キャッチコピーは、「このヒーロー、史上最低。」
概要
自分勝手でろくでもない男が、ひょんなことから10分間だけ超人的な力を発揮する術を手にしたことから、ヒーローに仕立て上げられ、人助けをする中で成長していく姿を描く。
なお、佐藤隆太演じる主人公の健太が劇中着用するヒーローの衣裳は、視聴者の投票によって決められた。
第2話は『ダウンタウンDX』が『ダウンタウンDX 春の豪華90分スペシャル』として拡大放送されたため、24:28 - 25:23放送。第9話は『キリンチャレンジカップサッカー2013 日本代表×ブルガリア代表』中継のため、24:28 - 25:23放送。第10話は『NEWS ZERO』が「7daysチャレンジTV」で放送時間を10分延長したため、24:08 - 25:03放送。第12話は『キリンチャレンジカップサッカー2013 なでしこジャパン×ニュージーランド女子代表』中継のため、24:28 - 25:23放送。第13話は、読売テレビ開局55周年記念ドラマ『怪物』放送のため、24:18 - 25:13放送。
ストーリー
31歳の久住健太(佐藤隆太)は、定職にも就かず、多額の借金を抱えるダメ男。そんな彼の元に、交通事故で他界した姉の幼い息子・大地(秋元黎)が転がり込んでくる。優しさや犠牲的精神をみじんも持ち合わせていない健太は渋々、大地を引き取るが、ある時、大地が持っていたドロップを口にした健太の体に変化が現れる。ドロップには、なめると10分間だけ身体能力と五感が常人の10倍になる力が秘められていたのだ。その能力を捜査に利用して自分の手柄にしようと画策した幼なじみの警察官・丹波修司(塚本高史)によって無理やりヒーロー「ゴーグルZ」に仕立て上げられた健太は、さまざまな事件の解決に奔走していく羽目になる。
キャスト
久住 健太 / ゴーグルZ2号 <31>
演 - 佐藤隆太
静岡県沼津市出身。無職。楽天家だが、面倒なことを嫌い、よく悪巧みを考えてはいつも失敗するろくでなしな男。働きもせずギャンブルで借金を重ねている。修司からは「クズケン」(由来は名前「くずみ けんた」の略)と呼ばれている。高校時代は短距離走の有力選手で活躍が期待されていたが、喫煙問題の濡れ衣を着せられたことで大学のスポーツ推薦も取り消しになり、陸上競技を断念。自身が濡れ衣を着せられたとき、姉・恭子が教師たちに弁明もせず、ひたすらに謝っている姿を見て不信感を持ってしまう。5年前に就職した運送会社で売上金がなくなった際、盗んだ犯人だと決め付けられクビとなった上、当時交際していた女性との結婚の話もなくなり、それ以降、いくら頑張っても無駄な努力だと思うようになり、ろくでなしに転落してしまう。口癖は「めんどくせえ」。ひょんなことから、謎のドロップを食べると10分間だけ超人的な力を発揮できるようになり、修司に乗せられる形でスーパーヒーロー「ゴーグルZ2号」となる。しかし、謎のドロップの副作用から倦怠感を感じることが多くなり、ついには胸の痛みを訴えて倒れてしまう。
丹波 修司 <31>
演 - 塚本高史
健太の小学生時代からの幼馴染で、葛飾東警察署あけぼの北交番 → 葛飾東警察署刑事課勤務の警察官。巡査。1981年10月27日生まれ。静岡県沼津市出身。世渡り上手でおいしい所だけ持っていくタイプ。自身の出世の為に、健太をヒーローに仕立てて事件を解決させ、自分の手柄にしようと企てる。30歳までに刑事になると宣言していたが実現していないため、妻・早苗から早く出世してほしいと言われ続けている。ストレス発散として妻に内緒で合コンに行っており、健太の余計な一言から合コンに行ったことが妻にバレた時には、離婚届の提出寸前のところまで関係が悪化した。多くの犯罪者を捕まえた健太の活躍のおかげで刑事課に栄転。妻の妊娠を機に家庭の将来を考えるようになる。東京東拘置所から桜木が脱獄し、彼の計略により健太が指名手配された時は、刑事としての立場に苦悩した。恭子の交通事故に疑問を感じ、車載カメラの映像を手に入れ、姉が死亡した原因は事故死ではない可能性が高いと健太に説明する。
