主演は芦田愛菜。同枠『Mother』に出演した芦田愛菜と同枠『Woman』に出演した鈴木梨央はこのドラマが初共演である。
キャッチコピーは、「捨てられたんじゃない、わたしたちが捨てたんだ。」「今、君の隣にママはいますか―?」
概要
さまざまな理由で、親と離れて暮らさなくてはならなくなった子供たちが集う児童養護施設を舞台にしたヒューマンドラマ。芦田愛菜や鈴木梨央ら人気子役たちが扮(ふん)する少女たちが、施設の厳しいし規則や世間からの冷たい視線にめげることなく、たくましく生きていく姿を描く。
ストーリー
母親が事件を起こしたため、9歳の少女・真希(鈴木梨央)は「コガモの家」という名のグループホームに預けられ、心の傷を抱えたさまざまな同世代の少女たちと出会う。なかでも、“ポスト”と呼ばれ、施設のリーダーに君臨する少女(芦田愛菜)の存在感は圧倒的だった。生後まもなく赤ちゃんポストに預けられたポストは、神も大人も信じず、親が付けた名前はおろか、親からもらったものを全て捨てて暮らしていた。
そんなポストの突飛な言動に驚きつつも、真希は彼女との行動を通してさまざまな経験を重ね、親子や友情、そして愛の本当の意味を見い出していく。
キャスト
グループホーム「コガモの家」
※ 登場人物の括弧内はドラマ上の年齢。
ポスト / キララ〈9〉
演 - 芦田愛菜
赤ちゃんポストに預けられ母親の顔を知らずに育つ。施設の子供たちのリーダー的存在でオツボネの相談相手。普段はクールに歯に衣着せない態度だが、「お試し」で預けられた先の里親には外づら良く対応し、また施設の子どもたちには面倒見よく接している。射手座。
赤ちゃんポストに預けられたときに名前が書かれた紙が一緒に入れてあり、その名というのは自他ともに認めるDQNネームのため、本人は気に入っていない。
ドンキ / 渡辺 真希(わたなべ まき) → 川島 真希(かわしま まき)〈9〉
演 - 鈴木梨央
母・涼香が恋人を鈍器(灰皿)で殴り傷害で逮捕されたため「コガモの家」に預けられ、その後母の結婚を機に捨てられて、正式に「コガモの家」の一員となる。9月1日生まれ。A型。乙女座。
素直で良識的な性格をしており、ポストやピア美に振り回されることがしばしばある。入所当初はポストの言葉に反発し、母が迎えにきてくれることを信じて待っていたが、捨てられたことを自覚しポストらとともに現実を生きていくことを決意する。母がもう一度迎えに来たが、里親候補の川島夫婦を選んだ。
ピア美 / 鳥羽 直美(とば なおみ)〈9〉
演 - 桜田ひより
ピアノが得意でポストを尊敬している。元々はお嬢様育ちだったが、父親の会社が倒産した後に母親が蒸発したことでコガモの家へ入所した。10月29日生まれ。B型。蠍座。
ロッカー曰く、自信家でおしゃれ好きでお喋り、さばさばしていて、頑張り屋であり乙女心がいっぱいの少女。口癖は「顔だけなら誰にも負けないのに」。高飛車な口調で、意味を知らずに大人びた言葉を使う耳年増の傾向がある。
同級生の蓮に対して思いを寄せており、「蓮きゅん」という愛称で呼んでいる。この蓮をめぐり度々ポストのことを恋敵として敵視することがある。
彼女の父親は金銭的な理由から娘との生活を諦めていたが、「パパと一緒がいい!」という彼女の強い思いが父の心を動かし、6畳一間で父と共に暮らすことになる。
ボンビ / 優衣子(ゆいこ)〈9〉
演 - 渡邉このみ
表向きは家庭が貧乏(ボンビー)ということで入所したことになっているが、両親は災害で亡くなっており遺体は未だ見つかっていない。ピア美と同様にポストを尊敬している。水瓶座。食物アレルギーは牛乳。
両親の死を信じられない経緯から妄想癖があり、部屋にアンジェリーナ・ジョリーとブラッド・ピットの写真を飾り、2人を「ジョリピ」と呼んで理想の両親としていた。後に佐々木の配慮によって両親の死を受け入れることができた。
