シーズン2は、2014年4月22日から同年6月24日まで、新設される火曜ドラマ枠(毎週火曜日22:00 - 22:54)にて放送された。全10話。
キャッチコピーは「ワケあって、家族です。」
概要
橋田壽賀子が16年ぶりに手掛けた新作の連続ドラマ「なるようになるさ。」は、“疑似家族”をテーマに現代家族の在り方をコメディータッチで描いていく。舘ひろしと浅野温子は、2005年公開の映画「まだまだあぶない刑事」以来8年ぶりの共演となる。妻が自宅で開業したレストランを舞台に、そこに集まった縁もゆかりもない“ワケあり”の若者たちが、やがて“疑似家族”を形成していく異色のホームドラマ。
ストーリー
3人の息子がそれぞれ結婚し、早期退職してゆったりとした生活を送ろうと考えていた会社役員の長島大悟(舘ひろし)は、妻の綾(浅野温子)から突然、「自宅を改装してレストランを開きたい」と打ち明けられる。戸惑う大悟や反対する息子たちをよそに、綾は嬉々として開店準備を進める。店員として集まってきた内田陽子(志田未來)、大竹昇(安田章大)、中津恵理(紺野まひる)は、いずれもワケありで行き場のない若者たちばかり。綾は息子が出て行った空き部屋に彼らを住まわせてしまう。同居する“擬似家族”に、様々な問題が沸き起こるが、いつしか本物の家族のような絆が生まれる。
キャスト
長島家
長島 大悟(ながしま だいご)
演 - 舘ひろし
綾の夫。商社の常務取締役。息子が無事に巣立った後は会社を早期退職し、妻と海外旅行に行く計画を立てていたが思惑とは裏腹に妻がいきなり自宅を改装して、レストランをしたいと言いだし困惑する。
長島 綾(ながしま あや)
演 - 浅野温子
大悟の妻。カフェレストランあやオーナー。旧姓:西木。息子たちに手料理を振る舞うような簡単でも心が温まる料理を客に提供できる店を、今まで準備してきた自分の夢を実現したいと夫に頼み込み、相談する。
カフェレストランあや
内田 陽子(うちだ ようこ)
演 - 志田未来
本名:沢木 みどり(さわき みどり)。店員(シーズン1) → 京都の大学生(シーズン2)。高校3年の時、いじめられていた子をかばったことで喧嘩となり、いじめグループに大怪我をさせてしまい、いじめグループだけでなく、いじめられていた子までがみどりからいじめを受けていたと証言し、家族も自分の弁明を信じてくれなかった。少年院に送致され、2か月前に保護観察処分となって自宅に帰るも、家での居場所を失くしたことから家出し、たちの悪い不良に絡まれているところを大悟に助けてもらう。
大竹 昇(おおたけ しょう)
演 - 安田章大(関ジャニ∞)
店員(シーズン1) → フリーイラストレーター(シーズン2)。大竹病院院長の息子。東京大学経済学部卒業後、大手銀行に就職するも業務内容や人間関係に馴染めず、入社して僅かな期間で退職する。会社を辞めてから自室に籠るようになり、引きこもり生活から脱却したいと決意を固め、父の知り合いである邦に救いを求める。イラストを描くのが得意。
千葉 恵理(ちば えり)
演 - 紺野まひる
夫のDVが原因で家族を捨て、福岡から上京してきた主婦。一縷の望みを掛けてカフェレストランあやの採用面接に臨む。
千葉 誠(ちば まこと)
演 - 大西利空
恵理の息子。小学1年生。家庭の事情から母と離れて、伯父の世話になっていたが伯父の妻や子供たちから疎外されて、辛い暮らしを強いられていた。
戸川 たつ(とがわ たつ)
演 - 渡辺美佐子(シーズン2)
本名:大塚 文子(おおつか ふみこ)。大塚インターナショナル経営者兼ファッションデザイナー → 10年前に病気を患い、会社を退任 → カフェレストランあや店員 → 介護&語らいハウス「憩いの家」オーナー。
