母親の涼香(酒井美紀)が事件を起こして警察に逮捕されてしまったため、一軒の児童養護施設に預けられることになった少女・真希(鈴木梨央)。
真希は、児童相談所職員の叶(木村文乃)から不気味な風貌の男・佐々木(三上博史)に引き渡され、“コガモの家”という名の施設に連れて行かれる。
佐々木が施設長を務めるコガモの家は、不穏な雰囲気を漂わせる場所。そこで真希は、3人の少女と出会う。
みんな、それぞれの事情で実の親と暮らせなくなった子供たちだった。子供たちは本当の名前を名乗らず、あだ名で呼び合っていた。ピアノが上手なピア美(桜田ひより)、家が貧しいボンビ(渡邉このみ)。
そして、ポストと呼ばれる少女(芦田愛菜)。圧倒的な存在感を放つポストは、子供たちのリーダー的存在でもあった。ポストは、真希がコガモの家に来た事情を知っていながら、気遣いのない言葉を投げかける。そんなポストに、真希は反発するのだった。
そんな中、ポストを引き取りたいと希望する夫婦が現れる。子供と里親の縁組みが決まるまでには、何度かその家庭で過ごしたりしながら本当に家族になれるかどうか見極める“お試し”の期間があった。
ポストは、その夫婦の家で“お試し”として過ごすことに。里親候補は、細貝(西村和彦)とその妻・晴美(櫻井淳子)。細貝夫婦は裕福で、理想的な里親のようだった。
良い里親に引き取ってもらって新しい家族と幸せになりたいと願う子供たちに違和感を覚える真希。それが本当に求める幸せなのか、と。
真希は、ただ一人、涼香が自分を迎えに来てくれると信じていたが…。
第2話 2014年1月22日「9歳の母性本能。いたいけな少年を救え」
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