2013年10月11日から同年12月13日まで、テレビ東京系列『金曜8時のドラマ』(金曜19:58 - 20:54)において、『刑事吉永誠一・涙の事件簿』のタイトルで放送された。全9話。
2014年10月17日から同年12月12日まで、『新・刑事吉永誠一』(Season2)が放送された。全9話。テレビ東京開局50周年特別企画作品。
キャッチコピーは「金曜8時、涙が熱い。」(刑事吉永誠一・涙の事件簿)、「あいつらが怒りと共に帰って来た。」(新・刑事吉永誠一)
概要
仕事一筋の熱血刑事、しかし半面、家族を大切にする愛妻家神奈川県警の刑事「吉永誠一」の活躍を描くミステリードラマである。船越英一郎と中山忍が13歳の年の差を感じさせない愛情あふれた夫婦を演じるのも、この作品のみどころ。黒川博行の原作(こちらでは吉永は大阪府警所属で、全編で大阪弁会話が展開される。また、吉永を含めた複数の刑事がかわるがわる主役や脇役をつとめている)も、ミステリーファンから支持されている。
ストーリー
吉永誠一(船越英一郎)は、「解決できない事件はない」という信念の元、ささいな手掛かりから推理を積み重ね、事件を解決に導く神奈川県警本部捜査1課の刑事。事件を解決しながら、それに関わる人々の心も救おうと奔走していたある日、横浜本牧署から鑑貴一(小泉孝太郎)という若手刑事が赴任し、吉永は彼とコンビを組むことになる。貴一の父・貴志(古谷一行)は、かつて吉永が憧れた敏腕刑事で、ある事件に巻き込まれて殉職していた。頭でっかちで、刑事としての自覚も乏しい貴一だったが、吉永と行動を共にし、父の死の真相を追ううちに熱い刑事魂に目覚めていく。
キャスト
吉永家
吉永 誠一(神奈川県警捜査一課刑事)
演 - 船越英一郎
仕事も家庭も大事にする熱血刑事。
署内には「吉永が非番の日に事件が発生する」というジンクスが存在。
県警鴨居官舎に、愛する妻と一人娘と一緒に住んでいる。
吉永 照子(通称デコ)
演 - 中山忍
誠一の妻(12歳差)。誠一を愛するがゆえ、時おりヤキモチを妬いている。
夫の仕事に理解を示しており、捜査にも協力的。
第1作で娘が誕生(第2作時点では、もうすぐ1歳・第5作時点では5歳)。
吉永 菜摘
演 - 稲垣鈴夏(第3作 - 第7作) ⇒ 須藤菜々子(第8作 - 、連続ドラマ版)
誠一・照子夫婦の愛娘。
神奈川県警
捜査一課
鑑 貴一(刑事)
演 - 小泉孝太郎(第12作、連続ドラマ版)
捜査一課へ異動し、慎一に代わり誠一と新コンビを組む。
父である高志は、神奈川県警で敏腕刑事として活躍していたが、5年前に殉職している。
深町 剛男(班長)
演 - 大杉漣(第1作、第2作、第4作 - 第7作)
誠一の執念深さを高く評価している。
平塚 次郎(班長)
演 - 佐戸井けん太(第3作)
片山 桐子(班長)
演 - 眞野あずさ(第8作 - 、連続ドラマ版)
川崎 拓司(係長)
演 - 河原さぶ(第1作 - 第7作)
呼称は川さん。暴走しがちな吉永を制する役回り。
後藤 誠(刑事)
演 - 遠山俊也(第1作 - 第7作)
5人の子持ち。
文田 涼人(刑事)
演 - 吉満涼太(第3作 - 第7作)
木谷 利三(刑事)
演 - 嘉島典俊(第8作)
立花 芳樹(刑事)
演 - 加瀬信行(第8作)
六条 和之(刑事)
演 - 松澤一之(第8作)
玉田 隆一(刑事)
演 - 山田純大(第9作 - 、連続ドラマ版)
牧村 仁(刑事)
演 - 河西健司(第9作 - 、連続ドラマ版)
木島 拓也(刑事)
演 - 松尾諭(第10作 - 、連続ドラマ版)
捜査二課
望月 哲也(刑事)
演 - 金田明夫(第1作 - 第3作)
鑑識課
小沢 慎一
演 - 林泰文
刑事時代は誠一とコンビを組んでいたが、鑑識課へ異動となった(水曜ミステリー9版( - 第11作)は捜査一課の刑事、連続ドラマ版は鑑識課)。現在、独身。