「憩いの家」設立に関して長男と意見が対立したことから、リュック一つで家を飛び出した。持ち合わせていた所持金が底を尽き、住む場所もなくその日の食べる分もなく困っていたときにレストランあやで無銭飲食してしまい、その縁で長島夫妻と親交を深めていく。
中野 香子(なかの きょうこ)
演 - 南沢奈央(シーズン2)
大学を卒業するも就職活動に失敗し、両親の知り合いである邦に紹介してもらいあやで働くことになる。
奥村 涼(おくむら りょう)
演 - 伊野尾慧(Hey! Say! JUMP)(シーズン2)
昇の後輩。あやで働き始めたころは好意を持っていた彼女に好きになってもらいたい思いで金髪に染めていたが、結局振られてしまう。香子に好意を持つようになり、彼女に認められる男になりたいと考え、途中で投げ出していた小説に取り組み完成させる。
山内 春菜(やまうち はるな)
演 - 宮ア香蓮(シーズン2)
大学を卒業し就職するが失敗に終わる。両親の失踪や友達、仕事など全てを失った喪失感から生きる希望をなくし自殺を図るも死にきれなかった。急に語気を荒げたり、情緒不安定な面がある。大悟に父子愛を感じる。
息子家族
長島 悟(ながしま さとる)
演 - 池田努
長男。家族で大阪に暮らす。
長島 美智(ながしま みち)
演 - 太田在
悟の妻。旧姓:三浦。胆石で一時入院。
長島 空
演 - 庄司龍成
長島 幸
演 - 曽我夏美
上記2名は悟・美智の息子と娘。ゲームに夢中で挨拶もせず、両親や美智の母親に甘やかされたせいか、我がままで身勝手。
長島 至(ながしま いたる)
演 - 水上剣星
次男。
長島 マリ(ながしま まり)
演 - 石原あつ美
至の妻。
長島 太郎(ながしま たろう)
演 - 遠藤颯
至・マリの息子。
長島 健(ながしま たける)
演 - 小澤亮太
三男。兄弟の中で1番立場が弱く、兄や妻に対してはっきりと主張ができず従っている。だが、兄たちが母の夢を反対するなか、一定の理解を示す。
長島 百合(ながしま ゆり)
演 - 早織
健の妻。旧姓:大月。夫を完全に服従させている。
大月 忠
演 - 芹沢名人
大月 久子
演 - 白石まるみ
上記2名は百合の両親。
料亭にしき
西木 邦(にしき くに)
演 - 泉ピン子
綾の姉。長島三兄弟の伯母。代々引き継がれてきた「料亭にしき」の暖簾を守っている。
夏子(なつこ)
演 - 飯沼千恵子
従業員。
大竹家
大竹 茂
演 - 金田明夫
昇の父親。大竹医院院長。父も自身の息子・長男も医師を生業としており、代々受け継がれてきた医師家系の家柄。
大竹 元子
演 - あめくみちこ
昇の母親。
沢木家
沢木 耕造
演 - 野村宏伸
みどりの父親。
沢木 克子
演 - 有森也実
みどりの母親。
沢木 あかね
演 - 黒澤はるか
みどりの姉。大学生。
沢木 仁
演 - 川村悠椰
みどりの弟。
大木家
大木 律子(おおき りつこ)
演 - 雛形あきこ
福・夢の母親。夫の死後、姑と折り合いが悪く、夫の実家を出てシングルマザーで子供たちを育てている。昼はパン屋、夜は小料理店で忙しく働いている環境の中で、夕食を用意する時間もない理由から、子供たちに金を持たせてカフェレストランあやで食事を摂るよう言い含めていた。当初はただ無責任に福や夢を甘やかしてるだけと思い込んで、大悟たちを信用していなかったが、大悟の真摯な態度を見てからは考えを改める。
大木 福(おおき ふく)
演 - 坂口湧久
長男。小学3年生。
大木 夢(おおき ゆめ)
演 - 奥田いろは
長女。誠と同学年。
その他(シーズン1)
小田 由美子
演 - 黒坂真美
恵理の小学校時代からの親友。彼女の知り合いの中で唯一、恵理の家庭の事情を知っていた。
