キャッチコピーは「なりたいものになれなくても、別のなにかになれる――」。
原作
幻冬舎より出版されている有川浩の小説。航空自衛隊の広報室を舞台とする。
当初は2011年夏に刊行予定であったが、同年3月11日の東日本大震災発生に際して著者が刊行延期を決意し、松島基地の震災対応エピソードを最終章「あの日の松島」に書き下ろし、2012年7月27日に単行本が発売された。
概要
作家・有川浩氏のベストセラー小説「空飛ぶ広報室」を新垣結衣と綾野剛の共演で連続ドラマ化。左遷されたテレビ局ディレクターと航空自衛隊の元戦闘機パイロットという挫折を経験した2人が、新たな夢を見つけて成長していく姿を描く。
ストーリー
突然の事故でP免(パイロット罷免)になった戦闘機パイロット空井大祐二等空尉は防衛省航空自衛隊航空幕僚監部広報室に転勤したばかりの新人広報官。ミーハーで詐欺師並みの交渉術を持つ鷺坂正司をはじめ、ガサツすぎて残念すぎる美人・柚木典子や、鷺坂ファンクラブ1号で柚木をして曰く「風紀委員」の槙博己、鷺坂ファンクラブ2号のマイペースなオレ様・片山和宣、フォロー上手の指導担当・比嘉哲広など、個性の強い先輩たちに囲まれながら勤務をしている。
そんな中、鷺坂の命令で空井は帝都テレビのニュース番組「帝都イブニング」のディレクターで元報道記者だった稲葉リカのアテンド役に命じられる。リカは勝ち気で上昇志向が強く不本意な異動に不満を覚えているうえに、自衛隊にいい感情を持っておらず、アテンド役の空井に挑発的な言動をとり、それを見かねた空井はついにリカと衝突を起こしてしまう。
キャスト
稲葉 リカ〈27〉
演 - 新垣結衣(幼少期:松本来夢)
帝都テレビ「帝都イブニング」働く制服シリーズ担当ディレクター。報道局で不祥事を起こし情報局に左遷。酒に弱いのか、酔うと泣き上戸になる。理不尽なことには徹底して闘おうとする負けず嫌いな性格で、自分の筋を通すために上司をはめたこともある。
航空自衛隊を取材し始めた時は、異動させられた八つ当たりで空井に「言ってはいけないこと」を言ったり、記者時代のがつがつした態度が抜けず、広報室のメンバーとの軋轢を生んでいたが、自分の非を認めて態度を改めてからは、空井たちと打ち解けていく。最近では空井のことが気になり始めている。
空井 大祐〈28 → 29〉
演 - 綾野剛(幼少期:谷合純矢)
2等空尉。TACネーム:スカイ。帝都テレビ担当広報官。少年の頃に航空祭でブルーインパルスを見て以来、そのパイロットになることが夢だった。航空学生として入隊して戦闘機パイロットとなり、ブルーインパルスへの内示も出ていた。しかし、信号待ちをしている歩行者に大型トラックが突っ込んだ事故に巻き込まれ、右膝半月板の大部分を損傷し、操縦士免許を取り消され、広報室に移動となった。夢破れた失意の中で淡々と業務をこなしていたが、リカと関わりあっていく中でかつての明るさを取り戻し、広報官としてのやりがいも見出していく。天然ボケとみられ、喋る内容の順序を間違えて話すことが多々ある。また主語を言わない場合も多い。
航空自衛隊
防衛省航空幕僚監部総務部広報室
片山 和宣〈32〉
演 - 要潤
1等空尉。広報班。メディアで取り上げてもらうために様々なアイデアを出すがパクリネタも多く、何かを他人に見せたり物を捨てる時に「ドーン!」という決め台詞を使う。
比嘉 哲広
演 - ムロツヨシ
1等空曹。広報班。空井の教育係。広報の仕事や心構えを空井に教え、実務においては空井の補佐を行う。広報の仕事に精通している。「広報の仕事には熟練の下士官が必要」という自論のため、昇任試験を受けずにいる。
石橋 栄治
演 - 大塚ヒロタ
