ドラマのスタートは1998年4月15日。放送が始まるや否や高視聴率を獲得し、世間の話題をさらった。同年の10月7日には2時間のスペシャル第1弾、2000年の1月2日(正月)には「新春ドラマスペシャル」としてスペシャル第2弾が放送された。また、同年4月12日には連続ドラマの第2シリーズが放送、2002年7月3日には最後の連続ドラマとの位置付けをした第3シリーズ(番組タイトルは『ショムニFINAL(ショムニファイナル)』)が放送され、2003年の1月1日(正月)には『ショムニFOREVER(ショムニフォーエバー)』としてスペシャル第3弾が放送され、一旦完結。
その後、2013年7月10日に江角以外の庶務二課のメンバーを一新し、第4シリーズ(番組タイトルは『ショムニ2013(ショムニにいまるいちさん)』)が放送開始。2013年7月10日から同年9月18日まで放送された。全10話。
原作は安田弘之作の同名コミック『ショムニ』。ドラマが始まった1998年には高島礼子主演で映画化もされた。
概要
1998年4月期に放送された江角マキコ主演の連続ドラマ「ショムニ」の10年ぶりの新シリーズが、7月(水曜午後10:00)から15年ぶりにスタートする。(初回と第2話は22:00〜23:09)。
新しいショムニメンバーに、ベッキー、本田翼、安藤サクラ、森カンナ、堀内敬子といった個性的な面々を迎え入れる。
ストーリー
さかのぼること10年前。満帆カンパニーの役立たずの社員が異動する「庶務二課(ショムニ)」に伝説的な女性社員たちがいた。その後ショムニは廃止され、筆頭メンバーだった坪井千夏(江角マキコ)も行方不明になっていた。そして今、人事部の策略で新しい“ショムニ”が復活。オリンピックを期待される棒高跳びの選手だったが、社員としては欠陥ばかりの円山詩織(本田翼)らダメダメ社員の前に突如、千夏が現れる。
キャスト
江角マキコ/坪井千夏役
ショムニ廃止とともに10年前に忽然消えた伝説的OL。“飲む打つ買う”の三拍子そろった最強の超肉食系おやじ女子。
ベッキー/三波まどか役
ネット世界に精通した現代っ子で頭脳は明晰。PC依存症のためコミュニケーション不足も。
本田翼/円山詩織役
オリンピック出場を期待された元棒高跳び選手。広告塔として入社したが、仕事が出来ず陸上部廃止後はお荷物社員として邪魔者扱いされている。趣味はデジカメ撮影。
安藤サクラ/安倍麗子役
気配を感じさせず、常に人の背後に立って社内の噂話を仕入れてくる情報通。
森カンナ/小島美鈴役
社内の男性から好意を持たれる小悪魔系OL。
堀内敬子/福田益代役
健康オタク。会話をしていると誰彼構わず口を挟んでくる超おしゃべり女子。
スタッフ
脚本:丑尾健太郎
演出:鈴木雅之
演出:小林義則
プロデューサー:岩田祐二
編成企画:石井浩二
編成企画:清水一幸
主題歌:ピンクの弾丸/Serena
各話あらすじ(2013.7.10 - 2013.9.18)全10話 平均視聴率 10.85%
第1話 2013年7月10日「復活!10年ぶりの庶務二課で最強女子坪井千夏が会社斬り」 ※15分拡大(22:00〜23:09)
オリンピック出場を期待される棒高跳びの選手だった詩織(本田翼)は、商事会社の広告塔として入社する。だが、けがで選手生命を絶たれ、会社の陸上部も廃止になり、詩織は社内で邪魔者扱いされ、社員食堂にいても彼女には誰も近づかない。そんな彼女に、まどか(ベッキー)、麗子(安藤サクラ)、美鈴(森カンナ)、益代(堀内敬子)は、他の人々とは違う態度を取り始める。ある日、詩織は一人の女性(江角)に出会う。誰かに追われているという女性は、詩織の財布からタクシー代として1万円を抜き取り、去っていく。翌日、出社した詩織は、昨日の女性の姿を目撃。彼女は、社内で「伝説の女」と呼ばれる千夏だった。