村山(むらやま)
演 - 志賀廣太郎
陽子の担当保護司。
中山 彰典(なかやま あきのり)
演 - デビット伊東
広告代理店「友映堂クリエイティブセンター」部長。大悟の取引相手。カフェレストランあやの宣伝に使用されているキャラクターの絵を見て、昇に興味を示す。
清原(きよはら)
演 - 山口翔悟
みどりの高校在学時の担任。
佐竹 伸人(さたけ のぶひと)
演 - 石井正則
有名塾の講師。家庭教師として、長島三兄弟を希望の大学に進学させた実績を持つ。今回、大悟の働きで高等学校卒業程度認定試験を受験することになった陽子を受け持つ。
森山 則子(もりやま のりこ)
演 - 松本じゅん
手芸講師。邦を通じて、週に一日、昼間に生徒たちを集めてカフェレストランあやで教室を開きたいと願い出る。
千葉 正夫(ちば まさお)
演 - 岡田義徳(シーズン2)
誠の父親。恵理の夫。
その他(シーズン2)
大塚 久紀(おおつか ひさのり)
演 - 冨家規政
大塚家長男。大塚インターナショナル社長。
中野 隆
演 - 石丸謙二郎
香子の父親。
中野 初子
演 - 斉藤慶子
香子の母親。
川合 光則(かわい みつのり)
演 - 須永慶
剛の父親。不動産経営者。隆の大学時代の同期生。
川合 佐和(かわい さわ)
演 - 唐木ちえみ
剛の母親。
川合 剛(かわい つよし)
演 - 田中幸太朗
光則・佐和の息子。香子の見合い相手。
浦部(うらべ)
演 - 山崎樹範
福祉事務所ソーシャルワーカー。春菜の担当者。
中村 由子(なかむら よしこ)
演 - 志水季里子
吉岡 定子(よしおか さだこ)
演 - 松岡由美
上記2名は介護&語らいハウス「憩いの家」スタッフ。
スタッフ
作 - 橋田壽賀子
演出 - 吉田秋生、酒井聖博、阿南昭宏、荒井光明
演出補 - 阿南昭宏、加藤尚樹、泉正英
タイトル - 小河原義一
タイトルCG - 田中浩征、梅澤智仁
音楽コーディネート - 溝口大悟
ファイティングコーディネーター - 栗原直樹
フードコーディネーター - 上樂由美子
イラストレーター - 三原等
企画編成 - 十二竜也
編成 - 高山暢比古
プロデューサー - 荒井光明
アソシエイトプロデューサー - 杉浦美奈子
プロデューサー補 - 上野かおる
制作協力 - ドリマックス
製作著作 - TBS
主題歌
シーズン1 - 指田郁也「バラッド」(ワーナーミュージック・ジャパン)
シーズン2 - 指田郁也「hello」(ワーナーミュージック・ジャパン)
各話あらすじ(2013.7.12 - 2013.9.20)全11話 平均視聴率 12.65%
第1話 2013年7月12日「ワケあり家族の愛と奇跡のホームドラマ」 (初回のみ 21:00〜22:48)
大悟(舘)と妻・綾(浅野)は、三男・健(小沢亮太)の結婚披露宴に出席し、長男の悟(池田努)・美智(太田在)夫妻と次男の至(水上剣星)・マリ(石原あつ美)夫妻ら家族全員で健の新たな門出を祝福した。ところが大悟は、健が、妻となった百合(早織)の両親(芹沢名人、白石まるみ)に披露宴だけでなく、新婚旅行まで仕切られていることにもどかしさを感じていた。今まで商社の会社員として世界を飛び回っていた大悟にも、それなりの人脈があり、海外旅行を案内できる人物の紹介もできるという自負があったからだった。家に帰っても気持ちが落ち着かない大悟は、子育てを任せっきりにしてきた罪滅ぼしに、会社を辞めて二人で旅行に出掛けたいと綾に吐露する。しかし、綾の答えは、やっと自由になれたので、これからは好きなことがしたい、自宅を改装してレストランを始めたい、というものだった。
