2015年06月24日

花咲舞が黙ってない TOP

日本テレビ系列の『水曜ドラマ』枠(毎週水曜日22:00 - 23:00、JST)で、2014年4月16日から同年6月18日まで放送された。全10話。最終回は10分拡大(22:00〜23:10)。主演は杏。

2015年7月8日から、第2シリーズが前作と同じ水曜ドラマ枠で放送された。

第3シリーズは、2024年4月13日から同年6月15日まで、「土ドラ9」枠(毎週土曜21:00-21:54)で放送された。全10話。


キャッチコピー
第1シリーズ
「花咲舞 26歳、東京第一銀行 臨店班。地位なし、権力なし、彼氏なし。」「この春、池井戸潤原作のスーパーヒロインが咲き誇る!」

第2シリーズ
「お言葉を返すようですが! この夏、池井戸潤 原作の痛快ヒロインが帰ってきます!」


原作
『不祥事』(ふしょうじ)は池井戸潤の小説。2004年8月7日に実業之日本社より刊行された。2007年8月に講談社文庫より文庫本が発売され、2011年11月15日には新装版の文庫本が刊行された。2014年4月2日には実業之日本社よりジェイノベル・コレクション版が、池井戸潤の10年ぶりの「あとがき」を収録して発売された。

またドラマと同じタイトルで、2014年7月号より『Kiss』(講談社)にて漫画連載中。


概要
NHK連続テレビ小説「ごちそうさん」でヒロインを熱演した杏が主演を務める人間ドラマ。「半沢直樹」などで知られる人気作家・池井戸潤の「不祥事」を基に、不正を見て見ぬふりをできない女性銀行員の活躍を描く物語。


ストーリー
入行5年目にして優秀なテラー(銀行の窓口業務)となっていた東京第一銀行の行員・花咲舞(杏)に、本部直轄の“臨店”チームへの異動の辞令が下る。臨店とは、誤払いや現金紛失、情報漏えいといった問題が発生した支店に赴き、解決に導く業務のこと。
熱い正義感を持つ舞は、出世コースから外れてさえない毎日を送っていたベテラン行員・相馬健(上川隆也)を相棒に、行内の人間関係や歪んだ企業倫理をものともせず、弱い立場の人たちのために奔走していく。


キャスト
主要人物
前の数字は第1シリーズでの年齢。後の数字は第2シリーズでの年齢。

花咲 舞〈26〉 → 〈27〉
演 - 杏
支店統括部臨店班。かつて赤坂支店、中野支店でテラー(窓口担当者)の経験があり、明るく親切な対応で同僚や顧客から人気があったが、突然臨店班に異動を命じられる。不正行為やメガバンク独自の理不尽な慣習の犠牲になる人々を見過ごす事ができずに、間違っていると思った事は徹底的に追及する。しかし行員の粗探しをするような臨店の仕事には戸惑いを感じていて、時に悩む事もある。納得いかない命令に反論する時は「お言葉を返すようですが」と切り出す。

猪突猛進型だが、テラーとしてのスキルは抜群に優秀で、臨店先でも一目置かれるほど。事件の解決も事務処理能力を駆使して行う事が多い。

相馬とは遠慮なく言い合いをする仲だが、食べる事が好きという点では意気投合する。
原作ではオヤジのようなキャラだが、ドラマ版の舞はより親しみやすくなっていて、仕事を離れれば同僚の女子行員達と飲み会で盛り上がったり、彼氏がいないことを周囲からからかわれたり心配されたりと、普通の女性らしい部分も描かれている。

相馬 健〈42〉 → 〈43〉
演 - 上川隆也
支店統括部臨店班調査役。かつて中野支店でも舞の上司だったが、歯に衣着せぬ物言いをする舞は最も苦手な部下であった。第1シリーズから6年前は丸の内支店の優秀な融資課行員で部下だった松木に現在も尊敬されているが、当時の上司・新田の策略にはまり出世コースを外れ、地方店の営業課に異動させられる。

これまでの経験から銀行内の理不尽な慣習は仕方ないと諦めていて、臨店に移った当初は波風のたたないよう心がけて仕事をしていたが、舞とコンビを組みその言動に呆れながらもサポートするうちに、徐々に考えを改め、自らも事件の解決に動くようになる。

飄々としていながら冷静で的確な判断力の持ち主で、特に融資関係のトラブル処理では高い能力を発揮する。これまで培って来た幅広い人脈も強み。言いたい事をすぐ口に出す舞の暴走には日々手を焼いている。

