キャッチコピーは「サンキュー、片想い。」「片想い、つづく。」
概要
人気漫画家・水城せとなによる累計発行部数120万部突破のコミック「失恋ショコラティエ」を嵐の松本潤主演でドラマ化。松本は2年ぶりのドラマ出演となる。
憧れの最強天然系小悪魔女子・サエコに片想いをし続け、彼女が好きなチョコレートの職人になるために修業を積んで、すでに人妻となってしまったサエコを振り向かせようとする主人公・小動爽太の奮闘を描く。
原作
『失恋ショコラティエ』(しつれんショコラティエ)は、水城せとなによる日本の漫画作品。第36回講談社漫画賞「少女部門」受賞。
『月刊フラワーズ』増刊の『凛花』(小学館)にて3号から10号まで連載された後、『月刊フラワーズ』本誌へと連載誌が移動となり、同誌2010年11月号より定期連載となった。単行本は、2013年10月現在同社のフラワーコミックスαより既刊7巻。
ストーリー
製菓学校に通う小動爽太(松本潤)は、高校時代に一目ぼれした憧れの先輩で最強の天然系小悪魔女子・サエコ(石原さとみ)と念願かなって交際をスタートさせた。
しかし、バレンタインデー前日に「付き合っていたつもりはない」と言われてしまい、誠心誠意、手作りしたチョコレートも受け取ってもらえなかった。傷心に沈む爽太だが、チョコレート好きのサエコのために一念発起し、単身フランスに渡りチョコレート職人を目指し始める。
キャスト
主要人物
小動 爽太(こゆるぎ そうた)
演 - 松本潤
サエコとの甘い妄想にふけりながら身も心も振り回される、一途な片想い男子。高校の先輩であるサエコにフラれたことから、単身フランスに渡り、チョコレート職人の修業を積む。帰国後は、イケメンショコラティエとして店を構え、チョコ好きのサエコを振り向かせようとする。
高橋 紗絵子(たかはし さえこ) → 吉岡 紗絵子(よしおか さえこ)
演 - 石原さとみ
爽太が一途に片思いを続ける天然系小悪魔女子。学生時代は各学年の一番のイケメンと付き合い、手の届かない幻の蝶のような人物。天然なのか計算なのか不明ながらも、女子力の塊のような振る舞いを見せて男子を惑わせる力は、人妻になっても衰えていない。
ショコラ・ヴィ
井上 薫子(いのうえ かおるこ)
演 - 水川あさみ
爽太の父が経営するケーキ屋の従業員で、爽太が一流のショコラティエとして帰国したのちにチョコレート専門店「ショコラ・ヴィ」を共に始める。小さい頃から爽太を知っており、ショコラティエとしての才能を見抜く。
オリヴィエ・トレルイエ
演 - 溝端淳平
ショコラティエ。「パティスリー・トレルイエ」の御曹司。父はフランス人、母は日本人のハーフ。
小動 まつり(こゆるぎ まつり)
演 - 有村架純
大学生のアルバイト店員。爽太の妹。
小動 誠(こゆるぎ まこと)
演 - 竹中直人
「ショコラ・ヴィ」の前身である「パティスリー・TOKIO」のオーナーパティシエ。爽太・まつりの父親。
リクドー
六道 誠之助(りくどう せいのすけ)
演 - 佐藤隆太
オーナーショコラティエ。
関谷 宏彰(せきや ひろあき)
演 - 加藤シゲアキ(NEWS)
ショコラティエ。
その他
加藤 えれな(かとう えれな)
演 - 水原希子
とある人物に猛烈な片思いをしているモデル。そんな境遇から爽太とは意気投合し、お互いを支え合うための肉体関係を持つようになる。ほかに好きな人がいながらも、お互いをよりどころとする不思議な関係を築く。
吉岡 幸彦(よしおか ゆきひこ)
演 - 眞島秀和
紗絵子の夫。「グルメシーカ」副編集長。
ゲスト
藤本 涼子(ふじもと りょうこ)
