2013年07月04日

たべるダケ TOP

『たべるダケ』は、2013年7月12日より同年9月27日まで、テレビ東京系列の金曜 24:52 - 25:23枠において放送された。全12話。主演は後藤まりこ。


概要
漫画誌に連載中の“異食”コミックを同名タイトルでドラマ化。無言で食べるだけの美女が幸せを届けるコミカルな群像劇で、ヒロインをパンクバンドのミドリの元ボーカルで、ソロデビュー後は女優としても活躍する後藤まりこが演じる。


ストーリー
シズル(後藤まりこ)は、食にしか興味のない謎の美女。さまざまな悩みを抱える人物の前に突然現れ、力を貸すわけでも、アドバイスをするわけでもなく、ただひたすら料理やお菓子を食べ続ける。だが、シズルと一緒に食卓を囲み、パワフルで時にエロティックな食べっぷりを目にした人々の心は前向きに変化し、いつしか悩みは解消されていく。


キャスト
主人公
シズル
演 - 後藤まりこ
食べ物をたべるダケの神出鬼没で不思議な女性。

YUMMY YUMMY
柿野 義孝〈37〉
演 - 新井浩文
営業部社員。バツ3。本業とは別に慰謝料や養育費を支払うために夜間警備のアルバイトをしている。運に見放され全くついていない人生のどん底の中で、見ているだけで元気になれるシズルと出会う。
柿野はシズルの何でも美味しく食べる姿に魅了され、シズル感から「シズル」と命名する。

薮内 久美
演 - 石橋杏奈
私に魅了されない男性は存在しないくらい素敵女子だというのに、全く相手にしない同僚・柿野や自分を振った広告代理店のイケメンも異常でおかしいと思っている。
初めてシズルと出会ったときに格好が水島上等兵に見えたことから、彼女のことを「ミズシマ」と呼ぶ。

吉田 優奈
演 - 岡村いずみ

横山 典子
演 - 小飯塚貴世江

男性社員A
演 - 池上幸平

男性社員B
演 - 本田力

男性社員C
演 - 草野イニ

赤松 肇
演 - 古舘寛治
営業部部長。フランソワ民子の星占いのファン。行きつけの中華料理屋の小さな疑問を解決するため、再び来店した店先で、偶然街で見かけたぼったくりの占い師・シズルがお腹を空かしている姿に見兼ねて、回鍋肉の定食と単品の価格設定を比較する目的もあって、ご飯を御馳走する。

柿野の元妻
童門 佳代子
演 - 霧島れいか
1番目の妻。子供あり。

高津戸 晴香〈32〉
演 - 井上和香
2番目の妻。朝のジョギング中に公園でスイカ割りをしているシズルと出会う。

相田 美和
演 - 安田美沙子
3番目の妻。現在の彼氏・拓未のために働いていたキャバクラを辞める。

元妻の関係者
堂門 和沙
演 - 葵わかな
柿野・佳代子の娘。シズルの登場で同級生の2人に好意を持たれていた気持ちが彼女に奪われ、対抗心を燃やす。

山本 拓未
演 - 金子ノブアキ
美和の彼氏。オフィス・アレジメント・サービス作業員。仕事の休憩中にセーラー服を着たシズルに水鉄砲で攻撃される。客がいない食堂の席に座ったとき、いつのまにか目の前にシズルが座っていることに驚かされる。
納豆に卵をかけて食べる女性は許せなかったが、シズルだけは不思議と受け入れることができた。

その他
横井 和人
演 - 上遠野太洸
柿野の夜間警備の先輩。やる気がない柿野に「大人らしく真面目に仕事をしろ」と叱り飛ばす。祖母との二人暮らしでバイトを2つ掛け持ちし働きながら定時制高校に通い、医科大学を目指している。
勝手に自宅に上がり込んだシズルに成り行きのまま、簡単な手料理を振る舞う。

桐生 誠
演 - 徳山秀典
FXなどで多額の金を稼ぐ男。仲間を集めて海辺でパーティを開いていていたときに、瀕死の状態で浅瀬に上がったシズルを介抱する。

スミス
演 - 近藤芳正
桐生のホイッスル一吹きで駆けつける付き人。

田中
演 - 小川光樹

水沼
演 - 前田航基
上記2名は和沙の同級生。親友同士で和沙を好きになり一時は関係がぎくしゃくしてしまうが、シズルの食べる仕草に心を奪われ、大人の魅力を新しく発見したことで、仲良しな関係も壊れることはなく元に戻った。

サミュエル・マーティン・鈴木
演 - 松尾スズキ
YUMMY YUMMYと取引している外国人社長。生臭くなまぬるい刺身と熱いご飯を一緒に食べるのが苦手。大事な商談を乗り切るために苦手な刺身を食べれるようにして欲しいと柿野と藪内に相談する。