東條家の「男の子が欲しい」という理想に近づくため、髪の毛をポストに切ってもらった。最終話ではその熱意から東條夫妻に実際に気に入られ、念願としてきた彼らのところの養子として受け入れられた。
オツボネ〈17〉
演 - 大後寿々花
長く施設で暮らす「お局」。母親が割った瓶の破片による怪我で虹彩異色症を患う。常にウサギのぬいぐるみを持ち歩いているため、「オツボネ」という名に変わる前は「ウサタン」という仇名で呼ばれていた。
陰気で鈍くさく、ポストやピア美からも馬鹿にされている。年下のポストに頼っており、自分のもらい手が現れない焦りから、無意識に施設の食料を漁る癖がある。射手座。
コガモの家を卒業後は、看護学校へ進学し、同学校の寮で生活していくことを予定している。
パチ
演 - 五十嵐陽向(第1話 - 第5話)
ギャンブル(パチンコ)依存症の母親に真夏の締め切った室内に放置され熱中症で死にかけ、発見されて入所。きよみ幼稚園に通う幼稚園児。母親の匂いが残るシャンプーボトルを常に手にしている。ポストとは母子のように仲が良い。牡牛座。佐々木が施設から送り出した106人目の子供である。
ニッパチ
演 - 寺田心(第6話 - 第8話)
パチと同様にギャンブル依存の母親に放置されたところを発見されて入所。ニッパチというあだ名は自分から催促して決めた。周囲の女性に対してしきりにチューを求める。ギャンブルをやめると決意した実母が迎えに来て、親元に帰っていった。
ハン
演 - 阪本光希
4月12日生まれ。A型。牡羊座。リュウとは双子の兄弟でリュウが大好き。やんちゃでいたずら好きだが人の気持ちがわかる。
リュウ
演 - 阪本颯希
4月12日生まれ。A型。牡羊座。ハンとは双子の兄弟でハンが大好き。甘えん坊で寂しがり屋だが友達を大切にする。
ロッカー〈21〉
演 - 三浦翔平(少年期:武田勝斗)
父親によってコインロッカーに置き去りにされた過去を持つ。現在はコガモの家の職員兼調理員として働く。
コガモの家に預けられた最初の子供で、父親殺傷事件後に佐々木によって保護された。自分が父を殺したと思っており、母と交わした約束により一切言葉を発することをやめた。そのため常に無口で無表情だが、施設の皆が心を許しており、彼自身も子供達を愛し一人ひとりの情報をノートに書き留めて日頃から接している。
佐々木 友則(ささき とものり)〈48〉
演 - 三上博史
足を引きずって歩き、常にステッキを手にしている施設長。粗暴かつ威圧的な性格で舌打ちが癖。妻・香織とは別居中だが、車内から遠目で彼女が弁当屋で働く姿を監視しており、過剰に気にかけている。その影響で常連客の親子とトラブルになった。児童養護施設を開設する前は刑事で、夫を殺したロッカーの母親を逮捕した。愛車はボルボ240。
子供たちを「里親のペット」と断言、恫喝や体罰を以って非情に接し、親を忘れられない子供には容赦無い。ある要因で108人の子供を里子に出そうとしている。子供たちからは「魔王」と呼ばれ恐れられているが、時折情にほだされて優しい一面を見せることもあり、根は悪人ではない。最終話で「108人の子供を里子に出す」という目標を達成させた後は、自身が赤ん坊のころから育て上げたキララ (ポスト)への愛情に目覚め、彼女を娘として暮らす決意をした。
調理員であるロッカーが不在の際には炊事も担当するが、料理の腕は酷く悪く、ロッカーレシピを用いても施設の児童全員がしかめ面で食べるほど劣悪な味である。
横浜東児童相談所
水沢 叶(みずさわ かない)〈25〉
演 - 木村文乃
職員。常に無表情で生気が見られず、子供・里親問わず淡々と接する。子供たちの幸せを第一に願っており「子どもにも親を選ぶ権利がある」との信念の下、本来なら規則違反とされる里親候補の資料を佐々木に見せている。子供たちが付けたあだ名は「アイスドール」。
