「上羽や」の女将になった上羽鴨(松下奈緒)。財務省を辞め、従業員たちにも頭を下げて、立て直しのための新たなスタートを切ることになった。女将とはいえ、旅館のことを何も知らない鴨は、塩見鞠子(かたせ梨乃)から仲居たちの下について仕事を学ぶように指示されるが、なにひとつ満足にできずに怒られてばかり。
そんな鴨の元へ仕入れ業者たちがやってきた。それぞれが月末払いの請求書を置いていくと、衣川周平(椎名桔平)も顔を出し、「ワイズ・コンサルティング」の返済日も月末だと告げる。支払いに頭を抱える鴨は、仲居たちが給料が出ないようなら辞めると話しているのを聞いてしまう。支払日を2日後にひかえ、心配する鞠子に鴨は、信頼を得るために従業員や業者への支払いを優先して、「ワイズ・コンサルティング」への支払いを待ってもらうつもりだと話した。
そんな中、衣川が高瀬裕次郎(伊武雅刀)と「上羽や」に客としてやってきた。2人は鴨が支払いできないと予想し、「上羽や」がなくなる前に泊まっておこうとやってきたのだ。衣川を部屋に案内した時に支払いの延期をお願いしようとしていた鴨だが、これまでこきを使われていた衣川のここぞとばかりの大きな態度に腹を立て、何も言わず部屋を出る。同じ頃、間山紗江(堀内敬子)は、予約客の稲川純一(菅原大吉)と織田睦夫(木下ほうか)を部屋に案内していた。紗江が予約は3名だったことを確認すると、もう3人そろっているからお茶も夕食も3人分用意して欲しいと言われる。荷物を運んできてその会話を聞いていた矢沢響一(御厨響一)は、厨房に行き、待機中だった仲居たちに報告。仲居たちは幽霊が見えているのではと怯える。
3人分の夕食ができあがった。素早く運んでいく紗江だが、一緒に行くはずの柴田優梨愛(岡本あずさ)は怖がってもたついてしまう。しびれを切らした寺石秀(高杉亘)は、厨房に顔を出した鴨に料理を運ぶように指示をする。2人しかいないのに3人分の夕食を出し、紗江が当然のように3人分のお酌をすることを釈然としないまま見つめている鴨。やがて稲川は、自分と織田ともう1人が写っている高校時代の写真を取り出し、空いている席に置いた。高校を卒業するときに3人で30年後に「上羽や」に泊まりに行こうと約束をしたのだという。話を聞いていた鴨は、その1人が遅れて来るなら、その時に作り直すと料理を片付けようとして紗江に止められる。
第1話 2013年4月9日「老舗旅館に春の嵐!素人女将と着物を着た悪魔たち」
第2話 2013年4月16日「暴れん坊大臣が求む最高の風呂と京野菜」
第3話 2013年4月23日「人力車が運ぶ、亡き母の想い」
第5話 2013年5月7日「私を満足させなさいモンスター女ご来館」
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