第2話 2013年7月19日
長島家から独立していった3兄弟の部屋は、自宅が「カフェレストランあや」に変わったことで、住み込みの従業員・陽子(志田未来)・昇(安田章大)・恵理(紺野まひる)の部屋になっていた。大悟(舘ひろし)に連れられてレストランに勤めることになった陽子は、大悟・綾(浅野温子)夫妻の人柄に触れ、仕事を与えられたことが効いたのか、人が変わったように、恵理と共に仕事に慣れようと努力し始める。ところが、綾の姉・邦(泉ピン子)が突然、預かってほしいと連れてきた、邦の料理店の常連の息子で、引きこもりの昇だけは、相変わらず部屋に閉じこもったままだった。陽子は積極的に、家族と従業員そろっての食事に昇を誘うが、何を話し掛けても反応がない昇に、きつい言葉を発してしまう。そんな折、邦の料理店に、昇の両親、茂(金田明夫)・元子(あめくみちこ)が探りを入れに現れる。昇の消息を尋ねる夫妻こそ、引きこもりの原因だと考えた邦は、知らぬ存ぜぬの一点張りで、その場を取り繕う。
第3話 2013年7月26日
「カフェレストランあや」を開店させた綾(浅野温子)と住み込みの従業員・陽子(志田未来)・恵理(紺野まひる)は、初めての客が訪れるのを待っていた。従業員・昇(安田章大)も少しでも貢献しようと、自分がデザインした店のチラシを配って歩いていた。開店の準備に夢中になり、店の宣伝をすることを忘れていた綾は自らのミスを戒めるが、そこへ昇が客を引き連れて帰ってくる。チラシの効果もあり、その日は閉店まで客足が途絶えることはなかった。それならばと昇は、チラシと同じデザインで店の看板作りを始める。自ら目的を持って物事に取り組むことなど今まで一度もなかった昇は、充実感を味わっていた。しかし、綾の姉・邦(泉ピン子)は看板作りに精を出す昇に、学歴を生かす仕事に就かなければ罰が当たると責める。邦の言葉が重く響いた昇は、悩んだ末、店を出て行くことを大悟(舘ひろし)・綾夫妻に切り出す。
第4話 2013年8月2日
昇(安田章大)の看板やチラシの効果と、綾(浅野温子)のスパゲティで、次第に客入りを伸ばし始めた「カフェレストランあや」。そんな折、恵理(紺野まひる)の一人息子で、小学生の誠(大西利空)が店に現れる。大悟(舘ひろし)は、生活が安定して住む所が見つかるまでと、恵理の兄夫婦の元に預けられていた誠をふびんに感じ、一緒に長島家で暮らすことを提案する一方で、誠の世話を買って出る。着替えをそろえたり、プール遊びに連れていったりと張り切る大悟だったが、「カフェレストランあや」に警察官がやって来たことで、新たな問題が発覚してしまう。
第5話 2013年8月9日
警察官(宮下裕治)が”沢木みどり”という少女を捜していると「カフェレストランあや」にやって来た。インターネットに掲載された陽子(志田未来)の写真が基で、沢木みどりに似ていると知らせを受けた両親からの依頼だった。聞けば、沢木みどりは、保護観察中の身でありながら家出をして、両親を困らせているという。他人の空似だと言い張る陽子に、その場は綾(浅野温子)が加勢して、何とか警察官を追い返すことはできたのだが、沢木みどりが陽子だという真実だけは覆しようがなかった。詳しい事情を知らなければ、これ以上、かばいようがないと綾に促されて、陽子は今まで語ろうとしなかった忌まわしい出来事を口にする。
第6話 2013年8月16日
保護司の村山(志賀廣太郎)が長島家を訪れ、陽子(志田未来)が店で働きたいと言っていると伝える。大悟(舘ひろし)・綾(浅野温子)夫婦の人柄に触れた村山は、陽子にとって最善の環境だと判断を下す。大悟たちにも異存はないが、陽子の両親の反応だけが気掛かりだ。翌日のランチタイムに、大悟が広告代理店の部長・中山(デビット伊東)を連れてくる。大悟は昇(安田章大)に才能を生かす仕事をしてほしいと考え、具体的に動いていたのだ。
