キャッチコピーは「罪に隠した、心の奥底の真実を見破る」「彼は人を信じ、心を見る。」
原作
薬丸岳による日本の連作短編集。『小説現代』(講談社)にて2006年から2009年に不定期に掲載され、2011年に書き下ろしで1話加筆され、刊行された。翌2012年には異例の早さで文庫化された。
初出
オムライス(『小説現代』2006年12月号)
黒い履歴(『小説現代』2007年12月号)
ハートレス(『小説現代』2008年12月号)
傷痕(『小説現代』2009年4月号)
プライド(『小説現代』2009年7月号)
休日(『小説現代』2009年11月号)
刑事のまなざし(書き下ろし)
概要
椎名桔平が今作で演じるのは、少年鑑別所の法務技官から警察官に転身し、40歳をすぎて新人刑事となった主人公・夏目信人。東京の東池袋を舞台に、ドラマでは被害者だけでなく犯罪者にも、優しく、時に厳しいまなざしを向ける夏目の活躍を描いていく。
ストーリー
高層ビルの裏手に歓楽街がある一方で、近郊には護国寺や雑司が谷、鬼子母神など情緒あふれる下町が広がる東池袋。“社会の縮図”ともいえるこの町を舞台に、40歳を過ぎた新人刑事の夏目信人(椎名桔平)が、犯罪の解決に奔走する。
10年前、まだ幼かった娘が事件の被害で植物状態になってしまったことを契機に警察官に転身した夏目は、「人を疑う仕事」をしながらも人を信じようと、傷ついた者同士にしか分からない優しさをにじませながら、犯罪者や被害者の孤独に寄り添っていく。
キャスト
夏目 信人(東池袋署刑事課強行犯係刑事) - 椎名桔平
東池袋署強行犯係の新人刑事。少年鑑別所の法務技官から警察官に転身し、40歳を過ぎて刑事になる。10年前のある事件で植物状態になってしまった娘がいる。それでもなお人を信じようと捜査に当たり、被害者だけでなく、犯罪者にも優しいまなざしを向ける。
菊池 大雅(東池袋署刑事課強行犯係係長) - 要潤
東池袋署強行犯係の係長。上昇志向の強いキャリア組で、夏目・安達・福森の上司。
安達 涼子(東池袋署刑事課強行犯係刑事) - 小野ゆり子
夏目 美奈代(夏目の妻) - 吉田羊
瀬戸 公平(東池袋署刑事課鑑識官) - 中林大樹
西 晴彦(東池袋署刑事課鑑識官) - 吉家章人
夏目 絵美(夏目の娘) - 山田杏奈(幼少期:小泉彩)
草野 楓(ちょうちん料理「みみずく」店員) - 藤本泉
田辺 久美子(心理カウンセラー) - 板谷由夏
長峰 亘(警視庁捜査一課刑事) - 北村有起哉
警視庁捜査一課の刑事。人を疑うことを信条とする警視庁のエース捜査官。人を信じようとする夏目の姿勢が受け入れられない。
福森 誠一(東池袋署刑事課強行犯係刑事) - 松重豊
東池袋署強行犯係のベテラン刑事。夏目、安達とともにチームで事件解決に当たる。
ゲスト
複数話・単話登場の場合は演者名の横の括弧()内に表記
第1話 「オムライス」
前田 恵子(看護師) - 森口瑤子
前田 裕馬(恵子の息子) - 野村周平(少年期:平林智志)
佐藤 英明(恵子の内縁の夫) - 山中聡
岡本 静香(クラブホステス) - 岩佐真悠子
安岡 義雄(入院患者) - 竜雷太
第2話 「ハートレス」
松下 雅之(ホームレス) - 須田邦裕
中島 安太郎(ホームレス) - 螢雪次朗
本木 幸彦(被害者遺族) - 松澤一之
ゲン(ホームレス・元雑誌記者) - 緋田康人(第4・9 - 10話)
コンさん(ホームレス) - 諏訪太朗
相沢 翔太(ホームレス・前科者) - 山口祥行
松下 冴子(雅之の妻) - 川田希
松下 友樹(雅之の息子) - 須田瑛斗
野田(看護師) - 水木薫
第3話 「父のまなざし」
