『ロッカビアンカ』で仕込み中の江崎究(江口洋介)の元へ、武藤はづき(関めぐみ)が試作のパスタを持ってきた。修正を加えれば春の新メニューに加えてもいいという江崎の言葉に驚く厨房スタッフたち。そこで江崎は、誰でも一定のクオリティーをクリアすれば新メニューに採用すると告げる。が、盛り上がるスタッフたちをしり目に、木村数馬(八嶋智人)だけは淡々と仕事をこなしていた。
閉店後も帰ることなく新メニュー開発にいそしむスタッフたちを見た数馬は、ふてくされて瀬川壮一(ユースケ・サンタマリア)と今井耕助(松重豊)を居酒屋へ誘う。ここ最近の数馬の投げやりな態度が気になっていた今井は、理由を尋ねた。しかし、数馬ははぐらかすばかりで何も言わない。
その夜、数馬が家に帰ると、息子の翔馬(山田瑛瑠)を連れて実家に戻っていた妻・正美(西田尚美)が居た。驚く数馬に、正美は父親が入院したから落ち着くまでの数日間だけ翔馬を預かって欲しいという。しかし正美は、この家に戻るつもりはないと言い切り、出て行った理由を教えろという数馬の質問にも答えることなく帰っていく。
あくる朝、翔馬と朝食を食べていた数馬は、『ロッカビアンカ』の人たちには別居中であることは言わないように口止めをする。
いつものように江崎が厨房で新メニューを考案していると、学校帰りの翔馬がやってきた。が、江崎が作った試作品に興味を抱いた翔馬は、それを触ってしまい江崎から怒鳴られる。辰巳沙織(倉科カナ)はそんな江崎を責めた。数馬は、それをさえぎるようにして江崎に謝り、スタッフたちにも事情を話す。正美は以前、『ロッカビアンカ』のホール係として働いており、『ロッカビアンカ』でウェディングパーティーを開いている縁もあるため、瀬川や大塚弥生(池津祥子)らは、家族みたいなものだから、と快く受け入れる。
仕込みが終えた数馬は、翔馬を厨房に呼び、邪魔にならない隅で食べるようにと夕食のラザニアを渡す。浜岡孝太郎(志賀廣太郎)は、そんな翔馬に江崎が作った料理を持っていった。だが、それをひと口食べた翔馬は、「まずい」と言い出し…。
第1話 2013年1月13日「最高のレストランに最低のシェフ登場」
第2話 2013年1月20日「居場所を無くした料理人!?」
第3話 2013年1月27日「美食の女王来店!嫌な注文」
第4話 2013年2月3日「届け!パスタにのせた想い」
第5話 2013年2月10日「空飛ぶタコと小さな奇跡」
第6話 2013年2月17日「まず始めに前菜を」
第7話 2013年2月24日「最後の晩餐と叫ぶ皿洗い!?」
第9話 2013年3月10日「あぁ、神様!料理長が不在」
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