2等空曹。広報班。広報室公式WEB担当。
小暮 聡
演 - 岩寺真志
2等空佐。広報班班長。
柚木 典子〈35〉
演 - 水野美紀
3等空佐。報道班。男勝りで大雑把な性格。ガサツな態度を槇に「柚木3佐!」と咎められることが多い。また性格上、当初リカとは対立しやすかったが、最近はリカと2人で飲みに行くなど打ち解けている。恋愛には疎いのか、槙の気持ちには全く気付いていなかったがデートに誘われ動揺する。
槙 博巳
演 - 高橋努
3等空佐。報道班。広報室の中では比較的、自衛官らしく規律を重んじるタイプで広報室の風紀委員的な立場にいる。柚木は防衛大学校の剣道部時代の先輩で、その頃から密かに思いを寄せている。最近ではデートに誘ったり、可愛いと口にするなどそれなりに気持ちを伝えている。
鷺坂正司〈55→56〉
演 - 柴田恭兵
1等空佐。広報室長兼報道担当官。異名は「詐欺師・鷺坂」。民間企業のベテラン営業マンの様に関連部署への根回しや交渉に長けている。普段はおどけたような態度を見せているが部下思いで、芯を持った人物。15年前に病気で妻を亡くしている。
航空幕僚監部
浅野 秀樹
演 - モト冬樹
航空幕僚長。親しみやすい人柄だが記者会見には不慣れ。
百里基地
大藪 泰和
演 - 吉家章人
1等空尉。広報班。
村瀬 勝彦
演 - 池内博之
2等空佐。第305飛行隊飛行隊長。空井の元上官。
峰永 圭介
演 - 阿部丈二
2等空尉。TACネーム:ナッシュ。第305飛行隊パイロット。空井の同期。
帝都テレビ
阿久津 守
演 - 生瀬勝久
情報局「帝都イブニング」チーフディレクター。20年以上もグルメレポーターとして活躍していたため、血管がボロボロで食事制限を受けている。異名は「街角グルメの仙人」。当初、情報局を軽んじていたリカを無能呼ばわりしていたが、彼女が情報局の仕事に熱意を見せ始めてからはリカのことを認める。
佐藤 珠輝
演 - 大川藍
情報局「帝都イブニング」AD。好みの男性は制服男子の細マッチョで空井に好意を寄せている。空井に携帯の待ち受けを見せて欲しいと言いながら、ちゃっかり彼のメールアドレスを手に入れるなどしたたかな面もある。しかし空井が自分に気が無いことに気付くと、あっさりと身を引く。
藤枝 敏生
演 - 桐山漣
アナウンサー。稲葉の同期で2人で飲みに行き、互いの事を相談し合う間柄。帝都イブニング「街角グルメ」担当キャスター。付き合う彼女を次々に変えるプレイボーイ。原稿を読むときに噛み癖があり、当人も自覚し気にしている。
香塚 ともみ
演 - 三倉茉奈
報道局記者、警視庁担当。リカとはかつてライバル関係にあり、情報局に飛ばされた彼女を心配し、「リカを報道局に戻したい」と話すが、リカに対してどこか見下した態度を取る。
坂手 はじめ
演 - 渋川清彦
技術局カメラマン。現場で画を取るときにリカに指示を受けるが、無理難題を言われたりするので、しばしばリカと対立する。峰永の結婚式を境にリカをディレクターとして認めはじめ、「お嬢ちゃん」から「稲葉」と名前を呼ぶようになる。取材がきっかけで戦闘機に嵌りはじめ、急速に知識を増やしている。
大津 裕一
演 - 前野朋哉
技術局カメラマンアシスタント。なかなか自分の意見を言えない気弱な性格だったが、第1高射群機動展開訓練の取材時に横柄な態度をとる記者・増永に対して怒鳴るなど強気な姿勢を見せるようになった。
升田 尚宏
演 - 本人
帝都イブニングのメインキャスター。
桐谷 隆史(キリー)
演 - 桐谷健太(特別出演)
日曜劇場『報道記者、走る!』主演俳優。人気のイケメン俳優で、自衛隊の女性自衛官にファンが多い。
その他
鷺坂 雪子
演 - 霧島れいか
