キャッチコピーは『会社の未来を、諦めない。』。
小説と異なり、パワハラの不祥事で更迭されたエリート営業課長の後任に任命された原島万二を主人公に、会社組織の闇を描く。
原作
池井戸潤による小説。2011年5月から日経電子版に連載されていた。
中堅電機メーカーで起こった不祥事に巻き込まれていく社員たちを描く群像劇。
概要
大手電機メーカーの下請け子会社を舞台に「内部告発」をテーマとした社会派ドラマ。突然、花形部署の課長に任命されたことで、会社が抱える深い闇を知ることになる平凡なサラリーマン・原島を東山紀之が演じる。共演は吉田鋼太郎、眞島秀和、田口淳之介、石橋凌、長塚京三。「空飛ぶタイヤ」「下町ロケット」などで知られる直木賞作家・池井戸潤氏の同名小説を原作に、サラリーマンの矜持(きょうじ)と悲哀を丁寧に描いていく。
ストーリー
中堅電機メーカー・東京建電で住宅関連商品を扱う営業4課の課長・原島万二(東山紀之)は、妻と子供を愛する平凡なサラリーマン。たいした実績がない原島と対照的に、花形部署の営業1課長を務める坂戸宣彦(眞島秀和)はメキメキと業績を上げていたが、万年係長と揶揄される八角民夫(吉田鋼太郎)からパワハラを訴えられて突然更迭される。後任に指名された原島は、突然の更迭劇の裏に何かが隠されていると感じて、部下の佐伯浩光(田口淳之介)と協力して真相を解明しようとするが、想像を超えるほど会社に巣食った深い闇に気付いてしまう。
キャスト
東京建電
原島万二(東山紀之):営業部四課長 → 営業部一課長
中堅電機メーカー・東京建電の営業部4課の課長。妻と子供を愛する平凡なサラリーマン。たいした成績をあげてもいないのに、突然、花形部署の1課課長に任命される。その舞台裏を調べるうちに、会社が抱える大きな闇に気付く。
八角民夫(吉田鋼太郎):営業第一課 "万年係長"
東京建電の営業部1課の万年係長。「居眠りハッカク」と呼ばれる不真面目な古株社員。過去のある出来事から会社に絶望している。
坂戸宣彦(眞島秀和):営業一課長 → 人事部付け
東京建電の営業部1課の課長。優秀な業績をあげていたが、八角にパワハラをしたとされて更迭される。
佐伯浩光(田口淳之介):営業一課員
原島の部下。原島と同時期に1課に異動する。会社の謎を探るために協力する。
東京建電の営業部長。原島や坂戸を激しく叱咤する鬼上司。東京建電の成長を長らく支えてきた。
宮野和広(長塚京三):社長
東京建電社長。製造現場から叩き上げてトップに就任した。親会社・フロンティアからの独立を心に秘めている。
加瀬孝毅(堀部圭亮):弁護士
新田雄介(山崎樹範):経理課員
浜本優衣(村川絵梨):営業一課員
河上省造(矢島健一):人事部長
加茂田久司(野間口徹):経理課長
佐野健一郎(豊原功補):カスタマー室長
小西太郎(浜野謙太):カスタマー室
仁科理美(松尾れい子):カスタマー室
稲葉要(中村育二):製造部長
奈倉明(戸次重幸):企画開発室
佐川昌彦(温水洋一):社長付き運転手
村西京助(北見敏之):副社長
北川誠(石橋凌):営業部長
フロンティア
梨田元就(神保悟志):常務取締役
木内信昭(小野了):総務部長
その他
原島江利子(戸田菜穂):原島の妻
万二の妻。明るい性格で家庭を支える。
原島万作(竜雷太):原島の父
三沢逸郎(甲本雅裕):ねじ六社長
三沢奈々子(遊井亮子):逸郎の妹
スタッフ
原作 - 池井戸潤『七つの会議』(日本経済新聞出版社刊)
脚本 - 宮村優子
制作統括 - 谷口卓敬
演出 - 堀切園健太郎
音楽 - 横山克
各話あらすじ 平均視聴率 5.93%
第1話 2013年7月13日「だれかが消えていく」 ラテ欄「だれかが消えていく〜会社の秘密、人事の謎」 視聴率 6.1%
中堅の電機メーカー・東京建電の営業部4課長・原島(東山紀之)は、業績が常に振るわず、会議では上司に叱られ続けだ。対照的に営業1課長・坂戸(眞島秀和)は営業のエースと誰からも認められていた。ところが坂戸が、1課の万年係長とあだ名される八角(吉田鋼太郎)からパワハラで訴えられて更迭され、後任に原島が任命される。原島は不可解な人事に驚き、更迭の裏に何かが隠されているのではと考えて真実を探り始める。
第2話 2013年7月20日「二度と戻れない」ラテ欄「二度と戻れない〜工場ツアーで真実に迫れ」 よる9時30分〜10時28分放送 視聴率 6.1%
※参院選関連番組のため放送時間が通常と異なります
製品用のねじが強度不足で折れる瞬間を見た原島(東山紀之)は、前課長・坂戸(眞島秀和)が更迭された裏に何かが隠されていると考え、真実を探り始める。坂戸が課長のころに発注されていたねじを入手するため、カスタマーセンター室長・佐野(豊原功補)と共謀して、高崎工場への顧客見学ツアーを企画する原島。やがて、ねじにまつわる恐ろしい真実が判明。だが、その報告を受けた宮野社長(長塚京三)は意外な指示を出す。
第3話 2013年7月27日「すべてが壊れていく」 ラテ欄「すべてが壊れていく〜偽装は見破られるのか」 視聴率 7.0%
製品にまつわる大掛かりな隠蔽(いんぺい)を知った原島(東山紀之)は、他にどうすることもできずに「ヤミ改修」に手を染める。親会社から出向中の副社長・村西(北見敏之)に内部告発の文書が届き、本社から定期調査に名を借りての調査チームが送り込まれてくることになる。下請けの町工場で働く人々の暮らしや、現場で額に汗する社員たちのことを思い、原島はデータを改ざんして、その調査を切り抜けようと決意する。
最終話 2013年8月3日「だれかが生き残る」ラテ欄「だれかが生き残る〜ついに明らかになる真実」 視聴率 4.5%
※「プロ野球 読売ジャイアンツ×阪神タイガース 19:30〜21:15」放送のため、開始時間変更(21:30〜22:30)。
「東京建電」の親会社である「フロンティア」は、不祥事の罪を坂戸(眞島秀和)1人に着せ、組織の生き残りをはかろうとする。それを承服できない原島(東山紀之)と八角(吉田鋼太郎)は、「東京建電」の生き残りを懸けて、坂戸から事件の詳細を聞き出し、独自の調査を開始する。しかし、原島が突き止めた真実は、予想することすらできない悪の構図だった。「東京建電」の再生と顧客の安全のため、原島は最後の行動に出ることに。
番組公式サイト
(七つの会議 - Wikipedia)
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