東京都北区王子の下町風情ただよう商店街。
高校1年の沢崎瞬太(知念侑李)は、担任の只野路子(倉科カナ)から留年確実と宣告された帰り、占い好きの母親・みどり(南野陽子)に連れられて、新しくできた怪しい占いの店『陰陽屋』を訪れる。店主・安倍祥明(錦戸亮)のルックスと巧みな話術にすっかり魅了され、身の上相談を始めるみどりに、祥明は「すべて悪い霊のせい」と告げて除霊を行い、代金1万円を請求。あまりのインチキぶりに激怒した瞬太は、祥明に殴りかかる。しかし、その拍子に高価な調度品を割ってしまい、結果、店で雑用係のアルバイトをするはめに。
その夜、路子の祖父・内藤源次郎(杉良太郎)が営む居酒屋『狐火』では、商店街の連中が集まり、“ぼったくりの男”祥明の話題で持ちきりに。近くの神社の巫女・鮎川珠希(柏木由紀)の証言で、祥明がかつてナンバーワンホストだったことも判明すると、路子の嫌悪感はますます強まり、商店街の連中は、『陰陽屋』の立ち退き運動を始めることを決意。
そんな中、『陰陽屋』に里見由実香(鈴木梨央)という9歳の少女がやって来る。祥明に父親の“狐つき”を治してほしいと頼む由実香。優しかった父・健介(戸次重幸)に狐がつき、母の香奈子(春木みさよ)に毎晩暴力を振るっているというのだ。
乗り気ではない祥明だったが、ふいに店に現れた源次郎に促され、しぶしぶ里見家に向かう。すると突然、家の中から女性の叫び声が!祥明、瞬太、路子が踏み込むと、そこには思わぬ光景が広がっていた。祥明は戸惑うことなく室内をしげしげと見回しひと言、「この家、ガッツリ祟られています」――。突然現れた怪しい男に最初は激しい反発を見せる夫婦。しかし、祥明と話すうち態度が変わり始め、結局、祥明はなんと口先だけで“狐つき”をするりと解決してしまう。
翌日、商店街では臨時集会が開かれ、『陰陽屋』の立ち退き要求が可決される。と、そこへ祥明に救われた里見一家と、女子児童たちが署名を持って現れ、『陰陽屋』をなくさないでほしいと訴える。その姿を見た源次郎は、「もう少し様子を見よう」と提案し、『陰陽屋』はなんとか存続が認められることに。ところが路子はあることから、祥明の策略に気づき憤慨。祥明に対する印象は最悪のものに。
一方、そんな陰陽屋を遠くから見つめる怪しげな男性が…。
第2話 2013年10月15日「空腹占い師、呪いのラーメンの謎を解く」
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