第7話 2013年8月23日
「カフェレストランあや」は、従業員の陽子(志田未来)、昇(安田章大)、恵理(紺野まひる)の働きもあって、多少だが利益も上がり、給料とは別に祝儀まで出せるようになり、綾(浅野温子)は長年の夢を現実のものとさせていた。大悟(舘ひろし)は、夫婦で悠々自適の暮らしなど程遠いと、従業員の父親代わりとしての責任を果たそうと奔走するが、目に見えた成果は一つもない。一方、陽子、昇、恵理は、他に行くあてがなかった自分たちを置いてくれた綾の店で、このままずっと働ければと思っていた。だが陽子は、才能のある昇だけは大悟の好意を受けて、広告の仕事をした方がいいと考えていた。しかし、昇本人は乗り気ではなく、大悟と広告代理店の部長・中山(デビット伊東)の顔を立てる程度でいいと思っていた。陽子は昇に、広告のイラスト描きに真剣に取り組むよう勧めるのだが、はぐらかそうとする昇と衝突する。
第8話 2013年8月30日
恵理(紺野まひる)の一人息子・誠(大西利空)の夏休みの思い出づくりにと、大悟(舘ひろし)が静岡・伊豆へドライブ旅行の計画を立てた。新学期から同じ小学校に通うことになる福(坂口湧久)と夢(奥田いろは)も誘うが、母・律子(雛形あきこ)の許しが必要だった。昼・夜と働く律子に直接会って許しを得るチャンスがなく、大悟は手紙を渡すことにしてドライブの準備を急ぐ。出発当日となり、誠の期待が思い切り膨らんだ時、律子が大悟の元にやって来た。縁もゆかりもない人に世話になるわけにはいかないと、律子からドライブ旅行を断られてしまう。落胆する誠の姿を見た綾(浅野温子)と恵理が、大悟の心情を説き、何とか律子を説得する。そして、大悟と子供たちはドライブ旅行に出掛けた。また、陽子(志田未来)に高等学校卒業程度認定を取らせようと考えた大悟は、長男・悟(池田努)たちの家庭教師を務めた予備校講師・佐竹(石井正則)を綾に頼んで呼び寄せていた。そんな折、大悟の不在中に悟が出張で、実家に帰って来る。
第9話 2013年9月6日
大悟(舘ひろし)の強い要望で、長男・悟(池田努)の妻・美智(早織)の入院中、孫の空(庄司龍成)と幸(曽我夏美)の面倒を見ることになった綾(浅野温子)が大阪へ向かう。本当は「カフェレストランあや」も立ち上がったばかりで大事な時期なのと、嫁の両親に気遣いばかりしている悟に、今更何だと渋る綾だったが、大悟から言われたら仕方がない。仕事を早めに切り上げて店を手伝う気満々の大悟は、自分が担当する料理の雰囲気に合わせたコスチュームまで用意して準備万端。綾から知らせを受けた邦(泉ピン子)もこれには驚いて、店の信用を失うくらいなら、休んだ方がましだと忠告に現れるが、大悟の料理を見て、その腕前に舌を巻く。一方、大阪の悟の家に着いた綾を待っていたのは、美智の母から甘やかされて育った空と幸の態度だった。
第10話 2013年9月13日
新学期が始まり、恵理(紺野まひる)の息子・誠(大西利空)は長島家から近い小学校に通いだした。一方、昇(安田章大)のイラストが新聞広告に採用された。しかし、大悟(舘ひろし)は、広告が世に出て、昇の両親を怒らせるようなことになったら、それこそ今までの苦労が水の泡になってしまうと、綾(浅野温子)の姉・邦(泉ピン子)に相談する。また、陽子(志田未来)は昇が夢に近づいたことを喜ぶと同時に、自分も負けてはいられないと、今度の高校認定試験に挑戦しようと決意する。そんな折、三男・健(小沢亮太)が金の無心に現れる。さらに、今まで姿を現すことのなかった恵理の夫・正夫(岡田義徳)が、小学校で誠を出迎えていた。
