ることにした。
ところが、その小山田が病院から抜け出し逃げ出した。警察は抗議の文書が届き、牛丸部長(角野卓造)は自分も「責任を取らされる」とハラハラ。江上は、容疑者が逃げたことで「やはり犯人だったか」と自己嫌悪にも陥ってシュンとしていた。「検察の判断ミスか」「検察と警察の対立激化」などマスコミにも取り上げられる中、検事たちは、逃げた男が犯人なのか、別に犯人がいるのか、捜査に乗り出す。
現場はマンションの三階。美鈴(大塚寧々)は舞子とともに、凶器を探すが見つからない。芝山は犯行の再現に取り組む。そんな検事たちの様子に「捜査ごっこ」と現場の刑事たちは馬鹿にした様子。
久利生(木村拓哉)は、ストーカー殺人の現場近くにあるレストランで無銭飲食して捕まった男を取り調べていた。一日粘り、五十食以上食べた男に久利生は「よく食べるわ」とウンザリ気味。
そんな中、友人宅に隠れていた小山田が捕まる。「犯行を自供した模様」とテレビニュースは伝え、ストーカー殺人の事件現場のマンションに住む小山田の姉 美奈子(森下涼子)が責任を感じ、自殺を図る。ちょうどその時、久利生や舞子がマンションに来ており、助けることができた。再度現場を確かめる久利生は・・・・。
第5話 2001年2月5日「二人きりの夜」 視聴率 34.9%
不倫がもとで、検察職員が地方に飛ばされるという話で、城西支部はもちきり。美鈴(大塚寧々)の挑発に乗せられ、舞子(松たか子)は「大人の恋愛しています。相手には妻子があり・・・・・」と不倫交際宣言。事務官たちは「エッ!」とびっくり。舞子のことが好きな江上(勝村政信)はショック。牛丸部長(角野卓造)も部下の不倫は一大事とハラハラ。
久利生(木村拓哉)と舞子が担当することになったのは、不倫関係の清算を妻と愛人を交え話し合っているうち、激昂して妻を切りつけた夫、矢口徹(小原雅人)の傷害事件だった。愛人の朝美(桜井幸子)も切りつけたのは矢口と証言していたが、被疑者の矢口は「二人はウソをついている。俺じゃない」と言い張るのだった。
愛している男の弁護をしない朝美は何かヘン。直感した久利生は朝美に会いに行くことにする。舞子も渋々ついて行く。 朝美は千葉で旅館をやっている実家に帰っていた。久利生が、事件の経過を確認すると、朝美は調書の証言を繰り返すばかり。久利生は、朝美の持っている財布を偶然見て、何かおかしいと感じる。そして東京に帰らず、この旅館に泊まって一晩ねばると言い出す。舞子は、牛丸部長に呼ばれていることもあり、東京に帰ろうとする。が、「部長には不倫相手のことを聞かれるぞ」と久利生に言われ、舞子も仕方なく泊まることにする。 果たして久利生は朝美から新事実を引き出すことができるのか?
