概要
宇宙船内を舞台にしたワンシチュエーションドラマ。主人公の女子高校生・水瀬希望を、映画「愛の渦」、ドラマ「ブラック・プレジデント」などの好演で注目を集めている新進気鋭の女優・門脇麦が演じる。
物語は、誰が味方で誰が敵なのか、そして何が正義で何が悪なのか分からない、宇宙船内の人間模様を軸に展開するサスペンスコメディー。
突然、宇宙船に閉じ込められた希望が、乗り合わせた10人の男女と宇宙船からの脱出を目指してギリギリのせめぎ合いを繰り広げていく。脚本は、人気劇作家の鴻上尚史が書き下ろす。
ストーリー
何不自由なく育った女子高生・水瀬希望(門脇麦)は、ある日、目覚めると宇宙船の中にいた。地球に隕石が衝突して生物は死に絶え、生き残った少数の人間がエイリアンによって助け出されたらしい。
希望は、地球防衛軍の隊員や、しゃべることのできないパイロット、臨月を迎えた妊婦、小学生など、宇宙船内にいた個性豊かな老若男女10人と共に、地球と人類の未来を懸けたさまざまな選択をしていくことになる。
キャスト
門脇麦/水瀬希望役
ごく一般的な普通の女子高生。セーラー服のまま宇宙船に乗せられ、個性的な面々と心理戦を繰り広げていく。
桐山漣/立花玲央役
地球防衛軍を名乗る謎の青年。同軍では苦情係を担当しているらしい。希望に恋心を抱く。
スタッフ
脚本:鴻上尚史、相内美生、山崎淳也
チーフプロデューサー:伊藤響
プロデューサー:久保田充、大森美孝(AX-ON)
演出:小室直子、細川恵里、戸倉亮爾(AX-ON)
制作協力:AX-ON
製作著作:日本テレビ
各話あらすじ(2014.6.26 - 2014.8.22)全9話
第1話 2014年6月26日
目が覚めると、水瀬希望(門脇麦)はセーラー服のまま、まっ白な部屋に寝かされていた。なんとそこは宇宙船!? 地球に隕石が衝突し、生物は滅亡。数少ない人間だけがエイリアンによって救われたという…
第2話 2014年7月3日
外に出た8人は動かなくなった。混乱の中、ギュル(池田鉄洋)が宇宙人と判明し「マダ ヒトリ オオイ」と宣言する。その言葉に水瀬(門脇麦)は悩むのだった…
第3話 2014年7月10日
世界が終わり、宇宙船に救われた11人。しかし、ギュル(池田鉄洋)から10人にならないと宇宙船が出発しないと知らされ、全員で1人減らす方法を話し合うことに。無記名投票で選ぶなどの案が出る中、希望(門脇麦)は、誰を殺すかを簡単に決めようとする周囲の態度に抵抗感を覚える。
第4話 2014年7月17日
水瀬(門脇麦)は、11人全員が生き残れる道はあるはずだと、宇宙船中を走り回り、どこにいるか分からないギュル(池田鉄洋)に向かって訴えかける。そんな中、ギュルから指示があったと伊村(岡本富士太)が現れ、1人を決めるようにと差し出したのは、なんと百人一首だった。
第5話 2014年7月24日
伊村(岡本富士太)が自ら船を降りて定員の10人となり、宇宙船は一度飛び立つ。しかし、大垣(西尾まり)に赤ちゃんが生まれ、また定員オーバーになり地上に戻ってしまう。誰が宇宙船を降りるのかという議論が再び始まるが、水瀬(門脇麦)たちは、それぞれの特技を集結し、この状況を打開できないかと考える。
第6話 2014年7月31日
残された11人は、ギュル(池田鉄洋)からケーキを一つだけ渡される。誰かが餓死しなければいけない状況に、11人はじゃんけんで犠牲者を選ぶ決断に達する。
第7話 2014年8月7日「ギュルの秘密」
宇宙人のギュル(池田鉄洋)は、水瀬(門脇麦)ら地球人とコミュニケーションを取るために、日本語翻訳機“ヤクシマウス”を発明する。そんな中、ギュルから、「希望」をつくらないと宇宙船は出発しないと言われた水瀬たちは、悩みながらもそれぞれが考える「希望」を伝える。しかし、いずれの考えも、箸にも棒にもかからない。
第8話 2014年8月15日「ギュル、死す」
立花(桐山漣)と森(篠井英介)がギュル(池田鉄洋)を捕獲。しかし、隙を突いて逃げようとしたギュルは、撃たれて瀕死状態に陥る。そのせいで、宇宙船はテロ対策モードに入り、二度と飛べなくなってしまう。リセットするためにはICチップが必要だと知った水瀬(門脇麦)は、機械室にチップを探しにいく。
最終話 2014年8月22日「ついに出発!?」
子守唄を聴くたびにギュル(池田鉄洋)の触角が動くのを見て、水瀬(門脇麦)は10人の思いをこめた歌が「希望」になるのではないかと思いつく。そこで、歌を作ってギュルに聴かせることを提案する。みんなが歌うのを拒否する中、歌を完成させた水瀬は、ギュルの前で発表する日を迎える。一方、宇宙船の表に瀕死の男が現れる。
番組公式サイト
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