吉沢 篤郎(隆太の父親・夏目の友人) - 勝村政信
吉沢 隆太(篤郎の息子・中学生) - 平岡拓真
有川 大樹(義雄の息子・建築作業員) - 浅香航大
有川 義雄(大樹の父親・大学教授) - 若杉宏二
北嶋 結衣(通り魔事件被害者) - 内田愛
第4話 「無縁」
栗原 裕久(タクシー運転手) - 吹越満
岡崎 珠美(元キャバクラ嬢) - 伊藤裕子
星 のぞみ / 栗原希(元グラビアアイドル) - 小林恵美
栗原 裕希 - 黒澤宏貴
神谷 茂(衆議院議員) - 森富士夫
第5話 「黒い履歴」
小出 奈緒子(春香の母親) - 星野真里
小出 伸一(奈緒子の弟・殺人罪前科者) - 太賀
中村(コンビニ店長) - 田中要次
酒井(横瀬所有のアパート元住人) - 森下能幸
横瀬 透(不動産賃貸業経営者・舞の義父) - 阪田マサノブ
小出 春香(舞の同級生) - 清水らら
横瀬 舞 - 笹岡ひなり
第6話 「無関心」
水野 弥生(愛子の母親) - 斉藤慶子
高木 尚人(愛子が参加する映画コミュニティのメンバー) - 柄本時生
水野 愛子(東池袋公園女子大生殺害事件被害者) - 渋谷飛鳥
小田 律子(東池袋公園女子大生殺害事件関係者) - 春木みさよ
浜田 隆一(東池袋公園女子大生殺害事件加害者) - 奥野瑛太
三好 夏希(絵美の幼馴染) - 森川葵(幼少期:岩田月花)
佐々木 勉(愛子の元恋人) - 神永圭佑
川田 理恵(愛子の高校時代の友達) - 松永渚
小田 浩貴(律子の息子) - 高橋來
第7話 「母の鎖」
藤川 佐知代(雛子の母親) - 朝加真由美
藤川 雛子(佐知代の娘・琢磨の結婚相手) - 徳永えり(幼少期:内田未来 / 少女期:諸江雪乃)
野沢 琢磨(太田工務店内装工・前科者) - 忍成修吾
太田 義一(太田工務店社長) - 村松利史
加藤 竜二(琢磨の元不良仲間) - 斉藤慶太
榎本 理香(雛子の友達) - 田中えみ
倉田 麗子(雛子の友達) - 小園茉奈
藤川 あや子(佐知代の母親) - 上月左知子
第8話 「傷痕」
仲村 有香(池袋学園女子高校生徒) - 松岡茉優
岩崎 光男(痴漢加害者・元中学校教師) - 平田満
仲村 敏恵(有香の母親) - 大島蓉子
沢田 浩司 - 青木玄徳
岩崎 倫子(光男の娘) - 塚田帆南
第9話 「愁恋」
大野 麻理子(心臓外科医・福森の元婚約者) - 奥貫薫
大野 健介(振り込め詐欺グループリーダー・麻理子の兄) - 山崎銀之丞
高島 直樹(心臓外科センター長) - 新井康弘
田中 浩一(結の父親) - 池田政典
山本 和代(振り込め詐欺被害者) - 高田敏江
田中 真紀(結の母親) - 吉沢梨絵
榊 龍彦(振り込め詐欺グループの仲間) - 渋江譲二
田中 結(心臓疾患患者) - 遠藤璃菜
第10話 「心 前編」
第11話(最終話) 「心 後編」
山之内 信吾(殺人事件遺族) - 窪田正孝
尾崎 秋彦(殺人事件加害者) - 柏原収史
尾崎 悦子(秋彦の妻) - 須藤理彩
藪沢(警視庁捜査一課管理官) - 升毅
横山 ちはる(無差別殺人事件被害者・悦子の親友) - 松田沙紀
山之内 信介(殺人事件被害者) - 古川真司
山之内 智世(信吾の母親・信介の妻) - 高井純子
今村 裕也(無差別殺人事件被害者) - 浅田駿
水野 知佳(無差別殺人事件被害者) - 林亜紀子
宗方 善(無期懲役囚) - 平幹二朗(青年期:松澤傑)
スタッフ
原作 - 薬丸岳 『刑事のまなざし』(講談社文庫刊)
脚本 - 岩下悠子、大石哲也、谷口純一郎
音楽 - 羽岡佳
演出 - 鈴木浩介、竹村謙太郎、吉田健、川嶋龍太郎
