概要
東京や大阪などの都市部で問題を抱えた児童・生徒たちが、鹿児島県の離島・美宝島(ドラマ上の架空の島)の学校に留学し、里親の元で生活する様子と、それらの生徒の問題に当たる先生の心の成長を描く。
ストーリー
東京や大阪から様々な悩みを抱えた子供たちが“留学”してくる離島・美宝島の学校。教師の夏村千尋(仲間由紀恵)も実母との関係に苦しみ、中学生時代にこの島で学んだ元留学生。里親と暮らす子供たちと共同生活をしながら教壇に立つ日々を送る。都会で、いじめや不登校に苦しんでいた子どもたちだが、全校生徒が十数人の島の学校では、生徒会や運動会など何をするにも毎日が主役になる。古くから都会の子供たちを受け入れていた島の人々だが、新たな留学生の受け入れをめぐり、島ではくすぶっていた問題が表面化する。さらに、千尋自身が抱える大きな問題も次第に明らかになっていく。
キャスト
夏村千尋
演 - 仲間由紀恵
美宝小中学校の教師。幼いころ、母との関係に苦しみ、中学校時代に美宝島で留学生活を送っていた。美宝島に戻ってきたのは約20年ぶり。自分自身にも大きな問題を抱えながら、子どもたちとまっすぐに向き合っていく。
田嶋文三
演 - 石坂浩二
美宝島の里親。20年前に千尋を里親として預かって以来、毎年、都会から来た子どもたちを預かり、送り出し続けている。千尋のもっとも良き理解者である。
田嶋彰芳
演 - 井浦新
文三の息子。留学生の子どもたちからは、アキ兄と呼ばれ慕われている。島で生まれ育ったが、そのことにコンプレックスを持ち、ネット通販の事業を始めようとする。
園田一徹
演 - 大地康雄
美宝島の自治会長。80人足らずの島だが、なんとか島を活性化したいと日夜汗を流す。島の里親としても、子どもたちを送り出してきた。
田嶋美奈子
演 - 青山倫子
彰芳の妻。彰芳とともに留学生の子どもたちの面倒をみている。出産を控えているが、子どもを持つことに不安も抱える。
相馬克己
演 - 藤本隆宏
海上タクシーの船長。美宝島と本島を結ぶ交通をたった一人で担っている。情熱と男気で島の子どもたちを元気づけている。
日野良太郎
演 - ドロンズ石本
漁師。中学校時代、留学生としてやってきた千尋が初恋の相手。中学生の息子と娘が、千尋の生徒として学んでいる。
橋野君弘
演 - 国広富之
都会で会社勤めをしていたが1年前から美宝島で暮らしている(Iターン)。彰芳たちと島でネット通販の事業を始める。
大塚陽子
演 - 左時枝
美宝島小中学校の校長。千尋の良き相談相手でもある。
鈴木悠哉
演 - 今井悠貴
海のこ留学生。東京の学校で不登校になり、母に連れられ美宝島にやってくる。
夏村香代
演 - 夏樹陽子
千尋の母親。
時任伊沙子
演 - 谷川清美
養護教諭。
能勢幸人
演 - 佐々木大介
木内奈央
演 - 佐藤みゆき
舞の母親。
教頭先生
演 - 大久保英一
鈴木華江
演 - 田中美里
悠哉の母親。
トシ
演 - 朝崎郁恵
美宝島の住人。
安藤萌果
演 - 小野花梨
美宝小中学校の留学生。
多田翔司
演 - 林凌雅
美宝小中学校の留学生。
青井翼
演 - 篠田涼也
美宝小中学校の留学生。
木内舞
演 - 徳永風歌
美宝小中学校の留学生。
西松和弘
演 - 平田純也
日野咲良
演 - 比嘉真麻
良太郎の娘。
日野良臣
演 - 普久原男
良太郎の息子。
広海
演 - 久家心
千尋の娘。
スタッフ
脚本:荒井修子
演出:野田雄介
音楽:吉俣良
制作統括:屋敷陽太郎
主題歌 - 長渕剛「未来」(ユニバーサル・ミュージック・ジャパン)
各話あらすじ(2013.5.25 - 6.29)全6話 平均視聴率 6.16%(5話現在)
第1話 2013年5月25日生「もう一度、生きる」
ラテ欄「思い切り泣いて、笑っていいんだ!ここは島の学校なんだから」 視聴率 7.9%
