2014年04月01日

BORDER 警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係 TOP

『BORDER 警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係』(ボーダー けいしちょうそうさいっかさつじんはんそうさだいよんがかり)のタイトルで、2014年4月10日から同年6月5日まで、テレビ朝日の『木曜ドラマ』(毎週木曜日21:00 - 21:54、JST)で放送中された。初回のみ 21:00〜22:09。全9話。


原作
『BORDER』(ボーダー)は日本の小説家・金城一紀原作により2013年から開始された漫画、テレビドラマ、小説のメディアミックスプロジェクト。

事件に巻き込まれ一度死んだ状態から蘇生して以来、死者と交信する能力を身に付けた刑事・石川安吾(いしかわ あんご)を主人公とする物語。タイトルの「BORDER」とは、この能力により主人公が直面し葛藤する、(事件で殺害された)被害者の無念と捜査の方針のギャップ、生と死、正義と法などのさまざまな境界線を表している。

金城によるこの設定を基に、メディア毎に別の作家による違うストーリーが展開するものとなる。金城自身はテレビドラマ版の脚本を書き下ろし、連続ドラマとして放送される予定。なお、主人公・石川のキャラクターは発案当初よりドラマ版主演の小栗旬をイメージして作られている。


概要
「GO」で直木賞を受賞、「SP 警視庁警備部警護課第四係」ではオリジナルの脚本を手がけた金城一紀による書き下ろしドラマ。死者と対話できる特殊能力を手にした刑事の活躍を、小栗旬主演で描く。


ストーリー
石川安吾(小栗旬)は、異例の昇進を遂げて捜査一課に配属されたやり手の刑事。職務に慣れ、人の死に鈍感になっていたある日、石川はある銃撃事件で頭部に被弾してしまう。
一度は死んだものの、奇跡的に蘇生した石川には、死者と対話できる特殊能力が備わっていた。だが、死者と対話できるのは遺体が荼毘(だび)に付されるまで。石川は被害者の無念を晴らすため、“神の領域”に足を踏み入れてまでも、タイムリミットまでに事件を解決しようと奔走する。


キャスト
小栗旬/石川安吾役
警視庁捜査一課第二強行犯捜査・殺人犯捜査第4係第一班の刑事。野心家かつ努力家。頭の回転が早く、運動神経も抜群。過去のある出来事が原因で政治学者である父と対立しており、あえて父が嫌う警察官になった。頭部に被弾して以降、死者と対話できるように。

青木崇高/立花雄馬役
警視庁捜査一課第二強行犯捜査・殺人犯捜査第4係第一班の刑事。警察官一家に生まれたため、警察官という職業に過剰なプライドを持っており、自分の能力を証明しようと躍起になって捜査に取り組む。同僚である石川に強いライバル心を抱いている。

波瑠/比嘉ミカ役
警視庁刑事部の特別検視官。現場捜査に加わり、鑑識の技術と認知科学を併用した捜査を行う。やがて石川の特殊能力に気づき、彼のよき理解者となる。

古田新太/情報屋 赤井役
情報屋。多種多様な情報を扱い、石川からの危険な依頼にも積極的に対応するが、その過去を知る者は極めて少ない。赤井も偽名。

滝藤賢一/便利屋 スズキ役
便利屋。盗聴やピッキングなど“裏の技術”を多数身に付けている。石川に何か特別なものを感じ、協力するようになる。

野間口徹/ハッカー ガーファンクル役
天才型ハッカー。幼少期のIQテストで180を記録し、将来を嘱望されたが破壊行為にしか興味がなく、青春時代はハッキング行為に明け暮れた。少年院で出会ったサイモンと意気投合し、2人で「S&G行政書士事務所」を設立。裏でハッカー業を行っている。

浜野謙太/ハッカー サイモン役
ガーファンクルとタッグを組むハッカー。少年時代、唯一の“友達”だったパソコンを使ってハッキングの世界に没頭。16歳で伝説的ハッカーとなった。ガーファンクル同様、大人を信用していないが、赤井の紹介で知り合った石川には心を開く。

遠藤憲一/市倉卓司役
警視庁捜査一課第二強行犯捜査・殺人犯捜査第4係第一班の班長。石川の上司。石川の能力を買っており、彼のスタンドプレーも半ば放任する。ピュアな正義感を胸の奥に秘める一方、手段を問わない捜査を展開する。