第6話 2001年2月12日「彼女の一番大切なモノ」 視聴率 36.1%
深夜閑散とする東京地検城西支部。一人テレビを見ていた舞子(松たか子)は、通販番組を見て、思わず注文してしまった。通販にハマっている久利生(木村拓哉)を小馬鹿にしていた舞子だが、誰にも内緒で購入し、大切に持っていた。 久利生は、非番の警察官をチョットしたトラブルで刺殺してしまった被疑者を取り調べていた。
いつものバーで、久利生が、他の客とダーツで遊んでいると舞子がやってきた。久利生と一緒にいた客真壁哲也(村井克行)は、スーツを颯爽と着こなすビジネスマン。真壁に誘われて、舞子はクラブに付いていく。カタブツの舞子が、ナンパについていくなんてと久利生も内心驚き。
舞子と真壁がいい雰囲気で話していると、そのクラブに男たちが乱入。「皆、動くな!」と客に命令口調で指示し始めた。実は、この店は賭博容疑で摘発されたのだった。その混乱の中、舞子は買ったばかりの通販商品をバッグから落としてしまった。探す間もなく警察に同行された舞子。やっと事情聴取が終わると深夜。久利生が舞子をもらい下げに来てくれた。
翌日、舞子は牛丸(角野卓造)に呼ばれ雷を落とされる。「賭博の現場にいるなんて」と牛丸はカンカン。そんなことより、舞子は通販で買った物がどこへ行ったか心配だった。舞子は警察署に行き、押収品リストを見せろと要求したり、摘発を受けたクラブに忍び込もうとする。事務官たちは、そんな舞子を見て「もしや、何かヤバイことでも?」と勘ぐり出す。そんな話を聞くにつけ牛丸は自分の「出世に響く」と胃がきりきりするのだった。
久利生は、警察官殺しで新たに逮捕された太田川晋平(升毅)の取り調べを始めた。先に久利生が調べた男は、借金のため太田川の身代わりになったらしい。太田川は犯行時間に九州の温泉にいたとアリバイを主張。旅館も男の話を裏付ける証言をしていた。久利生はアリバイ崩しの捜査を始めた。押収したマッチの中に、賭博容疑で摘発されたクラブのマッチがあった。久利生は舞子とともにそのクラブへ向かう。
第7話 2001年2月19日「君に会えてよかった」 視聴率 34.5%
末次(小日向文世)、遠藤(八嶋智人)、舞子(松たか子)ら事務官たちは、様々な仕事を検事たちに申しつけられ、日ごろの不満がたまっいる。「俺たちになんでも押しつけやがって」など、こぼす末次や遠藤だが、舞子は牛丸(角野卓造)が張り出した副検事任用試験の張り紙を見て、チャンスが来たと燃えるのだった。
しかし、試験は事務官経験十年以上が暗黙の条件。舞子は、なんとか受験させてもらおうと、牛丸に頼みこむ。 城西支部に新しい事務官、正木(金田昭夫)がやってきた。正木は舞子とともに、久利生公平(木村拓哉)、美鈴(大塚寧々)の担当をすることになった。しかし正木はもうすぐ事務官を辞めてクレープ屋を始めようと計画していた。奴隷のような仕事はやっていられないと末次、遠藤も共鳴。一緒にやろうと話が盛り上がる。
久利生は、痴漢事件の捜査をしていた。被疑者は大手貿易会社の専務の綿貫(寺田農)。綿貫は痴漢の常習容疑がかかっていいた。しかし綿貫は会社での自分の立場を盾にし、毎日車で通勤しているからと容疑を否定。名誉毀損、誤認逮捕で訴えると久利生に毒づくのだった。すべて、弁護士に指導されてのことだった。
久利生が、執拗に捜査を進めようとすると、弁護士の神林(石丸兼二郎)は「起訴するなら、被害者の女性の過去を持ち出す」と脅してきた。
被害者の女性、智美(松永玲子)は実は綿貫の会社の社員。しかし事件後不当に解雇されていた。そのうえ、智美が過去に不倫問題があった事実を裁判で持ち出すと脅かしてきたのだ。婚約者もでき、間もなく結婚する予定の智美。智美のことを考えると下手な動きはできない。汚いやり方に舞子は憤る。何かを思案する様子の久利生。そんな二人を見ている正木。
久利生は、綿貫の運転手に、舞子は、綿貫の秘書にアタックするが、二人とも専務と口裏を合わせていて、壁は厚い。果たして智美を傷つけることなく、綿貫を起訴に持ち込めるのか?
