ミュージシャン・百田哲夫(金井勇太)はスキルス性胃がんを患っていた。両親に治療費50万円の工面をお願いする哲夫に対し、父・百田泰造(深水三章)は土下座を求める。そのときジャンボは、皆の前で哲夫に代わって土下座する…。
その後、哲夫の手術は『白根総合病院』で行われることになった。ジャンボは天龍一郎(尾美としのり)に手術の立ち会いをお願いするものの拒否され、理事長(大出俊)の妻が亡くなったかつての出来事を改めて掘り起こされる。「『大切なのは患者本人だけでなく、そのご家族の意志』とわかっていたら、過ちを犯す事はなかったでしょうね。―12年前も」。
12年前のハプニング…白根理事長の妻・美佐子(只野あつ子)は末期のがんだった。そんな美佐子をジャンボは、主治医の天龍をはじめ、家族の許可も得ぬまま、本人が希望する郊外のコテージに連れ出し、3日後に死なせてしまう…。そのとき、美佐子は風景画を残していたが、白根理事長はその絵に込められた意味をわからないままでいた。状況を察した長尾千種(吉田羊)は、飛鳥(忽那汐里)に風景画に描かれた場所の写真を撮ってくるようお願いする。
そして、その写真を見た白根は、かつて美佐子とコテージから見た景色だと思い出す。白根はそこで妻と「死ぬまで夫婦でいよう」と誓っていたのだ。最後まで精一杯生きようとする美佐子と、その思いを叶える手助けをしたジャンボ。「自分から伝えたいので主人には内緒にしてほしい」と美佐子と約束していたこともあり、罵倒されようと病院から追い出されようと12年間、真実を黙っていたのだった。
一方、哲夫の体にはがんが転移していた。天龍は外科治療を諦め、少しでも延命できるよう抗がん剤治療をすすめる。しかし、ジャンボから12年前の出来事を聞いた哲夫は、ジャンボに面倒をみてもらいながら、父に恩返しするべく、家業のネジ工場を手伝うと決心した――。
第1話 2013年7月4日「肩痛から命の危険が…病の謎を解き明かす!」
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第3話 2013年7月18日「超危険!エリート襲う生活習慣病の落とし穴」
第4話 2013年7月25日「アラフォー女の人生を狂わせた謎の病を暴く」
第5話 2013年8月1日「自殺未遂・家庭崩壊…医師も見落とす心の病」
第6話 2013年8月8日「肺ガンに隠された真実末期患者が決死の行動」
第7話 2013年8月15日「患者死なせた衝撃過去スキルス胃がんの若者」
第9話 2013年8月29日「危険な手術…新婚夫婦の幸せ奪う突然の病魔」
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