倉田 夏輝 <24>
演 - 本仮屋ユイカ(少女期:今井風花)
コンビニ「モンマート葛飾店」アルバイト店員。将来はイラストレーターとして独立したいと思っている。正義感が強く、曲がったことが嫌い。現在恋人はいないが、ろくでなしな男は対象外。当然ながら健太の事は軽蔑しており、「ていうか、人として終わってるよね」とダメ出ししている。ゴーグルZのファンで、ファンサイトを作成したり、バッグにゴーグルZのキーホルダーをつけている。10年前に土産を買いに行くと約束したきり行方不明となった父・輝彦が帰ってくることを信じていたが、父は2年間2つの家庭で二重生活を送り、やがて恵美が輝代を身篭ったことから母の家庭を捨てていた。父が家を出た事情を知ったときに仕事のミスも重なり、イラストレーターの夢を諦めようとした。しかし健太が家族の元に帰る輝彦と引き合わせ、輝彦が10年前に渡そうとした万年筆を健太から渡されたときに父が家を出た本当の理由を聞き、父親との蟠りが和らぎ、イラストの仕事を再び頑張る決意をした。シーフード味のインスタントラーメンに粒あんをトッピングするなど、個性的なちょい足しレシピを披露する。ゴーグルZの扮装をした健太にゴーグルZ2号と名づけたが、粒あんをトッピングしたシーフード味のインスタントラーメンをゴーグルZ2号と健太がそれぞれに食べていたことからその正体を知ることとなる。
久住 大地 <8>
演 - 秋元黎
恭子の息子で、健太の甥にあたる。東京都葛飾区立北あけぼの小学校3年1組。2005年5月14日生まれ。幼くして大人びており、現実的で冷静な考えをする。生前恭子からドロップ缶を託され、困ったことがあったら健太を訪ねるよう言われており、一時預けられていた恭子の友人の元から突然姿を消し、健太の部屋に現れる。健太に正論を言うが、彼からは鬱陶しがられている。当初ドロップは1個につき1万円と交換していたが、健太がゴーグルZ2号だと知ってからは金がなくてもドロップを渡し、ゴーグルZ2号に扮装し悪者をやっつける健太を応援している。
白井 麻里 <28>
演 - 原幹恵
1985年7月3日生まれ。血液型O型。葛飾ハローワークの職員。健太が憧れを寄せている美女。辛い物が好き。元々お嬢様育ちだったが、5年前に父親が入院し、母親も過労で倒れ、たった一人で父の入院費や母の面倒を見ている。毎日のように母から金を要求される日々から脱け出すため、玉の輿を狙い、男を値踏みして金持ちの男性を探していたところ、夏輝に黒木を紹介してもらう。このとき彼から謎のドロップを食べた後の健太の血液を手に入れてほしいと依頼され、健太の好意を利用して誘い出し、スタンガンで気絶させて血液を手に入れ、黒木に取引を持ちかけた。黒木の配下に連れ去られそうになったところを健太に助けられた後、これまでの苦悩を告白し、自らを最低な女だと自嘲する。「金がなく最低な毎日を過ごしていたとき、ハローワークに行くと麻里の笑顔と優しい言葉に救われた」と健太のぶっきらぼうだが暖かい言葉に涙した。
黒木 慶 <56>
演 - 小日向文世
北洋製薬社長。恭子が開発した超人的な力を発揮するミックスドロップス「トゥーマイ」の研究データを狙っており、部下・岸谷に命令し、ゴーグルZ2号の正体を調べ始める。夏輝にイラストの仕事を紹介したり、玉の輿を狙って近づいてきた麻里を利用しようと企む。
その他
久住 恭子
演 - ちすん
健太の姉。「トゥーマイ」を開発した天才科学者。健太に大地を託すという遺言を遺し、1週間前に交通事故で亡くなる。健太の喫煙問題で学校に呼び出された時、弟の無実を信じ、大学のスポーツ推薦を取り消さないよう校長たちに頭を下げたがその嘆願は聞き入れてもらえなかった。