演 - 夏月(第4話)
女優。自身のブログで「ショコラ・ヴィ」の「ムース・オ・ショコラ」を高く評価する。
倉科(くらしな)
演 - 佐藤祐基(第5話 - 第6話)
ユカリン
演 - 若月佑美(乃木坂46)(第6話)
まつりの親友。現在交際中の彼氏はまつりと浮気していた。
中村 大介(なかむら だいすけ)
演 - 千葉雄大(第7話)
ユカリンやまつりと2股交際をしていたが、まつりに別れを告げられる。
スタッフ
原作 - 水城せとな『失恋ショコラティエ』(フラワーコミックスα / 「月刊flowers」連載中、小学館)
脚本 - 安達奈緒子、越川美埜子
音楽 - Ken Arai
演出 - 松山博昭、宮木正悟、関野宗紀、品田俊介、小原一隆
監督補 - 品田俊介
演出補 - 岩城隆一、野田悠介
オープニングVFX - 山本雅之
フラッシュアニメ - 中田仙次郎
ショコラティエ監修 - 三浦直樹
フードコーディネーター - 住川啓子
フランス語指導 - デミトリー、黒木許子
所作指導 - ジャンポールチェボー、山崎寛朗
所作協力 - エコール辻東京、国際製菓専門学校、和光、山崎正也、松本しのぶ
プロデュース - 若松央樹、小原一隆
プロデュース補 - 西田久美子、荻田真弓
制作著作 - フジテレビ
主題歌 - 嵐「Bittersweet」(ジェイ・ストーム)
各話あらすじ(2014.01.13 - 2014.03.24)全11話 平均視聴率 12.19%
第1話 2014年1月13日「もっとあなたに傷つけられたい!!」 ※21:00〜22:09(15分拡大)
フランス・パリのチョコレート専門店に、製菓学校出身の爽太(松本)がやって来る。彼はチョコレート専門店で働いた経験もなく、フランス語も話せないが、店で働かせてほしいと懇願する。爽太は高校生の頃から、一つ年上の紗絵子(石原さとみ)に片思い中で、ショコラティエになり、チョコレートが大好きな彼女を振り向かせたかったのだ。6年後の2013年秋、爽太は店で知り合ったオリビエ(溝端淳平)と共に帰国し、自分の店の開店準備に追われていた。そこに、紗絵子が現れる。紗絵子は「チョコレート王子」として有名になった爽太のことを、テレビで知ったのだ。そんな折、爽太は紗絵子に呼び出される。告白でもされるのかと期待する爽太に、紗絵子は結婚することになった、と告げる。
第2話 2014年1月20日「今夜も”妄想”と片想いが止まらない」
念願のチョコレート専門店を開いた爽太(松本潤)は、初日からにぎわう店内を見回し、幸せな気分に浸っていた。そこに、祝いの花籠を持った紗絵子(石原さとみ)がやって来る。紗絵子の来店に爽太は気分を高揚させ、紗絵子の方は、華やかなチョコレートやスイーツの数々に目を輝かせる。盛り上がる二人を見て、薫子(水川あさみ)はあきれてしまう。その後、テレビでショコラティエの六道(佐藤隆太)が紹介される。まつり(有村架純)が見ていると、爽太が来る。そこへ紗絵子が現れ、六道の店の帰りだと言い、購入してきたチョコレートを見せびらかす。さらに紗絵子は、六道のことを褒めちぎり、爽太は打ちのめされる。約1カ月後、爽太の店に、六道の店の従業員・関谷(加藤シゲアキ)が訪ねて来る。関谷は、六道の誕生日パーティーの招待券を手にしていた。後日、爽太は薫子、オリビエ(溝端淳平)と共に、パーティーに出掛ける。
第3話 2014年1月27日「走り出した恋、それぞれの告白へ」
