2016年4月14日から同年6月2日まで、『鼠、江戸を疾る2』が同枠で放送された。全8話。
概要
ご存じ鼠小僧次郎吉を滝沢秀明が演じる痛快時代劇。下町長屋に住み、甘酒屋を営む遊び人が表の顔だが、裏の顔は武家屋敷を専門に忍び込む凄腕の盗人・鼠小僧という役どころ。
風紀が乱れた江戸で、貧しい人々へ盗んだ金を惜しみなくばらまく人情味だけでなく、次郎吉の年の離れた妹・小袖(忽那汐里)との秘密めいた兄妹関係も見どころだ。さらに滝沢の気迫のこもった素手のアクションや、忽那の小太刀での殺陣も見逃せない。原作はベストセラー作家・赤川次郎氏の小説「鼠」シリーズ。
ストーリー
江戸の下町長屋に住む、甘酒屋の次郎吉(滝沢秀明)。夜に屋台で甘酒を売っているというが誰もその姿を見たことがなく、いつも寝ているか蕎麦屋に入り浸ってばかり。しかし裏の顔は、武家屋敷専門に忍び込む凄腕の盗人・鼠小僧だった。
腐敗した武家社会に憤り、日夜盗んだ金品を庶民にばらまく。ある日、近所に住む娘が父親の博打の借金で身売りされることになってしまい、義侠心から盗んだ金を置いたが結局娘は遊郭へ売られてしまう。
一方、同居する妹・小袖(忽那汐里)も次郎吉の正体に薄々気付いているようだが、兄妹の間にも何か秘密めいた雰囲気が漂う。
キャスト
次郎吉兄妹
次郎吉(じろきち)
演 - 滝沢秀明(タッキー&翼)・(少年期:玉元風海人)
大名屋敷から盗みだした金品を貧民に分け与える江戸の大泥棒「鼠小僧」の正体。表向きは江戸の長屋に住む甘酒屋。ただし彼が甘酒を売っている所を見たものは誰もおらず、実質的には遊び人である。しかしながら彼の義に熱い性格も相まってか、江戸の町民たちからは慕われている。また家では小袖の尻に敷かれ気味で、料理などの家事を積極的に行っている。このように基本的には温厚な男であるが、妹である小袖のピンチには感情を剥き出しにする。
鼠小僧が世間から義賊と崇められても自身はただの盗人、罪人であると考えている。しかし「外道であっても敵の命を殺める下司にはなってはいけない」という信念を持ち、それを貫き続けている。そのため、小袖が親の敵である又一郎を殺めようとした際は声を荒げて止めた。
小袖(こそで)
演 - 1作目:忽那汐里(少女期:寒河江風香) / 2作目:青山美郷
次郎吉の年の離れた義理の妹で、剣道場に通う小太刀の達人。細かいことを気にせずに突き進んでいく性格のため、次郎吉や広之進からはいつも心配されている。鼠小僧である兄の生き様を尊敬しており、彼を手助けすることも多い。その信念は確固たるもので、「鼠がお上に討たれるくらいなら、私が鼠を討つ」とまで豪語している。
母は松林壱岐守が最も愛した側室だったが、名役者であった父と駆け落ちした。それから1年後に母は小袖を産むが、直後に病で亡くなる。独り身になった父は再び舞台が恋しくなり、自身が在籍していた江戸の一座で木戸番をしていた次郎吉の両親に小袖を預け、松林家の監視下にない上方の舞台に立つことに。駆け落ちから6年後、父はほとぼりが冷めたと思い江戸の一座に舞い戻る。しかし松林家はその噂を聞きつけて、落胤である小袖を始末するため夜討ちをかけ、次郎吉と小袖と権一親子以外の人物を皆殺しにした。小袖はこの過去のせいで、武家に対して無意識に憎悪を感じ続けている。
千草の診療所
仙田 千草(せんだ ちぐさ)
演 - 片瀬那奈
良安先生と親しまれていた江戸の名医師の娘。長崎で最新の蘭学を学んだ女医で、事件被害者の治療を行う。次郎吉に対しては彼が鼠小僧であることを知っているかのような助言をする。
お豊(おとよ)(1作目)
演 - 萩原みのり