最終話 2013年9月20日
大悟(舘ひろし)の計らいにより、昇(安田章大)の描いたイラストの新聞広告が掲載されたことで、母・元子(あめくみちこ)の知るところとなった。昇の両親には内緒で、妹・綾(浅野温子)に押し付けるように昇を預けた邦(泉ピン子)は、昇の父・茂(金田明夫)と元子が、素直に昇のやりたいことを理解し喜んでいることを知る。そして、一度親子で話し合うべきだと、元子を伴って、カフェレストランあやを訪れる。後日、昇は茂から、元子が昇の身を案じ、家に帰って広告の仕事に専念してほしいと願っていることを告げられる。一方、両親の承諾を得て、カフェレストランあやに戻っていた陽子(志田未来)は、高等学校卒業程度認定試験を受けるために勉強をしていた。その話を、保護司から聞いた陽子の母・克子(有森也実)は、それならば実家に帰ってほしいとやって来る。さらに、恵理(紺野まひる)の息子・誠(大西利空)の前に、再び夫・正夫(岡田義徳)が姿を現し、一緒に居合わせた大悟が事情を聴くことになる。
各話視聴率
番組公式サイト
(なるようになるさ。 - Wikipedia)
なるようになるさ。シーズン2
概要
舘ひろしと浅野温子が演じる夫婦の、自宅を改装したカフェレストランを舞台にしたドラマの続編。
「他人同士は本当の家族より強い絆を築けるか」をテーマに、息子たちが巣立った自宅を改装してレストランを始めた妻・長島綾(浅野温子)と、妻を支える夫・大悟(舘ひろし)を中心に、住み込みで働く従業員たちの人生模様を描いていく。
ストーリー
自宅のキッチンとリビングを改装したカフェレストランをオープンした長島綾(浅野温子)は、夫・大悟(舘ひろし)の支えや従業員・千葉恵理(紺野まひる)の手助けで順調に店を経営。元従業員の大竹昇(安田章大)や内田陽子(志田未来)もそれぞれが夢に向かって活躍し、うれしい日々が続いていた。
また、姉・西木邦の紹介で、就職浪人の中野香子(南沢奈央)が今は住み込みで働いている。ある日、数人分の料理をたいらげた客・戸川たつ(渡辺美佐子)が、お金がないので働いて返したいと言い出す事件が起こる。大悟の計らいで、たつも住み込みで働くようになると、今度は昇が親に見放された仕事にも就いていない後輩・奥村涼(伊野尾慧)を働かせてほしいと頼み込んでくる。
新たにワケありの3人の従業員が加わった店では、予想外の出来事が発生してしまう。
各話あらすじ(2014.4.22 - 2014.6.24)全10話 平均視聴率 7.52%
第1話 2014年4月22日「ワケあり家族の愛と奇跡のホームドラマが今夜再び始まる!」 ※初回2時間スペシャル(21:00 〜 22:48)
綾(浅野)が始めたカフェレストランあやでは、従業員・恵理(紺野まひる)と息子の誠(大西利空)が近所に暮らしながら通い、大悟(舘)も仕事の合間に料理の腕を振るっていた。また、新たな従業員として就職浪人中の香子(南沢奈央)が住み込みで働いていた。ある日、かつての従業員・昇(安田章大)が訪れ、同じく従業員だった陽子(志田未来)が京都の大学に合格したと知らせに来る。そんな折、たつ(渡辺美佐子)という客が、数人分の料理を食べた揚げ句、金がないので店で働いて返したい、その上、行く所もないと言う。何か事情があると察した大悟の計らいで、たつは長島家に泊まり、住み込みで働くことになった。それを知った綾の姉・邦(泉ピン子)は人がいいにも程があると、大悟と綾の判断に反対する。だが、料理と接客が得意なたつが来てくれたことを、綾はひそかに喜んでいた。
第2話 2014年4月29日