鷺坂の妻。1995年1月17日、心臓疾患で他界。危篤の際、鷺坂は阪神・淡路大震災への災害派遣の待機中で、妻の死に目に会えなかった。
スタッフ
原作 - 有川浩『空飛ぶ広報室』(幻冬舎刊)
脚本 - 野木亜紀子
音楽 - 河野伸
演出 - 土井裕泰、山室大輔、福田亮介
演出補 - 福田亮介、渡部篤史
音楽コーディネーター - 溝口大悟
タイトル - 井田久美子
CG - 田中浩征
特殊メイク - 松井裕一
医療監修 - 浮山越史
料理監修 - 赤堀博美
徒手格闘指導 - ビッグファイタープロジェクト
イラスト協力 - 萩原幸子
空撮協力 - 山ア隆一
DVカム撮影 - 新垣結衣
協力 - 防衛省、航空自衛隊、防衛大学校
撮影協力 - 日本科学未来館
資料提供 - 毎日新聞社(第7話)
映像提供 - サイエンスチャンネル、神戸市(第7話)
プロデューサー - 土井裕泰、磯山晶
プロデュース補 - 木村政和
製作著作 - TBS
主題歌 - 安室奈美恵「Contrail」(avex trax)
各話あらすじ(2013.4.14 - 2013.6.23)全11話 平均視聴率 12.55%
第1話 2013年4月14日「人生どん詰まりの二人…君の涙が私の未来を変えた」 ※25分拡大(21:00 - 22:19)
テレビディレクター(新垣結衣)と航空自衛隊の元戦闘機パイロット(綾野剛)が、ひょんなことから関わりを持つ。航空自衛隊の広報室を舞台に、二人が、新たな夢を見つけるまでを描く群像ドラマ。脚本・野木亜紀子、演出・土井裕泰ほか。 テレビ局に勤務する報道記者・リカ(新垣)は、強引な性格が災いし、夕方の情報番組のコーナーディレクターへ異動になる。リカはそこで、制服特集企画の担当になり、自衛隊を取材するよう命じられる。一方、航空自衛隊員・空井(綾野)は、念願の戦闘機パイロットになれたものの、不慮の事故で足をけがし、その夢を絶たれる。その後、空井は、航空幕僚監部広報室という思いも寄らない部署に配属され、上司・鷺坂(柴田恭兵)から、リカの取材の担当を任される。
第2話 2013年4月21日「浅学非才・馬鹿丸出しの私…でも答えは自分で探す」
柚木(水野美紀)が落とした資料から、防衛省で緊急記者会見が開かれることを知ったリカ(新垣結衣)は、柚木が制止するのも聞かず、会見場へ乗り込む。報道記者に戻りたいと望んでいるリカは、空井(綾野剛)たちの前で、浅野空幕長(モト冬樹)や鷺坂(柴田恭兵)に鋭い質問を浴びせる。一方でリカは、情報番組の街角グルメ特集の編集中に、阿久津(生瀬勝久)から「そのままだと無能だぞ」と言われたことに納得がいかないでいた。そんな中、リカは、番組企画の提案のためにテレビ局を訪問した空井に、ぽつりぽつりと自分の過去を話してしまう。
第3話 2013年4月28日「覚悟のいる結婚…いつも笑顔でいよう」
徐々に空幕広報室の人たちを理解し始め、打ち解けていくリカ(新垣結衣)だったが、航空自衛隊の企画が立てられず悩んでいた。同じくテレビ局に企画を持ち込んだ空井(綾野剛)も断られていた。リカと空井は互いに企画に行き詰まっている話をする中、空井は結婚を控えている戦闘機パイロットがいることを告げてしまう。リカはすぐ話に飛び付くが、それは空井が最も関わりたくない件だった。しかし、少しずつだが広報官として前向きになってきている空井は、結婚する同期でライバルのパイロット・峰永(阿部丈二)に勇気を奮って連絡し、取材のお願いをする。数日後、結婚式の取材を受けてもらえることになったリカと空井は、峰永の婚約者・安奈(川村ゆきえ)と会う。空井を見た安奈は、驚きながらも再会を喜ぶ。峰永と安奈のなれ初めから結婚への経緯を取材するうちに、リカは、峰永も空井のことで悩み苦しんでいたと聞かされる。