丹波 早苗 <32>
演 - 小野真弓
1981年3月12日生まれ。修司の妻。旧姓:小田。夫の昇進を願い、プレッシャーをかける鬼嫁。修司と婚約した頃の料理を再現しようとしていたとき、健太に協力してもらった。
芹沢 春樹 <43>
演 - 西村和彦(第6 - )
科学者。恭子の元同僚。アメリカから黒木に呼ばれ、「トゥーマイ」の研究・解析を依頼される。恭子が事故で死亡する前に「トゥーマイ」のことを電話で相談され、彼女が何を伝えようとしていたのかを探る目的もあって、黒木の研究に協力する。恭子の月命日に墓参りに行った際、偶然彼女の弟・健太に出会い、弟が高校時代に事件を起こしてしまった時、恭子は最後まで弟の無実を信じていたと話す。黒木は大地を自分の息子と偽り、トゥーマイの被験者として利用しようと計画するが、子供の命を危険に晒すわけにはいかないと黒木に反旗を翻す。
水沢 静香 <38>
演 - 松尾諭
葛飾区立北あけぼの小学校教諭。大地が転入した3年1組の担任。名前からよく女性に間違えられる。家庭訪問の際、近所の人から聞いた話から健太が大地の保護者としてふさわしくないと考え、児童相談所に相談しようとする。
清水
演 - 野村たかし
コンビニ「モンマート葛飾店」店長。
小暮
演 - 升毅
弁護士。健太に恭子の事故死と遺言を伝える。
岸谷
演 - 飛坂光輝
黒木の部下。恭子と大地の行方を捜すよう黒木から命じられる。
ゲスト
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第1話
桜木 錠一 (38)(コンビニ強盗犯・東京東拘置所脱獄犯) - 杉崎真宏(第11話)
第2話
川島 陽平 (31)(葛飾東消防署消防士) - 金子昇
マッスルオカバヤシ(BARSTRONG従業員・アームレスリング大会出場者) - 岡林裕二
イワノフ・アレクサンドロヴィッチ・チュメニキン(BARSTRONG従業員・アームレスリング大会出場者) - マイク・ジバーグ
第3話
松倉 彩子(美人局の主犯) - 上野なつひ
安藤 達郎(美人局の主犯) - 宮本大誠
第4話
北条 慎 (32)(葛飾ハローワーク職員) - 野間口徹
第5話
吉岡 孝則 (47)(中越南運輸・健太の元上司) - 近江谷太朗
第6話
星野 萌絵 (18)(アイドル) - 宮澤佐江
早野(萌絵のマネージャー) - 中谷竜
ダンディ坂野(本人)
第7話
小林 光男 (22)(東都大学学生 / 偽ゴーグルZ2号) - 尾上寛之
第8話
青木 昇 (31)(元三供化成陸上部員・健太の陸上部時代のライバル) - 川村陽介
山下 哲夫 (55)(三供化成陸上部監督) - 剛州
第9話
倉田 輝彦(夏輝の父親・初代ゴーグルZ) - 小林隆
永田 寿(帝談出版雑誌編集長) - 佐藤一平
倉田 恵美(輝彦の妻) - 阿南敦子
倉田 輝代(輝彦と恵美の娘・中学生) - 奈良木美羽
第13話
黒木 優子(黒木の娘・ローゼン氏病を患い他界) - 川島鈴遥
川平慈英(本人)
スタッフ
脚本 - 根津理香、徳永友一、おかざきさとこ
音楽 - 松下昇平(M-Swift)
演出 - 国本雅広(ケイファクトリー)、石川北二、爲川裕之
脚本協力 - 関口暁
演出補 - 片山慎三
VFXスーパーバイザー - 岡野正広
アクションコーディネート - 佐々木修平
ガンエフェクト - 早川光
ドロップ協力 - パズドラ
コスチューム制作 - 横内浩樹
イラスト制作 - 越前菜都子
ランニング指導 - 菅野優太(第8話)
DNA資料提供 - ソリューション
医療指導 - 原義明
技術協力 - ファーストショット
照明協力 - テレテック
