2014年07月03日

若者たち2014 TOP

『若者たち2014』(わかものたちにせんじゅうよん)は、2014年7月9日から同年9月24日まで、フジテレビ系列の「水曜22時」枠(毎週水曜 22:00 - 22:54)で放送された。全11話。

フジテレビの開局55周年記念企画として、1966年に放送された『若者たち』(わかものたち)を48年振りに現代版にリメイクし制作した作品。

『北の国から』で知られる杉田成道が演出を担当、妻夫木聡が主演を務める。


1966年版
両親を亡くした5人兄弟が、友情・恋愛・確執などを繰り返しながらも逞しく歩き続けて行く青春ドラマ。視聴者の共感を呼び、開始当初は低かった視聴率も回を追うごとに上昇していった。内容は、1965年11月29日付の毎日新聞朝刊「ある家庭」という特集記事で紹介された、実在の家族を素材に企画されたという。また、ドラマの人気上昇につれ後述の同名主題歌も大ヒットした。

しかし、1966年9月23日放送予定の第33話「さよなら」は、在日朝鮮人に対する日本人による差別を描いていたのだが、その直前に平新艇事件が発生したため、放送が中止された上、9月30日をもってドラマ自体も打ち切られた。

フジテレビ開局50周年記念としてポニーキャニオンより2008年10月15日に15枚組DVD-BOXリリース(放送中止された第33話も収録されている)。


放送データ・スタッフ
放送期間:1966年2月7日 - 同年9月30日(全34回 / 白黒)
放送時間:1 - 5話は毎週月曜日20時00分 - 20時56分、6話以降は毎週金曜日20時00分 - 20時56分(JST)
脚本:山内久、早坂暁、立原りゅう、清水邦夫、布勢博一、寺田信義、大野靖子、多賀祥介、山田正弘、林秀彦、大西信行、田村孟、菅孝行
演出:森川時久、北田親友、戸崎春雄
音楽:佐藤勝
主題歌 - ザ・ブロード・サイド・フォー「若者たち」
企画:白川文造、松木征二
制作・著作:フジテレビジョン
ネット局:関西テレビ・東海テレビ・札幌テレビ・仙台放送・広島テレビ・テレビ西日本
札幌テレビと広島テレビは、当時日本テレビ系列とのクロスネット局で、現在は日本テレビ系列。
第3回ギャラクシー賞受賞(フィクション部門)

出演者
佐藤太郎(長男):田中邦衛
佐藤次郎(次男):橋本功
佐藤オリエ(長女):佐藤オリエ
佐藤三郎(三男):山本圭
佐藤末吉(四男):松山省二(現・松山政路)
河田泰子:栗原小巻
杉山とく子
三井弘次
武内亨 他


2014年版概要
1966年にフジテレビ系で放送された青春ドラマ「若者たち」が、48年の歳月を経て復活。
オリジナル版は、貧困にあえいでいた戦後で、両親を亡くした5人のきょうだいが懸命に生きる姿を描き、多くの人々が共感を得た。
本作は、そんなオリジナル版を下敷きにしつつも、あくまで“現代版”として、日本の若者が抱える問題に着目したストーリーとなる。
主人公となる長男役を妻夫木聡が演じるほか、次男を瑛太、長女を満島ひかり、三男を柄本佑、四男を野村周平が務める。また、きょうだいたちの人生に大きく関わる相手として、蒼井優、長澤まさみ、橋本愛、吉岡秀隆らが出演する。演出は、「北の国から」で知られる杉田成道。


ストーリー
29歳の青年・佐藤旭(妻夫木聡)は、佐藤ひかり(満島ひかり)、佐藤陽(柄本佑)、佐藤旦(野村周平)という弟妹と一つ屋根の下で暮らしている。
暮らしは決して裕福ではなく、現代社会の荒波に揉まれる日々。時に世の中の矛盾や理想について熱く議論し、きょうだいで大ゲンカになることもある。
それでも彼らは、学歴社会や就職難、リストラや格差社会、恋や夢…さまざまな問題を正面から受け止め、家族の絆を深めていく。


