キャッチコピーは「『悪』が生まれた瞬間―それは30年の時を経て、日本中を巻き込む巨大犯罪となった」「『悪』は伝染する。宮部みゆき最新ミステリー!」
原作
『ペテロの葬列』は、2013年に刊行された宮部みゆきの長編推理小説。
杉村三郎シリーズ3作目となり、時系列は前作『名もなき毒』から約2年経過している。『千葉日報』など22紙で2010年9月12日から2014年10月3日まで順次掲載され、2013年12月25日に集英社から単行本が刊行された。
主人公は自身が巻き込まれたバスジャック事件に伴う複数の謎を調べていくうちに、昭和に起きたある有名な大事件にたどり着く。日本という国、人間の本質に潜む闇と向き合うことになった主人公は本作で人生の転機が訪れる。本作は1660年にレンブラントにって描かれた絵画聖ペテロの否認がベースとなっており、作中の要素として登場する。また2000年から2002年の映画作品ロード・オブ・ザ・リング(原作指輪物語)がストーリーの終盤の要素として用いられている。
概要
ベストセラー作家・宮部みゆきの人気小説を原作に、俳優の小泉孝太郎がサラリーマン探偵・杉村三郎を演じる連続ドラマ「ぺテロの葬列」。
昨年7月期に放送された連続ドラマ「名もなき毒」に続き、映像化第2弾となる同作品は、巨大企業グループの広報室で社内報の編集をする平凡なサラリーマンの杉村が、会長を務める義父の依頼で様々な事件に巻き込まれるミステリー。
グループ広報室のメンバーに関して、原作にはない同僚編集者・手島雄一郎(てしまゆういちろう)と原作『誰か―』のみに登場するアルバイトの椎名遥(しいなはるか)が前作のドラマ『名もなき毒』に引き続き出演する。また、間野京子の編集部への配属開始時期が原作では本編開始以前からであったが、ドラマでは本編途中に変更されている。間野京子の立ち位置も原作とドラマでは大きく異なる。また、ドラマでは原作にも登場する『聖ペテロの否認』以外にも数々の絵画が登場する。
ストーリー
巨大企業・今多コンツェルンの会長の娘と逆玉婚した杉村三郎(小泉孝太郎)は、愛妻家で子煩悩、ごく平凡なサラリーマン生活を送っていた。
広報室で社内報の編集をしているが、ある日の取材の帰り、乗っていたバスが拳銃を持った老人に突然バスジャックされてしまう。さらに、次々と発生する殺人や詐欺事件などに巻き込まれていく。
鋭い洞察力で事件の核心に迫る中で、ある嘘が、取り返しのつかない大きな嘘になったときに、どうすればその罪を背負うことができるのかという大きな問題に直面してしまう。
キャスト
杉村 三郎(社内報「あおぞら」編集部副編集長・嘉親の娘婿) - 小泉孝太郎
今多コンツェルン社内報「あおぞら」の編集員。困っている人を放っておけない、お人好しな性格が事件を呼び込む。過去にも鋭い洞察力で、数々の事件を解決してきた。妻と娘を愛するよき父親。
間野 京子(元エステティシャン・後にグループ広報室に配属) - 長谷川京子
広報誌「あおぞら」編集員。杉村の妻・菜穂子の紹介で入社した元エステティシャン。子供と二人暮らしのシングルマザー。時間の融通が利くために転職。
杉村 菜穂子(三郎の妻・嘉親の娘) - 国仲涼子
杉村の妻。今多コンツェルン総帥の嘉親の妾の子として生まれた。高校生の時に母が亡くなり、父に大切に育てられた箱入り娘。世間とずれた金銭感覚を持つが優しい女性。
社内報「あおぞら」編集部
園田 瑛子(編集長) - 室井滋
手島 雄一郎(編集部員) - ムロツヨシ
椎名 遥(アルバイト編集部員) - 岡本玲
井手 正男(編集部員・元今多コンツェルン財務部) - 千葉哲也
野本 敦弘(アルバイト編集部員) - 犬飼貴丈
今多コンツェルン関係者
今多 嘉親(会長) - 平幹二朗
森 信宏(元常務取締役財務担当) - 柴俊夫