第8話 2001年2月26日「過去を知る女」 視聴率 36.8%
痴漢事件公判で、女性弁護士・巽江里子(飯島直子)に反論され、美鈴(大塚寧々)はぶ然として、城西支部に戻ってきた。その頃、久利生(木村拓哉)は、牛丸(角野卓造)から医療過誤事件を担当するよう命じられていた。医療過誤は立証が難しく検事たちは嫌っていた。
城西支部に颯爽と現れた江里子は久利生と親しい様子。周囲の芝山(阿部寛)、江上(勝村政信)、そして舞子(松たか子)は2人の仲を詮索し始める。
江里子に入れ知恵されたためか、被疑者の医師は一転否認に転じる。勾留すべきか、久利生が迷っていると、江里子が起訴か不起訴かと迫ってくる。そんな江里子に舞子は、「久利生検事はえん罪を作らないためにも、調べをきっちりします」ときっぱり言うのだった。
久利生は、舞子とともに手術後死亡した被害者の家族に会い、続いて病院に出向いた。田所理事長(田山涼成)、笹本院長(津山應志)にも会うが、明らかに口裏合わせしていた。
さらに久利生は、事件直後に病院を辞めた準看護婦がいることを突き止め、会いに行く。その準看護婦・淳子(木内晶子)は待遇の良い病院に勤めていた。これも、江里子の策らしい。事件の日のことについて語ろうとしない淳子だったが、久利生と舞子の懸命な説得でやっと重い口を開き「医療過誤があった」と証言した。医師を起訴した久利生。江里子も負けてはならじと、一層策を巡らし始める。
いよいよ公判初日、証言に立った淳子は久利生の質問に、証言を一転させた。目が点の久利生、一方、江里子はニンマリほくそ笑むのだった。
第9話 2001年3月5日「俺がずっとそばにいる」 視聴率 34.4%
出勤途中に石膏像が落ちるというハプニングに見回れた舞子(松たか子)、しかし彼女の話に全く関心が無い芝山(阿部寛)、美鈴(大塚寧々)ら検事、事務官たち。 しばらくして、宅配のピザが届けられた。「だれが頼んだのかしら」と、舞子が代金を払おうとすると、ピサの箱から突然モクモク煙が上がりだし、煙に紛れ配達人が棒状の物を振り回し、暴れ出した。男はすぐ逃げていったが、警察が現場検証に来るなど地検支部は、大混乱。
久利生公平(木村拓哉)は、犯人が「カチカチ」という音をさせて逃げていったのが妙に気になっていた。舞子は、男の指先に緑の塗料がついていたのを覚えていた。久利生は「SMOKY」と書かれたピザ箱のデザインから、犯人像を推理し始める。
牛丸(角野卓造)は「検察を襲うことは、法秩序に対する挑戦」と、記者会見で怒りを露わにする。その一方で、安全のため、単独行動はせず、一緒に行動するよう検事達に指示する。自分が狙われているかもしれないと疑心暗鬼になる城西支部の面々。
眼鏡を壊してしまった舞子は、久利生と共に眼鏡店へ。「こっちが似 合う」「イヤ、かちっとしたものがいい」など、二人が眼鏡を選んでいると、久利生は舞子のバッグに、不審な箱を見つけた。耳を当てると、カチカチという音。危険と思った久利生は、人通りの少ない路地に箱を持っていく。案の定その箱はボンと爆発した。舞子は大怪我したかもしれない。久利生は一人で家に帰すのは危険と、自分の部屋に誘う。動揺して眠れない舞子を励ます久利生。さらに彼は犯人像を推理していた。そして、あることを思いつき、担当の高梨刑事(高橋克実)に指示すると、ピザ箱のデザインとよく似た特徴ある文字をいたずら描きしていた男、市村(相島一之)が捕まった。支部に来たピザ配達人はこの男と舞子も証言、証拠品も出てきて、牛丸らもホッと安堵の息。
なぜ舞子を狙ったのかと、久利生が市村に問いただすが、市村は雨宮のことを知らない様子。ハッとする久利生だった・・・。
第10話 2001年3月12日「別れの予感」 視聴率 35.1%