誠一とのコンビは良くも悪くも名コンビであった。自動車の運転免許がない(覆面パトカーは誠一が運転)。
余計な一言を口にして叱られているが、何気ない言葉が事件解決の糸口に繋がることも。
一色 理香
演 - 平山あや(連続ドラマ版)
塚田 篤志(主任)
演 - 金山一彦(連続ドラマ版)
水島 信吾
演 - 佐藤孝之(連続ドラマ版)
六条 鉄馬
演 - 長島琢磨(連続ドラマ版)
スタッフ
チーフプロデューサー - 小川治(テレビ東京)( - 第2作)、大田哲夫(テレビ東京)(第3作 - )
プロデューサー - 瀧川治水(テレビ東京)(第2作 - )、菅井敦(ホリプロ)、川島永次(ホリプロ)
原作 - 黒川博行
脚本 - 田子明弘(第1作 - )
演出 - 赤羽博(アベクカンパニー)(第1作 - )
サウンドデザイン - 石井和之(SPOT)
技術協力 - ジャパンヴィステック
美術協力 - フジアール
監督 - 赤羽博(第1作 - )
製作 - テレビ東京、BSジャパン、ホリプロ
放送日程
1 2004年5月26日 絵が殺した女 『絵が殺した』(徳間書店)
2 12月15日 帰れない遺骨 『ドアの向こうに』(東京創元社)
3 2005年11月16日 雨に殺せば 『雨に殺せば』(東京創元社)
4 2006年8月9日 いちばん大切な死体(ひと) 『暗闇のセレナーデ』(東京創元社)
5 2007年1月24日 約束の指切り 『切断』(東京創元社)
6 8月22日 五億円の黒い白髪 『黒い白髪』(文藝春秋刊)
7 2008年10月1日 不幸を呼ぶ宝石 『キャッツアイころがった』(東京創元社刊)
8 2011年10月12日 虹が消えた交差点 『アニーの冷たい朝』(東京創元社刊)
9 2012年6月20日 迷い骨 『迷い骨』(講談社刊)
10 10月17日 沈黙の宴 『てとろどときしん』(講談社刊)
11 2013年4月3日 赤い遺産 『爪の垢、赤い』(講談社刊)
12 10月2日 親しい敵 『うろこ落し』(文藝春秋・刊)
連続ドラマ 各話あらすじ
第1話 2013年10月11日 新相棒登場SP!「熱血&クールコンビが難病少女の夢を守る巨悪詐欺を許すな!!」
占い師の弥生(玄覺悠子)が殺害される。弥生の仕事場を訪れていた三上(夏原諒)が捜査線上に浮かび、刑事の吉永(船越英一郎)と鑑(小泉孝太郎)は話を聞く。弥生と暮らしていた黒木(橋本さとし)は、事件当日は新しい女の家にいたと証言。そんな中、黒木と弥生が詐欺罪で告訴されていたと判明する。訴えたのは神保(石井正則)と千香(白石美帆)夫妻で、吉永らは事情を聞くため、夫妻を訪ねて娘・花(栗本有規)の入院先へ向かう。
第2話 2013年10月18日「飛びおりた覆面男」
日南子(木南晴夏)のマンションで恋人の彰(山本剛史)が殺害される。覆面の下着泥棒が部屋に押し入り、帰って来た彰ともみ合いになって、包丁で刺して逃げたという。隣人・田崎(神山繁)もベランダから逃走する覆面の男を目撃していた。吉永(船越英一郎)と鑑(小泉孝太郎)は周辺で頻発する下着泥棒と同一犯の可能性を探り、捜査対象を宅配業者や新聞配達員らにも広げると、新聞配達のアルバイトをしていた柄本(森岡龍)が浮かぶ。
第3話 2013年10月25日「魔性の母」
会社社長・仙道(大西耕治)が殺害される。妻・亜紀(荻野目慶子)は帰宅したら夫が死んでいたと話すが、吉永(船越英一郎)は違和感を持つ。一人娘のさやか(佐藤すみれ)は、亜紀に愛人がいると証言。一方、事件当日に仙道家を秘書の里佳子(小橋めぐみ)が訪ねていた。
第4話 2013年11月1日「消えた指輪」
不動産会社社長・白河(難波圭一)が殺害される。白河ともめていた不動産ブローカーの黒田(吉田鋼太郎)に容疑が掛かるが彼にはアリバイが。過去の事件で黒田を逃した管理官の辰巳(中原丈雄)が逮捕に躍起になる中、吉永(船越英一郎)と鑑(小泉孝太郎)はアリバイ崩しに挑む。
