サキ(仲間由紀恵)に勧められ、野村(萩原聖人)は妹・祐樹(原田佳奈)への秘めた恋心を手紙に書こうと決意するものの、いざとなると筆が進まずにいた。そんな野村の様子を密かに確認し続けていたサキは、祐樹にも声をかけていることを隠して、週末、伊豆旅行へ行こうと野村を誘う。
一方、誕生祝いの途中でサキが野村とのデートを優先したことに軽い嫉妬を覚えていた隼人(三浦翔平)は、サキから電話で「隼人に祝ってもらえたことが一番嬉しかった」と礼を言われ喜ぶ。ところが「お礼がしたい」と言われてサキの自宅を訪れると、隼人の恋人・百合香(黒川芽以)も招待されていた。二人きりだと思い込んでいた隼人はショックを覚え、自分との関係を嬉々としてサキに語る百合香についに声を荒げてしまう。
その夜、サキとの約束をキャンセルされた野村は、とうとう、決して人には知られたくない、知られてはいけない、妹・祐樹への秘めた思いを手紙に書き綴っていた。
そして週末、手紙を書き終え、晴れやかな気持ちでサキと伊豆旅行に訪れた野村に、突然、サキが「あなたを待っている人がいるから、ここから先は、一人で行って」と言い出す。いぶかしむ野村に、サキは野村の手紙を読み、その手紙を祐樹に渡したと話す。衝撃のあまり呆然とする野村に、祐樹が野村を受け入れたと明かすサキ。とても信じられないと思いつつも「この先で待つ彼女の元へ行ってあげて」というサキの言葉に後押しされ、一人、車に乗り込む野村。
野村の車が祐樹の待つバス停に近づいたとき、祐樹が野村に気づき、満面の笑みで駆け寄ってきた。瞬間、野村の中でその姿が幼い頃の祐樹と重なる。そこにあるのは、“兄”への全幅の信頼だった…。ハッと我を取り戻し、猛スピードで走り去る野村。頬には涙がつたうが、その顔には“これで良かったのだ”という笑みが浮かんでいた…。
空っぽの野村の車が停められた崖の上。サキはやってきて崖下を見つめると、ポケットから野村の書いた手紙を取り出した。祐樹へ渡してなどいなかったのだ。サキは一度手紙を破り捨てようとしたが、ふと止め、野村の家の合鍵だけを海へ投げた。
翌日、野村の自殺の知らせを聞いた隼人は、サキの病院へ急ぎ知らせに走る。理事長の須藤(高嶋政伸)と談笑していたサキは、隼人の言葉に動揺を隠すように仕事へと戻っていく。心配する須藤に「彼は自分で選んだんです。生きることも選べたのに…」と語るサキ。
その日の仕事帰り、サキは本屋で立ち読みをしていた本田典史(岡田義徳)に、あるゲームの攻略方法が載っている本を探していると相談を持ちかける。彼女が去った後には、赤い手袋が落ちていて…。
第1話 2012年1月8日「美しい隣人のサキが甦る!“姉弟”の再会に潜む毒」
第2話 2013年1月15日「悪女の微笑みは復讐の始まり…最初の標的は」
第3話 2013年1月22日「禁断への階段をかけ上がる男、運命を操る女」
第5話 2013年2月5日「新ターゲットへの赤い罠…姉への疑惑完全犯罪がバレる時」
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