第4話 2013年5月5日「美女がオッサンになった理由」
リカ(新垣結衣)は初めての自分の企画が好評でほっとし、空井(綾野剛)も初めてメーンで担当した企画が好評で喜んでいた。リカは上司から、次の企画も考えてみるように言われたことから、女性自衛官を取り上げたいと柚木(水野美紀)に新企画の協力を求める。しかし、自分に女性目線を期待するなんてどうかしていると一喝されてしまう。そんな中、リカはひょんなことから、テレビ局と空幕広報室のメンバーとの合コンをセッティングさせられる。そこで空井から、企画の参考になるからと、防衛大学校に一緒に見学に行かないかと誘われる。そして休日、防衛大学校の見学に行くことになったリカが、空井との待ち合わせ場所で待っていると、柚木一人がリカの前に現れる。
第5話 2013年5月12日「過去との再会・初めての告白」
新企画が通り、柚木(水野美紀)が担当する高射群機動展開訓練の密着取材を進めるリカ(新垣結衣)は、見違えるほど生き生きと仕事に取り組むようになっていた。そんな中、防衛大学校の見学からぎくしゃくしたままの柚木と槙(高橋努)の仲を取り持つため、空井(綾野剛)に頼まれたリカは柚木を、空井は槙を誘い、行きつけのバーに集合する。気まずさから、すぐに帰ろうとする柚木と槙を何とかとどめるリカ。そのうち柚木は、11年前の高射隊にいたころの話を始める。すると、男らしく振る舞う柚木に槙は再び反発し、けんか解散となってしまう。
第6話 2013年5月19日伝説のあぶない名コンビ復活!?」
空幕広報室の片山(要潤)が、人気ロックバンドの「夏フェス」オープニングのカウントダウンに合わせて、新企画を進めていた。同じころ、リカ(新垣結衣)も空幕広報室をターゲットにした新企画について、鷺坂(柴田恭兵)に交渉していた。広報室はあくまでも裏方に徹するべきだと考えている鷺坂に、リカは「この企画で見せたいのは空自で働く人」と言い切る。立派なディレクターに成長したリカの様子に、鷺坂は長期取材に入ることを快諾する。まずは、片山の手掛けている「夏フェス」から取材をと言うリカに鷺坂は、片山の企画について、当時、小松基地の名コンビといわれた片山と比嘉(ムロツヨシ)が担当した、伝説のミュージックビデオを超える企画だと伝える。リカは、今回も二人がコンビを組んで担当するのかと尋ねると、片山は「コンビなんていらない」と言う。
第7話 2013年5月26日「いざという時そばにいられない男だけどそれでもいいか?」
リカ(新垣結衣)が空幕広報室の密着取材を続ける中、今度は航空自衛隊のイメージアップのためにプロモーションビデオ(PV)を制作するという企画が持ち上がった。だが空井(綾野剛)たちは、なかなか撮影コンセプトが決まらないでいた。そんな時、鷺坂(柴田恭兵)のヒントから比嘉(ムロツヨシ)が、空自の航空救難団の救難員(メディック)をモデルにPVを作ろうと提案し、企画がまとまる。撮影の打ち合わせに向かう空井に同行したリカは、メディックたちの厳しい訓練を目の当たりにして驚く。しかし、PV撮影は「親しみやすさ」をコンセプトにすることから、ダーツバーで行うことに。撮影当日は、広報室のメンバーやメディックたちがエキストラで出演。そして、片山(要潤)の思い付きで、リカが勝てば空井と珠輝(大川藍)がデート、空井が勝てばリカが空井に酒をおごるという賭けをダーツですることになる。
第8話 2013年6月2日「運命が変わる2秒間」