橋本 真佐彦(広報部会長秘書室付) - 高橋一生
今多 小夜子(菜穂子の義姉・社長夫人) - 安蘭けい
高野 千夏(会長秘書室秘書) - 映美くらら
佐々木(会長秘書室社長秘書) - 桃香
水田 大造(喫茶「睡蓮」マスター) - 本田博太郎
杉村 桃子(三郎と菜穂子の娘) - 小林星蘭
バスジャック関係者
佐藤 一郎 / 暮木 一光 / 羽田 光昭(バスジャック犯) - 長塚京三(10歳:黒田博之 / 32歳:眞田規史)
田中 雄一郎(人質・金属加工工場経営者) - 峰竜太
迫田 とよ子(人質・老婦人) - 島かおり
柴野 和子(人質・「シーライン・エクスプレス」バス運転手) - 青山倫子
坂本 啓(人質・大学中退の青年) - 細田善彦
前野 メイ(人質・パティシエ志望の少女) - 清水富美加
山藤 誠(千葉県警察特務課交渉人) - 金山一彦
今内 大輔(山藤の部下) - 西村元貴
早川 多恵(羽田の幼馴染) - 冨士眞奈美(10歳:高橋茉綾 / 少女期:脇坂優美奈 / 32歳:上田愛美)
その他
足立 則生(花井新聞店配達員) - 渋川清彦
高越 勝巳 - 水橋研二
井村 絵里子 - 入山法子
ゲスト
複数話・単話登場の場合は演者名の横の括弧()内に表記。
第1話
森 弥生(森の妻・認知症患者) - 山口果林(第4・8話)
谷垣 太一(元社内報「あおぞら」編集部副編集長・定年退職) - 山崎大輔
加西 新(元社内報「あおぞら」編集部部員・外資系企業に転職) - 森崎ウィン
遠山 美緒子(今多コンツェルン会長秘書室室長・会長第1秘書) - 佐藤直子(第6・8話)
山本(森家の家政婦) - 兎本有紀(第4話)
柴野 佳美(柴野の娘) - 篠川桃音(第6話)
第3話
老婦人(ハリマヤ酒店社長) - 中尾ミエ(特別出演)(第9話)
範田 亜子(菜穂子のママ友) - 堂珍敦子
田中 雄介(田中の息子) - 町田啓太(第7話)
田中 葵(田中の妻) - 千葉雅子
酒店の主人(老婦人の夫・ハリマヤ酒店専務) - 久保酎吉
小羽 雅次朗(日商フロンティア協会代表) - 仲雅美(第5・7・9話)
第5話
北見 一郎(探偵・故人) - 大杉漣
北見 容子(北見の妻) - かとうかず子(第6話)
猿田 茂(古猿庵商事社長) - 桜木健一
北見 司(北見の息子) - 松本岳(第6話)
間野 広太(間野の息子) - 庵原匠悟(第6話 - 第8話)
第6話
迫田 美和子(とよ子の娘) - 安藤玉恵(第7話)
第7話
岩田 真治(今多コンツェルン労連労務対策委員) - 大西武志
鎌田 耕次郎(今多コンツェルン人事部人事管理課) - 海斗
第8話
早川 良夫(早川の息子) - 下嶋兄(第10話)
佐竹 未紀(クラステ海風施設長) - 曽川留三子
第9話
松岡 浩平(柴野の同僚運転手) - 須間一也(第10話)
高東 憲子(日商フロンティア上級会員) - 三谷侑未
羽田 大吉(羽田の父・火災事故で他界) - 池田稔
羽田 よし子(羽田の母・火災事故で他界) - 大澤桂子
羽田 光延(羽田の兄・火災事故で他界) - 杉浦諒祐
第10話
清田 由樹央(弁護士) - 野間口徹
工藤 将人(清掃会社清掃員) - 杉浦双亮
スタッフ
原作 - 宮部みゆき『ペテロの葬列』(集英社)
脚本 - 神山由美子
音楽 - 横山克
演出 - 金子文紀、岡本伸吾、竹村謙太郎、山ア統司
演出補 - 山ア統司、阿南昭宏
タイトルCG - 岸本威
イラスト協力 - 杉田比呂美
ガンエフェクト - 早川光
警察監修 - 古谷謙一
法律監修 - 志甫治宣
エステ監修 - 藤井峰子
エステ指導 - 日暮香奈子
企画協力 - 中田一正、河野治彦
編成 - 橋本孝、永山由紀子
制作 - 十二竜也、那須田淳
プロデューサー - 鈴木早苗、橘康仁