第5話 2013年11月8日「完全犯罪の男」
4年前に吉永(船越英一郎)が逮捕した元半グレ集団の誠二(渡辺大)が美羽(杉本有美)と結婚することになり、吉永夫妻は婚姻届の保証人になる。そんな中、誠二の昔の仲間で今も半グレ集団に所属する深山(大嶋航平)が殺される。現場には鉄パイプが2本残されていた。
第6話 2013年11月15日「信じた男は白か黒か5つの殺意と動機!!」
4年前に吉永(船越英一郎)が逮捕した元半グレ集団の誠二(渡辺大)が美羽(杉本有美)と結婚することになり、吉永夫妻は婚姻届の保証人になる。そんな中、誠二の昔の仲間で今も半グレ集団に所属する深山(大嶋航平)が殺される。現場には鉄パイプが2本残されていた。
第7話 2013年11月22日「女タクシー運転手の秘密!消失した絆」
吉永(船越英一郎)は熱を出した妻・照子(中山忍)を病院に連れて行く際、親切な対応をしてくれたタクシー運転手・洋子(伊藤かずえ)に好感を抱く。翌朝、フリージャーナリスト・山口(伊原農)の刺殺体が見つかる。山口は大物女性政治家・真弓(野村真美)について調べていたようだった。また、事件の時刻に現場付近をタクシーが通っていたことが判明。タクシー会社を訪ねた吉永と鑑(小泉孝太郎)は、それが洋子のタクシーだと知る。
※2013年11月29日は「 柔道グランドスラムTOKYO2013 18:30〜20:50」の放送のため、休止。
第8話 2013年12月6日「最終章!三億円強奪刑事を撃つ謎の銃弾」
現金輸送車が、ピエロとパンダの覆面の2人組に襲われ、3億円が奪われる。2人は逃走の際にガードマンを撃っていて、その銃弾が、鑑(小泉孝太郎)の父で刑事の貴志(古谷一行)が、5年前に殉職した事件のものと一致。当時、貴志が担当し、その捜査中に拳銃を奪われ撃たれた「資産家夫婦強盗殺人事件」と同一犯の可能性が高まる。吉永(船越英一郎)は、貴志の死に関する疑問を、当時の事件を知る辰巳(中原丈雄)にぶつける。
最終話 2013年12月13日「巨悪を暴け!!正義を貫く七人の刑事の絆」
覆面の2人組の強盗事件で、吉永(船越英一郎)らは犯人を追い詰めるが逃げられる。そこで銃声が響き、駆け付けると逃走車が乗り捨てられ、手足を縛られた前園と名乗る男性が転がっていた。2人組は口論をしながら森へ入り銃声の後、1人だけ戻って逃走したという。そんな中、前園に巻かれていたガムテープからあるものが見つかる。やがて、鑑(小泉孝太郎)の父・貴志(古谷一行)の素顔や辰巳(中原丈雄)の素顔が明らかになる。
番組公式サイト
(刑事吉永誠一・涙の事件簿 - Wikipedia)
新・刑事吉永誠一(Season2)
2014年10月17日から同年12月12日まで、テレビ東京系列『金曜8時のドラマ』(金曜19:58 - 20:54)において放送された。全9話。
概要
船越英一郎扮する人情派の刑事・吉永誠一の活躍を描くシリーズの最新作。同シリーズは、2004年から同系の2時間ドラマ枠で放送され、昨年10月期に満を持してレギュラー化された人気作で、今回は連続ドラマ化第2弾となる。
今作でも、「絶対に許さん!」を決めゼリフに、粘り強く捜査に奔走する吉永の“熱血捜査”や、小泉孝太郎演じる相棒・鑑貴一らおなじみのレギュラーキャストは健在。
さらに、柿澤勇人扮するワケありの新人キャリア刑事・九条一馬が加わったことで、よりパワーアップした神奈川県警捜査一課・片山班が、総力を上げて難事件に立ち向かっていく。
ストーリー
神奈川県警捜査一課の刑事・吉永誠一(船越英一郎)は、人並み外れた正義感の持ち主。「解決できない事件はない」をモットーに、日々、足を棒にして事件解決のために奮闘している。