紗絵子(石原さとみ)が店に姿を見せなくなって1カ月半、爽太(松本潤)は彼女に会いたい気持ちをショコラ作りにぶつけていた。そんな折、海外ロケから戻ったモデルのえれな(水原希子)が店にやって来る。爽太に会いたくて空港から直行したというえれなは、彼にまとわり付く。恋人同士のような二人を、薫子(水川あさみ)は冷たい目で見詰める。そこに現れた紗絵子も二人を凝視する。爽太は内心激しく動揺しながらも、平静を装い、えれなを帰らせる。すると、紗絵子が、えれなのことを聞いてくる。えれなと自分の関係を気にしているのかと思うと、爽太は主導権を握った気分になる。数日後、爽太は紗絵子から、買い物に付き合ってほしいと頼まれるが、それを断ってしまう。
第4話 2014年2月3日「2人の恋は、チェスのように」
薫子(水川あさみ)を食事に誘うため、関谷(加藤シゲアキ)が爽太(松本潤)の店にやって来る。関谷の話を聞いた爽太は、誘いを受けるよう薫子を促すが、彼女は「よく知らない人と食事には行けない」と断ってしまう。爽太は、関谷の上司でショコラティエの六道(佐藤隆太)に、メールで関谷の人柄を聞く。爽太に気がある六道は、爽太が関谷に興味を持ったのかと疑う。一方、まつり(有村架純)と会ったオリビエ(溝端淳平)は、キスしたことを謝る。そして、まつりが誰と付き合ったとしても、自分はまつりが好きだと告げる。そんな折、爽太と紗絵子(石原さとみ)は買い物に出掛ける。紗絵子とのデートに幸せな気分の爽太だったが、紗絵子の態度に振り回され、そんな自分が悲しくなってしまう。
第5話 2014年2月10日「切ない切ない切ない…」
爽太(松本潤)は、紗絵子(石原さとみ)の誕生日が近づくにつれ、彼女と過ごす記念日を妄想する。一方、紗絵子は夫・吉岡(真島秀和)に不満を抱えていた。そんな折、爽太の店に来た紗絵子は、日持ちのするショコラや洋菓子を大量に購入し、さらに自分のバースデーケーキを注文し帰っていく。爽太は、いつもとは違う紗絵子の表情に、胸騒ぎを覚える。別の日、爽太は薫子(水川あさみ)とオリビエ(溝端淳平)に、ケーキのデザイン画を見せる。モチーフのチョウには、紗絵子へのゆがんだ愛情が表現されていて、薫子は苦笑する。そんな中、えれな(水原希子)と電話をしている爽太のそばを何げなく通った薫子は、聞こえてきた話から、二人の関係を察知する。
第6話 2014年2月17日「俺、失恋することにした」
えれな(水原希子)は爽太(松本潤)に、倉科(佐藤祐基)への告白の一部始終を聞かせる。倉科に妻子がいることが分かり、えれなは恋が終わったと言い放つ。それを聞いた爽太は、自分はなぜ人妻の紗絵子(石原さとみ)を思い続けているのか自問する。翌日、店に戻った爽太は、薫子(水川あさみ)に前日の発言を謝罪。そして、薫子が好きだから、薫子の口から人の悪口を聞きたくなかったと説明する。その後、爽太は薫子らの前で、失恋することにしたと宣言する。バレンタインデーに紗絵子に思いの丈を告白し、ちゃんと振られて恋を終わりにするという爽太に、薫子らはあっけにとられる。
第7話 2014年2月24日「…なんの、涙?現実にしていいの?」
バレンタインデーが近づき、爽太(松本潤)らは店がにぎわって多忙を極めていた。特に爽太は、紗絵子(石原さとみ)に贈るショコラを同時に準備していたため、睡眠時間も激減していた。それでも、長い片思いを終わらせると決めた爽太は、気合をみなぎらせる。そんな折、まつり(有村架純)がオリビエ(溝端淳平)に、元恋人の部屋に残している私物を取りに行くと明かす。その様子に疑念を感じたオリビエは、自分も一緒に行くと主張する。同じ頃、夫の吉岡(真島秀和)とペットショップにいた紗絵子は、猫を飼いたいと言う。当初は反対した吉岡だが、結局、猫を飼うことにし、紗絵子は笑顔になる。そしてバレンタインデー前日、ようやく爽太はショコラを完成させる。