大悟(舘ひろし)と綾(浅野温子)の三男・健(小沢亮太)が予告もなく訪ねて来た。健は義母との折り合いが悪いので、実家に戻りたいと訴える。妻との離婚も辞さないという勢いだ。そんな勝手は許されないと、大悟と綾はなだめる。だが香子(南沢奈央)が、涼(伊野尾慧)の部屋が空になっていると告げる。部屋には、新しい仕事を探すので出ていくと書かれた置き手紙があった。大悟と綾が驚いていると、邦(泉ピン子)が現れて、たつ(渡辺美佐子)のような素性の知れない従業員のいる「カフェレストランあや」に、香子を預けてはおけないので連れて帰ると言いだした。しかし、たつからさまざまなことを学び、成長できる喜びを感じている香子は、邦の言い分を断って店にとどまる。そして、健は空いた部屋で寝起きすることになった。
第3話 2014年5月6日
「カフェレストランあや」が初めて休日を取ることになった。恵理(紺野まひる)は家族と遊園地、香子(南沢奈央)と涼(伊野尾慧)は動物園でデート、たつ(渡辺美佐子)はのんびり過ごすという。従業員たちがうれしそうに計画を語る様子を綾(浅野温子)も楽しく聞いている。あやの休みの日、大悟(舘ひろし)と綾は息子たちを誘い、綾の誕生祝いも兼ねて食事に出掛けることになった。悟(池田努)、至(水上剣星)、健(小沢亮太)とタイミングよく現れた邦(泉ピン子)も一緒になる。楽しく会話が弾むと思っていると、息子たちから、あやへの非難が相次ぐ。綾は、息子たちに店を辞めるつもりはないと反論し、大悟も綾を擁護する。そんな中、健がたつの正体に関する情報をつかんだと切り出した。健が持ってきた雑誌に、たつの記事が載っていて、たつが意外な人物だったことが判明する。やがて、今までずっとたつの行方を追っていたという、たつの息子を名乗る大塚(冨家規政)があやに現れる。
第4話 2014年5月13日
たつ(渡辺美佐子)が有名なファッションデザイナーの大塚文子だと判明した。たつは自分の夢を実現するために、息子・久紀(冨家規政)を伴い家に帰ることになる。寂しさを感じながらも大悟(舘ひろし)と綾(浅野温子)たちはすがすがしい気持ちでたつを見送る。そんな折、長島家の次男・至(水上剣星)が突然「カフェレストランあや」を訪ねて来る。妻マリ(石原あつ美)が骨折して入院したので、自分と幼い太郎(遠藤颯)の面倒をしばらく実家でみてほしいという。綾は断るが、大悟に説得され、綾は至の家で二人の世話をすることになった。綾がいない間、大悟が店を仕切ることになる。その初日、綾の姉・邦(泉ピン子)が香子(南沢奈央)の母・初子(斉藤慶子)を連れてやって来る。
第5話 2014年5月20日
大悟(舘ひろし)が、自殺未遂の女性を見舞いに病院へ出掛けている間に「カフェレストランあや」に長島家の次男・至(水上剣星)がやって来る。綾(浅野温子)に知られないよう大悟に相談があるという。帰宅した大悟に至は、妻の入院費の支払いが迫り、金を貸してほしいと語る。しかし、次第に話は自殺未遂の女性との話になり、大悟は息子の相談に乗っていたはずが、関係を疑われてしまう。やがて、ケースワーカーの浦部(山崎樹範)と名乗る男性が店を訪れ、自殺未遂の女性・春菜(宮崎香蓮)の境遇を語りだす。
第6話 2014年5月27日
次男・至(水上剣星)と息子・太郎(遠藤颯)の面倒を見る綾(浅野温子)の我慢が限界を超え、太郎を連れて「カフェレストランあや」へ帰ってくる。綾はそのまま熟睡し、目が覚めると、春菜(宮崎香蓮)が子守で太郎を公園に連れていったことを知る。楽しそうに春菜と遊ぶ太郎の姿を見た綾は、二人を喫茶店に誘い、春菜が自殺未遂をした理由を聞く。そんな中、太郎と綾がいなくなったことで、至が店に抗議にやって来る。綾に相手にされない至は太郎を連れて帰ろうとするが、太郎が春菜から離れようとしない。一方、春菜の存在を危ぶむ邦(泉ピン子)が、香子(南沢奈央)の母・初子(斉藤慶子)を連れ、香子を迎えに来る。さらに、昇(安田章大)が、涼(伊野尾慧)を大学に戻らせようと世話を焼き始めるなど、店は従業員の問題で大きく揺れる。