久利生(木村拓哉)は、人気女性キャスターを襲ったとして逮捕され、傷害罪で送検されてきた古田(高橋一生)を取り調べていた。「どうなんですか?」という舞子の質問にわずかにうなずく古田。久利生は取り調べ中、古田が小刻みにふるえているのを見逃さなかった。古田は「そんなことしてない」と小さく話した。自供から一転否認へ。久利生と舞子の捜査が始まった。
被害者の女性キャスター榎本由起(羽田美智子)に会うと、自分を襲ったのは古田に間違いないという。古田は以前、不法投棄しようとしたところを由起に取材され、それが古田の動機と見られていた。しかし、久利生は証拠不十分を理由に古田を不起訴にした。
しぶしぶ古田を留置所から出す矢口刑事(梅沢富美男)たち。この不起訴処分を不服として、由起は検察審査会に審査の申し立てをし、久利生は審査会に臨むことになった。会場を出てくると、二人は報道陣にもみくちゃにされる始末。検察への風当たりが強くなっているのだ。
そのころ、テレビ局の由起のもとに脅迫状が届いていた。急遽、記者会見を開いた由起は「番組への挑戦であり、ヒーローを気取る検察官に失望」と手厳しい。
その夜由起は再び何者かに襲われた。服装、特徴なども一致、同じ犯人とみられ、矢口刑事が古田の自宅を訪ねると行方不明。警察は「不起訴にするからだ」と久利生に反発を強める。
さらに久利生に逮捕歴があったことが明るみになり、マスコミ、警察からもバッシングを受ける久利生。一向に久利生は気にしてなさそうだが、舞子は心配していた。
古田はどこに行ったのだろうと考えていた久利生のもとへ古田から電話が入った。「検事さん、僕は本当にやっていないんだよ・・・」 電話口からパトカーのサイレンが聞こえ、電話は切れた・・・。追いつめられた古田は?そして窮地に立たされている久利生は?
最終話 2001年3月19日「最後の事件」 視聴率 36.8%
キャスター暴行事件で、結果的に世間を騒がした久利生(木村拓哉)に対するバッシングが高まった。鍋島次席(児玉清)と牛丸(角野卓造)は、久利生自信は間違ったことはしていないと、高検検事を説得するが、やはり何らかの処分をしなければならない状況が生まれていた。検察上層部は久利生を転勤させる決定を下す。
久利生と舞子(松たか子)は、サッカースタジアムで警備員が刺殺された事件の現場検証、関係者の事情聴取をしていた。被害者は同僚たちから良くは思われてなかったらしいが、久利生には刺される理由がわからなかった。そこに被害者の息子・良太(今野雅人)が現れる。母親もすでに無くなっており、独りぼっちになった良太の気持ちを考えてしまう久利生。
転勤を命じられた久利生は、そんなことを気にかける様子もなく、取り調べを進める。警備員刺殺事件の被疑者は逮捕されているが、完全黙秘。動機もはっきりしない。そんな時、東京地検特捜部の検事城島和生(篠井英介)、庄野怜治(小木茂光)がやってくる。被疑者を優先して調べると言い出す特捜の検事たち。「なんで殺人事件に特捜が介入してくるのか?」と疑問を持つ久利生。エリート意識丸出しの彼らに、城西支部の面々も苦々しく思う。 良太が城西支部にやってきた。行くところがない良太だが、腕白ぶりを発揮。芝山(阿部寛)、江上(勝村政信)、美鈴(大塚寧々)らは振り回される。そんな良太のためにも、事実を明らかにしなければならないと強く思う久利生。
特捜が乗り込んできたことで、一致団結する城西支部のメンバーは、久利生を応援しようと、警備員刺殺事件の捜査や、特捜が追う事件の中身を明らかにしようとと動き出す。そして久利生と舞子の必死の捜査で、この刺殺事件には、大物政治家がからんでいることが明らかになる。
特別編 2006年7月3日「今夜復活!!美しい海の町の怪事件に伝説の検事が挑む」 視聴率 30.9%