演出補 - 古林淳太郎
音楽コーディネーター - 溝口大悟
選曲 - 石井和之、近藤隆史
撮影 - 関毅
CG - 田中浩征
タイトル - 井田久美子
協力 - 創心万華鏡
警察監修 - 古谷謙一
医療監修 - 佐々木理恵
編成 - 瀬戸口克陽、永山由紀子
制作 - 那須田淳
チーフプロデューサー - 橋本孝(ドリマックス)
プロデューサー - 佐野亜裕美、佐藤敦司(ドリマックス)
プロデューサー補 - 阿南昭宏
制作協力 - ドリマックス
製作著作 - TBS
主題歌 - シクラメン「マナザシ」(トイズファクトリー)
各話あらすじ(2013.10.7 - 2013.12.16)全11話 平均視聴率 7.96%
第1話 2013年10月7日「オムライス」ラテ欄「43歳新人刑事。瞳に映る涙のミステリー」
夏目(椎名)は、ある事件をきっかけに少年鑑別所の法務技官から転身して4カ月、新人刑事として東池袋署に勤務している。夏目と組むのはベテラン刑事・福森(松重豊)と、若いが刑事としては夏目の先輩に当たる安達(小野ゆり子)だ。ある夜、放火によりアパートが焼け、男性が死亡した。死亡したのは、看護師・恵子(森口瑤子)の内縁の夫・英明(山中聡)で、恵子の息子・裕馬(野村周平)と共に暮らしていたが、裕馬の反対で二人は結婚できずにいたという。しかし、英明が金銭問題や暴力で恵子と裕馬を苦しめていたと聞き込んだ福森と安達は、二人のアリバイの確認を進める。その頃、夏目はゲームセンターで、ひたすらクレーンゲームを続ける裕馬を見詰めていた。
第2話 2013年10月14日「ハートレス」ラテ欄「43歳新人刑事が救う出向サラリーマンの心と家族…名物鍋料理と2重の殺人」
東京・東池袋署管内でホームレスが殺害された。被害者はショウ(山口祥行)と呼ばれている男性で、前夜にホームレスたちに嫌がらせをした少年たちに腹を立て暴行を働いたという。その上、他のホームレスとも、もめ事を起こしており、周囲の評判はあまりよくなかった。夏目(椎名桔平)、安達(小野ゆり子)、福森(松重豊)は係長・菊池(要潤)の指示で聞き込みを始める。ホームレスたちがなかなか自分のことを話したがらない中、夏目はホームレスのナカ(蛍雪次朗)が自分と同じ青森出身だと知り親しくなる。そんな折、ショウの身元が判明。ショウは17年前に傷害致死事件を起こしており、19歳の会社員を殺害していた。福森と安達は会社員の父親・本木(松沢一之)に会いに行く。一方、夏目は、体調を崩していたナカに郷土料理の「ひっつみ」を作ってあげていた。
第3話 2013年10月21日「父のまなざし」ラテ欄「捜査中止命令!?動き出した娘の未解決事件と消えた5000円札」
東京・東池袋署管内で小学生女児通り魔事件が起きる。背後から頭を殴られ意識不明の重体で、5千円が入っていたピアノのレッスンバッグが行方不明だという。夏目(椎名桔平)は安達(小野ゆり子)、福森(松重豊)と共に現場に駆け付けるが、警視庁からやって来た長峰(北村有起哉)に自宅待機を命じられる。不思議に思った安達だったが、捜査会議で、夏目の娘が10年前に起きた未解決の女児通り魔事件の被害者だったことを知る。捜査から外された夏目は、友人の吉沢(勝村政信)に呼び出される。吉沢の息子で中学生の隆太(平岡拓真)が1週間、塾を休んでおり、出どころの分からない5千円を持っていたという。
第4話 2013年10月28日「無縁」ラテ欄「盗まれたアイドル写真集の秘密!!謎の偽装家族に隠された母と子の涙」