相棒である若手のやり手刑事・鑑貴一(小泉孝太郎)とともに事件捜査に当たっていたある日、吉永たちが所属する片山班にキャリア刑事の九条一馬(柿澤勇人)が配属されてくる。警察庁に入庁した彼は、神奈川県警では管理官として吉永たちの上司になるはずだったが、本人の希望により、特例で現場の刑事になったという。
新しい事件が次々と発生する中、九条は捜査や片山班の人間関係にさまざまな波紋を巻き起こしていく。
キャスト
船越英一郎/吉永誠一役
神奈川県警本部捜査一課刑事。愚直なまでに捜査に取り組み、スイッチが入ると世の中の悪に対する怒りを爆発させる。家庭では、一回り下の妻・照子と愛娘と長男を溺愛している。
中山忍/吉永照子役
吉永誠一の妻。良妻賢母だが、娘の教育に関しては吉永より厳しいことも。時折、服や靴を大量に買い込んで吉永を悩ませる。
小泉孝太郎/鑑貴一役
神奈川県警本部捜査一課刑事。「刑事の鑑」といわれた神奈川県警“伝説の刑事”鑑貴志を父に持つ。吉永の相棒として行動するが、彼とは正反対で合理性を重視するタイプ。
平山あや/一色理香役
神奈川県警本部鑑識課鑑識。一流国立大学理学部化学科卒業の才色兼備。鑑識官としても抜群に優秀で、絶対に採れないような指紋も、持ち前の知識と工夫で採取してみせる。
林泰文/小沢慎一役
神奈川県警本部鑑識課鑑識。自ら希望して捜査一課から異動した吉永の元相棒。刑事時代から運に恵まれており、なぜか重要な証拠にたどり着くことが多い。
柿澤勇人/九条一馬役
片山班に着任した新人のキャリア刑事。鑑と衝突する。
眞野あずさ/片山桐子役
神奈川県警本部捜査一課刑事の警部。吉永たちが所属する班の班長。吉永と恋仲だった過去があり、彼が異動してきた時は意識したが、今は戦力として、そしてよき仲間として全幅の信頼を寄せている。決断力に優れた頼れるリーダー。
スタッフ
原案 - 黒川博行
脚本 - 田子明弘、ひかわかよ
音楽 - 梅野悠大、林久美子
監督 - 赤羽博、本橋圭太
助監督 - 岡嶋純一、尾本克宏、鈴木新
サウンドデザイン - 石井和之
タイトルCG - 宮島壮司
擬斗 - 深作覚
警察監修 - 尾崎祐司
医療指導 - 中澤暁雄、山本昌督
看護指導 - 松島由貴子
チーフプロデューサー - 岡部紳二
プロデューサー - 浅野太、渡辺一仁、川島永次
ラインプロデューサー - 稲葉有也
プロデューサー補 - 小松幸敏、松本拓
製作 - テレビ東京、ホリプロ
主題歌 - 甲斐バンド「Blood in the Street」(キングレコード)
各話あらすじ(2014.10.17 - 2014.12.12)全9話
第1話 2014年10月17日「家族と仲間達を愛し悪を憎む“あの男”が帰ってきた!イケメン刑事加入で緊急展開!!冷凍死体にNo1の文字紫の女がつなぐ3つの連続殺人」
大型客船で逃亡をたくらむ指名手配犯を、桐子(眞野あずさ)率いる片山班の吉永(船越英一郎)らは抜群のチームワークで取り押さえる。しかし管理官・九条(柿澤勇人)は、大勢の中で発砲した鑑(小泉孝太郎)を非難。吉永は「処分は私が受ける」と話す。そんな中、駐車中の九条の車に、冷凍された少女の遺体が落下してきた。遺体には口紅で‘No.1’と書かれていた。この事件から、九条が現場の一刑事として片山班に加入することになる。
第2話 2014年10月24日「悪魔のペンが描く偽装殺人計画!!妹はなぜ死んだ!?」
ホテルの客室で若い女性が死亡。死んでいたのは千尋(鯉迫ちほ)で、覚せい剤を使用していたようだ。そんな中、非番で遅れて現場に到着した玉田(山田純大)が、遺体を見て顔色を変える。吉永(船越英一郎)が事情を聞くと、千尋は玉田が8年前に勘当した実の妹だった。事件関係者が親族の場合、捜査から外れる決まりだが、玉田はどうしても捜査に加わりたいと吉永に訴える。
第3話 2014年10月31日「1/1000万円のワナ巨悪を斬る逆転捜査」