離婚歴があり現在は独身。舞の父・幸三が作る料理にはまり、居酒屋「花咲」の常連客になる。食べ歩きが趣味でグルメガイドを持ち歩いている。

東京第一銀行本部
辛島 伸二朗〈56〉 → 〈57〉
演 - 榎木孝明
支店統括部部長。穏やかな人格で行内の実力者。銀行の旧弊な体質を変える事を期待して若い舞を抜擢し、相馬とコンビを組ませる。

芝崎 太一〈44〉 → 〈45〉
演 - 塚地武雅
支店統括部次長。舞と相馬の直属の上司に当たり、常に「大変だー」と言いながら臨店班に仕事を持ち込んで来る。行内の噂話に詳しい。

真藤 毅〈55〉 → 〈56〉
演 - 生瀬勝久
経営企画本部常務執行役員・本部長 (第一シリーズ)→常務取締役(第二シリーズ)。
将来の頭取候補の一人で、真藤派閥を形成している。銀行の利益を第一に考え、行員の犠牲はやむを得ないという冷徹な思考の持ち主。次々に不祥事を暴く臨店班を快く思っておらず目の敵にする。一方で事件が起きても駆け引きに利用するしたたかさを持つ。組織の内部改革を押し進める中で臨店班の解体も考えていたが、銀行を変えたいという舞の決意を聞き、しばらく様子を見るという判断をくだして臨店班の存続が決まった。

二期では次期頭取の座を巡って堂島に激しいライバル心を抱く。堂島派の支店長の失態に表向きは寛容な態度を取るが、実は密かに喜んでいる。同時に、自分の派閥の支店長の首を飛ばした臨店班への警戒をますます強める。

児玉 直樹〈42〉 → 〈43〉
演 - 甲本雅裕
経営企画本部次長(第一シリーズ)→秘書室次長。
真藤の忠実な部下で、恐れながらも服従している。真藤の命を受け臨店班の動向を監視している。相馬とは同期入社。

堂島 正吾〈58〉(第2シリーズ - )
演 - 石橋凌
専務取締役。ニューヨーク支社から戻り次期頭取争いに名乗りをあげた豪腕バンカー。着任早々、真藤に「君のやりたいようにはさせない」と宣言する。

五反田支店
松木 啓介〈30〉(第2シリーズ - )
演 - 成宮寛貴
融資課員。入行当時は丸の内支店に所属していて相馬が直属の上司で熱心に指導してくれたため彼を尊敬している。また花咲にはその熱い仕事ぶりに好意を抱いていて何度か食事に誘うが、花咲はその思いに気づかず、毎回相馬も一緒に3人で食事をする事になる。

第2シリーズ7話で担当した会社のクレジットファイルを盗まれるという事件を起こしてしまい、責任を負って岡山支店へ異動になる。一度バツがついたら銀行では終わりだと落ち込むが、舞から励まされた事で、どこにいても自分に出来る事をやろうと再起を誓いながら新しい赴任先へと旅立って行った。

舞の家族
花咲 幸三〈60〉 → 〈61〉
演 - 大杉漣
舞の父。自宅の一階を改装した居酒屋「花咲」を営む。ドラマオリジナルキャラクター。妻を早くに亡くし、男手ひとつで舞を育てて来た。元々はサラリーマンだったが妻亡き後、家の食事を作るようになり、そこから発展して現在の店を開き、今では近所の人や舞の同僚達の憩いの場となっている。

気立てがいい好人物で、娘の将来を心配する。娘の夢はバンカーの妻になる事だと信じていて、独身の男性バンカーが店を訪れるとすぐに舞と結びつけたがる。

第1シリーズ(ゲスト)
複数話・単話登場の場合は演者名の横の括弧()内に表記。☆印は臨店班の告発で、事実上罰せられる形になった人物。

第1話
中島 聡子(茅場町支店テラー・事務職一級) - 木村佳乃
矢島 俊三(茅場町支店支店長)☆ - 羽場裕一
三上 利治(イエローチップ社長) - 本宮泰風
園田 充明(向島支店支店長) - 大河内浩(第6話)
吉田(茅場町支店営業課課長) - 住田隆
河本 基(茅場町支店副支店長) - 中脇樹人
田中(中野支店副支店長) - 小沢日出晴(第5話)
斉藤 茉莉奈(中島の同僚行員) - 上間美緒
彩奈(中野支店テラー・舞の友人) - 瀬戸早妃(第2・7話)
神田 美歩(中島の同僚行員) - 松原夏海
佐藤 亜紀(中野支店テラー・舞の友人) - 田中こなつ(第2・5・6話)
小林 実花(舞の元同僚で友人・寿退社) - 綾那(第2話)
田中 幸子(中島の元同僚・事務職一級) - 椿ゆきこ
藤原 清美(中島の元同僚・事務職一級) - 高橋陽子
石井 香織(中島の元同僚・事務職一級) - 上原敦子