鴨井産業の発展に支えられ、海が綺麗なところが特徴の山口県虹ヶ浦。そんな平和な町に殺人事件が発生、石垣島から札幌を経て虹ヶ浦支部に赴任した久利生は犯人と間違えられ留置所に入れられるという災難に遭ってしまう。まもなく虹ヶ浦支部に殺人事件の犯人逮捕の知らせが届く。
だが被疑者として逮捕されたのは町一番の人格者として知られる鴨井産業専務・滝田明彦。滝田の逮捕に衝撃を受ける虹ヶ浦支部の面々の嘘であってほしいと願う気持ちも空しく滝田は罪を認める。だが滝田の供述に不可解な点を感じた久利生は鴨井産業の家宅捜索に踏み切ることに。
久利生のやり方に戸惑い、虹ヶ浦の住民の反感と敵意を受けながら捜査を進める虹ヶ浦支部の面々。そして捜査の範囲は東京にも広がり、やがて久利生達は滝田が隠し通そうとした真実に辿り着く…。
第1期
キャスト
主要人物
久利生 公平(くりゅう - )〈27〉
演 - 木村拓哉
ラフなジーンズにダウンジャケット姿の型破りな検察官(検事)で、秋霜烈日章(本来はスーツの襟元に着ける)は、普段はジーンズのポケットにしまい、検察官の身分を示す際(事情聴取や容疑者に処分を言い渡すなど)にだけ、ポケットから出して提示する。独身。
最終学歴は中卒。高校中退後、大検を経て司法試験に合格、希望通り検事に任官した。
最初の任地である青森地検から、代議士の汚職事件で沸く東京地検城西支部に異動。10話で外見や言動、過去の逮捕歴などがマスコミで非難報道され、最終話で那覇地検石垣支部に左遷された(ドラマノベライズ版では小笠原支部。表向きは、報道とは関係ない人事異動)。特別編では、札幌地検を経て山口地検虹ヶ浦支部へと異動し、再び東京地検城西支部へ戻る。
雨宮 舞子〈24〉
演 - 松たか子
中村検事の担当事務官。1976年10月15日生まれ、独身。異動してきた久利生の担当も自ら志願して掛持ちすることになる(日々中村からは「二股」と揶揄されている)。
自立したキャリア・ウーマンに憧れ、検察庁の内部試験による検事(副検事から検事となる道)を目指している(が、それを江上に相談したために恋愛感情と勘違いされ、牛丸部長と検察上層部へ接待したことで不倫疑惑を持たれるなど、散々な目に遭っている)。
当初は有能なやり手と想像していた久利生に対し、中卒というだけで能力に疑問を持つなど、社会的地位や世間体に重きを置く傾向にあったが、久利生と数々の事件に携わっていくうちに男性として意識するようになる。
検察・事務官
中村 美鈴〈30〉
演 - 大塚寧々
日々「被疑者をいじめること」にやりがいを見出している女性検事。独身。担当事務官の雨宮とは対照的で、大人の女性の色気が抜群な色白美人。普段は猫を被っているが、性格はキツい上に毒舌。雨宮に仕事を押し付けて帰宅する。実は同僚の芝山検事と不倫中。末次事務官からは好意を抱かれているが、本人は「セクハラで訴えてやる」と発言している。赴任当初から久利生には好意的で、彼に想いを寄せている雨宮の気持ちにも気が付いていた。
芝山 貢〈36〉
演 - 阿部寛
主任検事。担当事務官は遠藤賢司。妻は良子(奥貫薫)。実は密かにタレント弁護士への転身を考えている(だが、第4話で大手弁護士事務所からヘッドハンティングの話を持ちかけられるが、最終的に検事続行を決意して断る)。ストレス解消の矛先は遠藤である(デコピンや暴言などを浴びせる)。
遠藤 賢司〈25〉
演 - 八嶋智人
独身。芝山検事の担当事務官。検察内部の情報(主にゴシップネタ)に詳しく、芝山には情報屋のように思われている(が、非常に口が軽い)。いい加減な性格な上に、適当発言連発で始末が悪い。検察の人間とは思えないチャラチャラした軽率な言動も見せる。かなり目立ちたがり屋。豪快に笑う。比較的久利生には好意的に接している(が、内心では「いずれ飛ばされて辞めさせられる」と思っている)。