空井(綾野剛)たち空幕広報室の面々は、プロモーションビデオ(PV)を新しく作り直すことになった。予算がなく、前年度のものを使い回すという話が出ていたが、リカ(新垣結衣)の密着取材がヒントになり、ドキュメンタリー風PVを自分たちの手で撮影して作ることに。同じころ、リカは阿久津(生瀬勝久)から、新番組が立ち上がることを知らされ、企画を出すように言われる。やがてPVの主役には、亡くなった父親が輸送機のパイロットだったので、輸送機の整備員になろうと空自に入隊したという女性整備員・秋恵(南明奈)が選ばれる。秋恵は、かつて浜松基地で基礎課程を空井と一緒に受けていたという。PV制作と一緒に新番組の企画として秋恵を取材することになったリカは、秋恵から基礎課程時代の空井との思い出話を聞く。
第9話 2013年6月9日「つのる想い・あふれる涙」
ドキュメンタリー風の新しいプロモーションビデオ(PV)の評判が良く、鷺坂(柴田恭兵)をはじめ空自広報室メンバーは上機嫌だった。また、リカ(新垣結衣)が自信作だと言った「あしたキラリ」の放送も決まっていた。「父への想いを胸に〜輸送機に乗せた夢/26歳・航空自衛隊整備員」と題したミニ番組の放送を、空自のPV同様、皆が期待して待ち構えていた。ところが、就職説明会や自衛隊のホームページで流した空自のPVは、新聞やリカの勤めるテレビ局の報道番組で、さも捏造(ねつぞう)した作り物のように批判され、リカをはじめ関わった人たちは、がくぜんとする。空自広報室からテレビ局へ抗議の申し入れがあったが、局側は上層部で話し合うものの、番組内での謝罪や訂正は行わないという決定を下す。それを知ったリカは、局長らに抗議する。一方、リカが必ずフォローしてくれるはずだと信じている空井(綾野剛)は直接、リカと話そうと連絡をするが、リカは今の状態では会えないと拒む。
第10話 2013年6月15日「君の隣で見えた景色」
リカ(新垣結衣)が空自担当を外れて半年が過ぎた。リカは今まで以上に、新企画の立ち上げなど仕事に打ち込んでいた。一方、空幕広報室のメンバーもそれぞれ頑張って仕事をしていた。特に空井(綾野剛)は、ある事から空自の売り込みに打ち込んでいた。ある日、芸能事務所に企画の売り込みに行った空井は、俳優キリー(桐谷健太)と再会する。ドラマの撮影がきっかけで空自の大ファンになったというキリーは、ブルーインパルスに乗せてもらいたいと言う。早速、鷺坂(柴田恭兵)をはじめとした広報室メンバーがその企画に動きだす。そんな折、リカは阿久津(生瀬勝久)から、鷺坂が退官することを知らされる。
最終話 2013年6月22日「2年後の再会〜二人で大空に描く未来」 ※10分拡大(21:00〜22:04)
東日本大震災から2年。リカ(新垣結衣)は、この2年間の仕事ぶりから、公正な目で取材ができるだろうと、宮城・松島基地へ震災の取材に行かないかと阿久津(生瀬勝久)に勧められる。リカは松島で被災した空井(綾野剛)を心配し、メールでのやりとりがしばらく続いていたが、空井が志願して松島基地に異動したことをきっかけに、一切連絡を取っていなかった。松島基地での取材を依頼するため、1年ぶりに防衛省の空幕広報室を訪れたリカを出迎えてくれたのは、比嘉(ムロツヨシ)だった。比嘉以外の広報室のメンバーは既に異動していた。そして比嘉から、松島の広報室に、まだ空井がいることを聞かされ、リカは取材に行くことを戸惑う。ある夜、リカの元に柚木(水野美紀)から呼び出しの電話が入り、いつもの居酒屋に駆け付ける。すると、元気そうな柚木、比嘉、そして片山(要潤)、槙(高橋努)ら昔の広報室のメンバーが集まっていた。
各話視聴率
番組公式サイト
(空飛ぶ広報室 - Wikipedia)
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