第2話
杉下 祐一(青山支店融資課・グランマリッジ融資担当) - 田中圭
新田 隼夫(青山支店支店長)☆ - 飯田基祐
島村 雄太(警視庁刑事部捜査第二課警部補) - 岸祐二
宗方 英司(グランマリッジ代表) - 橋本禎之

第3話
須賀 住男(蒲田支店支店長)☆ - 神保悟志
金田 孝弘(蒲田支店庶務行員) - 阿南健治
門脇 銀次(蒲田支店営業課課長) - 中村靖日
武内 克美 / 鈴木 浩(荒磯の子社長)☆ - 丸山智己
川井 妙子(蒲田支店テラー) - 奥田ワレタ
見沢 栞(蒲田支店テラー) - 桂亜沙美
石渡 美波(蒲田支店テラー) - 弥香

第4話
中村 京子(横浜西支店支店長)☆ - 戸田恵子
光岡 和代(光岡の母) - 秋本奈緒美
光岡 久志(横浜西支店融資課行員) - 吉村卓也
荻野 努(横浜西支店融資課課長) - 木下ほうか
尾見 稔(尾見機械工業社長・光岡の融資担当先企業) - 伊沢弘
岡崎 菜央(横浜西支店テラー) - 松浦雅

第5話
青田 作一(金融庁主任検査官)☆ - 高杉亘
牧野 敬一郎(中野支店支店長) - 小木茂光
永瀬 崇(中野支店融資課行員) - 田中幸太朗
島崎 圭子(中野支店テラー・舞の友人) - 中村静香
木村(中野支店融資課課長) - 石塚良博
石井(中野支店融資課行員) - 畑俊樹

第6話
川島 奈津子(京橋支店テラー・舞の友人) - 前田亜季
大前 貢(本部人事部次長・京橋支店前支店長)☆ - 堀部圭亮
井脇 悟(京橋支店支店長) - 佐藤裕
高田 友梨(舞・奈津子・亜紀の同期で友人) - 梅舟惟永
内藤 久美子(田園調布支店テラー) - 大森華恵
乾 美菜子(新宿南支店テラー) - 八木菜々花
根岸 萌(向島支店テラー) - 喜多陽子

第7話
友田 浩次郎(東京ダラスオーナー)☆ - 姜暢雄
若村 良二(品川支店副支店長)☆ - 野仲イサオ
八木 康明(品川支店支店長) - 菊池均也
大塚 健人(東京ダラスシェフ) - 夕輝壽太
秋山 秀彦(AKIYAMAオーナーシェフ・元東京ダラスシェフ) - 伊藤高史
難波 剛士(品川支店融資課課長) - 大内厚雄
阿部 祐樹(彩奈の交際相手) - 安居剣一郎

第8話
秋本 輝夫(京浜銀行久が原支店渉外課行員)☆ - 桐山漣
関口 静江(東京第一銀行の元顧客で京浜銀行の顧客) - 茅島成美
東 諒一(東京ファースト証券川崎支店支店長・相馬の友人) - 鼓太郎

第9話
伊丹 清一郎(新宿支店融資課行員・伊丹グループ御曹司)☆ - 平岡祐太(最終話)
羽田 雅則(新宿支店融資課課長) - 入江雅人
幸田 義男(幸田産業社長) - 梨本謙次郎
伏見 崇(新宿支店営業課課長) - 山中崇
西野(本部融資部部長) - 小野了
徳山(新宿支店支店長) - 永倉大輔
中島 英里子(新宿支店テラー) - 大村彩子
安川(新宿支店テラー) - 江田結香
斉藤(新宿支店融資課行員) - 高橋秀行
伊丹 清吾(伊丹グループ会長) - 船越英一郎(特別出演)(最終話)

最終話
坂田 栄介(本部営業第2部次長) - 東根作寿英
中河 勲(本部営業第2部部長) - 河野洋一郎
亀田 純一(本部営業第2部行員)☆ - 和泉崇司
井関(本部営業第2部行員) - 向野章太郎
坂田 美由紀(坂田の妻) - 瑛蓮
三原(伊丹ホールディングス経理部部長) - 山本修夢
坂田 菜々美(坂田の娘) - 矢崎由紗