江上 達夫〈32〉
演 - 勝村政信
東大卒業のエリート検事(その功績からフランス大使館でのパーティ招待状を得ているほど)。独身。担当事務官は末次隆之。本人は「エース」と呼ばれるのを気に入っているが、周りから上手く操られている場合が多い。少々プライドが高い上に人遣いが荒い。普段は年上の末次をさん付けで呼んでいるが、イライラすると呼び捨てして八つ当たりする(一方で末次からは影で「世間知らずな坊ちゃん」と揶揄されている)。
雨宮に好意を抱いており、彼女を自分に振り向かせようと様々な作戦を実行するが、ことごどく失敗している(おかげで未だに雨宮のメアドすら入手できていない)。
末次 隆之〈40〉
演 - 小日向文世
江上検事の担当事務官。バツ1。牛丸部長曰く「若い人には無い味がある」ベテラン事務官。中村検事に好意を寄せているようだが、当の本人からは「セクハラで訴えてやろうかしら」と言われ、完全拒否されている。普段は温厚だが、江上の機嫌次第で理不尽な内容や分量の仕事を突然言いつけられるため、時にはイラついて陰で「江上」と呼び捨てしている。
牛丸 豊〈50〉
演 - 角野卓造
検事及び城西支部検事部長。久利生らの直属の上司。元々個性豊かで曲者揃いの城西支部にあって、異色検事の久利生まで加わったことにより、常に胃腸薬を手放せないでいる。
鍋島 利光〈61〉
演 - 児玉清
東京地検の次席検事。久利生が検事を目指すきっかけとなった沼田検事と同期で、久利生の東京地検異動に関与したと思われる台詞があるが、明確では無い。なぜか久利生に大幅な信頼を寄せている。
マスコミ報道によって異動が決まった久利生を、最後まで庇おうとしていた。
城西支部の検事たちを、いつも暖かい目で見守っている。
その他
バーテンダー
演 - 田中要次
城西支部の検事・事務官達が行きつけのバー「St.George's Tavern」のバーテンダー。どんな注文(たとえそれが寿司やお好み焼きでも)を受けようとも「あるよ」の台詞でお馴染み。バーのテレビにはいつも通販番組が流れており、彼自身も通販好きな様子(手が空いている時にはテレビを眺めている)。
同一人物かどうかは不明なものの特別編にも(虹ヶ浦にある居酒屋の店員として)登場し、お決まりの「あるよ」以外にも「ないよ!」という台詞まで発しているが、そのメニューは「焼おにぎり」である。なお、鍋島次席検事とは古くからの知り合いのようである。
井戸 秀二
演 - 正名僕蔵
何となく頼りなさげな城西支部の守衛。作中で寝ているシーンが多く、勤務中に欠伸をしたりもする。城西支部襲撃事件ではピザ店員に扮装した犯人を確認もせずに通してしまい、制止も確保も出来ずに逃走を許すという大失態を仕出かす。しかし、夜遅くまで判例を調べる久利生が仕事に集中できるようにと後片付けを手伝ったりするなど、決して根は悪くはない。
大塚
演 - おかやまはじめ
第1話で久利生が担当した下着泥棒の事件に登場した人の良い巡査。久利生のおかげで(本人曰く)「初めて犯人を逮捕」することとなったため、以降「久利生さん」と呼び慕っている。その後の回にもたびたび登場し、久利生の部屋に泊まった雨宮の警護のため、一晩中ドアの外で立哨したことも。
通販番組のナレーション
声 - 矢沢亮介、阪井あかね
久利生や「St.George's Tavern」のバーテンダーが良く見ている通販番組の吹き替えナレーター。
スタッフ
脚本 - 大竹研(1)、福田靖(2〜4・6・7・9・11)、秦建日子(5)、田辺満(8・10)
演出 - 鈴木雅之(1・2・4・7・9・11)、平野眞(3・5)、澤田鎌作(6・10)、加門幾生(8)