岩本と結婚の予定があり、結婚した後は仕事を辞めることが条件となっている。
その他
東條 祐樹(とうじょう ゆうき)〈28〉
演 - 城田優
高級住宅街に住むセレブ。ボンビに密かに「ジョリピ」の愛称で「理想の親」として憧れられている。子供に恵まれず、ボンビを介して知った「コガモの家」に養子縁組の斡旋を依頼する。当初は男の子を希望していた。
マリア
演 - Mailys Robin
東條の妻。彼女はフランス語しか喋れないため、東條が通訳する。
レイカ
演 - 舞優
東條の姪。
笹塚 蓮(ささづか れん)
演 - 藤本哉汰
横浜市立川浜小学校児童。ピア美とは同級生で、彼女から好意を持たれているが、自身はポストに好意を持っている。音楽大学で教授を務めている五十嵐は彼の伯母にあたる。「男子がピアノなんて恥ずかしくて」という理由で隠していたが、その腕前はコンクールにおいてピア美を凌ぐほどである。
佐々木 香織〈40〉
演 - 鈴木砂羽
佐々木の妻。当初はドンキから「謎の女性」だと思われていたが、佐々木の言動や行動から彼の別居中の妻だと気付く。佐々木とは接触せず、アパートで独り暮らしをしながら弁当屋で働いている。過去に男の子を流産しており、佐々木がそれを自分のせいとして現在の活動をするきっかけとなった。
渡辺 涼香
演 - 酒井美紀(第1話・第8話)
ドンキの実母でシングルマザー。恋人を相手に傷害事件を起こし逮捕される。後に、その恋人と結婚するため、邪魔になったドンキに「コガモの家」で暮らすよう勧めるが、その恋人と別れドンキを迎えにくる。
川島 剛志
演 - 松重豊(第2話・第5話 - 第8話)
川島 美鈴
演 - 大塚寧々(第2話・第5話 - 第8話)
上記2名はドンキの里親候補者の夫婦。暖かい愛情でドンキを包み込む。
アミ
演 - 甲斐恵美利(第2話・第4話・第7話)
レミ
演 - 井上華月(第2話・第4話・第7話)
ユミ
演 - 飯島緋梨(第2話・第4話)
上記3名はポストたちの同級生。
鳥羽
演 - 別所哲也(特別出演)(第5話・第8話)
ピア美の父親。
五十嵐 みどり
演 - 高橋ひとみ(第5話 - 第6話・第8話 - 最終話)
蓮の伯母。音楽大学教授でピア美の才能を見出す。
岩本
演 - 川村陽介(第5話・第8話)
叶の彼氏。エリート志向が強い。
朝倉 亮
演 - 吉沢悠(第7話 - 最終話)
ポストたちの新たな担任。
朝倉 瞳
演 - 安達祐実(第7話 - 最終話)
亮の妻。娘・愛の事故死を受け入れられず、精神を病む。
スタッフ
脚本監修 - 野島伸司
脚本 - 松田沙也
音楽 - 羽毛田丈史
演出 - 猪股隆一、鈴木勇馬 / 長沼誠(日テレアックスオン)
演出補 - 田部井稔、後藤克樹
タイトルバック - 西村了
美術 - 高野雅裕、渡辺俊太
スタントコーディネーター - 出口正義
カースタント - 佐藤秀美
児童養護施設監修 - 岡本忠之
ダンス指導 - あさづきかなみ
ピアノ指導 - 東ゆかり
ピアノ吹替・演奏 - 松崎加奈
劇中料理 - 赤堀博美
医療指導 - 菅野秀宣
看護監修 - 柿本志保
特殊メイク - 藤原カクセイ
チーフプロデューサー - 伊藤響
プロデューサー - 福井雄太、難波利昭(日テレアックスオン)
ラインプロデューサー - 大塚泰之
プロデュース補 - 渡邉美郁、大護彰子、加藤晶子、侭恵子
制作協力 - 日テレアックスオン
製作著作 - 日本テレビ
主題歌 - コトリンゴ「誰か私を」(commmons)
各話あらすじ(2014.1.15 - 2014.3.12)全9話 平均視聴率 12.79%
第1話 2013年1月15日「母を失った子供達が求める愛情。私は絶対幸せになってやる」 ※(22:00〜23:20)