キャスト
佐藤家
佐藤 旭(さとう あさひ)〈29〉
演 - 妻夫木聡
長男。サワタリ道路作業員(第1話 - 第3話) → プロレス団体警備スタッフ(第6話 - 第10話)。父親の死を契機に高校を中退し、兄弟たちを養うため父が勤めていたサワタリ道路に就職し、地道に15年間勤めてきた。そうした過程で家計的に苦しい生活を強いられてきた経緯から、「世の中は理屈ではない」という考えを持つ熱血漢で、家族に対する愛情は人一倍強い。そのため自分の家族をけなしたり、家族の意義を軽く考え幸せを望まない者には時に厳しく説教することがある。家族愛の強い性格上、暁を侮辱した社長を怒りのあまりに殴り飛ばしたことで一時期会社を追われた。その後、旭がプロレスの試合終了時にリングに乱入し格闘を繰り広げたレスラーの誘いを受け、プロレス団体の警備職に就いたが、あかりと過ごす時間を増やすために自ら団体を辞職し、沢渡に自身の暴力行為を謝罪した上でサワタリ道路に再入社した。

佐藤 暁(さとう さとる)〈28〉
演 - 瑛太
次男。元サワタリ道路作業員。恋人・瑞貴の手術費用を工面するために屋代昌江を騙した証券詐欺罪で刑務所に収容され、2年の刑期を終えたのちに佐藤家へ戻ってくる。中学卒業後に旭と同じくサワタリ道路に入社したが、父が死亡した事故の原因や旭がサワタリ道路へ縁故入社した経緯を全て知ってしまったことで兄や会社に対して強い不信感を抱き、これらの経緯から会社を去ってからは仕事に就く意欲さえなくしていた。しかし自身を馬鹿にした沢渡に憤り、必死に家族を守ろうとする旭の姿を見て、彼がこれまで抱えきた家族への想いを理解し、兄と和解する。退職するまでの経緯もあってか、世の中に対して斜に構えたような見方をすることが多いが、心の奥底では兄弟たちを大切に思っており、迷いを抱える兄に叱咤激励したり、妹や弟たちにさりげない優しさを見せたりすることもある。瑞貴が死んでからは、彼女との思い出に固執するあまりに頑なに心を閉ざしていたが、瑞貴が誰よりも暁の幸福を願っていたことや彼女の死を今でも悔やんでいることを新城から聞かされて、徐々に新城への憎しみは和らぎ、旭の励ましもあって、昌江の遺族である多香子を愛する罪悪感とも折り合いをつけ、最終的に彼女を守ることを誓った。

佐藤 ひかり(さとう ひかり)〈25〉
演 - 満島ひかり
長女。東京城北医科大学病院NICUに勤務する看護師。病死した母親の代わりとして、旭と共に兄弟たちを見守ってきたこともあり、気丈で責任感の強い性格をしている。暁の詐欺事件により心労に陥っていた時に新城に励まされたことで、彼に好意を抱き、のちに自らアプローチをかけて新城とは不倫関係に至る。浮気を知った新城の妻である美穂からも関係を断ち切るよう奨められても、当初は別れる意思はなかったが、浮気のことを知っていた暁に自分のしていることは新城の幸せな家庭生活を壊しているのだと叱責され、最終的には彼と別れた。

佐藤 陽(さとう はる)〈23〉
演 - 柄本佑
三男。国立大学5年生で学生劇団「bluehall」座長。ロマンチスト的な考えを持っており、兄弟たちとの会話の中でしばしば独自の恋愛観、人生観を口にする。就職活動をしていた頃に偶然手に取ったつかこうへいやシェイクスピアの戯曲に触発され、演劇への道を志すべく決まっていた会社の内定も断り、大学を自らの意志で留年したため、大学卒業と安定した企業への就職を願っていた旭と対立していたが、演劇に対する熱意が旭に伝わり理解を得たことで和解した。一方香澄に対しては、当初は女優として興味を示していたが、やがて好意に代わっていった。その後、旦との関係を知りつつも、彼女とより親密な関係になってしまったことで旦の香澄に対するストーキング行為を招き、最終的には劇団メンバーからの信頼を失ってしまい、自らの思慮の欠いた行動を悔やみ、旦と香澄に謝罪した。

