2014年07月05日

家族狩り TOP

2014年7月4日より同年9月5日まで、毎週金曜日22:00 - 22:54に、TBS系列の「金曜ドラマ」枠(毎週金曜 22:00〜22:54)で放送された。全10話。(初回のみ 22:00〜23:14)主演は松雪泰子。ドラマ版は文庫改訂版を基に、大石静らによって脚本化され、2014年版のリライトという形でいくつか設定を変えられた。


原作
『家族狩り』(かぞくがり)は、天童荒太の長編小説、連続して起こる家族を狙った殺人事件をメインに、登場人物たちそれぞれの心の葛藤を描く。第9回山本周五郎賞受賞作。単行本と文庫版では基本的な流れは同じだが、登場人物に関わる事柄の描写がかなり異なっている。2014年現在、文庫版の売り上げは120万部を突破している。


概要
直木賞作家・天童荒太の同名小説を原作とした、松雪泰子主演の連続ドラマ「家族狩り」。松雪は、「家族という形態の檻に縛られた人間たちが織りなす、悲しみ、狂気、ユーモアがバランスよく表現されています」と見どころをアピールする。
同ドラマは、認知症の父とその介護に疲れた母を抱える児童心理司・氷崎游子(松雪泰子)、惰性で美術教師を続ける巣藤浚介(伊藤淳史)、警視庁捜査一課の刑事・馬見原光毅(遠藤憲一)の3人を中心に、自らの家庭と向き合いながら、ある一家心中事件から始まる不可解な事件に翻弄される姿を描く。脚本は、ドラマ「セカンドバージン」などを手掛けた大石静が担当する。


ストーリー
家族の介護問題で心の休まらない児童ケアセンターの児童心理司・氷崎游子(松雪泰子)は、虐待を受けている女児のことで胸を痛める。一方、目的もなく美術を教えている高校教師・巣藤浚介(伊藤淳史)は、恋人から結婚を迫られるが、家庭を持つことに抵抗感を覚えていた。
ある日、浚介の住むアパートの隣で、一家心中が発生。祖父と両親を惨殺した少年が自殺を遂げたもので、遺書も残されていたことから警察は無理心中事件と断定する。しかし、警視庁捜査一課の刑事・馬見原光毅(遠藤憲一)は、直感から、捜査に疑問を抱いていた。
3人は自らの家族の問題に向き合いながら、一連の事件に巻き込まれていく。


テレビドラマ版の設定
映像化に際しては、小説発表後からの時間の経過を踏まえながら、2014年の現代の物語として描くため、いくつかの設定変更がある。

氷崎游子の家族のうち、父の病気は脳梗塞からアルツハイマー型認知症に変更され、原作で設定のなかった名前は祖父・清太郎の名が当てられている。また、原作では対立関係にあった山賀葉子は游子の相談相手となっている。

体育教師・岡村仁など原作にない人物が登場するほか、鈴木渓徳は物語の開始当初から登場して浚介を訪ねて学校内にも出入りし、ドラマ内で息抜きになるポジションのキャラクターとなるが、我が子が自分の血を引いているのかが分からず、DNA鑑定を受けるかどうかで悩むという設定が加えられた。馬見原光毅の周辺では、上司の捜査一課課長の笹木に相当する人物に検事の藤崎の名が当てられるなど、人間関係が整理された。

馬見原が追う「家族狩り」(ドラマ内で一連の一家惨殺事件をこう呼ぶ設定)についても、原作でも物語開始以前に同様の事件が起きていたが、ドラマではすべて警視庁管轄内で起き、馬見原はそれぞれの現場に入り共通する臭いを感じることが事件のキーワードとなる。また、初めの主要な事件である麻生家の前に光島家の事件が描かれる。麻生家の凶器は鋸から斧に変更され、犯行の数日後に遺体が発見されていたものが、翌日には警察が捜査に入り第一発見者も浚介ではない。そして事件の犯人として馬見原が疑うのが游子であるという大きな変更点がある。

