神山暁(香取慎吾)は小原南中学校に赴任してきた教師。同僚の林邦彦(北山宏光)と同じマンションに越したが、暁の新居には問題があった。なんと幽霊が出るといわれる部屋だったのだ。学校の噂によれば、幽霊はかつて小原南中に勤めていた教師。生徒とうまくいかず心を病み、学校で亡くなったという。そんな怪談めいた話にも動じない暁に林は驚く。
その夜、暁の前にさっそく女の幽霊が現れた。だが暁は慌てず、襲いかかる幽霊をあっさり撃退してしまう。じつは暁は、幽霊が見え、話もできる“霊感体質”。そのせいで人恋しい幽霊たちに懐かれ、迷惑していたのだ。しかし、これを知った幽霊は大喜び。地縛霊のアカネ(杏)と名乗り、構ってもらおうと堂々と現れるようになってしまう。
一方、暁が担任になった3年2組では、生徒の相田拓途(神宮寺勇太)の不登校が問題に。暁は副担任の河合千穂(前田敦子)から、拓途が忙しい両親に代わって面倒をみてくれた祖父の死後、学校を休みがちになったと聞くが、生徒の問題に深く関わる気はないと冷めた態度を見せる。
暁が帰宅すると、アカネが友だちで浮遊霊の吉岡(佐藤二朗)とメグミ(上間美緒)を勝手に連れ込んでいた。3人の話から、暁は生前のアカネが教師だったことを知る。そんなとき、拓途が万引きで補導されたと知らせが入った。
現場に向かう暁。引き取りに現れた拓途の母親と話し合おうとするが、仕事が忙しいと逃げられてしまう。翌日、暁と千穂が新任の副校長・霧澤和泉(真矢みき)に報告すると、和泉は拓途の件を自分が引き継ぐと宣言。「生徒と向き合うことができない先生」には任せられないという和泉の言葉が暁の胸に突き刺さる。
暁が自宅に戻ると、アカネが外に出ようと大暴れしていた。道を誤ろうとしている拓途を放っておけないというのだ。暁は、生徒のために動いても教師が損をするだけだと一蹴。だが、「子どもは、誰かが見守っててくれるって気持ちが必要なんです」というアカネの訴えに胸を突かれ、拓途と向き合う決意をする。
町に散らばる吉岡の浮遊霊仲間の協力で、拓途を探し出す暁。拓途は不良たちに強要され、寺から賽銭を盗もうとしていた。「俺はお前のこと見てるぞ」と真摯に呼びかける暁をまっすぐに見つめる拓途…。翌日から、拓途は登校するようになった。一連の出来事から暁の過去が気になった和泉は、前の学校でのデータを調べて…。
第2話 2013年4月16日「中学生にも経済格差!?」
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