佐藤 旦(さとう ただし)〈18〉
演 - 野村周平
四男。兄弟のなかで最も内気で不器用な性格。幼少期に両親を亡くしていることもあり、他の兄たちと比べて親との思い出があまりない。母親は旦の出産後に容体が悪化しそのまま死亡した。暁の詐欺事件をきっかけに同級生から陰湿ないじめを受けるようになり、そのことが原因で自殺未遂を起こし、高校中退に至る。高等学校卒業程度認定試験を取得し国立大学に入学するため、予備校に通っている。自分を騙したとはいえ、香澄に淡い恋心を抱いている。香澄に告白し交際関係に発展するが、後に陽と二股をかけていることを知り、彼女への想いを断ち切ることが出来ず執拗に自宅へ押しかけたことで警察に補導され、旭から叱責を受ける。しかし、それでも陽への嫉妬心や彼女に裏切られた怒りを抑えきれず、彼女の裸体の写真をネットに流出させてしまう。このことがきっかけで劇団メンバーの離反を招き、劇団を危機的状況に陥らせてしまう。

澤辺 梓(さわべ あずさ) → 佐藤 梓(さとう あずさ)〈25〉
演 - 蒼井優
旭の彼女。父の借金を返すために昼は総菜屋、夜はキャバクラで働く。旭とはプロレス観戦で意気投合し、交際関係を経て結婚する。後に旭との間に授かったあかりを出産する。

佐藤 あかり
演 - 内山陽菜
旭と梓の娘。超低出生体重児として出生し、一時期命の危機にさらされるが、無事に生存する。しかし聴力検査での結果から、聴覚障害の可能性もあると新城に指摘されている。

佐藤家の周辺人物
屋代 多香子(やしろ たかこ)〈27〉
演 - 長澤まさみ
母・昌江と折り合いが悪く15歳で実家を飛び出す。昌江の病死と共に実家に戻り、母が大切にしていた畑を引き継ぐ。母との確執から暁が自分よりも良好な親子関係を築いていたことに嫉妬し強い憎しみを抱いていたが、その想いは徐々に氷解し、定職に就こうとしない彼の身を案じて畑仕事の手伝いをするよう持ちかける。リサ・ローブの楽曲の影響で歌手を志すが、芽が出ず諦めかけたときに著名な音楽プロデューサーの土居に声を掛けられる。歌手デビューを条件に肉体関係を強要され、妊娠するまで関係が続いた経緯から歌手になる夢を断ち切られてしまう。土居との性交シーンを盗撮され、その映像を元に再三に渡って土居から脅迫を受けていたが、旭と暁の尽力によって救われる。なお歌手の夢を断念した後もギターの演奏が得意であり、ひかりが新城への想いを断ち切る手助けにもなった。

永原 香澄(ながはら かすみ)〈17〉
演 - 橋本愛
旦の通う予備校に在籍する聖凛女子高校3年生の少女。世間や他人に対して屈折した考えを持っており、周囲の者を嘘偽りで翻弄する悪癖がある。予備校で知り合った旦を誘惑し金を騙し取ろうとしていたが陽に計画を潰される。陽から退団した沙紀の代役に抜擢されて劇団に加入し、その過程で演劇の世界に目覚めていく。陽と旦から好意を持たれており、二股をかけたことで旦の怒りを買い、彼からの執拗な嫌がらせを招いて学校に通えなくなり、騒動による自身への嫌がらせに不安を抱くが、かつて土居に脅迫された多香子のアドバイスを受けて、自身の迷いと向き合う。

新城 正臣(しんじょう まさおみ)〈41〉
演 - 吉岡秀隆
ひかりと同じく東京城北医科大学病院NICUに勤務する医師。妻子とは現在別居中で、ひかりからの告白を受けて彼女とは不倫関係に発展したが、最終的には暁の叱責で考えを改めたひかりの方から別れを切り出された。佐藤兄弟が幼少期だった頃から面倒を見ていた関係で旭から慕われている。海外での心臓移植によって瑞貴の心臓病が完治できる可能性を暁に伝えなかったことや彼の逮捕後に瑞貴が亡くなったことをきっかけに暁から長らく憎悪の念を持たれており、一時期彼からひかりとの浮気現場の写真を送りつけられるなど脅迫めいたことをされていた[注釈 5]。普段は仕事に集中するあまり、人前で感情を表に出すことは少ないが、佐藤兄弟をはじめ患者や同僚のことは人一倍気にかけており、これまで自身が救えなかった患者の写真を今でも大切に持ち歩いているほど。また患者である瑞貴自身の意向を尊重したためとはいえ、彼女を救えなかったことを悔やみ続けていた。ギター演奏を趣味としており、以前は養護学校でボランティアとして音楽を教えていた。