第2シリーズ(ゲスト)
第1話
橋爪 藤一(日本橋支店支店長) - 寺脇康文
北原 有里(日本橋支店渉外課) - 片瀬那奈
諸角 博史(諸角産業社長) - 佐藤B作
中村 昌弘(日本橋支店渉外課長) - 小松和重
辻本 健二(草津支店客) - 児嶋一哉
早坂(草津支店支店長) - 難波圭一

第2話
中北 友康(五反田支店支店長) - 金田明夫
安積 尚人(あづみ屋ストア社長) - おかやまはじめ
神谷 宏昌(カミングマート社長) - 冨家規政

第3話
吉川 恭子(六本木支店テラー) - 内山理名
神田 隆(六本木支店営業課長) - 正名僕蔵
馬場 浩一(ブランダージュ社長) - 袴田吉彦
伊沢 良子(六本木支店テラー) - 宮地雅子
枡野 理江(六本木支店テラー) - 大坪あきほ
久保寺 敏也(六本木支店支店長) - 遠山俊也

第4話
小見山 巧(町田支店融資課課長) - 渡辺いっけい
前原 美樹(町田支店融資課員) - 中越典子
春日 直道(町田支店支店長) - 山田純大

第5話
青井 省一(デジタルブルー社長) - 石黒賢
石原 由美(相馬の元妻) - 財前直見【友情出演】

第6話
氷室 瑛一(検査部主任) - 東幹久
田山 勝治(深川支店支店長) - 石橋保
江藤 尚人(深川支店融資課) - 笠原秀幸
北村 由紀彦(深川支店融資課課長) - 土屋裕一

第7話
葛西 紀夫(品川物流社長) - 戸次重幸
門田 征二(五反田支店融資課長) - 音尾琢真
竹内 和義(五反田支店支店長) - まいど豊
斎藤 香苗(五反田支店庶務行員) - 山下裕子
沢田 茂(サワダ建業社長) - 野添義弘
沙羅(パラダイスキャバクラ嬢) - 小松彩夏
エミリ(パラダイスキャバクラ嬢) - 丸高愛実

第8話
磯部 隆彦(元東京第一銀行行員) - 小市慢太郎
水原 伍郎(川崎支店支店長) - 半海一晃
金田 亮司(武蔵小杉支店支店長) - 森岡豊
岡村 栄一郎(岡村スチール社長) - 八十田勇一
田川 美枝子(虎の門支店融資課事務員) - 高橋ひとみ

第9話
西原 香澄(三鷹支店渉外課) - 中村ゆり
堀田 真吾(三鷹支店融資課) - 和田正人
野口 始(三鷹支店支店長) - 佐戸井けん太
小泉 洋一(三鷹支店融資課課長) - 右近良之
川端 道和(カワバタ機械社長) - 吉満寛人

第10話
三枝 喬一(豊洲支店支店長) - 津田寛治
中野 秀夫(豊洲支店副支店長) - 岸博之
久我 靖彦(時田硝子元専務) - 大和田獏
時田 紀一郎(時田硝子元社長) - 山崎銀之丞
時田 恒夫(紀一郎の息子) - 秋山大樹

最終話
芹澤 龍一(東京第一銀行頭取) - 村井國夫
真藤 嘉子(真藤の妻) - 大島さと子


スタッフ
原作 - 池井戸潤『不祥事』(第1・2シリーズ)『銀行総務特命』(第1シリーズ)(講談社文庫)
脚本 - 松田裕子、江頭美智留(第1シリーズのみ)、梅田みか、横田理恵
音楽 - 菅野祐悟、得田真裕
演出 - 南雲聖一、佐久間紀佳、鈴木勇馬
脚本協力 - 哥丸由喜子
法律監修 - 矢野亜紀子
取材協力 - よつばコンサルティング
演出補 - 西岡健太郎
タイトルバック - 小林恵美、森田雄
劇中料理 - 赤堀博美
チーフプロデューサー - 伊藤響
プロデュース - 加藤正俊、柳井久仁子(第2シリーズ)
企画協力プロデューサー - 玉江唯
アソシエイトプロデューサー - 柳内久仁子(第1シリーズ)、森雅弘(AXON)
ラインプロデューサー - 鈴木香織
プロデューサー補 - 白石香織
制作協力 - 日テレアックスオン
製作著作 - 日本テレビ

主題歌
第1シリーズ - 西野カナ「We Don't Stop」(SMEレコーズ)
第2シリーズ - 福山雅治「I am a HERO」(ユニバーサルミュージック)