プロデューサー補 - 吉村剛弘
制作協力 - ドリマックス
製作著作 - TBS
主題歌:心情呼吸/近藤晃央(アリオラジャパン)
各話あらすじ(2014.7.7 - 2014.9.15)全11話 平均視聴率 7.45%
第1話 2014年7月7日「宮部みゆき最新ミステリー!“悪”が生まれた瞬間、それは30年の時を経て日本中を巻き込む巨大犯罪に!謎はドラマ史に残るバスジャックから始まる」 ※初回2時間スペシャル(19:00〜20:49)
杉村(小泉)は政財界の重鎮・今多(平幹二朗)の娘である妻・菜穂子(国仲涼子)、娘・桃子(小林星蘭)と平穏な生活を送っていた。今多コンツェルンの広報室で社内報の副編集長を任されている杉村は、編集長の園田(室井滋)、同僚の手島(ムロツヨシ)たちと、さまざまな事件を通じて絆を深めている。そんな中、ある企画の取材帰りに、杉村たちが乗り合わせたバスが乗っ取られる。1発の銃声が鳴り響き、事件を起こした老人(長塚京三)は、杉村たちを含めた乗客乗員8人を人質に取る。そして、人質が抵抗できない状況をつくった老人は、警察を呼ぶことと、人質たちに賠償金を支払うという意外な指示を出す。
第2話 2014年7月14日「バスジャックの謎は巨大犯罪へ…共犯者!?死者からの慰謝料!悪は伝染する」
警察の突入とともに犯人の老人(長塚京三)が自殺し、奇妙なバスジャック事件は終わる。人質から解放された杉村(小泉孝太郎)たちは病院に搬送され、病室で警部の山藤(金山一彦)と警部補の今内(西村元貴)から事情聴取を受ける。杉村は、慰謝料についての話や、バスの中では連帯感に近いものが感じられたことなどを語る。そんな中、杉村は山藤から、編集長・園田(室井滋)が取り乱していることを聞く。園田はバスジャック事件の際に犯人へ「あなたのような人、知っているんです」などの発言をしていた。翌朝、元人質たちが警察署で事情聴取を受けることになるが、事情聴取を拒否した園田の姿はなかった。やがて、菜穂子(国仲涼子)の紹介で、グループ広報室に京子(長谷川京子)がやって来る。
第3話 2014年7月21日「大金が人生を狂わせる…人質達の秘密…誘惑…探偵杉村ついに始動」
バスジャック犯の老人(長塚京三)から元人質たちの自宅に慰謝料の入った小包が届く。経営する工場のために慰謝料を受け取りたい田中(峰竜太)は、他の人の通報を恐れ、元人質のみんなで相談することを提案する。集まった杉村(小泉孝太郎)や手島(ムロツヨシ)、坂本(細田善彦)らに田中は慰謝料を受け取るよう説得するが、意見はまとまらない。元人質たちは慰謝料を受け取るかを決める前に、質素な暮らしをしていた老人が大金を持っていた理由など、何一つ分かっていない事件の全容を詳しく調べることにする。その後、杉村たちは老人の素性を知るため、慰謝料を送った共犯者と老人の口から出た「3悪人」について調べ始める。
第4話 2014年7月28日「30年前の真実…明かされる悪の歴史…動き出した後継者争い」
元人質たちは、3悪人の共通点として、ある団体が関わっていることを突き止め、犯人の老人との関係を探る。8人の元人質の中で最もバスジャック事件のダメージを受けた編集長・園田(室井滋)は、いまだに休職中で、自宅のマンションに閉じこもったままだった。園田の様子を心配する会長・嘉親(平幹二朗)は、園田の件について「私にも責任がある」と言う。杉村(小泉孝太郎)は、慰謝料が届いたことや園田と犯人の老人とのやりとりなど、事の経緯を伝えるため嘉親を訪ねる。そこで嘉親は、園田が体験した壮絶な過去を杉村に明かす。一方、広報室では、井手(千葉哲也)が京子(長谷川京子)に対してセクハラまがいの発言をし、彼女を困らせていた。そんな中、元専務の森(柴俊夫)の自宅に「ゲラ原稿」を見せるために訪れた井手は、そこで衝撃的な光景を目の当たりにする。