美術協力 - フジアール
音響効果 - アックス
チーフプロデューサー - 木谷俊樹
プロデューサー - 岡本浩一、中間利彦 / 国本雅広、宮川晶(ケイファクトリー)
AP - 佐藤友治
制作協力 - ケイファクトリー
制作著作 - 読売テレビ
主題歌 - GReeeeN「HEROES」(NAYUTAWAVE RECORDS)
各話あらすじ(2013.4.4 - 2013.6.27)全13話 平均視聴率 3.17%
第1話 2013年4月4日「史上最低のクズ男が10分間だけ大変身!」 視聴率 3.6%
健太(佐藤)は定職に就かず、いつも借金取りに追われている。そんな健太の元に、音信不通だった姉・恭子(ちすん)の息子を名乗る少年・大地(秋元黎)が現れる。300万円の借金返済期日が明日に迫り、追い詰められていた健太は、大地の持っている200万円が入った通帳を目当てに、しばらく大地を家に置くことに。しかし、健太は金を殖やそうとしてギャンブルで失敗、全額を失い、それが大地に知られて言い争いになる。その拍子に健太は、大地が恭子から預かったというドロップ缶を発見。そこに借金取りが現れる。偶然、ドロップを口にした健太は、いきなり超人的な力を発揮する。
第2話 2013年4月11日「絶体絶命!デートの相手は連続放火魔!」
※前番組「 ダウンタウンDXDX緊急90分スペシャル 22:00〜23:24」放送のため、開始時間変更(24:28〜25:23)。
ドロップから得られる力により一獲千金を狙う健太(佐藤隆太)。だが、ドロップ缶を管理する大地(秋元黎)は「僕を養って学校へ行かせること」「ドロップは1粒1万円、生活費と交換」と、ドロップを渡す条件を出す。健太は仕方なく修司(塚本高史)に協力してもらい、大地を学校へ転入させる。健太は、その代わりとして最近、世間を騒がせている連続放火犯を捕まえるよう修司に頼まれる。一方、夏輝(本仮屋ユイカ)は、強盗から自分を救ってくれたヒーロー「ゴーグルZ2号」を捜していた。健太は、自分こそゴーグルZ2号だと暴露するが、夏輝は信じない。そんな中、新たな放火事件が発生。偶然通り掛かった夏輝は、放火犯を一瞬だけ目撃。健太と修司は、現場へ駆け付ける。
第3話 2013年4月18日「合コンにひそむ罠!セクシー美女の正体」
修司(塚本高史)は、妻・早苗(小野真弓)から「早く出世しろ」とプレッシャーをかけられ、ストレスがたまっていた。修司はストレスを発散するため、ゴーグルZ2号の居場所を探す夏輝(本仮屋ユイカ)に、合コンの設定をしてくれたら、ゴーグルZ2号の情報を教えるという条件を出す。夏輝は、仕方なく合コンの設定をすることに。そして、ゴーグルZ2号の当人・健太(佐藤隆太)も修司と共に、合コンに臨む。修司は合コンで出会った彩子(上野なつひ)に誘われて、ホテルへ行く。しかし、そこに現れた安藤(宮本大誠)から脅されてしまう。困った修司は、健太に1万円を渡し、ドロップの力で解決してくれるよう頼む。
第4話 2013年4月25日「狙われた入浴美女!変態ストーカー倒せ」
大地(秋元黎)に、ゴーグルZ2号であることを見抜かれそうになった健太(佐藤隆太)は、何とかごまかすが、大地は疑っていた。修司(塚本高史)の指摘で、健太はドロップの色によって五感のいずれかが強化されることを知る。一方、健太が思いを寄せる麻里(原幹恵)は、尾行されたり、勝手に下着を送りつけられたりと正体不明のストーカーに悩まされていた。麻里は、同僚にも悩みを話せなかったが、ひょんなことから健太に、そのことを打ち明ける。健太は、ドロップの力でストーカーを退治して、麻里にいいところを見せたくて、大地にドロップをせがむ。大地は健太に、午後6時までに戻ってくることを条件にドロップを渡す。大地の家庭環境を心配した担任教師・水沢(松尾諭)が、家庭訪問に来るというのだ。