第8話 2014年3月3日「ついに間男に成り上がったよ」
紗絵子(石原さとみ)とキスをしたことが信じられない爽太(松本潤)は、理由が分からずに困惑する。相談を受けたえれな(水原希子)は、ホワイトデーまでには紗絵子から反応があるのではないかと、爽太を励ます。バレンタインデーが終わり、爽太らの店は平穏を取り戻す。薫子(水川あさみ)らは喜ぶが、爽太は余裕があると紗絵子のことを考えてしまい、疲労を募らせる。そんな爽太を心配するえれなに、彼はホワイトデーの夜の予定を尋ねる。ホワイトデーまでに紗絵子から返事がもらえなければ、えれなと新しい関係を始めようと、爽太は心に決めていた。ホワイトデー当日、店の営業を終えた爽太が閉店の準備をしに外へ出ると、通りに紗絵子が立っていた。
第9話 2014年3月10日「最終章突入!正も誤もない、これが恋だ」
爽太(松本潤)は、自分の店の2階で暮らし始めた紗絵子(石原さとみ)と恋人同士のような甘い時間を過ごしていた。二人の関係を不快に感じる薫子(水川あさみ)は、いら立ちを募らせる。一方、えれな(水原希子)は爽太からの連絡が途絶え、理由が分からずに傷ついていた。ある朝、薫子が店の前を掃除していると、えれながやって来て、自分が出演するファッションショーの招待状を爽太に渡したいと言う。薫子は、えれなさえも非難するようにきつい口調で、爽太の現状を話してしまう。すると、えれなは「言いにくいことを教えてくれてありがとう」と、薫子に頭を下げる。店内に戻った薫子は、内心落ち込むが、オリビエ(溝端淳平)はそんな彼女に「自分が正しいと思うのなら、それでいいのでは」と声を掛ける。
第10話 2014年3月17日「最終回目前!未来に何も思い描けない」
爽太(松本潤)は紗絵子(石原さとみ)に恋い焦がれながらも、二人の関係に行き詰まりを感じ始めていた。そんな折、かつて爽太が修業したフランスの老舗店からエアメールが届く。オリビエ(溝端淳平)は、その老舗店のチーフショコラティエの候補に、爽太の名前が挙がったのでは、と話す。もし、その店のショコラティエになれたら、紗絵子との未来を切り開くことができるかもしれないと、爽太は祈るような思いを抱く。その頃、薫子(水川あさみ)は、関谷(加藤シゲアキ)から届いたメールへの返信に、頭を抱えていた。困った薫子は、紗絵子に相談する。すると紗絵子は、薫子が想像さえしなかった返信を提案する。後日、爽太やオリビエが遠方に出掛け、紗絵子が一人きりになった夜に、店が停電してしまう。
最終話 2014年3月24日「ついに今夜、全員の片想いが完結!」 ※21:00〜22:09(15分拡大)
爽太(松本潤)は紗絵子(石原さとみ)のリクエストに応えるためチョコバーの試作を重ねるが、どうしてもうまくいかない。そんな折、爽太の前にえれな(水原希子)が現れる。久しぶりの再会に言葉が出ない爽太に、えれなは爽太が好きだと告白する。さらに、自分のことが好きなら見に来てほしい、とファッションショーのチケットを爽太に渡し、えれなは店を出ていく。その頃、薫子(水川あさみ)は紗絵子の助言を受け、メールで関谷(加藤シゲアキ)を食事に誘う。プライベートな相談に乗ってもらううち、薫子は紗絵子と意気投合し、一緒に買い物に出掛けるようになる。一方、爽太は相変わらずショコラの創作に苦戦していた。そんな中、紗絵子が帰ってくる。爽太に声を掛け、調理場へ行こうとした紗絵子は突然、倒れ込んでしまう。
各話視聴率
番組公式サイト
(失恋ショコラティエ - Wikipedia)
タグ:失恋ショコラティエ