「大事件」との連絡を受け、急いで港へ向かうジャンボ(眞木大輔)と馬場飛鳥(忽那汐里)。しかし到着するとそれらしき患者はいなく、魚類研究者で倉橋次郎(郭智博)と名乗る男が珍しい魚を捕まえ、「大事件」と騒いでいただけであった。
呆れて帰ろうとするジャンボだったが、次の瞬間、本当の大事件が起こる!近くの突堤から海に人が飛び込んだのだ。自殺しようとしたのは予備校生の石野俊也(泉澤祐希)。大事には至らなかったが、ジャンボは、ただの自殺ではなく、何かの病気が原因にあるのではないかと感じた。
俊也にとって飛鳥は初恋の相手で、野球をしていた高校時代、「甲子園に出場したらデートしてください!」と告白していた。断る飛鳥だったが、その後、俊也は大学受験に失敗し、今は予備校も行かず、部屋に引きこもっている状態という。俊也の母・石野美奈代(宮田早苗)から「それ以来、息子の様子がおかしい」と飛鳥を非難する。ジャンボや長尾千種(吉田羊)からも責められ、責任を感じる飛鳥だった…。
『白根総合病院』の医師である俊也の父・石野雅俊(上杉祥三)は、世間体から息子を恥じて「ただのナマケ病だ!」と俊也をののしる。俊也としては、頑張りたい気持ちはあるのに、なぜか体が言うことをきいてくれない…。周囲から心の病気と追い詰められ、悔しくて家を飛び出した。
ジャンボだけは、俊也の気持ちを真摯に受け止める。「精神疾患ではないという前提で調べてやる」と、飛鳥に俊也との「デート」を命じる。飛鳥は、俊也が体調不良を感じた頃からの生活態度を調べ、病気のヒントを探した。
一方、白根総合病院の副院長兼外科部長・天龍一郎(尾美としのり)は、俊也の父・雅俊を問い詰める。「息子さんが、白根総合病院より小さな町医者を頼りにするとは、いかがなものか」と。以前から天龍に疎まれていた雅俊は、立場が危うくなることを懸念し、俊也を療養目的で北海道に移住させようとした…。
ジャンボが、ついに俊也の病気の原因に気づいた。俊也は、よく行く神社で可愛がっていた野良犬のラッキーから感染した菌によって、『Q熱』という病気にかかっていた。疲労感や睡眠障害が現われることから、俊也は精神疾患と誤解されていたのだ…。
後日、体調もよくなった俊也は、医者を目指すことを飛鳥に伝える。「ジャンボ先生のようになりたい」。そして、馬場医院から出ていく俊也にジャンボが1枚の写真を渡した。そこには飛鳥が写っている。笑顔で去っていく俊也の背中をジャンボは見送った――。
第1話 2013年7月4日「肩痛から命の危険が…病の謎を解き明かす!」
第2話 2013年7月11日「アレルギーで命の危機&女児襲うナゾの腹痛」
第3話 2013年7月18日「超危険!エリート襲う生活習慣病の落とし穴」
第4話 2013年7月25日「アラフォー女の人生を狂わせた謎の病を暴く」
第6話 2013年8月8日「肺ガンに隠された真実末期患者が決死の行動」
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