第2話 2013年7月17日「恋バナいじりで大騒動早くも仲間割れ」 ※15分拡大(22:00〜23:09)
詩織(本田翼)は、互いをよく知るために親睦会を開こうと提案する。すると、まどか(ベッキー)は調べ上げていた千夏(江角マキコ)らの経歴を読み上げ、もう十分に把握している、と言いだす。そう言いながらも自分のことは何も話そうとしないまどかから、千夏たちは恋愛話を聞き出そうとする。一方、人事部の星野(安田顕)と下落合(鈴木浩介)は、社長の前川(升毅)が、通勤中もスマートフォンをいじり、あいさつさえできないような社員の態度に腹を立てていることを知る。下落合も、職務中にパソコンでネットサーフィンをやっている社員がいることを嘆いていた。人事部に戻った星野は、下落合に見られないように、こっそりアダルトサイトにアクセスした履歴を消していく。しかし突然、会社中のパソコンからエラー音が鳴り響き、全く使えなくなってしまう。
第3話 2013年7月24日「心がポッキリ!あなたの悩み治します」
社内を歩いていた千夏(江角マキコ)たちは、暗い部屋で奇妙な踊りをしている左門(三浦翔平)を見掛ける。数日後、東京・秋葉原の地下劇場でアイドルグッズを売っていた千夏は、取引先の社長・三筋(入江雅人)と共にアイドルの歌に合わせて踊る左門に遭遇。左門は、これは接待だと説明する。ある日、休暇届を書いた千夏たちは、提出する課長がいないため人事部へ行く。だが、星野(安田顕)と下落合(鈴木浩介)から、課長代理を立てろと言われる。さらに星野らは、メンタルヘルス検診の準備を千夏たちに一任。それは、職場内ストレスにより休暇届を出す社員が増えていることに腹を立てている社長の前川(升毅)に、改善策として星野らが提案したものだった。
※2013年7月31日は、「FNSうたの夏まつり」(18:55〜23:08)を放送のため、休止。
第4話 2013年8月7日「今夜は卓球合コン!イマドキ草食斬り」
益代(堀内敬子)の携帯電話に、ひっきりなしにメールが届く。まどか(ベッキー)は、益代が登録していたインターネットの婚活サイトのデータが流出したことが原因だと言う。同じ頃、みき(片瀬那奈)は、人気婚活サイトの運営会社社長・青柳(前川泰之)に一目ぼれ。青柳自身もサイトに登録していると知ったみきは早速、自分も登録を済ませる。さらに、益代、左門(三浦翔平)、詩織(本田翼)も、それぞれの事情で青柳のサイトに登録することに。そんな折、千夏(江角マキコ)たちは美鈴(森カンナ)の計らいで合コンに参加する。
第5話 2013年8月14日「隠し子発覚!社内ギャンブル全員クビ」
会社の新営業本部長決定を控え、千夏(江角マキコ)たちが開催した「新本部長ダービー」に社員が殺到する。詩織(本田翼)を除くショムニメンバーもダービーに参加し、それぞれが有力候補の3人に賭けていた。だが、本部長に選ばれたのは、さえないといわれている男性で、唯一、彼に投票していた美鈴(森カンナ)の一人勝ちとなる。有力候補だった3人は業務違反を犯していたという。その事態を受け、みき(片瀬那奈)は社長の前川(升毅)に、社員の規則順守(コンプライアンス)を徹底させるべきだ、と進言。前川は、人事部の星野(安田顕)と下落合(鈴木浩介)に、早急に対応するよう命じる。やがて発足した「コンプライアンス委員会」には、各部署の代表が集められ、詩織や左門(三浦翔平)も参加する。
第6話 2013年8月21日「新メンバー空気を読めない男が大暴走」