児童養護施設・コガモの家は、それぞれの事情で親と暮らせなくなった子供たちが集まる。子供たちは本当の名前を名乗らず、あだ名で呼び合う。ポスト(芦田愛菜)と呼ばれる少女が圧倒的な存在感を放ち、子供たちのリーダー的存在となっていた。ある日、コガモの家に真希(鈴木梨央)が新しく加わることになった。母親の涼香(酒井美紀)が傷害事件を起こして警察に逮捕されてしまったためだった。ポストは、真希がコガモの家に来た事情を知っていながら、遠慮のない言葉を投げ掛ける。そんなポストに真希は反発する。真希は、すてきな里親に引き取ってもらって幸せになることが夢だと語る子供たちに違和感を覚え、自分だけは母親に迎えに来てもらえると信じていた。
第2話 2014年1月22日「9歳の母性本能。いたいけな少年を救え」
ポスト(芦田愛菜)たちコガモの家の子供は佐々木(三上博史)から、新しい里親候補の資料を見せられ、ドンキ(鈴木梨央)、パチ(五十嵐陽向)は里親候補の家へ「お試し」に行く。パチと親子のように接してきたポストは戸惑いを感じるが、パチの幸せを願い、送り出そうとする。パチを迎えた安田家は子供がなく、優しい夫婦だった。妻の美智子(江口のりこ)はパチを気に入り、パチも美智子に懐く。安田家での生活に慣れていくパチだったが、いつも空のシャンプーボトルを手放さない。美智子は、そのことが気に掛かる。シャンプーボトルの匂いは、パチの実母の匂いでもあった。美智子は叶(木村文乃)から、パチの背負う悲しい過去を聞かされる。
第3話 2014年1月29日「ウサギの赤い涙。親のいる子も寂しい?」
17歳のオツボネ(大後寿々花)は、来年にはコガモの家を出ていかなければならない。だが、条件の合う里親候補がなかなか見つからず悩んでいた。そんな中、子供の星座が射手座という条件で、年齢性別不問で引き取りたいという里親候補が現れる。その条件に該当するのは、オツボネとポスト(芦田愛菜)だった。二人は、里親候補の吉田家へ「お試し」に行く。しかし、二人を迎えたのは家政婦で、吉田夫妻の姿はなく、ある部屋に案内される。そこには2台のパソコンがあり、国際弁護士の吉田(吉野容臣)と占星術師の妻・弓枝(沢田育子)が映っていた。吉田夫妻は、仕事で各地を飛び回り、家に戻れない生活が続いていた。そして、足が不自由で車椅子生活のアズサ(優希美青)という実の娘がいた。
第4話 2014年2月5日「少女の悲しいヒミツ母親の幽霊は語る…」
佐々木(三上博史)は、妄想癖のあるボンビ(渡辺このみ)に「お試し」に行くよう命じる。ボンビは、コガモの家に来て長かったが、一度もお試しに行ったことがなかった。ボンビは、経済的な理由から自分を手放した両親が、いつか自分を迎えに来てくれると信じていた。だがボンビは、理想と違う現実を受け入れ、初めてお試しに行くことに。ボンビが向かったのは、自転車店を営む酒井家だった。朗らかな夫婦に迎えられ、楽しく過ごしていたボンビだったが、食事中に気を失って倒れてしまう。そして、再びボンビは、自分の世界に閉じこもる。そんなボンビに、ポスト(芦田愛菜)は「生みの親なんか忘れろ」と言い放つ。
第5話 2014年2月12日「超絶美少女のピアノパパはここにいる…」
ピアノの練習をしていたピア美(桜田ひより)は、見知らぬ女性に声を掛けられる。女性はピア美に、一度演奏を聞かせてほしいと頼む。ピア美は自信満々でリクエストの曲を披露する。そんな折、ピア美は音楽の教師から、日本で有名なピアノコンクールの予選に出場しないかと誘われる。演奏を聞かせてほしいと頼んだ女性は、音楽大学の教授みどり(高橋ひとみ)だった。そのコンクールの審査員を務めるみどりが、ピア美のピアノの演奏を気に入り、コンクールに推薦してくれるのだという。ピア美は、全国大会に出場できる上位入賞を目標に、コンクールに向けて張り切る。自分がコンクールに出場すれば、そのことを知った実の父親が見に来てくれるのではないかと期待していた。ポスト(芦田愛菜)はピア美から、父親の写真を見せられ、もしコンクールの最中に姿を見掛けたら引き留めておいてほしいと頼まれる。