また原作ではほとんど関わりのない浚介と実森勇治のやり取りを、中盤の重要な要素として大幅にオリジナルエピソードを加えて描き、台詞に黒子のバスケ脅迫事件の被告人による裁判の冒頭陳述の言葉を引用したり、原作では浚介や亜衣が取材に対応する場面で心中した家族や学校の対応への批判を述べるところを、ドラマでは内容をマスコミへの罵倒に変え、記者会見席上での記者によるリンチ的追求などへの批判を込めて取材スタッフが対象者を煽る場面を加えるなどしている。


キャスト
氷崎 游子(ひざき ゆうこ)〈35 - 36〉
演 - 松雪泰子(幼少期:住田萌乃)
東京都児童ケアセンター職員・児童心理司。児童虐待対策のために積極的に動かない警察にたびたびクレームをつけ、署内で“クレームババア”と呼ばれている。7年前に担当した家族が一家心中し、彼らを救えなかったことで罪の意識に悩まされ一旦退職し、一時は行方をくらまし心を病んで入院していたが、5年前に嘱託として児童ケアセンターに復帰する。アレルギーに対応したイタリアの薬局製のシャンプーを愛用しており、山賀に頼んで並行輸入している。渓徳曰く、人の印象に残りやすい美人。

ドラマ版では脚の障害の設定はない。最終話では山賀・大野夫妻の行動を、家族を失ったり裏切られたり、家族というシステムそのものになじめない人々が抱える、身体障害と違って目に見えず理解されにくい心の欠損であると解釈し、その心の傷に寄り添うことと、仲間や社会も含め互いに手を差し伸べあうことで、家族を閉ざさずに「開く」ことが必要であるという結論に至る。

巣藤 浚介(すどう しゅんすけ)〈31〉
演 - 伊藤淳史
私立の進学校・桐明学院高校美術教師。生徒指導担当。ジャン=ミシェル・バスキアに心酔する。性格はとかく流されやすく、年上の同僚・美歩に迫られ関係を持って以来、彼女と交際している。柔和で人当たりも良いが、結婚と家族関係に対してだけは頑ななまでに否定的。亜衣の偽証をきっかけに游子と知り合い、その後偶然にも清太郎と知り合い気に入られてしまう。

ドラマ版では福井県の出身で、過去に引きこもり、親に対し殺意を抱いた経験があり、遂には家出しそれ以来家族に会っていない。家出後は高校に通わなかったが18歳のとき大検を受け、美術大学に通うものの、画家にはなれず美術教師になる。游子の言葉を受けてようやく両親に再会する。

馬見原 光毅(まみはら こうき)
演 - 遠藤憲一
警視庁捜査一課刑事。階級は警部補。管内で起きた無理心中事件を連続殺人事件として追う。游子を容疑者と考えている。かつては有能な刑事だったが、家庭崩壊以来事件捜査に対する情熱を失い捜査の見立てを外し続けており、庁内での信頼を失っている。

氷崎游子の関係者
氷崎 清太郎(ひざき せいたろう)〈71〉
演 - 井上真樹夫
游子の父親。元区役所職員。認知症を患っているが、時折過去の記憶を取り戻すことがあり、麻雀や将棋が得意。

ドラマ版では現職時代は市民のために奔走し、近所に公園を作るなど力を尽くしたため、一線を退き認知症となった現在でも地元民から尊敬される人物として描かれる。妻・民子とは実は略奪婚である。

井上は清太郎の役について、一遍になぞらえ、病を抱えながらも一種の聖性を持つキャラクターとして演じたと語っている。

氷崎 民子(ひざき たみこ)〈58〉
演 - 浅田美代子
游子の母親。介護から逃避してパチンコにはまり、仲間の春夫と浮気するが二股をかけられる。自宅を売却し、清太郎を北海道の施設へ入れる計画を進めるが詐欺に遭う。家のトラブルが一段落した後は、家計を助けるためパチンコ店でパートタイマーとして働き始めるが、その矢先検診で胃に異常が見つかる。

