「家族を捨てるって言ったら、またあの頃に戻れる?」母が勧めるお見合いの帰り道、元不倫相手である黒沢(中村俊介)から衝撃的な告白を受けた32歳の原多香子(優香)。一年前なら夢にまで見た黒沢の言葉――寂しい気持ちは変わっていないのに、しかしどうしても一歩を踏み込むことができない。「本当に好きなら、何も考えずに飛び込めるものなの?」考えすぎて本能で行動できない自分に、ひとり思い悩む多香子だった。
一方の小津晃太郎(三浦貴大)は、多香子の見合いがどうなったのか気になって仕方ない。思わず口に出して聞いてしまった晃太郎に、「お見合いはお断りしました。でも、小津先生には関係のないことですよね」と多香子。婚約者がいる晃太郎は謝るしかないのだった。
黒沢と晃太郎。また苦しいだけの恋……ついに決心した多香子は、その夜、黒沢を自分のマンションへと呼び出す。そして、本当に黒沢を好きだったこと、今でも寂しいとつい負けてしまいそうになることを告白。不倫をしていた当時もずっと自分を選んで欲しかったこと。しかし、いろいろと考えてしまって言い出せなかったこと。なにも考えずに飛び込むには至らなかったこと――。全てを話した多香子は、「今までありがとうございました。さようなら」はっきりと黒沢に別れを告げて、こんな苦しいだけの恋をするのは止めようと心に決めるのだった。
後日、実家に手伝いに戻った多香子は、母親の久恵から見合い話を断ったことを咎められる。「こういうことは、よく考えてからお返事するものよ」その一言にカッとなる多香子。「いつも、私は考えすぎだって言うじゃない。考えれば幸せになるの?考えないほうがいいの?どっち?」高校の頃は、男子と付き合うなんてはしたないと言っていた母親。しかしこの年になったら急に「男の人と食事をしろ、結婚しろ」と言う――積年の想いを吐露する多香子。「私、不倫してた。ばかでしょ?私はお母さんが思ってるような娘じゃないんだよ!」それは、多香子の初めての母への反抗だった。
そして多香子は、今までずっと秘密にしてきた不倫の事実を、女子会メンバーであるユウコ(市川実和子)と秀美(山田真歩)にも初めて包み隠さず打ち明ける。最初は驚いていたふたりだが、多香子が黒沢に申し込まれた復縁をきっぱり断ったことを知ると「やるじゃん」「よし、じゃあ今日は元彼のここがムカツクぅ!で飲むか」と明るく元気づける。そんなユウコと秀美の友情が、泣きたくなるほどに嬉しい多香子だった。
そんな折、小田原女子高等学校職員室では合コン企画が持ち上がっていた。「小津先生、考えて下さってます?合コンの件」秀美が晃太郎に、友人の一般企業男性とのセッティングを迫っていたのだ。多香子も「私も、今度は良い方と出会いたいと思います」と参加を表明、晃太郎は弱り切ってしまう。
「合コン?女教師と合コン!いい!それいい!」話を聞いた今村は、既婚者でありながら俄然乗り気。「江川さんも呼ぼうよ」と言う今村に、晃太郎は渋い顔。江川(新井浩文)には3年前に死去した舞という彼女がいたのだ。「だからだべ。江川さんもそろそろ誰かとつき合うべきと思うんだよ」。既婚者の自分と、婚約中の晃太郎とで江川をアシストしようと言う今村。「てかさ、晃太郎、いいの?合コンなんかしたら、あの女先生に彼氏できちゃうかも知んないべ?」――晃太郎の脳裏を過るのは、「小津先生には関係ないですよね」と言った多香子の顔。「俺には関係ないことだ」自分に言い聞かせるように、そう答える晃太郎だった。だが当日も間近に迫ったある日、婚約者のカオリ(河北麻友子)に合コンに行くことを素直に話してしまった晃太郎は、幹事でありながら「行かないで」と引きとめられてしまい…!?
第1話 2013年10月3日「略奪愛に不倫…主演女優を発表」
第2話 2013年10月10日「教師の恋不倫する女は嫌いですか?」
第3話 2013年10月17日「緊急事態彼の婚約者を見て…涙ついに切ない愛を告白」
第4話 2013年10月24日「恋の事件彼と突然のベッドイン惨めな恋に終止符か!?」
第5話 2013年10月31日「母の罠で見合い結婚?不倫相手が逆襲のプロポーズを」
第7話 2013年11月14日「禁断キス教師の愛暴走…しかし彼の婚約者が(秘)行動を」
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