幼い少年(黒沢宏貴)が古書店で万引きを見とがめられ、店員に催涙スプレーを吹き付けて逃げた、という通報があり、夏目(椎名桔平)らは現場に駆け付ける。少年が万引きしようとしたのは古いグラビアアイドルの写真集。なぜそんなものを万引きをしようとしたのか、夏目や福森(松重豊)は疑問を抱く。翌日、行方が分からなかった少年が保護されたと連絡が入る。カウンセラーの田辺(板谷由夏)には名前どころか一言も話さず、保護者からの問い合わせもない。一体、この少年はどこの誰なのか。夏目は少年の足取りを丁寧にたどる。すると、少年が万引きをしようとした写真集のグラビアアイドルは数年前、ひき逃げ事故で亡くなっていることが判明する。
第5話 2013年11月4日「黒い履歴」ラテ欄「ホームラン賞に隠されたアリバイ…姉弟の絆と冤罪トリック!!」
東京・東池袋署管内のマンションで殺人事件が発生。強行犯係の夏目(椎名桔平)、福森(松重豊)、涼子(小野ゆり子)、警視庁捜査1課の長峰(北村有起哉)らは現場へ急行する。通報者は被害者・横瀬(阪田マサノブ)の10歳の娘・舞(笹岡ひなり)だったが、第一発見者である舞のショックは大きく、病院へ搬送される。近所で聞き込みを開始した福森は、被害者はいい父親だったという評判ばかりを耳にする。しかし、何者かが児童相談所に虐待の疑いを通報していたという。一方、夏目らは被害者家族と親しくしていた小出家を訪ねる。小出家は奈緒子(星野真里)と弟の伸一(太賀)、娘の春香(清水らら)の3人暮らしだったが、伸一は、夏目が法務技官時代に担当した少年だった。伸一は数日前に横瀬と口論する姿を目撃されていた。
第6話 2013年11月11日「無関心」ラテ欄「白昼の死角と連続報復殺人…届かぬ母の想い!!そして犯人は殺された」
男がナイフで刺殺された。殺害されたのは浜田(奥野瑛太)で、指紋から1年前の東京・東池袋公園殺人事件の犯人と判明した。浜田を殺害したのは1年前の事件関係者である可能性が出てきた。夏目(椎名桔平)や安達(小野ゆり子)、福森(松重豊)は、係長・菊池(要潤)と警視庁の長峰(北村有起哉)の指示で捜査に当たることに。東池袋公園殺人事件とは、母子を脅していた若い男を注意した女子大生・愛子(渋谷飛鳥)が、その男に刺され、殺害されるという痛ましいものだった。しかも、昼間の公園で大勢の人の目があったにもかかわらず、誰も彼女を助けようとせず、犯人は逃走。これまで犯人逮捕につながる手掛かりさえつかめていなかった。愛子の母・弥生(斉藤慶子)は娘を殺害した犯人が何者かに殺害されたと聞き、「自分の手で殺したかった」と刑事たちに告げる。
第7話 2013年11月18日「母の鎖」ラテ欄「結婚式1時間前に消えた花嫁の母!!容疑者は花婿!?」
夏目(椎名桔平)が法務技官時代に担当した琢磨(忍成修吾)が結婚することになった。しっかり仕事をし、家庭を持とうとしている琢磨の姿に夏目は喜ぶ。夏目とカウンセラーの久美子(板谷由夏)は、琢磨と雛子(徳永えり)の結婚式に出席することに。一方、東京・東池袋署管内で男性が意識不明で発見される。男性の首には痕が残っていて、何者かに首を絞められた後に階段から落ちたらしい。身元が確認できるものは何も持っていなかったが、ポケットから「藤川佐知代」という名刺が発見される。やがて、佐知代(朝加真由美)は雛子の母親と分かる。
第8話 2013年11月25日「傷痕」ラテ欄「痴漢被害の女子高生の秘密…その時バスの中で何が!?」