山賀 葉子(やまが ようこ)
演 - 財前直見(友情出演)
子育ての電話相談を受け付けるボランティア相談員の中年女性。游子たちと共同でボランティアの無料家族問題相談イベントを数回開催している。電話相談は24時間受付をモットーにしている。

ドラマ版では児童保護に熱心なあまり暴走し警察署長にまで喰ってかかる游子を唯一落ち着かせることができる存在として描かれる。游子の上司や相談相手の心を掌握し、游子に尊敬されるなど人望厚いが、過去に子育てに失敗していると語る。また、原作と違いサングラスをかける設定はない。息子の死亡以降、東京に移住し元夫の大野と棟続きの家に住んでいるが、游子にはその関係を隠している。

山賀と大野による家族殺害は、家族同志の殺し合いに至り彼らが体験したその後の地獄のような苦しみを味わう前に、彼らが「送ってさしあげる」ことで来世で生まれ変わらせることが救いであるという考えによるもので、子供の前で両親を拷問し、子供を庇って死んでゆく姿を見せるというかたちで親の子に対する愛を見せた後、子供に遺書を書かせ自殺させている。被害者はいずれも山賀たちに感謝を述べて死んでいる。これらの「儀式」を「送葬」(そうそう)と呼び詳細な記録をつけている。またその罪を游子に着せる工作をしている。

駒田 幸一(こまだ こういち)
演 - 岡田浩暉
玲子の父親。アルコール依存症で生活が荒廃し、酔っては娘に暴力をふるっていた。游子の強い働きかけに負けた警察が娘への暴行容疑で逮捕した。結局不起訴となり釈放されたが、虐待の生々しい様子が何者かの手で動画サイトにアップされたため、失職してしまう。山賀の紹介で、白蟻駆除業者の大野に弟子入りする。玲子の母である妻とは離婚したが、大野に対しては死別したと説明し、遺書の内容との矛盾から玲子および游子に自身の死が自殺ではなく他殺であると気付かせる。

駒田 玲子(こまだ れいこ)
演 - 信太真妃
游子が保護した少女。小学3年生。父親からネグレクトや暴力などの虐待を受ける。だが、父親や家への強い執着を見せてハンストを起こすなどして施設職員を困らせる。父親を奪った游子に反抗的態度を取る。

大熊(おおくま)
演 - 宮地雅子
児童ケアセンター一時保護所保育士。愛称は「くまちゃん」。駒田とのやり取りで毅然とした態度を取るのに苦労し、游子のいない場所で責任を彼女に押し付ける発言をして、駒田の游子への怨みを増幅させてしまう。

青木(あおき)
演 - 樋渡真司
氷崎游子の直属の上司。

大野 香一郎(おおの こういちろう)
演 - 私市夢太(少年期:込江海翔)
山賀と大野の息子。11年前に殺害される。

大野 甲太郎(おおの こうたろう)
演 - 藤本隆宏
白蟻駆除業者「大野白蟻工業」経営者。家庭菜園をやっており、自作のトウモロコシを手土産に氷崎家を訪れ、白蟻検査を担当する。

過去に香川県で県の教育課長として熱心に問題家庭に対応していたが、担当した子供が殺人事件を起こしたことで非難されいじめられた息子・香一郎が引きこもりと暴力に走り、11年前に大野が香一郎を殺害するという悲劇が起きる。死刑にされることを望んだものの、家庭内暴力に耐えたことで情状酌量され軽い刑で済んだことで却って苦悩する。その後妻とは離婚し、東京で同志の関係として棟続きの家に住む。

ドラマ版では元夫妻が「家族の教室」を開く設定がなく、山賀との実質的な同居を游子に隠している。また殺害家族の数について(何軒もの家という言葉に対し)「桁が違う」と発言しており、少なくとも2桁以上の家族を殺害してきたことを認めている。

巣藤浚介の関係者
鈴木 渓徳(すずき けいとく)
演 - 北山宏光
浚介の元教え子。実家の「ベル電気」で電気工事の仕事をしている。浚介とは気心の知れた関係でたびたび裏DVDの差し入れをする。浚介を介して清太郎とも知り合い意気投合してしまう。LINEなどで情報を得ていて、仲間内や不良少年たちの噂や情報などにも詳しい。