次郎吉と同じ長屋に住む少女。父親である達造が作った借金のせいで吉原に売られそうになったが、鼠小僧が分け与えた金のおかげで帰って来れた。その後は、自身を守るために亡くなった平三の生き様を見て誰かの役に立ちたいと思い、千草の下で医学を学んでいる。
お国(おくに)(2作目)
演 - 島野結雨
千草の下で医師見習いをしている少女。
南町奉行所
早崎 市兵衛(はやざき いちべえ)
演 - 渡部秀
南町奉行所の定廻り同心。徳五郎や定吉の上司に当たる。彼らに対して高圧的な態度を取る。
徳五郎(とくごろう)
演 - 嶋政宏
鼠小僧逮捕に執念を燃やす岡っ引き。気が短く怒りやすい男だが人情に厚いため、「徳五郎親分」と江戸の町人からは親しみを込め呼ばれている。宿敵ながら鼠小僧の義賊的な行動には一定の理解を示しているようで、彼が殺人の容疑者となった際には激しく取り乱した。また、かつて町のごろつきだった自身を岡っ引きにしてくれた早崎市兵衛の父に深く感謝しており、そのため市兵衛の不条理な罵倒に対して文句一つも言わない。
(1作目)最終話では、次郎吉が道端に置いていった松林家の千両箱を、証しの書状が入っているとは知らずに出羽守へ献上することとなった。
定吉(さだきち)(1作目)
演 - マギー
徳五郎の部下の下っ引き。いつも彼と行動を共にする良き相棒的存在。ただし一言余計なのが玉に瑕である。
浅吉(あさきち)(2作目)
演 - 池田鉄洋
徳五郎の部下の下っ引き。
その他
米原 広之進(よねはら ひろのしん)
演 - 京本大我(ジャニーズJr.)
旗本の三男で、小袖と同じ道場に通っている。剣の腕はいまいちで、小袖に助けられることも多い。小袖に好意を寄せるが、彼女からは武家社会の情報源として利用されている。しかし、そんな侍らしくない彼の姿は小袖にとって大きな安らぎとなっている。
お染(おそめ)
演 - 濱田マリ
江戸の町人の溜まり場になっている蕎麦屋の女将。身分が上の客に対しても思ったことを言う性格。次郎吉に対しては好意を寄せている。
与平(よへい)
演 - 坪倉由幸(我が家)
蕎麦屋の常連で、浅蜊売り。同じ長屋に住んでいる太助や喜作と常に行動を共にする。
太助(たすけ)
演 - 杉山裕之(我が家)
蕎麦屋の常連で、納豆売り。同じ長屋に住んでいる与平や喜作と常に行動を共にする。
喜作(きさく)
演 - 谷田部俊(我が家)
蕎麦屋の常連で、菜売り。同じ長屋に住んでいる与平や太助と常に行動を共にする。
スタッフ
脚本 - 大森寿美男、川崎いづみ
音楽 - 川井憲次
演奏 - コンセール・レニエ
語り - マギー
時代考証 - 大石学
時代言語考証 - 大石こずえ
所作指導 - 藤間蘭黄
医事考証 - 酒井シヅ
アクション指導 - 高橋伸稔、諸鍛冶裕太(第2シリーズ)
演出 - 黛りんたろう、川村泰祐、山下智彦
製作統括 - 鈴木光、落合将、原林麻奈
プロデューサー - 野村敏哉
製作 - NHKエンタープライズ
製作著作 - NHK、光和インターナショナル
主題歌 - 近藤真彦「千年恋慕」
各話あらすじ(2014.1.9 - 2014.3.20)全9話 平均視聴率 7.30%
第1回【鼠小僧、参上】総合 2014年1月9日(木)午後8時放送 視聴率 9.8%
ラテ欄「21世紀の新ヒーローが江戸の町に舞い降りる!」
甘酒屋次郎吉(滝沢秀明)、またの名を鼠小僧。弱き庶民のために、悪徳武家から千両箱を盗み、庶民に配る。義賊鼠小僧にはまた、滅法腕がたつが、かわいい妹・小袖(忽那汐里)がいた。第1回で鼠がこらしめる相手は、辻斬り趣味の若殿と、影で若殿を操る茶道の師・宗庵(西岡コ馬)。ある夜の道場からの帰り道、辻斬りから小袖が助けたのは、小間物問屋の娘・すが(小島藤子)。すがを送った小袖は父・弥兵衛と会うが、どうやらすがが運んでいた茶碗に、何か秘密があることに気づく。探索にのりだした次郎吉だったが、時遅く、弥兵衛は出入りする新田藩邸で、手討ちにあってしまう。そこには、新田藩の若殿に関する、ある謀略が横たわっていた。