第5話 2013年5月2日「クズになった本当の理由…命がけの救出」
健太(佐藤隆太)はドロップを探すとうそをつき、調査費として黒木(小日向文世)から10万円を奪う。その金で、思いを寄せる麻里(原幹恵)とレストランでデートをすることに。麻里は、ストーカーから守ってくれた健太のことが気になり始めていた。また、夏輝(本仮屋ユイカ)も同じく健太のことが気になって、心が乱れる。健太は修司(塚本高史)がいる交番で、財布を盗まれたという吉岡(近江谷太朗)と再会する。吉岡は、健太がかつて勤めていた運送会社の上司。健太を、会社の売上金を盗んだ犯人と決め付けて、解雇に追い込んだ人物だ。吉岡は相変わらず、健太を見た目で判断し、見下していた。
第6話 2013年5月9日「人気女性アイドルを密室監禁する変態男」
近ごろの活躍が認められ、修司(塚本高史)は念願の刑事に昇進。だが、その立役者の健太(佐藤隆太)は何の報いもなく、不満を募らせていた。そこで修司は、脅迫状と殺人予告まで送られてきた人気アイドル・萌絵(宮沢佐江)のボディーガードの仕事を健太にあてがう。健太は仕事を引き受けるが、実はボディーガードとは名ばかりで、辞めたマネジャー・早野(中谷竜)の代わりに、わがままな萌絵に散々酷使される。萌絵に我慢ならなくなった健太は、ボディーガードを辞めてしまう。翌日、修司から健太に、萌絵が行方不明になったと連絡が入る。
第7話 2013年5月16日「連続通り魔の正体!?命をかけた救出劇!」
マスコミの前に姿をさらしたことで一躍、時の人となったゴーグルZ2号。インターネットで、ファンサイトまで立ち上げている夏輝(本仮屋ユイカ)によると、初代ゴーグルZは、知る人ぞ知る存在だったという。そんな中、何者かが男子大学生を次々と闇討ちする事件が発生。健太(佐藤隆太)がゴーグルZ2号だと知った大地(秋元黎)は、健太に事件を解決するよう促すが、健太は全く相手にしない。しかし、事件の被害者が全員、同じ大学のサークルの仲間ということをつかんだ修司(塚本高史)に担がれ、健太は、その大学近くを張り込むことになる。
第8話 2013年5月23日「かつてのライバルが拳銃脅迫!涙の対決」
健太(佐藤隆太)は、ひったくり犯と遭遇する。ドロップの力で捕らえてみると、犯人は高校時代のライバル・青木(川村陽介)だった。諭す健太に逆上し、逃走する青木。当時は輝いていた青木の落ちぶれぶりに驚く健太は、ふと高校時代に巻き込まれた喫煙騒ぎを思い出す。健太は、たばこなど吸っていなかったが、姉・恭子(ちすん)さえも信じてくれなかった。健太は、そのせいで自分の転落人生が始まったと思っていた。そのころ、ドロップの解析を進める芹沢(西村和彦)に黒木(小日向文世)は、そのドロップは軍事用に作られた薬であることを明かす。それを聞いた芹沢は、前任者の恭子が死の直前、芹沢に助けを求め電話をしてきたことを思い出す。一方、健太に修司(塚本高史)から、青木が立てこもり事件を起こしているから助けてほしいと連絡が入る。
第9話 2013年5月30日「失踪した父との再会悲しみと涙の別れ!」
※「キリンチャレンジカップサッカー2013」(19:20〜21:24)を放送のため、開始時間変更(24:28〜25:23)。
夏輝(本仮屋ユイカ)がゴーグルZと関わるのは、慕っていた実父・輝彦(小林隆)が初代ゴーグルZを演じていたことにあった。10年前に出ていった輝彦を、夏輝は今でも慕い続けていた。そんな夏輝の元に、輝彦が焼き肉店で働いているとの情報が届く。大地(秋元黎)の計らいで健太(佐藤隆太)と夏輝は、その焼き肉店を訪れる。だが、そこには別の妻子と暮らす輝彦の姿があった。しかも、その子供は既に中学生。夏輝は、輝彦が一緒に暮らしているころから二重生活をしていて、ずっと裏切られ続けていたことを知る。ショックを受ける夏輝に追い打ちをかけるように、イラストの仕事でミスが発覚、編集長の永田(佐藤一平)から叱責(しっせき)される。そんな夏輝に永田は「僕の言うことを聞くなら、もう一度チャンスをあげる」と言う。