ドラマ版ではできちゃった結婚で生まれたばかりの1児・エーキチ(演:橋莉姫)の父で、佳苗の妊娠を知り迷わず父親としての責任を引き受ける決意をして結婚している。不良時代には少年院に入っており、その頃身に付けたピッキング行為の技術を游子捜索に役立てる。

清岡 美歩(きよおか みほ)〈38〉
演 - 山口紗弥加
桐明学院高校現代国語教師。実森勇治の担任。

ドラマ版では40歳を前にした結婚願望の強い女性として描かれ、浚介に強引に関係を迫り周囲にも(嘘の)妊娠をアピールする。職場では平然と嘘をついて責任逃れをし、厄介ごとはとことん避ける。面倒に巻き込まれることを嫌って麻生家の事件発生時に物音や悲鳴を聞いていたが見て見ぬふりするよう浚介を唆した。不登校生徒の実森勇治を内心嫌っており、家庭訪問などのケアには不熱心で、彼が久々に学校に来た際も顔を覚えていなかった。

芳沢 亜衣(よしざわ あい)
演 - 中村ゆりか
桐明学院高校の女子生徒。美術の時間に家族をテーマにした作品を描くように言われ、グロテスクな絵を描く。その後、ラブホテルで援助交際相手から強姦されそうになったことで暴行事件を起こし、偶然現場に居合わせた游子に保護される。

ドラマ版では両親を「お父様、お母様」と呼び、物語開始当初からリストカットに走っている。5歳までシカゴに暮らした帰国子女で、スラング・卑語を含め英語が堪能で、成績優秀な優等生としてふるまっているが、学校での英語の成績が平均点以下であるため父に認めてもらえない。ついには父親のPCから社外秘情報をネットに流し、取引先に嫌がらせの英文メールを送るなどして父親の社会的地位を地に落とす。事件後は、彼女なりに父親を理解しようと、自分の力で金を稼ぐため働く決意をする。

芳沢 孝郎(よしざわ たかお)
演 - 二階堂智
亜衣の父。外資系商社勤務で5か国語を話すエリートビジネスマン。家族相談では、自分に刃物を向けた亜衣を病院か施設へ送ろうと高圧的な態度で迫る。家族のいがみ合いの果てに、亜衣を殺害しようとする。

芳沢 希久子(よしざわ きくこ)
演 - 相築あきこ
亜衣の母。専業主婦。

実森 勇治(さねもり ゆうじ)
演 - 岡山天音
美歩のクラスの男子生徒。入学式以来、不登校が続き、家庭内暴力を起こす。美歩からは一方的に嫌悪感を抱かれている。両親には東京大学を目指すよう教育されているが、中学・高校とも受験に失敗し、同年代の生徒たちともなじめずに敗北感を抱えている。浚介の誘いに応えてメールのやり取りをし、レーズンパンを手土産に美術室へ行くなど心を開いていたが、遺書を残し、刃物で胸を刺した遺体で発見される。

実森 智代(さねもり ともよ)
演 - 占部房子
勇治の母。息子の暴力に苦しめられ精神的に追い詰められている。家庭訪問を機に美歩を頼ろうとするが黙殺され、勇治と浚介の交流がうまくいかなかったことで游子たちの助けも拒絶するようになる。一時はネット販売で手に入れた毒物で息子を殺すことも考えるができなかった。夫とともに、椅子に縛られ刃物で刺されて殺害される。

実森 貞男(さねもり さだお)
演 - 佐伯新
勇治の父。家庭崩壊後、家から逃避しウィークリーマンションで暮らしている。家族を愛するモチベーションを失っている。

鈴木 佳苗(すずき かなえ)
演 - 松浦雅
渓徳の妻。歌舞伎、なかでも海老蔵にはまり夫を嘆かせている。第6話で渓徳を通じてパチンコ店で働いている弓子と親しくなり、その後も夫や子供とともに氷崎家を訪問する。 第5話の段階までは写真のみの出演、または登場なし。