東京・東池袋署管内で男性が殺害された。男性は沢田(青木玄徳)で、若い女性に出会い系の電話をかけさせ、やって来た男性から金をだまし取ろうとしてトラブルになり、2年前に傷害の前科が付いていた。最近も羽振りのいい生活をしていたという情報があり、さらに、沢田が持っていた2台の携帯電話のうち、1台だけが持ち去られていた。夏目(椎名桔平)たちは事件と関係があると見て、調査を進める。沢田が殺害されたマンションの防犯カメラには不審な女子高生が映っており、持ち去られた携帯電話の通話記録からは都内の女子高生・有香(松岡茉優)という名前が挙がってきた。夏目たちは、有香がいるという病院を訪ねると、そこにはカウンセラーの久美子(板谷由夏)がいた。久美子の話によると、有香は1年ほど前に痴漢被害に遭ってから自傷行為を繰り返すようになり、カウンセリングを受けているという。夏目は痴漢の犯人とされた岩崎(平田満)に会いに行く。
第9話 2013年12月2日「愁恋」ラテ欄「5年ぶりに現れた婚約者!!ベテラン刑事の苦悩と選択」
東京・東池袋署管内で振り込め詐欺が関連したひき逃げ事件が発生。夏目(椎名桔平)と福森(松重豊)は被害者が入院している病院を訪れる。そこで福森は、ある女性医師を見掛ける。その医師は麻理子(奥貫薫)で、5年前に突然、福森の前から姿を消した婚約者だった。どうして彼女がこの町に戻ってきたのか、福森は疑問を抱く。一方、振り込め詐欺グループのアジトを摘発する際、一人だけ取り逃がしてしまった夏目、福森、安達(小野ゆり子)は、取り逃がした男が麻理子の兄・健介(山崎銀之丞)だと知り、驚く。逃走した健介が麻理子の病院に現れたと聞き、福森たちは駆け付けるが、そこで見つけたのは麻理子の上司・高島(新井康弘)の遺体だった。
第10話 2013年12月9日「心 前編」ラテ欄「最終章・前編〜ついに明かされる10年前の真実と万華鏡の秘密」
東京・東池袋署管内で殺人事件が発生。大学生が構内で何者かに刺され死亡した。その3日後、今度は主婦が何者かにナイフで刺され死亡する。東池袋署に捜査本部が置かれ、連続無差別殺人事件を念頭に捜査が進められた。犯人と見られる男の手掛かりはないが、どちらの事件のときも直後に、あるスナック菓子を手にしたことが判明する。そのスナック菓子を見た夏目(椎名桔平)は、ある事を思い出し、秋彦(柏原収史)という男に会いに行く。秋彦は、過去に傷害致死事件を起こし少年刑務所に服役しており、夏目が法務技官時代に事件を担当していた。今は洋食店で真面目に働き結婚し、もうすぐ子供も生まれようとしている秋彦に、夏目は「最近、周囲で変わったことはないか」と尋ねる。すると秋彦は、自分の身に起こっている不可解な出来事を告白する。
最終話 2013年12月16日「心 後編」ラテ欄「涙の最終回!!父の願いが起こした奇跡…明かされる全ての真相」
東京・東池袋署管内で連続殺人事件が起こった。3件目の被害者の手に万華鏡が握らされていたことで事件は大きく動く。その万華鏡は、10年前に夏目(椎名桔平)の娘・絵美(山田杏奈)が通り魔に襲われた事件の現場からなくなっていたものだった。連続殺人事件の容疑者・信吾(窪田正孝)が、通り魔事件の犯人なのか。かつて法務技官として信吾と接していた夏目は衝撃を受ける。夏目は、今回の事件が10年前の事件とつながったことで、捜査本部を外れるよう指示される。しかし、菊池(要潤)と長峰(北村有起哉)が捜査の指揮を執る管理官・藪沢(升毅)に進言し、夏目は捜査本部にとどまることになる。夏目、安達(小野ゆり子)、福森(松重豊)は、信吾の行方を追う過程で、彼が改造モデルガンを持っていることを知る。その時、夏目の携帯電話が鳴った。相手は信吾で、彼は夏目の妻・美奈代(吉田羊)と絵美のいる病室にいた。
各話視聴率
番組公式サイト
(刑事のまなざし - Wikipedia)
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