白鳥(仲村トオル)は立花(宅間孝行)の死を確信し、巌雄(柳葉敏郎)を追及するが、巌雄は「さっぱり分からない」と答えるのみ。遺体が見つからない以上、警察は動いてはくれず、完全に行く手を阻まれた白鳥は、碧翠院での立花の目撃者を探すことに。しかし、患者たちから「これ以上、碧翠院を調べ回るのはよしな」と忠告を受ける。そこで、立花のAi画像が碧翠院で撮られたのではと疑う白鳥は、放射線技師の戸山(渡部豪太)に揺さぶりをかける。
一方、碧翠院では、入院患者のうめ(丘みつ子)の誕生日に、本人の希望で生前葬を行うことになる。田口(伊藤淳史)とすみれ(栗山千明)は気が進まないが、死は特別な恐怖ではないと教えるのも医者の仕事だと前向きな巌雄。
生前葬の前日、田口はうめに夫の墓参りを頼まれ出向くと、そこで、うめの隣人だった男性と出会う。生前葬では、その男性が撮影したビデオカメラの映像が映し出され、そこには亡くなった夫と仲良く歌ううめの姿が。死に対して一抹の不安を抱いていたうめは、ありし日の夫の笑顔を見て、少し元気を取り戻す。
数日後、戸山にこっそり呼び出された白鳥は、立花から自分宛てにメールが届いていたと打ち明けられる。勤務先の長野の病院の医療ミスに気付いた立花は、その患者を巌雄が解剖すると知り、事前に証拠となるAi画像を送ってきていたのだった。しかし、巌雄は、画像を見ることなく、処分するよう指示したという。そして、問題の画像は、自分のパソコンに内緒で保存してあると明かす。「これで、なぜ立花先生が殺されたのか説明が付く」と色めき立つ白鳥。そこには、二人の会話を木陰で盗み聞きしている人物の姿が…。
そんな中、容態が急変したうめが「螺鈿の部屋」に運び込まれ、息を引き取る。死因を解明し次の医療に繋げると、うめと約束したと遺体の解剖に向かう冷静な巌雄に対し、あまりにも安らかな死に直面し動揺する田口。「もっと何かしてあげられなかったのか…」と自分の無力さに涙がこみあげてくる。巌雄は父親をがんで亡くした過去を告白し、「だから俺は、死から逃れられない患者の人生を締めくくる医者になった。死に動揺していたら、この仕事はつとまらない。君はよくやったよ」と、田口をねぎらう。
一方、白鳥と戸山の会話を陰で聞いていたすみれは、問題の画像を探しに夜のCT室へ。しかし、そこに白鳥が現れ、画像をどうするつもりだったのかと問い詰められる。すると突然、何者かが背後から白鳥を殴打。意識を失った白鳥の傍らには、天馬(上遠野太洸)の姿が…
第1話 2014年1月7日「医師が消えた」
第2話 2014年1月14日「院長一族の過去」
第3話 2014年1月21日「CT画像は語る」
第5話 2014年2月4日「暴かれた解剖ミス」
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