岡村 仁(おかむら ひとし)
演 - 市川知宏
桐明学院高校体育教師。亜衣の副担任。浚介たちには陰で「筋肉バカ」と呼ばれる。美歩と婚約する。

馬見原光毅の関係者
馬見原 佐和子(まみはら さわこ)
演 - 秋山菜津子
馬見原の妻。精神病院を退院後、リハビリを兼ねて娘夫妻の花屋を手伝う。

ドラマ版では綾女と直接対決し、そのために自殺未遂し再入院する。退院時は馬見原の申し出に対し「考えさせてください」と答え、原作のように同居を再開する場面は描かれなかった。

石倉(馬見原) 真弓(いしくら〈まみはら〉 まゆみ)
演 - 篠田麻里子
馬見原の娘。結婚後、夫・鉄哉と花屋の「石倉フラワー」を経営している。赤子の一人娘・碧子(みどりこ / 演:飯塚愛奈、北原杏樹)の母。

冬島 綾女(ふゆしま あやめ)
演 - 水野美紀
DV被害者のシングルマザー。研司の母親。16歳で風俗の仕事を始め、油井と知り合い結婚したが度重なる暴力に苦しめられる。

油井 善博(ゆい よしひろ)
演 - 谷田歩
綾女の元夫。ヤクザ。馬見原により逮捕され服役していたが、刑期満了を待たずに出所する。組長を通じ馬見原から圧力をかけられるが、元妻子に対する執着は止まずついには組を追い出される。

ドラマ版では早くから真弓、佐和子に接触し嫌がらせをする。

椎村 栄作(しいむら えいさく)
演 - 平岡祐太
刑事。馬見原の部下。

ドラマ版では動物虐待事件関連のエピソードはなく、馬見原の意見に同調し游子の周辺を調べる。藤崎に指示され馬見原を監視し、実森家の現場から馬見原のライターを発見したことを報告するが、馬見原を心から尊敬して信じ、油井の資料を元に藤崎の不正を暴き窮地から救う。

藤崎 真一(ふじさき しんいち)
演 - 飯田基祐
警視庁刑事部捜査一課課長。馬見原の家庭崩壊の事情や冬島親子がらみのヤクザとの接触を知っており、一家心中事件への彼の推理を妄想と考えている。また一家心中事件が馬見原の自作自演という説を椎村に話す。その裏では息子の不始末を処理するためにヤクザとの繋がりを持ち、馬見原を裏切り罪をなすりつけようとしたが、椎村の告発により逮捕される。

石倉 鉄哉(いしくら てつや)
演 - 佐野和真
真弓の夫。馬見原に娘を託され、彼が結婚の際に佐和子の父から贈られたライターを受け継ぐ。

長峰(ながみね)
演 - 菅原卓磨
油井と同じ暴力団に属する構成員。
ドラマ版では油井の馬見原に対する復讐に利用され殺害される。

馬見原 勲男(まみはら いさお)
演 - 岡山智樹
馬見原の亡き息子。

冬島 研司(ふゆしま けんじ)
演 - 須田瑛斗
綾女と油井の息子。油井に受けた虐待の傷が残る。

問題家庭の家族たち
キャスト名横の表記は出演回。

光島 マサル(みつしま まさる)
演 - 三宅史(第1・9話)
事件の起きた光島家の息子。首吊り遺体で発見され、両親を拘束し包丁で惨殺後遺書を残して自殺したと疑われる。

麻生 達也(あそう たつや)〈15〉
演 - 富永愛弥(第1・9話)
事件の起きた麻生家の息子。両親の後頭部を斧で割り殺害、祖父が急性心不全で死亡後、頸動脈をカッターナイフで切り遺書を残して自殺したとされる。事件前に通販で薪割り用斧を購入している。