社長の前川(升毅)、人事部の星野(安田顕)、下落合(鈴木浩介)、海外事業部の左門(三浦翔平)、経営企画室のみき(片瀬那奈)らが社長室に集まる。彼らは、米国に本社を置く会社の社長・スミス一行と対面。前川は、日本での販売権を獲得しようと、親日家のスミスに浴衣を贈る。そのお礼に、スミスは故郷の名産品を取り出すが、一同が缶詰を開けると、強烈な臭いが部屋中に充満。そこへ入ってきた営業推進部の課長・梶山(大倉孝二)は、臭いと言って缶詰を捨てようとする。それが原因で、梶山は庶務2課へ異動に。だが、庶務2課で仕事を始めた梶山の無神経な発言や行動に、メンバーはいら立つ。腹を立てた千夏(江角マキコ)は、彼を出世させて部署から追い出そうとする。
第7話 2013年8月28日「就職難女子VSコネ学生に社内危機一髪」
麗子(安藤サクラ)の幼なじみ・いずみ(山下リオ)が会社を訪ねて来る。いずみは就職活動がうまくいかず、麗子を頼ってきたのだ。一方、人事部の星野(安田顕)と下落合(鈴木浩介)は社長の前川(升毅)から、大学生の「就職したい企業ランキング」に自社が入っていないことを責められる。星野らは、インターンの学生たちに良いイメージを与えると宣言。インターンの説明会で、低姿勢で学生に接する。そんな中、就職できないのは時代のせいだと嘆くいずみに、千夏(江角マキコ)は庶務2課での研修を提案する。
第8話 2013年9月4日「号泣…元カノ現れ、花嫁姿にサヨナラ」
千夏(江角マキコ)たちの会社の海外事業部では、他会社とのブライダルプロジェクトの提携話が進んでいた。そんな中、新ブランドのお披露目会で模擬結婚式をすることになる。左門(三浦翔平)が新郎役に決まり、新婦役は女性社員の中から選ばれることに。式で使う指輪と特別ボーナスがもらえると聞いたショムニメンバーは、がぜん、やる気を出す。その夜、左門の家を訪れたショムニメンバーは、かいがいしく彼の世話を焼こうとする。アルバムを見ていた千夏は、左門と元恋人の写真を発見。冷やかされた左門は、千夏たちを家から追い出す。しばらくして、詩織(本田翼)が合鍵を返しにやって来る。
第9話 2013年9月11日「容疑者千夏?コスプレ事件に会社危機」
千夏(江角マキコ)たちの会社の廊下で、一人の男性が、庶務2課の制服を着た女性に脚立で殴られる事件が発生。同じ頃、まどか(ベッキー)たちは、夜に業務提携先の企業との船上パーティーを控えて気合を入れていた。傷害事件の被害者は、その企業の社長・剣崎(戸次重幸)で、意識は戻っていない状態だった。事件を目撃した左門(三浦翔平)の証言から、人事部の星野(安田顕)と下落合(鈴木浩介)は、ショムニメンバーを引き止めて取り調べを行う。その結果、星野らは、午前中から外出していた千夏を犯人と断定し、社内で指名手配する。会社へ戻ってきた千夏は、自分が指名手配されていることを知り慌てて逃走。その後、人がいなくなった会社で事情を把握した千夏は、既に船にいる詩織(本田翼)に出航を遅らせるよう指示し、真犯人を捜し始める。
最終話 2013年9月18日「千夏さよなら…どうなる?庶務二課」
業務提携先との船上パーティーは、千夏(江角マキコ)たちの会社を乗っ取るためのわなだった。社員たちは、ばらばらに子会社や系列会社に出向させられることに。ショムニメンバーは、食品会社の豆腐2課、通称「トフニ」に配属されていた。そんな中、剣崎(戸次重幸)たちがやって来て、今月いっぱいで食品会社を手放すと告げる。後日、千夏たちは剣崎に会うために元の会社へ行くが、剣崎の秘書となった左門(三浦翔平)に邪魔をされる。左門は、千夏たちを強引に庶務2課へ連れていき、剣崎のある計画について話す。一方、剣崎は、さらなる業務提携を進めていた。千夏は、その提携先企業の社長となっていた右京(石黒賢)と再会する。
各話視聴率
番組公式サイト
(ショムニ (テレビドラマ) - Wikipedia)
タグ:ショムニ2013