各話あらすじ(2014.4.16 - 2014.6.18)全10話 平均視聴率 15.96%
第1話 2014年4月16日「池井戸潤原作の痛快ヒロイン誕生!!銀行の消えた百万円を探せ」
 銀行に入行して5年目の舞(杏)は、明るい性格で誰からも人気の窓口係だ。ある日、舞は本部の「臨店班」に異動を命じられる。臨店とは、事件や不祥事を起こした支店へ出向き、指導し解決を図るのが仕事。舞は臨店班に、初めて女性として抜てきされたのだ。本部に赴任すると、そこには出世コースから外れたベテラン行員・相馬(上川)が待っていた。相馬と舞は、かつて同じ支店の上司と部下の関係だった。相馬にとって舞は、時に上司に対しても「間違っている」と歯に衣(きぬ)着せぬ発言をする厄介な部下だった。二人は早速、臨店のために支店へ向かう。

第2話 2014年4月23日「上司のミスは部下の責任…そんなの間違ってる!」
 結婚相談所の女性会員たちから、入会以来、会員の誰一人も相手を紹介してもらっていないという抗議文が送られてくる。その結婚相談所は、舞(杏)が勤める銀行の支店が融資をしており、それが本当ならば、銀行が詐欺行為に加担したことになってしまう。調査を命じられた舞と相馬(上川隆也)は、融資を担当した杉下(田中圭)と共に結婚相談所へ向かう。だが、会社はもぬけの殻だった。そして、詐欺容疑で刑事告訴された社長・宗方(橋本禎之)は、会員から集めた6億円を持って失踪していた。

第3話 2014年4月30日「臨店VS悪徳支店長!無能な部下なんていません!!」
舞(杏)と相馬(上川隆也)は、蒲田支店へ事務応援に行くよう命じられる。支店長・須賀(神保悟志)は、部下たちが萎縮するほど高圧的な発言をする人物で、舞と相馬にもあからさまに敵意をむき出す。蒲田支店は、開店と同時に大勢の客が来る忙しい支店で、舞の窓口にも多くの客が押し寄せる。一方、相馬はロビーで、客の案内や雑用を割り振られる。だが、これは舞と相馬を痛めつけるために、須賀が仕組んだことだった。翌日、舞と相馬は大量の伝票処理の業務をこなすが、閉店後に舞が処理した伝票に大きなミスが見つかる。

第4話 2014年5月7日「若手行員が謎の失踪銀行にモンスター母が現る!!」
 舞(杏)と相馬(上川隆也)の元に、横浜西支店の行員が失踪したと連絡が入った。失踪したのは、融資課の若手行員・光岡(吉村卓也)だという。光岡は勤務態度も普通で、いなくなる理由が見つからない。だが、光岡には一つ問題があった。彼の母・和代(秋本奈緒美)は常日頃、何かと銀行に対して文句をつけてくる、いわゆる「モンスターペアレント」だった。しかし光岡家は地元の資産家で、東京第一銀行に5億円の預金をしている得意先。支店長の中村(戸田恵子)たちは強く出ることができないでいた。舞と相馬が横浜西支店に行くと、そこに和代が乗り込んでくる。和代は、息子がいなくなったのは全て銀行のせいだと怒る。舞が和代に反論すると、和代はますます怒ってしまう。

第5話 2014年5月14日「臨店vs金融庁検査官 こんなやり方間違ってます!!」
 東京第一銀行に近々、金融庁検査が入るという情報が入り、銀行内はその準備に追われていた。そんな中、舞(杏)と相馬(上川隆也)は、かつて働いていた中野支店へ行くことになる。二人が開店前の中野支店へ行くと、入り口の前に主任検査官・青田(高杉亘)を筆頭とする金融庁の検査官たちがいた。青田の指示で金融庁検査が始まり、舞は初めて見る金融庁検査の重々しい雰囲気に押されながらも、横暴な態度の青田に嫌悪感を抱く。厳しい検査が続く中、舞と相馬は支店長の牧野(小木茂光)から、金融庁に見られたくない資料を地下物品庫に隠してあると打ち明けられる。そこに、検査官たちが物品庫へ向かったという知らせが入る。なぜ、支店の行員しか知らない資料の隠し場所を青田が知っていたのか。舞は、銀行に対して敵意をむき出しにする青田のやり方に怒りを覚える。

