2年A組の生徒・宇佐美太一(佐野玲於)が、ADHD(注意欠陥多動性障害)を持つと診断された。父親の雅史(奥田達士)は、母親の美代子(山下容莉枝)の反対を押しきり、衝動的な行動が抑えられない太一を障害支援クラスのある高校に転校させようと決める。その学校には寮があり、太一は家族と離れて暮らすという。鬼塚(AKIRA)は反対するが、転校を知った太一がショックのあまりクラスメイトに殴りかかる騒ぎを起こし、雅史はかえって転校させる意思を固くしてしまう。
そんな折、太一は自分のせいで弟の佑二(横山幸汰)が同級生にイジメられていると知ってがく然。その日から、自分の腕をつねって動き出したい衝動を我慢するようになる。それは、一人では何もできない太一を心配し、親元から離したくない美代子の苦肉の策だった。異変に気づいた鬼塚は宇佐美家に向かい、「今日は何も我慢しなくていい」と太一を海に連れ出す。"願いが叶うお守り"と砂浜に流れ着いたイルカの耳骨を探す太一が打ち明けた願いは、家族を思いやるものばかりだった。鬼塚はそんな太一がいじらしく…。
翌日、太一が校内のマラソン大会に出場すると言い出した。ほなみ(比嘉愛未)は、ひとつのことに集中できない太一が最後まで走り抜く姿を家族に見せ、転校を取り止めてもらおうとしているのではないかと推測。だが、去年は完走できず、コースを離れて迷子になる騒ぎまで起こした太一の出場に内山田(田山涼成)らは難色を示す。
それでもあきらめない太一は、鬼塚とほなみに見守られてマラソンの練習に励むが、無理がたたって倒れ、入院してしまう。雅史は激怒し、大会への出場にも猛反対。そんなとき、太一の「僕、走りたい」というメールを受け取った鬼塚は、龍二(城田優)と冴島(山本裕典)の協力で太一を病院から抜け出させ、マラソン大会に送り出す。
憤慨して学校に押しかけてきた雅史、そして祐二を連れて駆けつけた美代子に、鬼塚は太一がマラソン大会に出た本当の理由を明かす。太一が胸に秘めていたある悲しい決意に、涙が止まらない雅史と美代子。まもなく、フラフラになりながらも走り続けた太一が、ようやくゴール!「家族の前だけは、我慢しなくていい」という鬼塚の言葉に、家族と一緒にいたい気持ちをぶちまけた太一を、雅史と美代子は涙ながらに抱きしめて…。
明くる日、太一の思いを受け止めた雅史は、太一の転校を取り下げる。同じころ、2年A組の教室では、思い詰めた様子のあゆな(松岡茉優)が何かを打ち明けようと葛木(菊地風磨)に近づいて…。
第1話 2014年7月8日「新舞台は鬼塚の母校!問題児にグレート授業だ!整形バラされた女子高生に母の後悔」
第3話 2014年7月22日「ストーカーに震える生徒を救え!殺人予告に鬼塚怒りの鉄拳炸裂」
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