ゲスト
キャスト名横の表記は出演回。

春夫(はるお)
演 - ト字たかお(第1・7話)
民子のパチンコ仲間。

ちゅんりー
演 - 竹内渉(第2話)
雀荘の女性店員。

清岡 真知子
演 - 三谷悦代(第3話)
美歩の母。

看護師
演 - 朝倉えりか(第4話)
浚介が入院した病院の看護師。

中野 匡人(なかの まさと)
演 - クラ(第3・7・9話)
藤崎の部下。馬見原を陥れるための指示を受け、証拠捏造などに加担する。

その他
清水一彰(巡査)、川島潤哉、龍輝(警視庁西池袋警察署刑事)

スタッフ
原作 - 天童荒太『家族狩り 第一部〜第五部』(新潮文庫刊)
脚本 - 大石静、泉澤陽子
音楽 - 林ゆうき、橘麻美
演出 - 坪井敏雄、山本剛義、伊藤雄介
撮影 - 森哲郎
音響効果 - 佐藤秀国
美術 - 青木ゆかり
広告宣伝 - 磯谷昌宏
プロデュース - 植田博樹、長谷川晴彦(ROBOT)
制作プロデュース - 安田邦弘
制作協力 - ROBOT
製作著作 - TBS

主題歌 - androp「Shout」(WARNER MUSIC JAPAN / unBORDE / respire)
劇中使用曲 - 尾崎豊「I LOVE YOU」


各話あらすじ(2014.7.4 - 2014.9.5)全10話 平均視聴率 7.88%
第1話 2014年7月4日「天童荒太原作の不朽の名作を大石静脚本、骨太なキャストで完全映像化」  ※初回10分拡大(22:00〜23:14)
 児童ケアセンターの児童心理司・游子(松雪泰子)は、駒田(岡田浩暉)という酒乱の父親に虐待されている女児・玲子(信太真妃)のことで胸を痛めていた。また、游子は家に帰れば、アルツハイマー型認知症の父・清太郎(井上真樹夫)と、看病に疲れた母・民子(浅田美代子)との3人暮らしで心の休まる場所がない。一方、高校の美術教師・浚介(伊藤淳史)は、恋人・美歩(山口紗弥加)から結婚を迫られているが、家庭をつくることに強い抵抗を感じていた。そんな折、浚介の住むマンションの隣で一家心中事件が起きる。少年が祖父と両親を殺害し、遺書を書いて自殺していた。警視庁捜査1課の刑事・馬見原(遠藤憲一)は遺体の状況から、所轄が断定した一家無理心中という捜査結果に疑念を抱く。

第2話 2014年7月11日「殺しの香り、殺しの祈り」
 游子(松雪泰子)の元に、游子が保護した女児・玲子(信太真妃)が保護施設から姿を消したと連絡が入る。そんな中、玲子の父・駒田(岡田浩暉)が逮捕されたというニュースが流れ、駒田は勤務先を解雇されていた。游子は、玲子が駒田の帰りを待ち、アパートにいるのではないかと思い、走りだす。ところがそこに、游子の母・民子(浅田美代子)から、アルツハイマー型認知症の父・清太郎(井上真樹夫)が行方不明だと知らせが入る。介護に疲れた民子は、清太郎を北海道の老人ホームに入れる準備を進めていると打ち明ける。一方、浚介(伊藤淳史)は、自宅のマンションに聞き込み捜査にやって来た刑事・馬見原(遠藤憲一)と椎村(平岡祐太)に、一家心中事件が起きた麻生家との関わりについて問われる。そんな折、馬見原の妻・佐和子(秋山菜津子)が退院することが決まり、馬見原は綾女(水野美紀)との関係を清算しようと決意する。

第3話 2014年7月18日「親を棄てられますか?」
 酔っぱらった駒田(岡田浩暉)が「娘に会わせろ」と児童ケアセンターにやって来る。游子(松雪泰子)は子供との将来を考えて真面目に働くよう諭すが、逆に駒田から「全部おまえが悪い」と責められる。一方、刑事・馬見原(遠藤憲一)は、綾女(水野美紀)の元夫・油井(谷田歩)が半年も早く刑務所から出所したことを不安に感じ、別れを告げた綾女のアパートへ向かう。だが油井は、退院したばかりの馬見原の妻・佐和子(秋山菜津子)と娘・真弓(篠田麻里子)に接近していた。そんな折、浚介(伊藤淳史)は交際中の美歩(山口紗弥加)から、家庭訪問の付き添いを頼まれる。東京都内で連続して起こる一家心中事件を意識して、不登校の生徒に自主退学を促すよう指示する学校側の対応に、浚介は違和感を抱く。