東京城北医科大学病院
ひかりや新城が勤務する病院。
内海 弘喜
演 - 馬場徹
ひかりの同僚医師で新城の後輩。ひかりと新城との浮気現場を目撃し、浮気写真を新城の妻に送り付ける。後に自身の行為を新城に謝り、即座に謝罪を受け入れもらい暖かい言葉をかけられる。

上原 清香
演 - 未来

スタッフ
原案 - 山内久、森川時久
脚本 - 武藤将吾
音楽 - 荻野清子
演出 - 杉田成道、中江功、並木道子
演出補 - 相沢秀幸、野田悠介
美術監督 - 梅田正則
オープニングタイトル協力 - 東京グラフィティ編集部
アクションコーディネーター - 根本太樹
フードコーディネーター - 住川啓子
特殊造形 - 松井祐一
医療監修 - 楠田聡
医療指導 - 守屋俊介、伊藤尚志
看護指導 - 菅野さやか
介護指導 - 針田進
戯曲 - つかこうへい作『飛龍伝』(つかこうへい事務所)
引用 - 福田恆存訳『ハムレット』
舞台監督 - 岡村俊一、荒智司
劇中振付 - 古賀豊
劇中音楽 - からさきしょういち
演劇指導 - 中村真知子
舞台協力 - アール・ユー・ピー、エープロジェクト、エスイーシステム
プロデュース - 石井浩二
協力プロデュース - 塚田洋子
ラインプロデュース - 多治見薫
プロデュース補 - 秋山八重子
制作著作 - フジテレビドラマ制作部

主題歌 - 森山直太朗「若者たち」(ユニバーサルミュージック / EMI RECORDS)


各話あらすじ(2014.7.9 - 2014.9.24)全11話 平均視聴率 7.54%
第1話 2014年7月9日「理屈じゃねえんだよ、結婚は」 ※初回30分拡大(22:00〜23:24)
 東京の下町の古い一軒家に暮らす佐藤家の長男・旭(妻夫木)は、大学病院の看護師として働く長女ひかり(満島ひかり)、演劇に情熱を燃やす大学生の三男・陽(柄本佑)、「高卒認定」を取得するために予備校に通う四男・旦(野村周平)と、いつものように朝から熱いやりとりを交わし始める。早くに両親を亡くしたことで、旭は親代わりとして、きょうだいたちを育ててきた。そんな兄の「おまえたちを養ってきたのは自分だ」という口癖を、きょうだいたちは煩わしく思っていた。仕事先の工事現場へ向かった旭は、昼食を買いに総菜店を訪れる。そこには梓(蒼井優)という従業員がいた。一方、ある事情で家を離れている次男・暁(瑛太)の前に、作業衣姿でたばこを吸う多香子(長沢まさみ)が現れる。暁は突然、多香子から「あなたが母を殺したんだろう」と言われる。

第2話 2014年7月16日「次男戻る」
 刑期を終えて出所した暁(瑛太)が戻ってきたことで、佐藤家は大混乱となる。旭(妻夫木聡)と陽(柄本佑)は暁の同居を認めず、旦(野村周平)は「暁のせいで高校を中退する羽目になった」と怒りをあらわにする。そんな兄弟たちのやりとりを、ひかり(満島ひかり)はただ見つめていた。陽は、暁が自分の罪を悔いている様子がないことを責めるが、暁は「2年刑務所にいて十分罪は償っている」と言い返す。旭は、暁がお金をだまし取った後に亡くなった昌江(根岸季衣)の家族に謝罪に行くよう命令するが、暁はそれを聞き流し、旭のへそくりを手に家を出ていってしまう。その後、旭は昌江の家を訪れ、遺影に手を合わせる。昌江の娘・多香子(長沢まさみ)から「なぜ暁が来ないのか」と不満を言われる旭だったが、その部屋の中に、ある違和感を抱く。