プロデュース - 石原隆、和田行
協力プロデュース - 東海林秀文
企画協力 - 樹林伸
音楽 - 服部隆之
プロデュース補 - 榊原妙子、牧野正
演出補 - 加門幾生(1〜6・9・10)、長瀬国博(7〜11)、本間美由紀、洞功二、金成国
スケジュール - 梅沢利之
制作担当 - 青木啓二
制作主任 - 堺光範、中保眞典、松本幹之、稲葉裕紀、信平隆行、難波杏里
制作デスク - 市場美枝
記録 - 戸国歩(1・2・4・7・9・11)、河野ひでみ(3・5・8・11)、山田佳子(6・10・11)
編成 - 長部聡介
広報 - 大貫伊都子
技術プロデューサー - 佐々木俊幸
TD/撮影 - 増井初明
撮影 - 大石弘宜
スタジオカメラ - 篠田忠史、浅野仙夫、船橋正成、磯貝喜作
CA - 岩瀬寛
照明 - 田頭祐介
照明助手 - 保坂裕之、堀越路博、海老原靖人、堀川由美、荒川光代
音声 - 島田隆雄
音声助手 - 渡部満裕、池谷鉄兵
映像 - 桜庭武志
録画 - 今村信男
編集 - 田口拓也
編集助手 - 浅沼美奈子
ライン編集 - 大方泉
ライン編集助手 - 杉山英希
選曲 - 藤村義孝
音響効果 - 泉清二
MA - 古跡奈歩
技術プロデュース補 - 友部節子
技術デスク - 長谷川美和
スタジオ営業担当 - 中村彰
CG - 西村了
CG編集 - 青山洋詠(5)
美術プロデューサー - 柴田慎一郎
デザイン - 荒川淳彦
美術進行 - 森田誠之
大道具製作 - 吉野宏昭
大道具操作 - 竹田勝美
建具 - 阿久津正己
装飾 - 田原真二、福留克年
持道具 - 岩本美徳
衣裳 - 片岡英樹、宇高さおり
スタイリスト - 堀井香苗、塚田亜矢子、税田裕子、棚橋公子、岡島千景、城寶昭子、ICHIKO、坂本久仁子
メイク - 内野晶子、岡やす子、西巻千代江
視覚効果 - 高橋信一
電飾 - 井野岡利保
アクリル装飾 - 青木順一
生花装飾 - 相原るみ子
植木装飾 - 原利安
タイトル - 山形憲一
主題歌
宇多田ヒカル『Can You Keep A Secret?』(レギュラーシリーズのみ使用)
キャスト(特別編)
久利生 公平
演 - 木村拓哉
今回11年ぶりに殺人事件が起こった山口県のある町で真相を突き止める。
津軽 保
演 - 堤真一
虹ヶ浦支部での久利生の担当事務官(久利生が赴任以前は、りり子の担当事務官)。仕事は正確にこなすが、無気力で無愛想なため、周囲からは「変わり者」と噂されている。久利生と共に行動していくことで色々と振り回されながらも理解を深めていく。
毎日同じ服装であるにも関わらず清潔感が漂うため、久利生から不審に思われるが、真相は「同じスーツを5枚ぐらい持っているから」らしい。
泉谷 りり子
演 - 綾瀬はるか
東京へ強い憧れを持っている新米検事。子供の頃は悪を倒すヒロインものが大好きで、正義感も強かったため検事の道へ。東京での仕事経験のある久利生に興味を抱き、尊敬の眼差しを向けている(当初久利生のラフな服装を見て、憧れの強さ故に「クール・ビズ」とズレた解釈をしている程)。
田舎での仕事を嫌っており「東京でカッコよく仕事をしたい」と思っていたが、久利生と関わることで自らの考え方を変えていく。
久利生からは「根性と向上心はある」と評価されているが、かなりの天然娘。
小森 拓郎
演 - ベンガル
虹ヶ浦支部の事務官。良くも悪くもマイペースな平和主義者。
滝田送検後は、どこの店にデリバリーを注文しても「虹ヶ浦支部」の名前を出した途端に断られしまうため、かなり落ち込んでしまう。
村上 健太郎
演 - 鈴木浩介