第4話 2014年7月25日「踏み出す勇気」
 少年らに襲われた浚介(伊藤淳史)は、大けがを負った上、一時的に記憶をなくす。自分の名前さえ分からなくなる浚介だが、なぜか「ヒザキユウコ」の名前が記憶に残っており、病院のベッドの上で無意識のうちに何度も名前を呼んでいた。そんな中、游子(松雪泰子)が看護師から連絡を受け病院にやって来る。浚介は游子との会話から、少しずつ記憶を取り戻す。そして、渓徳(北山宏光)が見舞いに来たことで、記憶がますます鮮明になる。しかし、どうしても恋人・美歩(山口紗弥加)のことだけは思い出せない。一方、馬見原(遠藤憲一)は、出所した綾女(水野美紀)の元夫・油井(谷田歩)が、自分の妻・佐和子(秋山菜津子)に接触したことを知る。さらに、綾女からメールが届き、慌てて綾女のアパートへ行くが、彼女は部屋を引き払い、姿を消していた。馬見原と綾女が、油井の影を感じながら不安な毎日を過ごす中、二人の知らないところで、油井は佐和子を確実に苦しめていた。

第5話 2014年8月1日「闇を破る」
 游子(松雪泰子)と浚介(伊藤淳史)は、美歩(山口紗弥加)の担任する生徒・勇治(岡山天音)が家庭内暴力を激化させていると聞き、急いで勇治の家へ向かう。母・智代(占部房子)は憔悴(しょうすい)し、精神的にも不安定な状態になっていた。入学式以来、ずっと引きこもっている勇治に対して浚介は真正面からぶつかっていく。一方、刑事・馬見原(遠藤憲一)は、妻・佐和子(秋山菜津子)の変化に戸惑いながら生活を続けていた。佐和子は夫の前では明るく振る舞うが、別の女性の存在を感じていた。夫の留守の間に部屋中をひっくり返し、狂ったように何かを探す佐和子の変化に気付かない馬見原は、姿を消した綾女(水野美紀)の行方を捜す。

第6話 2014年8月8日「最期の声」
 浚介(伊藤淳史)の必死の呼び掛けで、入学式以来、不登校だった勇治(岡山天音)が学校にやって来た。だが、元担任の美歩(山口紗弥加)の心無い一言で、勇治は再び心を閉ざす。学校を飛び出して自宅に戻った勇治は、家中の物を母・智代(占部房子)に投げ付け、おびえさせる。智代は游子(松雪泰子)に助けを求めるが、浚介と游子が駆け付けると「二度と関わらないで」と助けを拒絶。さらに、游子に対して「子供を産んだことがあるのか」と冷たい言葉を浴びせる。その瞬間に何かが切れてしまった游子は、勇治の家庭の相談役を山賀(財前直見)に委ねてしまう。山賀はそれを快諾するが、浚介は違和感を覚える。一方、馬見原(遠藤憲一)は、妻・佐和子(秋山菜津子)が川に飛び込んだとの連絡を受け、病院へ向かう。佐和子をまたしても精神的に追い込んだことに激怒した娘・真弓(篠田麻里子)は、馬見原に殴り掛かる。ある日、浚介の携帯電話に勇治からのメールが届く。絶望の中にも前向きな内容に浚介は喜びを感じる。しかし翌朝、目を覚ました浚介の携帯電話の留守番電話に勇治から、あるメッセージが残されていた。

