長島大悟(舘ひろし)と妻・綾(浅野温子)の三男・健(小澤亮太)の披露宴もお開きとなり、長男・悟(池田努)と妻・美智(大田在)、二男・至(水上剣星)と、その妻・マリ(石原あつ美)の家族全員で、健の新たなる門出を祝福した。
ところが大悟だけは、どこか腑に落ちない様子。健の妻となった百合(早織)の両親、大月忠(芹沢名人)と久子(白石まるみ)に披露宴のみならず、新婚旅行まで仕切られていた健が大悟には気にいらなかったのだ。
今まで仕事一筋に、商社マンとして世界各国を飛び回ってきた大悟にもそれなりの人脈はあったし、海外旅行をアテンドできる人物も紹介もできるという自負もあったが、健は新婚旅行の行き先すら父親に告げず、嫁の両親の意のままとなっている姿を見て、大悟はもどかしさを感じていた。
家に帰っても落ち着かない大悟は、今までずっと秘めてきた気持ちを綾に吐露する。今までずっと子育てをまかせっきりにしてきた罪滅ぼしに「会社を辞めて2人で旅行に出かけたい」と。しかし、綾の応えは大悟の気持ちとは裏腹に「やっと自由になれたんだもの、これからは好きなことをさせて欲しい、自宅を改装してレストランを始めたい」だった。
これぞ青天の霹靂。なんとか考えを改めさせたいと、大悟は綾の姉で、実家で料理屋「にしき」を受け継いでいる姉の邦(泉ピン子)にも相談するが、綾の勢いは止められない。店舗の設計から、施工業者と着々と準備が進められて行く。
従業員面談では、下ごしらえのテストまでする念の入りよう。テストを受けた者の中には、技術はあるが態度が悪い者や、言葉の通じない外国人などに混じり、後に従業員となる中津恵理(紺野まひる)の姿も。
そのころ、「にしき」に邦を尋ねて常連客の息子・大竹昇(安田章大)が突然やってきた。聞けば家出をしてきたという。事情はともかく、子供のころから何かと面倒を見てきた昇にも、その両親にも嫌な顔が出来ない邦が思いついた方法は、綾の店に預けることだった。
一方、着々と開店準備を推し進める綾のペースに、すっかり乗せられてしまった大悟は、リタイアを諦め会社に残ることを決意した。喜んだのは大悟の部下たちだった。「これからも宜しく」と、祝杯を挙げた帰り道、ごろつきに絡まれている少女・内田陽子(志田未来)と出くわした大悟。思わす助けに入るのだが…。
綾の自宅レストランをきっかけに、様々な運命の歯車が回り出し、他人同士が1つの時を刻み始める。大悟の想い…綾の夢…従業員となる人物たちのワケとは?
第2話 2013年7月19日
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