りり子の担当事務官。饒舌で皮肉屋。おもにりり子のツッコミ役。当初は東京からやって来た久利生に対して皮肉ばかり言って馬鹿にしていたが、彼に関わっていくうちに事務官としての誇りを取り戻していく。
虹ヶ浦支部総出で滝田の証言を裏付ける証拠品探しをしている最中には海に数回落ちた。
寺本 篤史
演 - 鈴木拓(ドランクドラゴン)
警官。死体の発見者。久利生にニワトリを2羽同時に掴むやり方を教える。
嶋村 めぐみ
演 - 根岸季衣
養鶏場を営む女性。鶏冠で鶏の見分けがつく。鶏泥棒に鶏を盗まれた。
大藪 正博
演 - 石橋蓮司
地元選出の代議士花岡の秘書。
巽 江里子
演 - 飯島直子
久利生の司法修習生時代の友人で弁護士。久利生に頼まれ、東京へ捜査へ向かったりり子の案内役を任される。久利生と雨宮のその後を気にしている。
矢島
演 - 六平直政
虹ヶ浦警察署の刑事。久利生逮捕の際に陣頭指揮を執っていた。
居酒屋の店主
演 - 村松利史
虹ヶ浦支部の面々行きつけの居酒屋の店主。虹ヶ浦支部の面々にも好意的に接していたが滝田送検後は一変して敵意を表すようになる。
秋月 伶子
演 - 吉野公佳
鴨井産業社長の不倫相手。
鴨井 正樹
演 - 利重剛
鴨井産業の先代社長の息子で現鴨井産業の社長。先代社長や専務の滝田と違って苦労知らずな面があり、いまだガードが甘いところがある。
三ノ宮 隆史
演 - 坂田聡
殺人事件の被害者。職業はフリーター。警備員のアルバイトなどもしているが、「緑川祐司」名義で週刊誌などのフリーライターとして活動している。
実話パラダイスの関係者
演 - 大高洋夫
殺人事件で殺された三ノ宮が持っていた緑川の名刺に記されていた雑誌社の編集者。緑川の消息を求めて東京に捜査にきたりり子に、三ノ宮と緑川が同一人物だと教える。
鶏泥棒
演 - 佐藤二朗
鶏泥棒の常連として度々送検されている模様。鶏を2羽ではなく1羽しか盗んでいないと主張する。
西山 吾一
演 - 塩見三省
虹ヶ浦支部の支部長。虹ヶ浦支部の責任者。小森と同じく平和主義者で、物事が穏便に済むようにと願ってやまない。
実は「家族は彼に冷たく当たる」らしい。
古越 ひろ子
演 - 手塚理美
釣り宿の女将。滝田とは小学校からの同級生。
滝田 明彦
演 - 中井貴一
鴨井産業の専務。1962年4月5日生まれ。妻を10年前に癌で亡くしている。母子家庭に育ち、交通事故に遭い働けなくなった母親を雇ってくれた鴨井産業先代社長に恩義を感じ、鴨井産業に忠誠を尽くすようになる。謙虚な性格で、虹ヶ浦の住人から多大な人望を集める人格者だが殺人事件の容疑者として送検される。
雨宮 舞子
演 - 松たか子
中村 美鈴
演 - 大塚寧々
芝山 貢
演 - 阿部寛
江上 達夫
演 - 勝村政信
末次 隆之
演 - 小日向文世
遠藤 賢司
演 - 八嶋智人
牛丸 豊
演 - 角野卓造
5年前、久利生の同僚だった東京地検城西支部の検事と事務官の面々。
鍋島 利光
演 - 児玉清
東京地検次席検事。特捜の花岡の贈収賄疑惑に対する捜査失敗が話題となる中、久利生を城西支部に呼び戻すことを決断する。
井戸 秀二
演 - 正名僕蔵
城西支部の庁舎守衛。居眠り癖は連続ドラマ版のときと変わらず。
居酒屋の店員
演 - 田中要次
バー「St.George's Tavern」のバーテンダーと瓜二つの店員。久利生はバーテンダーの双子の兄弟だと思っている。
通販番組のナレーション
声 - 佐藤アサト・山岸功・茂呂田かおる
通販番組の吹き替えナレーター。
スタッフ(特別編)
脚本 - 福田靖
音楽 - 服部隆之
企画 - 石原隆、和田行
プロデュース - 鈴木吉弘、牧野正
協力プロデュース - 菊地裕幸
演出 - 澤田鎌作
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