第6話 2014年5月21日「支店長が女子行員にセクハラ!?同期の絆と舞の涙」
 週刊誌に銀行の窓口で働く20代の女子行員が、支店長にセクハラされたという告発記事が載る。その銀行は、東京第一銀行であることは明らかだった。舞(杏)と相馬(上川隆也)は、人事部次長の大前(堀部圭亮)から、告発した女子行員を見つけ出すよう命じられる。二人は支店を幾つか回るが、それらしい女子行員はなかなか見つからない。そんな中、頭取宛てに「セクハラを告発した女子行員は京橋支店の奈津子(前田亜季)だ」というメールが届く。奈津子は舞の同期で、舞は奈津子からセクハラの話など聞いたことがなく、彼女が関わっているとはどうしても思えなかった。

第7話 2014年5月28日「恋の予感!?不正融資とワイロ疑惑の行員を探せ!!」
 舞(杏)は、同期の友人・彩奈(瀬戸早妃)から「紹介したい人がいる」と言われ食事に行く。あまり乗り気でない舞だったが、レストランのオーナー・友田(姜暢雄)を紹介され、好青年の友田に、舞もすぐ気に入ってしまう。そんな中、舞は友田の部下・大塚(夕輝寿太)から、友田が融資を受けるために、東京第一銀行の行員に200万円の賄賂を渡していると打ち明けられる。大塚は、友田に不正をやめさせ店を救いたいと言うが、レストランは品川支店から、5千万円の融資を受けていた。舞は相馬(上川隆也)と一緒に、賄賂を受け取った行員を探すため、品川支店へ向かう。

第8話 2014年6月4日「銀行が経営破たん!?おばあちゃんの預金を守れ!!」
 ある休日、舞(杏)は、窓口係として働いていた時の客・静枝(茅島成美)に誘われてホテルのラウンジへ出掛ける。すると、そこには舞と同い年ぐらいの真面目そうな好青年・秋本(桐山漣)がおり、二人はいつの間にか見合いをさせられてしまう。秋本は京浜銀行の行員で、静枝はいつも自分のことを気に掛けてくれる彼を、本当の孫のように思っていると明かす。しかし舞は、あまりの急展開に戸惑ってしまう。数日後、京浜銀行の経営破綻が大きく報じられ、驚く舞の元に静枝から相談が来る。静枝は京浜銀行が破綻するわずか半月前、ノルマを達成できずに困っていた秋本に頼まれて東京第一銀行の定期預金2千万円を京浜銀行へ預け替えたという。舞は、秋本が経営破綻の危機を知りながら、静枝に多額の預金をさせたのではないかと疑問を抱き、相馬(上川隆也)と共に彼のことを調べ始める。

第9話 2014年6月11日「新たな敵は大企業の御曹司」
 舞(杏)は事務応援のため新宿支店へ行き、窓口係を任されて生き生きと働いていた。営業終了後、融資課の清一郎(平岡祐太)が強引に伝票処理をさせようとしてきた。怒った舞は、伝票を突き返すが、彼が取引先の御曹司のため、何も言えず処理するしかなかった。それを分かって不遜な態度を取る清一郎に、舞の怒りは募るばかり。舞が清一郎と衝突した話は、すぐに本部にも伝わり、舞と離れて開放感を味わっていた相馬(上川隆也)も翌日、監視のため新宿支店へ行くよう命じられる。かつて新宿支店の融資課で働いていた相馬は、当時担当していた客・幸田(梨本謙次郎)と再会する。会社経営者の幸田は、決済日が迫る中、清一郎に融資を渋られて困っていた。決済日当日、幸田は清一郎から一方的に融資を断られる。幸田の会社は黒字経営で、融資を断られる理由がなかった。このままでは、倒産する必要のない会社が倒産してしまう。舞と相馬は、幸田の会社を救うために奔走する。

最終話 2014年6月18日 最終回10分拡大SP!「この銀行は間違ってます!!」 ※22:00〜23:10
 東京第一銀行始まって以来の不祥事が発生する。それは、伊丹グループの従業員1万人分の給与データの紛失だった。舞(杏)と相馬(上川隆也)は、事件解決のための調査委員に選ばれるが、真藤(生瀬勝久)が指揮を執る調査委員会には、主要部署の精鋭たちが集められており、舞と相馬だけが場違いの雰囲気だった。「銀座再開発プロジェクト」を手掛ける伊丹グループとの関係が悪化すれば大きな取引を失ってしまうため、真藤は一刻も早いデータの発見と事態の収拾を命じる。しかし、社内をくまなく探すが、紛失したデータは見つからない。伊丹グループ会長・伊丹(船越英一郎)は事件解決の気配が見えないことに、怒りを募らせる。そんな中、舞と相馬は、データは紛失したのではなく盗まれたのではないかと調べ始める。一方、真藤は目障りな臨店班の解体を画策していた。

