生きていた頃の記憶をよみがえらせたいというアカネ(杏)に頼まれ、学校に連れて来た暁(香取慎吾)。アカネは何も思い出せないが、偶然すれ違った和泉(真矢みき)に何かを感じる。
同じ頃、林(北山宏光)が顧問を務めるダンス部に問題が持ち上がる。部員たちが、新歓オリエンテーションで披露するダンスのメンバーから、踊りが一向に上達しない藤田ともみ(上白石萌歌)を外すと言い出したのだ。
そんな折、和泉の提案で、部活の顧問を試験的に民間のコーチに委託することが決まった。顧問を外された林はショックを受けるが、ともみからダンスの自主練習に付き合って欲しいと頼まれて発奮。2人で毎日特訓に励み、ともみのダンスも上達を見せる。
だが、まだ自信がないと弱気なともみは、ダンスを始めた理由を林に打ち明ける。勉強も運動も苦手で、昔から自分に自信がなかったともみ。友だちだと思っていた成績学年トップの秀才・葉山風(柴田杏花)に「つまらない人間」と冷たく突き放され、「自分を変えたい」とダンス部に飛び込んだという。
「がんばれば、人は変われる」とともみを励ます林。ところが、クラスメイトの前で特訓の成果を見せろとダンス部員に迫られたともみが、緊張のあまり過呼吸の発作を起こしてしまう。千穂(前田敦子)から「林先生のせい」と責められ、返す言葉がない林。さらに、この一件ですっかり自信をなくしたともみが「やっぱり、変われない」とダンスの特訓をやめてしまい、林は無力感にさいなまれる。
その夜、暁の部屋にやって来て、自分は間違っていたのかと落ち込む林を、思わず叱咤するアカネ。成績のような目に見える結果を出すことだけに意味があるのではなく、「教師が生徒のために何をしてあげられるかが大事」と訴えるアカネの言葉は林には聞こえない。だが、その話に心を動かされた暁に「間違ってませんよ、林先生は」と告げられた林は自分の思いを貫こうと決心する。
翌朝、暁から「簡単に変われなくても、変わろうとすることに価値がある」と励まされたともみは林との特訓を再開。数日後の新歓オリエンテーションで見事なダンスを見せ、大喝采を浴びる。ともみと手を取り合って喜ぶ林に、千穂は嫉妬を覚えて…。
一方、アカネは自分の腹にくっきりと残された“刺し傷”に気づいてがく然となり…。その頃、小原南中の図書館には、物陰から風を見つめる少年の姿があった。その手にはカッターナイフが握られていて…。
第1話 2013年4月9日「先生は情熱ナシでも霊感アリ!?」
第2話 2013年4月16日「中学生にも経済格差!?」
第3話 2013年4月23日「芸能界の罠!14歳の覚悟」
第5話 2013年5月7日「体罰、という言葉の魔力」
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