第2回【盗まれた恋文】総合 2014年1月16日(木)午後8時放送 視聴率 7.0%
ラテ欄「美貌の人妻の秘密に迫る鼠!」
次郎吉(滝沢秀明)はお豊(萩原みのり)が働くそば屋で、医者の千草(片瀬那奈)と出会う。同じころ、町人姿の誠四郎(木村彰吾)が松沼藩の侍・仙八郎(河野安郎)を斬ってそば屋に逃げ込み、次郎吉にしくじったと告げ自害。お豊は次郎吉が離れた隙に、誠四郎の懐から落ちた財布を思わず盗んでしまう。だがその後、お豊の周りで変事が起き、次郎吉は仙八郎の妻・琴音(釈由美子)を訪問。松沼藩に跡目争いが起きていることを聞く。
第3回【付け火にご用心】総合 2014年1月23日(木)午後8時放送 視聴率 8.2%
ラテ欄「放火事件に隠された悪事を暴け!」
次郎吉はある日、おしま(横山めぐみ)の料理屋にいたところ、隣家から出た火事にまきこまれる。出火した家からお常(星野真理)とお咲親子を助け出した次郎吉だったが、いくところのないこの親子を自分の長屋であずかる羽目になる。聞けばお常は2年前、鍵職人の夫・伝吉(やべきょうすけ)が上方にいったきり行方不明になっているといい、伝吉の生死が定かでないと語る。そんなある日、小袖とともに湯屋にいったお咲が、帰り道、父・伝吉の姿を見たと小袖に伝える。さらに翌日、冬の川に突然女の変死体があがる。それはお常のとなりに住んでいたおしまだった・・・。
第4回【姉妹の願い】総合 2014年1月30日(木)午後8時放送 視聴率 7.0%
ラテ欄「鼠小僧が屋根の上で会ったのは…悲劇の姉妹を鼠が救う!」
ある夜、鴻山藩邸に忍び込んだ次郎吉(滝沢秀明)は側室のお松(石橋杏奈)に出会い、「人を捜している」というお松から手紙を託される。その帰途、夢遊病に陥り屋根の上をさまようお園(佐津川愛美)と出くわし、彼女を助けた次郎吉は、代わりに盗んだ千両箱を落としてしまう。翌日、町中に鼠小僧が人助けをしたことが知れ渡り、次郎吉は肩身の狭い思いをする。一方、鳴海屋の娘であるお園もまた、ある人を捜していた。
第5回【怪盗<猫>あらわる】総合 2014年2月6日(木)午後8時放送 視聴率 6.6%
ラテ欄「鼠のライバル<猫>登場!対決の行方は?」
ある夜、盗みの仕事中、次郎吉(滝沢秀明)は屋根の上で黒装束の女と出会う。女の喉にはほくろがあった。次郎吉はその女が最近江戸をにぎわしている怪盗「猫」であることを知る。そんな中、次郎吉がそば屋にいると、通りで酔った浪人が女の子に襲い掛かろうとする。とっさに出た次郎吉より早く女の子を助けたのは、豊後屋の使用人・お里(大政絢)だった。次郎吉はお里の首筋に、黒装束の女と同じほくろを見つける。
※2014年2月13日は「ソチオリンピック2014 ショートトラック「女子500m・準々決勝〜決勝」「男子1000m・予選〜アイスバーグパレス」(19:30〜20:50)が放送のため、休止。
※2014年2月20日は「ソチオリンピック2014 ノルディック複合団体〜ルースキーゴールキセンター」 (22:00〜23:35)が放送のため、休止。
第6回【あだ討ちの代償】総合 2014年2月27日(木)午後8時放送 視聴率 7.4%
ラテ欄「妹を殺された男の復讐が新たな悲劇を生む」
ある日、次郎吉(滝沢秀明)と小袖(忽那汐里)のもとに清吉(渡辺大)という手代がたずねてくる。清吉は、小袖の腕が滅法たつことを聞きつけて、ある事情で、大奥の行列の護衛に小袖をスカウトしたいといってくる。実は清吉がつとめる見島屋という大店の息女が大奥入りし、紫の方(村川絵梨)と名乗っているのだが、将軍の子を懐妊し、嫉妬うずまく大奥で身の危険にさらされているので小袖に護衛してほしい、ということであった。そして次郎吉は、清吉がただの番頭ではなく、相当な剣の使い手であることを見抜く。清吉には何か秘密があるようであった・・・。