スタッフ
原案・脚本 - 金城一紀
音楽 - 川井憲次
監督 - 橋本一、波多野貴文
監督補 - 松川嵩史
撮影監督 - 会田正裕
トータルアートデザイン - 藤田恒三
特殊メイク - 梅沢壮一
アクションコーディネーター - 宮木ヨシオ、大西雅樹
ガンエフェクト - BIG SHOT
操演 - 大宮敏明
警察監修 - 倉科孝靖
法医学監修 - 高木徹也
法医学現場指導 - 奈良明奈
科学捜査指導 - 山崎昭
医療監修 - 中澤暁雄、山本昌督
看護指導 - 石田喜代美
法律監修 - 平岡敦
技術協力 - アップサイド、サウンドライズ
照明協力 - Kカンパニー
CG・美術協力 - テレビ朝日クリエイト
ゼネラルプロデューサー - 松本基弘(テレビ朝日)
プロデューサー - 山田兼司(テレビ朝日)、太田雅晴(5年D組)
協力プロデューサー - 池田宏之(KADOKAWA)
ラインプロデューサー - 田上リサ(5年D組)
AP - 新井富美子、海老原誠二
企画協力 - KADOKAWA
制作協力 - 5年D組
制作著作 - テレビ朝日

主題歌 - MAN WITH A MISSION「evils fall」(Sony Music Records)


各話あらすじ(2014.4.10 - 2014.6.6)全9話 平均視聴率 12.23%
第1話 2014年4月10日「発現」ラテ欄「発現〜一家惨殺事件重なった赤い足跡」 ※21:00〜22:09
 仕事一筋の警視庁捜査1課の刑事・石川(小栗)は、元警察官が銃殺された事件の現場に駆け付ける。その時、石川は、隠れていた犯人に頭部を撃たれ、息絶える。だが奇跡的に生き返り、脳内に銃弾が残ったままの状態で、仕事に復帰した。そんな折、一家惨殺事件が発生。被害者は沢田(夙川アトム)と妻・美雪(伊藤久美子)、息子・亮(中野遥斗)の3人。捜査が難航する中、上司の市倉(遠藤憲一)らと現場にやって来た石川は、泣きだしそうな顔で立つ少年を目にする。石川だけに見える少年は何と、殺害されたはずの亮だった。さらに沢田と美雪までも目の前に現れ、犯人を捕まえるよう懇願される。石川は脳内に残る銃弾の影響からか、「死者と対話できる」特殊能力が備わっていた。そんな中、沢田一家が新興宗教の信者だったことが判明する。

第2話 2014年4月17日「救出」ラテ欄「救出〜連続殺人…7人目の被害者は生きている!?」
 女子高生連続殺人事件の容疑者・村上(丸山智己)を署に連行するため、石川(小栗旬)と立花(青木崇高)は村上のアパートへ向かう。二人が部屋に入ると、村上はナイフを手に正座していた。そして石川らに「もう1人いるぞ」と言い、ナイフで自殺を図る。そして石川の手当てもむなしく絶命してしまう。現場検証が始まる中、死者と交信できる能力を持つ石川は、村上と会話を試みる。村上から、部屋の隅を調べるようヒントを与えられた石川は、床下のガラスケースの中に、赤いリボンで束ねられた七つの毛髪を発見する。これまで村上に殺害された女子高生は6人。毛髪の束が彼女たちのものだとすると、まだ見つかっていない被害者がもう1人いることになる。その時、村上が石川に「被害者はまだ生きている。24時間以内に見つけられれば助かる」と言い、薄い笑みを浮かべる。

第3話 2014年4月24日「連鎖」ラテ欄「連鎖〜整形した死体と血痕のないスーツの謎」 
 ある朝、団地で暮らす町内自治会長・藤崎(平田満)が、敷地内にある広場で、黒いスーツを着た男性の刺殺体を発見した。だが、現場に所持品がなく、男性の身元は分からない。現場に駆け付けた石川(小栗旬)は、男性が着ているスーツのサイズが合っていないことに気付く。さらに、死者と交信できる能力で、時計台のそばに立つ死亡した男性(金井勇太)を目撃するが、彼の顔は遺体のそれとは少し違って見えた。そして、特別検視官・ミカ(波瑠)の調べで、男性が整形していたことが判明する。問い詰める石川に、男性は犯人が島村(駿河太郎)という人物だと告げ、捕まえれば自分が殺害された理由が分かると話す。

第4話 2014年5月1日「爆破」ラテ欄「爆破〜取扱注意と貼った死体なぜ競技場が標的に」
 大学の陸上競技場の真ん中で、ホームレスの広山(柳憂怜)の遺体が発見された。腹部にはナイフが刺さり「取扱注意」と記された赤いシールが貼られていた。現場を検証中の石川(小栗旬)は特殊能力を使い、死亡した広山と交信。すると、犯人は感染症の調査をする東京都の職員を名乗り、広山に「個人的な恨みはないが、おとりになってもらう」と告げていたことが判明。その時、特別検視官のミカ(波瑠)らが広山の遺体を動かすと、仕掛けられていた爆弾が爆発してしまう。石川は、犯人が遺体をおとりに使い、警察官を狙っているのではないかと直感する。