千尋(鯉迫ちほ)が殺害された事件で、千尋が玉田(山田純大)の妹であることを知りながら、捜査に加わりたいという玉田の気持ちをくみ、班長の桐子(眞野あずさ)に黙っていた吉永(船越英一郎)。事実が判明して、玉田は無期限の謹慎になった。そんな中、千尋の夫・江端(弓削智久)が殺害される。第一発見者で江端の友人・坂城(山埼樹範)は、その日の夕方、訪ねてきた玉田に江端の居場所を教えたというが、玉田は殺害を否認する。
第4話 2014年11月7日「盲目の目撃者!!6歳が聞いた“悪の音”」
パン職人の英里子(建みさと)が自宅で訪問者に刺され、意識不明の重体に陥る。通報したのは息子・宏哉(横山歩)の保育園の保育士・望美(大塚千弘)で、宏哉からの連絡で駆け付けたという。離婚した夫・横田(井田國彦)がたびたび金の無心に訪ねていたようだが、事件当夜は目撃情報がない。吉永(船越英一郎)は全盲の宏哉を重要な証人と考え、宏哉に事件当夜の話を聞くが…。
第5話 2014年11月14日「満月の殺人トリック悪女の嘘と“誤算”」
マンションで女性の遺体が見つかる。死亡したのは朱里(寺田千穂)で、毒物を服用した中毒死だった。第一発見者の友(吉井怜)は朱里の会社の同僚で、彼女の無断欠勤を心配した社長の愛美(床嶋佳子)と様子を見に来たという。吉永(船越英一郎)らが朱里の勤務していた急成長中の有機野菜通販会社を訪ねると、愛美の指示で朱里の席は既に片付けられていた。また、朱里には最近婚約破棄された相手・松沢(斉藤祥太)がいた。
第6話 2014年11月21日「“100の顔”を持つ死体!?悪を愛した女」
焼死体で発見された夏目(大浦龍宇一)の部屋を家宅捜索すると、夏目とは別の名前や肩書の数種類の名刺の束があった。また、夏目が1カ月前に丸ノ内(玉置孝匡)という男から暴行を受けたことが判明。吉永(船越英一郎)らが話を聞くと、丸ノ内は見合い相手・ありさ(小林涼子)の婚約者を名乗る夏目にストーカー扱いされて、もみ合いになったと言う。一方、夏目のパソコンから膨大な量の女性に関するデータが見つかり…。
第7話 2014年11月28日「リミットは48時間!!17歳の殺人犯を救え」
非番の朝、ジョギングをしていた九条(柿澤勇人)は、川で溺れる少年・陸(西井幸人)を助ける。救急車を拒む陸を自宅に連れ帰った九条は、何かあったら連絡するようにと連絡先を渡す。そんな中、男が胸と腹を何度も刺されて死亡しているのが見つかる。被害者は法律事務所で働く長江(花岡徹)で、吉永(船越英一郎)らは長江を恨む人物を捜す。ところが、陸が自首してきた。
第8話 2014年12月5日「“連続爆破パズル”最終ピースは娘の死!?迫る悪意」
小料理店「ひろこ」に集まっていた片山班。吉永(船越英一郎)は九条(柿澤勇人)からの電話で店の外に出たところで、爆発に遭う。これまで起こった連続爆破事件から、犯人の狙いが吉永にあることが判明。ショックを受ける吉永に、桐子(眞野あずさ)はしばらく仕事を休むよう提案するが、吉永は受け入れない。そんな中、吉永の娘・菜摘(須藤菜々子)がまだ学校から帰っていないと連絡が入る。菜摘は誘拐されていたのだ。
最終話 2014年12月12日 最終回2時間スペシャル「連続爆破!!都市全域ターゲット…100人の容疑者が入れ替わる!?姿なき知能犯が嘲笑う最凶トリック!!命と共に散った刑事の正義」※19:58〜21:48
片山班に差出人不明の花が届く。嫌な予感がした吉永(船越英一郎)と鑑(小泉孝太郎)が爆発物処理班を呼ぶと、やはり爆弾が仕掛けられていた。発見された爆弾は、居酒屋「ひろこ」で吉永を襲ったものと同じ仕組みだった。そこへ片山班に犯人から電話が入り、神奈川県警に対する復讐のために、1時間後に爆発するように爆弾を仕掛けたと言う。吉永らは現場を特定し急行するが、九条(柿澤勇人)が爆発に巻き込まれてしまう。
番組公式サイト
(刑事吉永誠一・涙の事件簿 - Wikipedia)
タグ:刑事吉永誠一・涙の事件簿