第10話 2013年6月6日「恋心を利用した罠!内に秘めた涙の告白」
※「NEWS ZERO」が放送拡大(22:54〜24:08)のため、開始時間変更(24:08〜25:03)。
健太(佐藤隆太)は突然、憧れの麻里(原幹恵)から告白される。舞い上がる健太は、修司(塚本高史)に「ヒーローは休業、恋愛に集中する」と宣言。一方、健太への恋心に揺れる夏輝(本仮屋ユイカ)は、会えばけんかばかりしてしまう健太との関係を憂い、パワーストーンを買ってしまう。そして、大地(秋元黎)に勧められ、健太を食事に誘う。健太は、食事につられて夏輝とのデートを承諾。だが、麻里から迫られた健太は、夏輝とのデートをすっぽかし、麻里とホテルへ行く約束を優先する。健太をホテルへ誘った麻里には、別の目的があった。麻里は、ドロップの使用制限を解除するため、ゴーグルZ2号に変身した後の健太の血液を必要としている黒木(小日向文世)に、買収されていたのだ。
第11話 2013年6月13日「まさかの指名手配!親友に向けられた銃」
健太(佐藤隆太)は、憧れの麻里(原幹恵)から告白されるが、既に夏輝(本仮屋ユイカ)のことを好きになり始め、告白を断ってしまう。一方、修司(塚本高史)の妻・早苗(小野真弓)が妊娠。健太は修司から、結婚や家族の素晴らしさを説かれ、今後について考える。夏輝は、健太が麻里の告白を断ったことを知らず、誤解したまま、今まで以上に健太との関係がぎくしゃくする。そんな中、黒木(小日向文世)が健太に接触。黒木は、健太にDNA鑑定書を見せ、大地(秋元黎)の父親は自分で、大地を引き取りたいという。健太は、黒木の今までとは違う真摯(しんし)な態度に心が揺れ、大地のために黒木を信じて、大地を1週間預けることにする。
第12話 2013年6月20日「クズは子供を守れるのか?命懸けの選択」
健太(佐藤隆太)は、夏輝(本仮屋ユイカ)と一緒にいる時に突然、胸を押さえて倒れてしまう。夏輝に支えられて帰宅すると、そこには実の父・黒木(小日向文世)と一緒にいるはずの大地(秋元黎)の姿があった。大地は、母・恭子(ちすん)のホットケーキの味を再現しようと苦戦しており、黒木の所には行きたくない様子だった。一方、製薬会社では芹沢(西村和彦)が、衝撃的な事実を突き止めていた。大地は、黒木の実の子供ではなく、DNA鑑定書は捏造(ねつぞう)されたものだという。芹沢は、一連の事実を知って研究から降りようとするが、黒木はそれを許さない。そんな中、大地のホットケーキ作りのために、味覚を強化するドロップをなめた健太は、再び倒れてしまう。
最終話 2013年6月27日「最後の言葉はありがとう…別れは突然に」 ※24:18〜25:13
黒木(小日向文世)は、禁断の薬を完成させるため、大地(秋元黎)に、危険な治験を行おうとしていた。健太(佐藤隆太)は、黒木から大地を救おうとするが、ドロップの副作用から来る激しい胸の痛みに襲われてしまう。それでも何とか立ち上がって、黒木たちの隙を突き、大地を背負って芹沢(西村和彦)と一緒に逃走。加勢に来た修司(塚本高史)や夏輝(本仮屋ユイカ)は、警備に止められ、製薬会社に入ることができず、健太たちは、再び捕まってしまう。追い詰められた健太は、自らの命も顧みず、治験に使うなら自分の体を使い、大地だけは見逃してほしいと黒木に頼む。しかし健太は、黒木に拳銃で撃たれてしまう。
各話視聴率
番組公式サイト
(でたらめヒーロー - Wikipedia)
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