第6話 2014年2月19日「物言わぬ青年へ。愛と魂の大演説を聞け」
ドンキ(鈴木梨央)は、里親候補の川島(松重豊)・美鈴(大塚寧々)夫妻に、どうしたら気に入られるのか悩んでいた。ロッカー(三浦翔平)は、その悩みをドンキから打ち明けられ、彼女を温かく励ます。ある日、ロッカーはドンキに頼まれ、川島家の水回りの修理をすることに。そして、ドンキとロッカーは川島家から帰る途中で、若い夫婦がもめている姿を見掛ける。妻は夫に殴られそうになり、おびえていた。その様子を見たロッカーは、豹変(ひょうへん)して暴力を振るい警察沙汰になってしまう。ドンキはショックを受け、ピア美(桜田ひより)とボンビ(渡辺このみ)も動揺する。一方、ポスト(芦田愛菜)は、ロッカーの豹変には、何か理由があると考える。
第7話 2014年2月26日「私のママでいい?」
ポスト(芦田愛菜)たちのクラスの担任教師が産休に入ることになり、新しい担任・朝倉(吉沢悠)がやって来る。そんな中、ロッカー(三浦翔平)とスーパーに行ったポストは、買い物をする朝倉と出会う。朝倉は、病気の妻に代わって家事をしていた。ある日、「コガモの家」に東條(城田優)・マリア(ロビン・マイリス)夫妻が訪れる。コガモの家の子供たちは、美しく裕福な東條夫妻に選んでもらおうと張り切るが、ボンビ(渡辺このみ)だけは、夫妻が引き取りたいのは男の子だということを知っており、沈んでいた。東條夫妻は、子供たちと面会するが、子供を引き取る決断には至らなかった。だが、夫妻が帰ろうとした時に、一人の少年が現れる。それは、髪を切って少年に変装したボンビだった。
第8話 2014年3月5日「少女が旅立つ時。子供たちの流す涙の訳」
ポスト(芦田愛菜)は朝倉(吉沢悠)の家に通い、ポストを亡くなった自分の娘・愛と呼ぶ瞳(安達祐実)と共に日々を過ごしていた。そんな時、ドンキ(鈴木梨央)が突然、腹痛を訴え病院に運ばれる。大事には至らずに済んだものの、ポストはドンキに精神的な異変が起こっていると感じていた。そんな折、ピア美(桜田ひより)がピアノコンクールの全国大会に出場することになり、ポストたちも応援に行く。同じ頃、コンクールの予選にも来ていたピア美の父・鳥羽(別所哲也)も再び会場に来ていた。彼は佐々木(三上博史)に、この街から離れて二度とピア美に会うつもりがないと打ち明ける。本番直前、ポストはピア美に、予選に父・鳥羽が来ていたこと、今日もきっと来ているはずだと告げる。一方、ドンキは、川島(松重豊)・美鈴(大塚寧々)夫妻と本当の親子のように過ごしていた。幸せを感じる中、実母の涼香(酒井美紀)がコガモの家に現れる。
最終話 2014年3月12日「私の名前を呼んで…最後までありがとう」
ポスト(芦田愛菜)は瞳(安達祐実)のために、瞳の亡くなった娘・愛として、朝倉(吉沢悠)の家に通い続けていた。ある日、コガモの家にポストを送り届けた朝倉は、佐々木(三上博史)と対面する。そして佐々木は、ポストが朝倉家に通っている理由を聞かされる。また、コガモの家の子供たちは、ドンキ(鈴木梨央)と川島(松重豊・大塚寧々)夫妻との縁組が決まったのをはじめ、新しい人生の第一歩を踏み出そうとしていた。ピア美(桜田ひより)は実父と暮らすことになり、転校が決まる。ピア美は、もうピアノを弾く機会はないかもしれないと、音楽室のピアノを弾いていた。そこに、みどり(高橋ひとみ)が現れる。一方、コガモの家に再び東條(城田優)・マリア(ロビン・マイリス)夫妻が訪れる。
各話視聴率
番組公式サイト
(明日、ママがいない - Wikipedia)
タグ:明日、ママがいない