第5話 2014年8月4日「秘密の告白…新たな殺人…急展開!悪が家族に伝染する!」
井手(千葉哲也)以外の広報室メンバーは、バスジャック事件以来、休職中だった編集長・園田(室井滋)の復帰歓迎会を開く。盛り上がった会が解散という時、間野(長谷川京子)が「この後、2人だけで少し」と杉村(小泉孝太郎)を誘う。そんな中、杉村家では桃子(小林星蘭)が急に熱を出し、菜穂子(国仲涼子)は杉村に何度も連絡をするが、彼は携帯電話の電源を切っていたためつながらない。仕方なく自分の運転で菜穂子が桃子を病院へ連れていこうとした時、たまたま嘉親(平幹二朗)の所にいた橋本(高橋一生)が菜穂子たちを見つけ、二人を病院まで送り届ける。後日、杉村が北見(大杉漣)の墓地で会った足立(渋川清彦)が、殺人容疑で指名手配されていることを知った杉村は、北見の住んでいた公営住宅を訪ねる。そこで北見の妻・容子(かとうかず子)から、事件の全容を聞く。また、バスジャック事件に関しては、嘉親の命令でグループ広報室が調査することになる。杉村たちは、3悪人が関係した団体の代表の前の職場の元同僚で、猿田と名乗る男性と会うことに成功する。
第6話 2014年8月11日「母の愛と罪…新たな殺人の真犯人!バスジャック犯と人質の接点!」
北見の家に杉村(小泉孝太郎)、足立(渋川清彦)、高越(水橋研二)と同居していた絵里子(入山法子)らが集まる中、絵里子は高越を殺害した犯人を知っていると衝撃の告白をする。そんな中、バスジャック事件では、編集長・園田(室井滋)の家にも慰謝料が届いていたことが発覚する。元人質たちは、再び喫茶店に集まる。そこには、柴野(青山倫子)の呼び掛けで、迫田(島かおり)の娘・美和子(安藤玉恵)が姿を見せ、事件に関する新たな事実を語る。そんな中、セクハラの件を園田と杉村に問い詰められた井手(千葉哲也)は、想像を絶する行動に出る。そんな中、間野(長谷川京子)の携帯電話に頻繁に無言電話がかかってくるようになる。
第7話 2014年8月18日「最終章へ!バスジャック犯の本当の目的…妻と夫の不協和音」
喫茶店に集まったバスジャック事件の元人質たちは、迫田(島かおり)が協会の詐欺に遭っていたことを知らされる。そして迫田の娘・美和子(安藤玉恵)が、バスジャック事件の犯人・暮木(長塚京三)と迫田との関係を語り、暮木がなぜ事件を起こしたのかが徐々に明らかになる。詐欺被害に遭った迫田と美和子の話を聞き、送られた金を警察に届けることはできないと感じた杉村(小泉孝太郎)は、辞表を会長の嘉親(平幹二朗)に受理してもらうことを決心する。一方、井手(千葉哲也)が受けたというパワーハラスメントについて、杉村への聞き取り調査が始まる。そんな中、間野(長谷川京子)の住んでいる部屋が何者かに荒らされる。また、杉村の妻・菜穂子(国仲涼子)が改装を手伝う亜子(堂珍敦子)のレストランが開店し、杉村と菜穂子はオープニングセレモニーに招待される。だが、菜穂子が席を外した際に杉村の前に間野が現れる。
第8話 2014年8月25日「衝撃の一夜!妻は…夫の決断全ての謎を知る意外な共犯者!」
亜子(堂珍敦子)のレストランのオープニングパーティーで、真剣に話し込む杉村(小泉孝太郎)と間野(長谷川京子)の様子を見た杉村の妻・菜穂子(国仲涼子)は、席を外したままパーティーを後にする。一人で帰宅した杉村は、帰ってきた菜穂子に事情を聴くが、彼女からは意外な言葉が返ってくる。そんな中、編集長・園田(室井滋)の元に、井手(千葉哲也)が杉村をパワーハラスメント(職場でのいじめ)で訴えていた件で、調査報告が届く。その報告に広報室一同は騒然とする。一方の杉村は、相変わらず親身に間野の相談に乗り、彼女の周囲で起こる不可解な出来事について心配をしていた。そんな折、広報室に現れた休職中の井手は、間野と親密になっている杉村に、間野が持つ裏の顔について話しだす。一方、前野(清水富美加)は、お金が送られてきた宅配便の送付状に書いてあった店が、今はコンビニになっていることを突き止める。杉村、手島(ムロツヨシ)、前野たちは、群馬にあるそのコンビニへ調査に向かう。