千尋(仲間由紀恵)が教師をする離島の小さな学校には、さまざまな問題を抱えた子供たちが全国から集まり、里親の文三(石坂浩二)のもとで暮らしている。ある日、東京から”留学”希望の悠哉(今井悠貴)と母の華江(田中美里)がやって来る。千尋は悠哉が抱える問題には母が影響していることに気付く。そんな折、悠哉が学校から失踪する。島内を必死に捜した千尋は、断崖からいまにも海に飛び込もうとしている悠哉を見つける。
第2話 2013年6月1日「お母さんを許せる?」
ラテ欄「裏切り者あんたなんか母親じゃない!先生がそんなこと言っていいの?」 視聴率 6.8%
千尋(仲間由紀恵)の生徒・萌果(小野花梨)は、離れて暮らす母親(大路恵美)が再婚しようとしていることを知る。しかも、再婚相手(小野了)との交際に邪魔だったために、萌果を留学に出したのだった。千尋は、ちゃんと母親に怒りをぶつけるべきだと萌果に促す。そんな時、母親の再婚相手が突然、島にやって来る。一方、島に親子で留学している奈央(佐藤みゆき)は、島民たちに気に入られようとするあまり、自分の娘にけがをさせてしまう。
第3話 2013年6月8日「島の宝」
ラテ欄「俺は、息子を前みたいに学校に行かせてやりたいんだよ!嘘だよ先生が…」 視聴率 4.5%
※「プロ野球セ・パ交流戦 読売ジャイアンツ×東北楽天ゴールデンイーグルス〜東京ドーム(延長のとき以降の番組に変更あり)」放送のため、開始時間変更(21:30〜22:30)。
留学生・翔司(林凌雅)が、島育ちの良臣(普久原男)をいじめていたことが発覚。良臣の父親・良太郎(ドロンズ石本)は、留学生の受け入れをやめるべきだと息巻く。一方、千尋(仲間由紀恵)は、翔司が以前の学校ではいじめられる側だったことを知る。かつて娘を虐待していた自分自身の姿を翔司に重ね合わせ、思い悩む千尋。そんな中、海の事故で両親を失ったために水を怖がっていた翼(篠田涼也)が、水泳の練習を始める。
第4話 2013年6月15日「心の傷」
ラテ欄「心の傷〜人っていうのは、本当に大事なものをすぐに忘れてしまうんだ」 視聴率 5.9%
新学期を迎えたが、留学生の悠哉(今井悠貴)は島に戻ってこない。子供たちは秋祭りの相撲の稽古に励むが、いじめ問題以来、翔司(林凌雅)と良臣(普久原男)は距離を置いたままだ。そんな時、千尋(仲間由紀恵)が過去に自分の娘を虐待し、それが原因で離婚していたことが島中に知れ渡り、大騒ぎになる。千尋と奈美子(青山倫子)の関係もぎくしゃくするようになった。大型の台風が島に近づく中、奈美子の陣痛が始まる。
第5話 2013年6月22日「私を捨てた母」
ラテ欄「私は、お母さんに愛されることを諦めたから、今、生きていられるの」 視聴率 5.4%
彰芳(井浦新)は、新しく生まれた子どもの将来のためにと、奈美子(青山倫子)と共に島を出ることを決意。留学生事務局の判断によって、文三(石坂浩二)だけでは、里親を続けられないことに決まる。留学生たちは島を離れることになってしまい、大きなショックを受ける。そんな中、千尋(仲間由紀恵)の母・香代(夏樹陽子)が突然島を訪れた。実は、千尋自身が中学生のときに島に留学したのは、香代との激しい葛藤が大きな理由であった。
最終話 2013年6月29日「前に進まなきゃ」
ラテ欄「先生は友達の代わりにはなれないよ〜美しい宝」
彰芳(井浦新)と奈美子(青山倫子)が島を出る日が近づく。千尋(仲間由紀恵)は、子供たちを引き受けてくれる里親を探して、島内を必死で説得に回る。一方、作文コンクールで受賞した留学生の悠哉(今井悠貴)は、海辺である物を発見し驚く。そんな時、島育ちの咲良(比嘉真麻)が家出をしてしまう。父親の良太郎(ドロンズ石本)は、アイドルになる夢に反対したからだと思い悩むが、千尋だけは咲良の本心に気付く。
番組公式サイト
(島の先生 - Wikipedia)
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