第7話 2014年8月15日「真犯人!」
 浚介(伊藤淳史)が実森家の勇治(岡山天音)を訪ねると、そこには変わり果てた一家の姿があった。そこで血まみれの智代(占部房子)の体を拭く游子(松雪泰子)の姿を目撃した浚介は、ある疑念を抱く。実森家の一家心中事件について警察から事情聴取された浚介は、心中ではなく誰かに殺害されたと主張する。居合わせた馬見原(遠藤憲一)は浚介を所轄の警察署へ連行し、取り調べを行う。馬見原は「実森家は一家心中事件ではなく誰かに狩られた」と自身の見解を語り、現場に残っていたにおいと、浚介の髪から漂うにおいが同じだと指摘する。浚介は、游子のシャンプーを借りた事実を隠そうとするが、馬見原は犯人が游子であると断言。そして、馬見原から游子の壮絶な過去を聞いた浚介は、彼女への疑念をさらに深めてしまう。そんな中、勇治が通っていた高校では緊急の職員会議が開かれ、校長から、マスコミの取材には一切応じず、葬式にも参列しないなどの指示が出される。事件後、游子は山賀(財前直見)と共に献花に訪れる。後から来た浚介は馬見原の話が胸に残り、游子から視線をそらしてしまう。

第8話 2014年8月22日「犯人の罠」
 游子(松雪泰子)の家に不法侵入し、母・民子(浅田美代子)ら家族を殺害しようとした駒田(岡田浩暉)だが、游子が帰宅したため逃走する。児童ケアセンターの一時保護所で父・駒田を待つ玲子(信太真妃)のためにも大ごとにはしたくない游子だが、警察は殺人未遂事件として捜査を始める。そんな中、浚介(伊藤淳史)の携帯電話に、亜衣(中村ゆりか)からメールが届く。「私も実森勇治みたいになるかも」との文面を見た浚介は、亜衣の家へ急ぐが、彼女の母・希久子(相築あきこ)に門前払いされる。一方、馬見原(遠藤憲一)は綾女(水野美紀)から、研司(須田瑛斗)が油井(谷田歩)の手によって頭に大けがを負ったとの連絡を受けて病院へ向かう。そこへ油井から「一対一でけりをつけよう」との電話が入り、馬見原はその挑発に乗ってしまう。

第9話 2014年8月29日「葬送の儀」
 游子(松雪泰子)はシロアリ駆除業者の大野(藤本隆宏)に、ある事を確認するため彼の会社を訪ねる。だが、そこが葉子(財前直見)の自宅と隣接していることに気付き、困惑する。一方、連絡が取れない游子の身を案じる浚介(伊藤淳史)は翌朝、亜衣(中村ゆりか)からのメールの着信で目を覚ます。そこへ民子(浅田美代子)が現れ、娘の游子が家に帰ってこないとうろたえた様子で訴える。浚介は、游子の行き先に心当たりがないかを問うと、民子はシャンプーを受け取りに行ったのかもしれないが、その相手が誰なのかも分からないという。游子の身に何かが起きたと察した浚介は、渓徳(北山宏光)に游子の目撃情報を集めるよう依頼し、葉子にも游子が行方不明になっていることを伝える。さらに、馬見原(遠藤憲一)を呼び出した浚介は、游子が一連の事件の犯人に捕まったのではと訴え、犯人の唯一の手掛かりであるシャンプーの個人輸入者を捜査してほしいと頼む。游子こそが犯人だと疑わない馬見原に依頼を断られた浚介は、游子を助けてほしいと土下座をして訴える。

最終話 2014年9月5日「約束を」
 行方不明になった游子(松雪泰子)が亜衣(中村ゆりか)の家にいると気付いた浚介(伊藤淳史)は、馬見原(遠藤憲一)に助けを求めつつ、急いで亜衣の家へ向かう。だが、浚介は大野(藤本隆宏)に襲われる。意識が戻ると、浚介の目の前に恐ろしい光景が広がっていた。家族に絶望した亜衣は、死を覚悟して葉子(財前直見)と大野に全てを託そうとする。浚介は亜衣に「死んでは駄目だ」と必死に思いを告げ、游子も亜衣に優しく言葉を掛ける。犯人が家族を「狩った」理由には、11年前の悲劇が深く影を落としていた。

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