各話視聴率


番組公式サイト
(不祥事 (小説) - Wikipedia)



第2シリーズ


日本テレビ系列の『水曜ドラマ』枠(毎週水曜日22:00 - 23:00、JST)で、2015年7月8日から同年9月16日まで放送された。全11話。主演は杏。


概要
池井戸潤の小説を杏主演で映像化、昨年4月期に放送して好評を博した連続ドラマの待望の続編。銀行の支店に赴きさまざまなトラブルを解決する、大手メガバンクの「臨店班」に所属する熱血銀行員・花咲舞(杏)の奮闘を描く。
舞が「お言葉を返すようですが!」の決めゼリフを武器に、誤払いや情報漏えいなどの問題解決のため突っ走る痛快なストーリーが魅力。コンビを組む上司・相馬健役の上川隆也、2人の宿敵の常務・真藤毅役の生瀬勝久ほか、甲本雅裕、大杉漣、塚地武雅らおなじみのメンバーも健在だ。また、舞に恋心を抱く銀行員役で成宮寛貴が準レギュラーとして出演するなど、舞の女心を巡る新展開も訪れる。


ストーリー 
「東京第一銀行」の本部・臨店班に勤務する花咲舞(杏)と相馬健(上川隆也)がコンビを組み、全国の支店で起こるさまざまな問題を解決し始めて1年余りが過ぎた。2人の天敵ともいえる真藤毅(生瀬勝久)は常務取締役に昇進し、次期頭取候補としてますます行内での勢いを強めていたが、舞と相馬はそれをものともせずに各地を飛び回り、弱い立場の人たちのために奔走していく。
そんな中、訪れた支店で融資課員として働く、熱く真っすぐな青年・松木啓介(成宮寛貴)と出会う。松木は彼らと共に問題解決に向けて奮闘するうちに、舞の仕事ぶりや人柄に惹かれ好意を抱くようになるが、恋愛に鈍感な舞はなかなかその思いに気付かない。


各話あらすじ(2015.7.8 - 2015.9.16)全11話 平均視聴率 14.45%
第1話 2015年7月8日「お言葉を返すようですが!痛快ヒロイン、復活!!」※22:00〜23:10
 東京第一銀行本部・臨店班の舞(杏)と相馬(上川隆也)がコンビを組み、全国の支店で起こる様々な問題を解決し始めて1年余りが過ぎていた。一方、二人の天敵とも言える真藤毅(生瀬勝久)は常務取締役に昇進し、「次期頭取候補」としてますます行内での勢いを強めていた。

第2話 2015年7月15日「恋の予感!!融資回収の裏に隠された支店長の悪事」
 舞(杏)と相馬(上川隆也)は五反田支店で、かつて相馬の部下だった融資課の松木(成宮寛貴)に遭遇。松木は地元スーパーから1億円を回収するよう、支店長の中北(金田明夫)に命じられたが、納得できないと相馬に相談する。資料を見た相馬も、近くに大型チェーンが出店した半年前に、売り上げが一時期落ちてはいるものの、融資を引き上げる対象ではないと分析する。

第3話 2015年7月22日「女子行員が堕ちた恋の罠!!窓口から消えた三百万」
 舞(杏)と相馬(上川隆也)は、300万円が紛失した六本木支店へ臨店。営業課長の神田(正名僕蔵)によると、伝票を確認し、フロア中を捜したが見つからず、防犯カメラにも不審な映像はなかったという。そこで、相馬は横領の可能性を視野に入れ、私物検査を実施。舞は、先輩に犯人扱いされた窓口係の理江(大坪あきほ)をかばう。翌日、防犯カメラの映像を調べた舞は、仕事が正確な窓口係の恭子(内山理名)に注目する。

第4話 2015年7月29日「銀行内でストーカー事件発生!!隠された真実」
 舞(杏)と相馬(上川隆也)は、融資課の美樹(中越典子)がストーカー被害を訴えている町田支店へ。支店長・春日(山田純大)の事なかれ主義、融資課長・小見山(渡辺いっけい)のセクハラ発言に、舞は憤る。美樹によると無言電話、尾行に続いて、自宅に侵入された形跡があり、バッグから鍵を盗んだのは同僚ではないかという。さらに、美樹は自身の融資先が倒産して2億円が回収不能となり、左遷が濃厚だと話すが…。