第5話 2014年5月8日「追憶」ラテ欄「追憶〜身元不明死体の結婚指輪と記憶を失った男」
 ある朝、会社員・岡部(宮藤官九郎)の遺体が発見される。結婚指輪を身に着けていることから、妻帯者のようだが、身元が分からない。現場に駆け付けた石川(小栗旬)は特殊能力を使い、死亡した岡部と交信。身元を確かめようとするが、岡部は記憶を喪失しており、自分の名前さえ覚えていなかった。岡部は石川にすがりつき、記憶を取り戻すまで石川のそばを離れないと宣言する。やがて解剖の結果、岡部は丸い棒状のもので突かれ、死亡した可能性が高まる。ここ最近、野球のバットで襲い掛かるノックアウト強盗が横行していることもあり、岡部もその被害に遭ったとも考えられた。そんな中、ノックアウト強盗の犯行現場を巡回中の警察官が目撃し、強盗はそのまま逃亡したとの情報が石川の元へ入る。

第6話 2014年5月15日「苦悩」ラテ欄「苦悩〜自殺現場の枯れ枝に隠された犯行予告」
 大学生の舞子(矢野満咲起)が、マンションの屋上から飛び降り自殺を図った。遺体の第一発見者で、舞子の兄・久保田(大和田健介)によれば、彼女は大学入学後からふさぎがちになり、自殺未遂をしたこともあったという。3カ月ほど前までは精神科にも通っていた。これらの話を踏まえ、管理官の鴨川(北見敏之)は自殺と認定する。だが、遺体の中指と現場を調べた特別検視官の比嘉(波瑠)は他殺の可能性を疑い、久保田をたき付け解剖の要請を出させる。そして比嘉のお目付役を言い渡された石川(小栗旬)は、解剖室を訪ねるが、舞子の両親が要請を取り下げたため、解剖は中止に。比嘉の見解を詳しく聞いた石川は、他殺の線で独自に捜査を開始する。そんな中、またしても大学生の佳子(入来茉里)が飛び降り自殺をする。死亡した佳子も舞子同様、精神を病んでおり、現場にも同様の痕跡があった。

第7話 2014年5月22日「敗北」ラテ欄「敗北〜消えたひき逃げ車と消された証言者たち」 ※「サッカー・AFC女子アジアカップ2014 準決勝 」(19:00〜22:00)が放送のため、開始時間変更(22:00〜22:54)。
 大学生の横森(川籠石駿平)がアルバイト先から帰宅途中に高級車にはねられ、車はそのまま逃走した。横森は、その場に偶然居合わせた会社社長・久島(山田明郷)に母親への伝言を託し、息を引き取る。石川(小栗旬)が現場検証のため現場へ向かうと、死亡した横森から、ひき逃げ犯がアルバイト先によく来店する有名政治家の息子だったことを聞かされる。そして石川は、横森のアルバイト先への聞き込みから、犯人が外務大臣の息子・圭介(矢野聖人)だと突き止める。だが、圭介の父親は元警察官僚で、国家公安委員長だったこともある人物。捜査には圧力がかかり、石川は上司の市倉(遠藤憲一)から、捜査方針が決定するまで待機を命じられる。

第8話 2014年5月29日「決断」ラテ欄「決断〜石川は誰に撃たれた?真犯人と全ての真相」
 銃器と薬物を取り締まる警視庁組織犯罪対策部第5課に所属していた元刑事・荒木(飯田基祐)が、至近距離から眉間を撃たれ殺害された。特別捜査本部が設置され、石川(小栗旬)らは捜査を開始する。だが、使用された弾はつぶれ線条痕が採れず、犯人の手掛かりは得られない。その銃撃方法と弾の状態を目にした特別検視官の比嘉(波瑠)は、かつて石川の頭部を撃った犯人が起こした、元警察官銃殺事件と酷似していることに気付く。そんな中、既に自らの銃撃事件を調べていた石川は、前回銃殺された元刑事・植田(小村裕次郎)も昔、荒木と同じ第5課に所属していたという二つ目の共通点を見つけ出す。そして、荒木と植田の接点を探り始める。

最終話 2014年6月5日「越境」ラテ欄「越境〜石川安吾最後の決断」
 休日のショッピングモールで、トイレに入った小学生の弘志(二宮慶多)が、母親が目を離した隙に姿を消した。両親は息子の無事を祈るが、事件発生から24時間もたたないうちに、弘志は遺体となって発見される。石川(小栗旬)は、殺害された時の恐怖で涙に暮れる被害者の弘志と特殊能力を使い接触。彼の証言を基に捜査した結果、犯人が安藤(大森南朋)という男だと分かる。安藤は一見優しそうで善人に見えるが、その素顔は「絶対的な悪」を体現する人物で、石川にとって史上最悪の敵だった。

各話視聴率


番組公式サイト
(BORDER (金城一紀) - Wikipedia)

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