「螺鈿の部屋」に入った患者が、皆あまりにも"理想的"に亡くなっていることに違和感を覚えた白鳥(仲村トオル)は、碧翠院で安楽死が行われているのではないかと田口(伊藤淳史)に告げる。にわかには信じがたい田口は、巌雄(柳葉敏郎)のルーツをたどるべく、かつて同じ病棟で働いていた東城医大の藤原(名取裕子)の元を訪ねる。そこで、20年前に外科医として第一線で活躍しながらも、過剰な延命治療に反対し、周囲とぶつかっていた巌雄の話を聞く田口。さらに、巌雄のかつての上司だった加賀(山本圭)と出会う。末期のがんを患っているという加賀は、田口に連れられ碧翠院を訪れ、久しぶりに再会した巌雄に、自分の最期を看取ってほしいと頭を下げる。
その頃、姿を消した葵(山ア賢人)と華緒(相築あきこ)の行方を追って刑事の小幡(池内万作)と碧翠院を探索していた白鳥は、解剖室や桜宮家とは別に、入江につながっている地下通路があるのを発見。そこには車椅子が通ったとみられる車輪の跡と、ボタンが1つ落ちていた。
そこからある推測を立てた白鳥は、田口と共に、人に見立てた流木を入江から流す。翌朝、流木は戸山(渡部豪太)の遺体が発見された浜辺に流れ着いていた。二人は、戸山の遺体が入江から流されたのだと確信。落ちていたボタンは、戸山が亡くなった際に着ていた服のボタンだと判明し、白鳥は葵の犯行を疑う。
一方、安楽死の実態解明にも乗り出した白鳥は、巌雄に「螺鈿の部屋」での看取りを監視したいと申し出る。小百合(水野美紀)は反対するが、結局、次の看取りの時には、白鳥ではなく田口が螺鈿の部屋で看取りに立ち会うことに。
同じ頃、町から離れた場所で身を隠していた葵は、「なんで僕を死なせてくれなかったの?」と華緒に悲しげに尋ねる。しかし次の瞬間、激しい稲光が光り、雷が鳴ると、葵は突然苦しみだして――。
第1話 2014年1月7日「医師が消えた」
第2話 2014年1月14日「院長一族の過去」
第3話 2014年1月21日「CT画像は語る」
第4話 2014年1月28日「狙われた厚労省」
第5話 2014年2月4日「暴かれた解剖ミス」
第6話 2014年2月11日「目撃者、消される」
第7話 2014年2月18日「闇に葬られた殺人」
第8話 2014年2月25日「殺人犯は死者!?」
第10話 2014年3月11日「真犯人は私です」
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