第5話 2015年8月5日「元妻と再会!疑惑の融資!!」
 舞(杏)は、同窓会帰りの相馬(上川隆也)と元妻・由美(財前直見)、友人・青井(石黒賢)と遭遇。翌日、相馬は5年前に独立してIT企業を立ち上げた青井から、融資の依頼を受ける。そこで、相馬は五反田支店の松木(成宮寛貴)を紹介した。1週間後、相馬と舞は松木から、融資額が5億円に決まったと聞かされる。しかし、相馬は松木からの情報で青井に不審を抱き始め、舞も青井が相馬や松木にうそをついていると気付く。

第6話 2015年8月12日「臨店班VS悪徳検査官許されざる不正行為を暴け!!」
 舞(杏)と相馬(上川隆也)は、融資が適正かをチェックする検査部の「与信検査」の応援で深川支店を訪れる。ところが、指揮を執る検査部主任の氷室(東幹久)は、支店の面々をことごとく無能扱いし、舞と同期の江藤(笠原秀幸)のことも銀行員失格だと断言。支店長・田山(石橋保)の責任問題にまで話は及ぶ。翌日、氷室の言動から、相馬は田山の不正に気付く。一方、舞は相馬から、今回の仕事の真の目的を知らされる。

第7話 2015年8月19日「銀行の情報が漏洩!機密資料の行方と恋の結末!!」
 舞(杏)と相馬(上川隆也)は、取引先の財務情報が外部に漏れたという五反田支店へ。担当は松木(成宮寛貴)で、前日、自宅で仕事しようと持ち出した資料が盗まれ、女が100万円を要求してきたという。前夜、松木は課長の門田(音尾琢真)に命じられ、品川物流社長・葛西(戸次重幸)からの接待に同行していた。2軒目で行ったキャバクラを訪ねた舞たちは、店の女性・沙羅(小松彩夏)が松木を見て動揺したことに気付く。

第8話 2015年8月26日「支店長が襲われた!…事件に隠されたパワハラ!!」
 舞(杏)と相馬(上川隆也)は帰宅時に襲われた川崎支店長・水原(半海一晃)に事情を聞くため入院先へ。水原は「心当たりはない」と言うが、武蔵小杉支店長・金田(森岡豊)も襲われ、2人がかつて虎ノ門支店の融資課にいたことが分かる。同支店の美枝子(高橋ひとみ)によると当時、倒産した会社の社長が、水原を殴り付ける騒ぎがあったという。しかし、水原は舞たちに当時の部下・磯部(小市慢太郎)の責任だと言い放つ。

第9話 2015年9月2日「消えた一千万の手形…絶対に隠したかった関係!?」
 舞(杏)と相馬(上川隆也)は、取引先から預かった1千万円の約束手形を紛失した三鷹支店で、当事者の融資課員・堀田(和田正人)から経緯を聞く。その三鷹支店で、舞は新人時代に仕事のイロハを教わった先輩・香澄(中村ゆり)と再会。香澄によれば、堀田は真面目で仕事熱心だという。翌日、舞たちは堀田と共に前日の足取りをたどり、堀田から取引先を出た後、実はファミリーレストランに立ち寄っていたと告白される。

第10話 2015年9月9日「銀行をぶっつぶす!脅迫文が訴えた支店長の罪!!」
 舞(杏)と相馬(上川隆也)はインターネットの掲示板に「ぶっつぶす」と書き込まれた豊洲支店へ。閉店直後、ごみ集積所でぼやが発生し、現場検証の結果、ATMコーナーから集めたごみが火元と判明した。そして、ネットの書き込みのハンドルネーム‘狐’と共通する振り込み人‘キツネ’が浮上。防犯カメラの映像から、若い男だと分かる。その後、狐は再び掲示板で、支店長・三枝(津田寛治)を名指しで攻撃してきて…。

最終話 2015年9月16日最終回10分拡大スペシャル「賄賂疑惑!!銀行最大の危機」 ※10分拡大(22:00 〜 23:10)
 舞(杏)は相馬(上川隆也)と、頭取・芹澤(村井國夫)の妻の個展の手伝いに駆り出され、真藤(生瀬勝久)の妻・嘉子(大島さと子)に声を掛けられる。一方、倒産した建設会社の裏金の一部の1億円が、東京第一銀行に賄賂として流れているとの密告メールが届き、舞たちは専務の堂島(石橋凌)から極秘調査を命じられた。2人は発信者に接触し、追加融資の便宜を図る見返りとして、5年前に1億円を受け取ったのが真藤だと知る。

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