第7回【容疑者・鼠の逆襲】総合 2014年3月6日(木)午後8時放送 視聴率 5.9%
ラテ欄「鼠が人殺しを?真犯人を追う徳五郎」
鼠小僧次郎吉(滝沢秀明)は、ある夜仕事帰りに刺客に待ち構えられているひとりの侍・矢崎(岡田義徳)に危機を伝え、助ける。その後、その夜矢崎についていた使用人重吉が切り殺され、徳五郎(高嶋政宏)が捜査に乗り出す。徳五郎はあの夜、重吉殺害の現場で鼠小僧を目撃、下手人として追い始めていたが、鼠小僧は人を殺めないと信じていた徳五郎は裏切られた思いでおちつかない。次郎吉もまのあたりにした重吉殺しを調べようと川上藩の屋敷にしのびこみ、そこである不正をめぐって、家老の福井(森田順平)が矢崎の命をねらっていることを知る。
第8回【宿命の兄妹(前編)】総合 2014年3月13日(木)午後8時放送 視聴率 6.2%
ラテ欄「闇を生きる兄妹の秘密がついに明かされる」
小袖(忽那汐里)はやぶそばの常連3人組(我が家)がおびえているところに出くわす。1年前、同じ長屋の鉢助(波岡一喜)を少女殺しの無実の罪で島送りにしたことに加担、その鉢助が江戸に戻ってくるというのだ。少女の父・仁吉(村杉蝉之介)は疑いが晴れた今、鉢助に謝りたいと言って彼の長屋で待っていた。そんな折、次郎吉(滝沢秀明)はやぶそばで負傷した鉢助に会う。
最終回【宿命の兄妹(後編)】総合 2014年3月20日(木)午後8時放送 視聴率 7.6%
ラテ欄「シリーズ大団円!鼠よ永遠に」
仁吉(村杉蝉之介)は鉢助(波岡一喜)と間違われ、浜崎藩の手の者に殺害されていた。鉢助は島で出会った浜崎藩の者から、藩が転覆もしかねない秘密が隠された書状の江戸での在りかを聞いていたのだ。その書状はどうやら藩主・松林壱岐守(谷本一)に関わるものらしい。松林壱岐守は、次郎吉(滝沢秀明)と小袖(忽那汐里)の過去に大きな関わりを持つ人物であり、次郎吉にとって忘れることのできない因縁の相手であった。
番組公式サイト
(鼠、江戸を疾る - Wikipedia)
鼠、江戸を疾る2
概要
人気ミステリー作家・赤川次郎の同名小説をはじめとした「鼠シリーズ」を原作に、2014年1月期に放送されて好評を博したエンターメインメント時代劇が、パワーアップして再登場。風紀が乱れた江戸の町を舞台に、武家屋敷から千両箱を盗み出して貧しい人に分け与える怪盗・鼠小僧こと次郎吉を、前回と同じく滝沢秀明が演じる。
ストーリー
時は江戸後期、文化・文政の時代。町民文化が花開く中、11代将軍・徳川家斉の治世は、側近政治がはびこり、江戸の町の風紀は上から下まで乱れがち。町で暮らす庶民の生活も苦しさを増すばかりで、武家・町衆の不平不満はたまる一方だった。
各話あらすじ(2016.4.14 - 2016.6.2)全8話 平均視聴率 6.81%
第1話 2016年4月14日「鼠の子守唄」
ラテ欄「今宵、滝沢鼠が帰って来る!」 視聴率 6.6%
甘酒屋・次郎吉(滝沢秀明)は妹・小袖(青山美郷)と2人暮らし。次郎吉は、悪徳武家から金を盗み、貧しい庶民に分け与える怪盗「鼠小僧」の顔も持っていた。ある日、盗みを終えた帰りに、次郎吉はすずという名の赤ん坊を見つける。捨て子を育てる里親に役所から金が出る制度があり、やくざの十三郎(六平直政)は、それを利用して捨て子を引き取り金をもらい、またその子を売って金にしていた。この騒動に、鼠小僧が動く。
第2話 2016年4月21日「闇の中の光」 視聴率 7.5%