スタッフ
原作 - 高田サンコ『たべるダケ』(「月刊!スピリッツ」連載中 / 小学館)
脚本 - 北川亜矢子、一雫ライオン
音楽 - 未知瑠
監督 - 藤村享平、吉見拓真、石川勝己
助監督 - 石川勝己、山下和徳
音楽プロデューサー - 篠崎恵子
フードコーディネーター - 川崎尚美、山田美保 
ヘッドドレス制作 - 木村美緒
タイトル - 田中健一
VFXプロデューサー - 菅原悦史
CGディレクター - 今井真司
協力 - 大嶽恵一(北方謙三写真提供)
プロデューサー - 大和健太郎、豊島雅郎、小川真司、清水啓太郎
ラインプロデューサー - 吉見拓真
アソシエイトプロデューサー - 前島和子
アシスタントプロデューサー - 利光裕、佐藤永麻、中里友樹
制作協力 - BAIDGEHERD、松竹撮影所
制作 - テレビ東京、アスミック・エース
製作著作 - 「たべるダケ」製作委員会

オープニングテーマ - SAKANAMON「花色の美少女」(Victor / Getting Better)
エンディングテーマ - 後藤まりこ「sound of me」(DefSTAR RECORDS)


各話あらすじ(2013.7.12 - 2013.9.27)全12話
第1話 2013年7月12日
 柿野(新井浩文)は朝から晩まで、3人の元妻への慰謝料を稼ぐ毎日で、仕事もうまくいかない。貧乏くじばかり引いている人生に嫌気が差し、自殺しようとするが、それさえ失敗してしまう。失意の日々を送る柿野はある日、謎の女性シズル(後藤)に出会う。腹の音が止まらないシズルを牛飯店に連れていった柿野は、豪快ながらも優雅で色気さえ感じるシズルの食事姿に見とれ、彼女から目が離せなくなってしまう。

第2話 2013年7月19日
 柿野(新井浩文)の同僚・久美(石橋杏奈)は、恋人に振られ落ち込む。そんな彼女の前に空腹のシズル(後藤まりこ)が現れ、久美はたこ焼きをおごることに。

第3話 2013年7月26日
 会社員の晴香(井上和香)は料理教室でシズル(後藤まりこ)とペアを組むことに。行儀悪く料理を食べながらもなぜか美しいシズルから、晴香は目が離せなくなる。

第4話 2013年8月2日
 中学生の田中(小川光樹)と水沼(前田航基)は、同級生の和沙(葵わかな)に片思い中。神社で互いの気持ちを探り合う2人の前に、シズル(後藤まりこ)が現れる。

第5話 2013年8月9日「さざえ」
 シズル(後藤まりこ)は海岸で倒れていたところを、トレーダー・桐生(徳山秀典)に助けられる。その後、桐生はサザエを食べるシズルに見ほれてしまう。

第6話 2013年8月16日「納豆」
 建設作業員・拓未(金子ノブアキ)は、以前見かけたシズル(後藤まりこ)と定食屋で再会。彼女の卵納豆かけご飯を食べる姿に、拓未の目から自然と涙が流れる。

第7話 2013年8月23日「回鍋肉」
 柿野(新井浩文)の上司・赤松(古舘寛治)は占いに従い中華料理店を訪れる。翌日、赤松は店の横に占い師姿で座っていたシズル(後藤まりこ)を誘い再び店へ。


第8話 2013年8月30日「甘み」
 柿野(新井浩文)はシズル(後藤まりこ)を捜しに製菓専門学校の学園祭へ。柿野がイートスペースで食べ放題のスイーツを食べていると、そこへシズルが現れる。

第9話 2013年9月6日「刺し身」
 顧客のマーティン(松尾スズキ)から苦情を受けた柿野(新井浩文)は、薮内(石橋杏奈)と謝罪へ。そこで刺し身定食が食べられないというマーティンの悩みを聞く。

第10話 2013年9月13日「たらこ」
 進路に悩む和人(上遠野太洸)の自宅に、食材を持ったシズル(後藤まりこ)が現れる。和人はシズルを家に上げ、タラの鍋と焼きたらこなどを作って食卓を囲む。

第11話 2013年9月20日「そば」
 桐生(徳山秀典)は柿野(新井浩文)に、自分の会社で雇う代わりにシズル(後藤まりこ)から手を引けと告げる。その後、柿野は桐生の自宅である写真を見つける。

最終話 2013年9月27日「晩餐」
 連れ去られたシズル(後藤まりこ)を追い、柿野(新井浩文)らは桐生(徳山秀典)の元へ。シズルを亡き姉の生まれ変わりと信じる桐生に、柿野はある勝負を挑む。


番組公式サイト
(たべるダケ - Wikipedia)
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