第3話 2014年7月23日「苦い秘密」
 佐藤家に戻ってきた暁(瑛太)だったが、仕事もせず夜な夜なナンパを繰り返す日々を送り、旭(妻夫木聡)から人は働くものだと激しく批判される。だが、陽(柄本佑)が旭の言葉に反論し、そこにひかり(満島ひかり)や旦(野村周平)も加わって、いつもの言い争いが始まってしまう。旭は、弟妹たちの考えを半人前だと決め付けたように言うが、暁は「10年前に家を出た理由」を持ち出し、それを知らない陽たちに教えても同じことが言えるのか、と詰め寄る。さらに、旭が10年前のことを謝罪するまで兄とは認めないと言い放つ。怒った旭は、家を出ていけと叫ぶが、暁は、父親が子供たちに残したこの家は、自分にも住む権利があると言い返す。

第4話 2014年7月30日「諦めんな」
 陽(柄本佑)が演出を手掛ける舞台のチケットとチラシが出来上がる。旭(妻夫木聡)は、苦しい家計を助けるために芝居などやめて就職しろ、と陽に文句を言う。しかし陽は、旭の就職が決まらないから夢を諦めろというのは筋違いだと言い返し、暁(瑛太)、ひかり(満島ひかり)、旦(野村周平)も陽の味方をする。そんな中、陽の仲間の劇団員・斉藤(小久保寿人)が、劇団の資金を持ち逃げするという事件が起きる。上演の経費を失い、陽たちは途方に暮れるが、芝居に打ち込んできた香澄(橋本愛)は斉藤を捜そうと言って諦めない。一方、ひかりは同僚・内海(馬場徹)から、新城(吉岡秀隆)が不倫をしているらしいと言われ、さらに証拠として、ひかりとは別の女性が写っている写真を見せられる。ひかりは、その写真に書かれた女性の名前が気に掛かる。

第5話 2014年8月6日「親として」  ※15分拡大(22:00〜23:09)
 旭(妻夫木聡)は、家の前で倒れていた妻・梓(蒼井優)を救急病院に連れていく。医師の診断で前置胎盤による貧血だと分かるが、おなかの子供が早産の超低出生体重児の可能性があると言われる。普通に出産できるケースもあると聞いた旭は、ひとまず安心して、早産についても前向きに考え始める。しかし、病院の新生児集中治療室(NICU)に勤務し、低出生体重児をよく知るひかり(満島ひかり)は「そんなに軽く考えるな」と旭に激怒する。そこから、きょうだいの間で「本当の親とは何か」について言い合いになる。その後、舞台の成功を祝って劇団員たちと酒を飲んでいた陽(柄本佑)と香澄(橋本愛)の元に、旦(野村周平)がやって来る。旦は香澄を呼び出すと、勇気を振り絞り「付き合ってほしい」と告白する。

※2014年8月13日は「 FNSうたの夏まつり2014」(19:00〜23:08)が放送のため、休止。

第6話 2014年8月20日「男と女は」  
 香澄(橋本愛)と付き合うことになり、旦(野村周平)は浮かれる。その様子を見た陽(柄本佑)は、受験の話題を出して皮肉を言う。一方、ひかり(満島ひかり)は新城(吉岡秀隆)から、女性アーティストのライブに誘われる。上機嫌のひかりは、彼女のCDを大量に買って予習を始める。そんなひかりを、旭(妻夫木聡)は黙って見詰めていた。同じ頃、多香子(長沢まさみ)の家の倉庫でギターを見つけた暁(瑛太)は、多香子がギターを始めたきっかけが偶然、ひかりが聴き始めたアーティストの影響だと知る。さらに、多香子が彼女のライブに行きたいと言いだしたため、暁はライブ当日、会場で、チケットを譲ってくれる人がいないか奔走する。そんな暁の前に多香子がドレスアップして現れ、暁は目を奪われる。そこへ、ひかりと新城も現れるが、新城の携帯電話に妻・美穂(斉藤由貴)から連絡が入る。美穂は新城のマンションにいて、そばには旭もいるという。そこで新城は、ひかりにチケットを渡し、その場を立ち去る。

第7話 2014年8月27日「生まれる」
 旭(妻夫木聡)が考える子供の名前の候補にあきれた梓(蒼井優)は、旭ら5人きょうだいの名前のように「太陽」をイメージした名前にしてみては、と提案する。その頃、旦(野村周平)は、陽(柄本佑)が手首にしていたバングルが香澄(橋本愛)のものと同じだと気付き、ショックを受ける。一方、新城(吉岡秀隆)から「大事な話があるので今夜、会いたい」というメールを受け取ったひかり(満島ひかり)は、良くない話を切り出されるのではと考えながら、会いに行く。翌朝、ひかりは、梓が旭の部屋で倒れているのを発見する。ひかりは救急車を手配し、自分が勤める病院へ連れていく。連絡を受け駆け付けた旭は、梓が帝王切開の手術を受けると聞かされる。