第9話 2014年9月1日「第2のバスジャック事件発生!人質はあの人…犯人は誰か!?」
杉村(小泉孝太郎)、手島(ムロツヨシ)たちは、バスジャック事件の謎を解く鍵を握る早川(冨士真奈美)という老婦人にたどり着く。早川はバスジャック犯の暮木(長塚京三)の幼なじみで、暮木の本名は羽田だと明かす。事件が起きたら被害者にお金を送るよう羽田に頼まれていたと言う早川は、羽田の生い立ちや彼の人生を変える悲しい事故、バスジャック事件を起こすきっかけなどを杉村たちに語る。一方、菜穂子(国仲涼子)の携帯に橋本(高橋一生)から連絡が入るが、兄嫁の小夜子(安蘭けい)が出てしまう。また、広報室では元専務の森(柴俊夫)から回顧録続行の連絡を受ける。間野(長谷川京子)は、表紙の見本などを森の自宅へ持っていく。
第10話 2014年9月8日「最終回直前!真性の嘘つき…魔性の女の正体!最後の秘密!」
バスジャック事件の被害者だった坂本(細田善彦)が、同じ場所で同じ路線バスをバスジャックする。乗っ取られたバスには、元常務の森(柴俊夫)の自宅から帰る間野(長谷川京子)が乗り合わせていた。最初のバスジャックの羽田(長塚京三)と同じように、バスを廃工場へ走らせて運転手を解放した坂本は、そこで警察へ通報するよう指示する。そんな中、前野(清水富美加)が杉村(小泉孝太郎)を訪ね、喫茶店へ来る。坂本の母親から電話があった前野は、坂本が友人と殴り合いのけんかをして家を飛び出し、また、坂本家の庭には多くの札を燃やした跡があったことを明かす。一方、広報室には、弁護士・清田(野間口徹)が間野を訪ねてやって来る。離婚時に間野から仕事を依頼されたという清田は、間野から転居した連絡を受けておらず、行方を捜していたのだ。清田から明かされる間野の真の姿に広報室は騒然とする。程なく、第二のバスジャック事件の現場へ、最初のバスジャック事件を担当した警部・山藤(金山一彦)が到着する。当時の被害者だった坂本が事件を起こしたことに驚く山藤に坂本から、ある意外な要求が伝えられる。
最終話 2014年9月15日「最後に罪を犯すのは誰?衝撃の秘密」
※「アジア大会2014韓国〜TBSテレビ60周年特別企画〜 サッカー女子B組「日本×中国」 」( 20:00〜22:10)が放送のため、開始時間変更(22:10〜23:04)。
坂本(細田善彦)が起こしたバスジャック事件により、警察は杉村(小泉孝太郎)ら元人質が羽田(長塚京三)から慰謝料を受け取っていたことを知る。元人質たちは警察に再び事情聴取され、受け取った金は事件の詳細が判明するまで警察が預かることに。さらに、インターネット上で「被害者面して、裏では大金をせしめていた」と騒がれ、世間から厳しい目が注がれる。一方、間野(長谷川京子)が久々に広報室へ出勤する。弁護士の清田(野間口徹)から間野の本性を聞かされていた広報室一同は、間野とどう接していいのか戸惑う。間野は、自分の置かれている本当の境遇を皆に告白する。そんな折、元常務の森(柴俊夫)の回顧録が完成し、広報室一同はレストランでお祝いをする。編集長の園田(室井滋)たちを前に、森は妻・弥生(山口果林)との思い出を語る。後日、杉村家に井手(千葉哲也)から突然、電話がかかってくる。井手の連絡を受けて森の家へ向かった杉村は、そこで信じられない光景を目にする。
各話視聴率
番組公式サイト
(杉村三郎シリーズ - Wikipedia)
タグ:ペテロの葬列