第7話 2014年6月3日
大悟(舘ひろし)は、家出した春菜(宮崎香蓮)を捜すため、漫画喫茶をしらみつぶしに尋ね回る。家出のきっかけをつくってしまったと反省する恵理(紺野まひる)は、警察に捜索願を出す。春菜は自殺未遂を起こしているだけに、まさかの事態も考えられ「カフェレストランあや」では、綾(浅野温子)、恵理、香子(南沢奈央)、涼(伊野尾慧)らが、寝ないで安否を気遣っていた。しかし、大悟の努力もむなしく、春菜の消息をつかむことができない。一方、息子たちと和解して、認知症などの要介護者と介護する側の人がくつろげる「憩いの家」をつくるため自宅に帰っていたたつ(渡辺美佐子)が、オープンの準備が整ったとの報告に来る。
第8話 2014年6月10日
春菜(宮崎香蓮)は、たつ(渡辺美佐子)が始めた認知症の人や、その人を介護する人たちの施設で手伝いをする。春菜の面倒を見てほしいと涼(伊野尾慧)から頼まれた昇(安田章大)は、働く姿を一目見ようと施設を訪ねる。昇は仕事を終えた春菜を喫茶店へ誘い、保育士か介護士の資格を取ってみてはどうかと勧める。一方、邦(泉ピン子)は大悟(舘ひろし)に、香子(南沢奈央)を自分の店に寄こすよう頼み込む。大悟から説得を受けた香子は、気が進まないまま邦の店へ向かう。だが、そこには香子の父・隆(石丸謙二郎)と母・初子(斉藤慶子)と共に、隆の友人夫妻(須永慶・唐木ちえみ)と、その息子・剛(田中幸太朗)が同席していた。何の相談もなく剛との見合いが進んでいたことに腹を立てた香子は、結婚する意思はなく、調理師の資格を取りたいと夢を語る。
第9話 2014年6月17日
春菜(宮崎香蓮)が置き手紙を残して再び「カフェレストランあや」から家出した。春菜の行方を追う昇(安田章大)は、以前に大悟(舘ひろし)が春菜を捜し回った漫画喫茶を巡るが、手掛かりさえつかめない。綾(浅野温子)や従業員たちが不安を抱えたまま朝を迎えるが、このままでは店の営業に支障を来すと考えた大悟は、自ら店を出ていった春菜のことは忘れようと言い聞かす。そして、ケースワーカーの浦部(山崎樹範)を訪ね、春菜が頼ってきた際には手助けをしたいと申し入れる。一方、香子(南沢奈央)は邦(泉ピン子)から見合い相手の剛(田中幸太朗)としっかり交際をするようにとハッパを掛けられる。香子は、春菜が店を辞めて人手が足りないことを理由に交際を断る。そんな中、昇は介護施設で春菜と出会う。自ら家出した春菜が店に戻る意思がないことを悟った昇は、ある提案を持ち掛ける。
最終話 2014年6月24日
春菜(宮崎香蓮)が勤める病院を昇(安田章大)が紹介したことが、昇の父・茂(金田明夫)の耳に入る。昇が春菜の住むアパートの保証人になっていることも知った茂は、綾(浅野温子)の姉・邦(泉ピン子)に、大悟(舘ひろし)から昇と春菜の関係を聞き出してほしいと頼み込む。大悟と綾、邦たちから事情を聴かれた昇は、春菜への思いと決意を口にする。一方、涼(伊野尾慧)が香子(南沢奈央)にプロポーズできる男になりたい一心で書き上げた小説を昇が出版社に持ち込み、コンテストへの参加が決まる。やる気を見せる涼を見た香子の気持ちにも変化が訪れる。そんな中、長男・悟(池田努)が東京本社へ異動となり、大悟や綾と一緒に暮らしたいと言いだす。息子たちを自立させ、やっと好きなレストランを始めることができた綾は猛反対する。
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