第8話 2014年9月3日「心折れて」
 旭(妻夫木聡)が、娘の容体が安定したことにほっとする中、香澄(橋本愛)の裸の画像がインターネットに流出する事件が起こる。香澄から、旦(野村周平)の携帯電話で撮影した画像だと聞いた陽(柄本佑)は、旦を問いただす。自分がやったと認めるものの「1枚載せたくらいじゃ誰も気付かない」と開き直る旦に、陽は激怒する。その頃、香澄の学校でも画像のことが話題になり、追い込まれた香澄は部屋に閉じこもってしまう。一方、陽から事情を聴いた旭は、血相を変えて自宅へ戻る。そんな旭に、ひかり(満島ひかり)は、旦は追い詰めると何をするか分からないから、叱る前に話し合おうと提案する。「何をするのか」と聞いた暁(瑛太)に陽は、旦が高校を退学するきっかけになった、ある出来事を話し始める。押し入れに閉じこもる旦を何とか引っ張り出した旭は、旦を連れて香澄の自宅へ向かう。

第9話 2014年9月10日「人の為に」
 多香子(長沢まさみ)と農作業に励む暁(瑛太)は最近、多香子が携帯電話のメールを受け取る度に顔を曇らせていることが気に掛かっていた。一方、旭(妻夫木聡)と梓(蒼井優)は、新城(吉岡秀隆)から娘あかりの容体について説明を受ける。梓は、あかりが気道の炎症を起こしていると言われ、深刻な状況ではないものの、心配で気をもむ。そんな中、多香子の携帯電話に「土居正登」という人物から着信がある。電話に出ず、おびえた様子を見せる多香子に暁は、彼がメールの送り主と同じかを尋ねる。多香子は、土居(鈴木一真)が著名な音楽プロデューサーであることや、以前に自分と接点があったことを明かす。そして多香子は、夕食を食べに暁と佐藤家を訪れる。しかし、暁が旭と共に買い物に出掛けている間に、多香子は「電話をしに行く」と言って出ていく。

第10話 2014年9月17日「支えあう」
 旭(妻夫木聡)は、容体が安定していた娘あかりの担当医・新城(吉岡秀隆)から呼び出しを受け、退院が決まったのかもしれないとはしゃぐ。病院を訪れた旭と梓(蒼井優)に新城は、あかりの精密検査の結果を伝える。夕方になり、陽(柄本佑)と旦(野村周平)は、旭たちを待ちわびていたが、そこへひかり(満島ひかり)が帰宅し、あかりの検査結果を明かす。一方、香澄(橋本愛)は、意を決して登校する。同級生に明るく声を掛けられ、ほっとしたのもつかの間、机の中に香澄の裸の画像のコピーが入れられているのに気付く。そんな中、仕事中の旭にひかりから電話がかかってくる。搾乳に来るはずの梓が病院に現れないというのだ。

最終話 2014年9月24日「旅立つ」
多香子(長沢まさみ)から、佐藤家の土地に買い手がついたと聞いた旭(妻夫木聡)は、土地を手放す決心をする。その決断に暁(瑛太)たちは猛反発するが、旭はかたくなに譲らない。その後、梓(蒼井優)と一緒に病院へ行った旭は、新城(吉岡秀隆)に土地を売却することを明かすが、新城は旭の心の内を察し「新たな一歩を踏み出すために売るんだろう」と語り掛ける。一方、多香子と共に、多香子の兄・正一(小林高鹿)に会いに行った暁は、佐藤家の土地の権利書を返却してほしいと頼む。しかし、証券会社で働く正一は、土地の売却で得る金の使い道が決まっているため、代わりになる金がなければ無理だと言う。そこで暁は、多香子の母・昌江から奪った3千万円が手付かずだと切り出す。その夜、暁から3千万円の存在を明かされた旭は「金があるなら今すぐに持ってこい」と言う。すると、暁はシャベルを持って家を出ていく。

各話視聴率


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