次郎吉(滝沢秀明)は、飛脚屋の一人娘・希音(山本舞香)と知り合う。目が不自由ながらも明るい性格の彼女に、次郎吉は好感を抱く。そんな希音に縁談が舞い込み、彼女の父・弥之助(佐藤貢三)は喜ぶ。だが、店の飛脚・宗介(高木雄也)のことをひそかに思っている希音は家出をし、千草(片瀬那奈)の診療所に駆け込む。そこに、けがをした仲間を連れた押し込み強盗の一味がやって来た。その声を聞いた希音の表情が変わる。
第3話 2016年4月28日「馬鹿と毒薬」 視聴率 6.1%
次郎吉(滝沢秀明)は仕事の帰り、身投げしようとする質屋の若旦那・松助(えなりかずき)を助ける。話を聞くと、おいらん(中西美帆)に入れ上げて借金が膨らみ、金貸しに追われているという。松助に同情した次郎吉は、盗んできた金を彼に与える。それから程なく、松助の父・竹蔵(下條アトム)が身投げする。不審に思った次郎吉は鼠小僧として再び松助に会う。松助は借金を金貸しに返さず、おいらんを身請けしていた。
第4話 2016年5月5日「小鼠の涙」 視聴率 6.7%
次郎吉(滝沢秀明)は、盗みをはたらいて逃げてくる少年・新吉(若山耀人)を助ける。新吉は生活のために盗みをし、幼い弟と妹の面倒を見ていた。小袖(青山美郷)は新吉の盗みをやめさせるべきだと次郎吉に告げるが、自分の過去と重なる次郎吉はどうしてもうまく話せない。そんな中、新吉が盗みに失敗し、ならず者の三郎(仁科貴)に取り押さえられてしまう。弱みを握られ窮地に陥った新吉を助けるべく、鼠小僧が立ち上がる。
第5話 2016年5月12日「妖刀とにせ鼠」 視聴率 6.3%
白昼、次郎吉(滝沢秀明)は刀を振り回す遊び人の浩次(佐藤アツヒロ)を取り押さえる。そんな折、鼠小僧が捕まったという知らせが。次郎吉は真相を知ろうと牢(ろう)に出向き、鼠小僧を名乗る国友(石橋蓮司)に会う。寺に預けていた妖刀「村影丸」を盗まれた国友は、本物の鼠小僧を呼び出して刀を捜させるため、わざと捕まったという。国友は、刀を捜し出してくれなければ自分が鼠小僧として処分されると次郎吉に迫る。
第6話 2016年5月19日「小判の秘密」 視聴率 7.6%
次郎吉(滝沢秀明)が鼠小僧として花巻藩上屋敷から盗んだ小判は偽物だった。その小判を使った与平(坪倉由幸)が捕まってしまう。そんなある日、花巻藩浪人・一郎太(石田卓也)と妻・お良(北浦愛)が次郎吉と同じ長屋にやって来る。花巻藩江戸家老・米倉(半海一晃)が、偽小判を作って私腹を肥やしていることに気付いた一郎太は、それを調べようと花巻藩を脱藩し、江戸に来たのだ。鼠小僧は真相を探るため立ち上がる。
第7話 2016年5月26日「偽りの孔雀」 視聴率 7.1%
鼠小僧の浮世絵が売り出される。次郎吉(滝沢秀明)が鼠小僧としての仕事を終えて帰る途中で、絵師の光雨(淵上泰史)とばったり出くわしてしまい、描かれたものだった。次郎吉は、光雨を訪ねてみる。光雨は松平家の御用絵師・雪友(相島一之)の弟子だったが、理不尽な理由で師から破門にされていた。そんな折、光雨と共に絵を学んできた友人で、雪友の弟子・秋友(林翔太)が、殿に献上された孔雀の絵を目にして驚く。
最終話 2016年6月2日「狙われた若君」 視聴率 6.6%
鼠小僧こと次郎吉(滝沢秀明)は、徳五郎(高嶋政宏)らに追われて逃げ込んだ長屋で、大工の六平(松尾諭)の妻・おさと(森南波)が殺されているのを発見する。そんな中、六平とおさとの一人息子・平太(酒井亮和)の元に長倉藩の奥女中・みつ(MEGUMI)がやって来る。平太は長倉藩の若君だったのだ。長倉藩の家老・大月(橋本じゅん)はわが子を跡取りにし、お家を乗っ取ろうとしていた。平太を世継ぎにするため鼠小僧が動く。
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