原作概要
便利屋を営む男性と、その友人の一年間を描いた作品。
『別冊文藝春秋』(文藝春秋)第255号から第260号にかけて連載され、2006年3月に単行本として出版された。原作のイラストは下村富美。2009年1月に文春文庫として出版された。
『別冊文藝春秋』第274号から第280号にかけて、連作短編「まほろ駅前番外地」が掲載され、2009年10月に単行本として出版された。
『週刊文春』2010年10月28日号から2011年9月15日号にかけて、続編となる「まほろ駅前狂騒曲」が掲載。イラストは下村富美。
山田ユギが作画を担当する漫画版が『ピアニッシモ』(ポプラ社)にて連載されていたが、同誌の休刊により中断。その後、『MELODY』(白泉社)に掲載誌を移し、2010年2月号より連載中。コミックスは同社の『花とゆめコミックススペシャル』レーベルより既刊1巻(1巻は『ピアニッシモ』での連載分)。
2011年に、瑛太・松田龍平主演で映画化された。続編『まほろ駅前番外地』が2013年1月からテレビ東京系「ドラマ24」において同キャストでテレビドラマ化される。
書籍
「まほろ駅前多田便利軒」(2006年3月、文藝春秋、ISBN 4163246703)(文庫 2009年1月、文藝春秋、ISBN 9784167761011)
「〇 曽根田のばあちゃん、予言する」(『別冊文藝春秋第255号』)
「一 多田便利軒、繁盛中」(『別冊文藝春秋第255号』)
「二 行天には、謎がある」(『別冊文藝春秋第256号』)
「三 働く車は、満身創痍」(『別冊文藝春秋第257号』)
「四 走れ、便利屋」(『別冊文藝春秋第258号』)
「四・五 曽根田のばあちゃん、再び予言する」(『別冊文藝春秋第259号』)
「五 事実は、ひとつ」(『別冊文藝春秋第259号』)
「六 あのバス停で、また会おう」(『別冊文藝春秋第260号』)
「まほろ駅前番外地」(2009年10月、文藝春秋、ISBN 4163286004)
「光る石」(『別冊文藝春秋第274号』)
「星良一の優雅な日常」(『別冊文藝春秋第275号』)
「思い出の銀幕」(『別冊文藝春秋第276号』)
「岡夫人は観察する」(『別冊文藝春秋第277号』)
「由良公は運が悪い」(『別冊文藝春秋第278号』)
「逃げる男」(『別冊文藝春秋第279号』)
「なごりの月」(『別冊文藝春秋第280号』)
映画
まほろ駅前シリーズ第1作『まほろ駅前多田便利軒』を映画化。2011年4月23日公開。監督は『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』の大森立嗣。主演は『ディア・ドクター』の瑛太、『誰も守ってくれない』の松田龍平。東京都町田市がモデルであり、実際に町田市全面協力で市内ロケが行われ、2010年7月から8月までの約1ヶ月に渡り撮影。エキストラも最大200人以上を使っている。
キャッチコピーは「カムバック、しあわせ」「バツイチ男二人の、痛快で、やがて胸に熱く迫る便利屋物語」「お困りごとはアフターケアも万全の多田便利軒へ。」。
全国111スクリーンで公開され、2011年4月23、24日の初日2日間で興収3,373万7,580円、動員2万4,702人になり映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第10位となった。
2011年キネマ旬報日本映画ベストテン第4位。
ストーリー
東京郊外のまほろ市に住む多田啓介は、駅前で便利屋を営む真面目な青年。バツイチの彼は、拭えない過去を持ちながらも地道に仕事をこなしている。ある年の正月、仕事からの帰り道で、別の依頼人から預かったチワワを見失ってしまう。必死に探す多田は、バス停でチワワを抱いている男を見つける。その男は中学時代の同級生、行天春彦だった。よくしゃべる男に変貌していた行天は、事情も告げず「今晩泊めてくれ」と多田に頼む…。
キャスト
多田啓介(多田便利軒経営、バツイチ) - 瑛太
行天春彦(中学時代の同級生、よく喋る変な奴) - 松田龍平
ルル(自称コロンビア人娼婦) - 片岡礼子
ハイシー(自称コロンビア人娼婦、ルルのルームメイト) - 鈴木杏
三峯凪子(行天の元妻) - 本上まなみ
山下(ハイシーのストーカー) - 柄本佑
由良(小学生) - 横山幸汰
山下の母(義理の母) - 梅沢昌代
山田(弁当屋・囲炉裏屋亭主) - 大森南朋
シンちゃん(薬売人、ルルの友人) - 松尾スズキ
岡(多田便利軒常連客) - 麿赤兒
星(裏組織のボス) - 高良健吾
早坂(まほろ署刑事) - 岸部一徳
マリ(犬の飼い主) - 田中遥奈
マリの母 - 中村優子
由良の母 - 吉本菜穂子
若い刑事 - 三浦誠己
住職 - 鈴木晋介
バスの運転手 - 中沢青六
水野(塾前の親) - 宍戸美和公
原(塾前の親) - 吉井有子
永田(塾前の親) - 瀬戸寛
中学時代の多田 - 大嶋捷稔
中学時代の行天 - 吉岡澪皇
多田の元妻 - 田村愛
看板持ちのオジサン - 宇野祥平
中華屋店主 - 金子清文
襲撃者A - 日向寺雅人
襲撃者B - 全原徳和
星の部下 - 渡邉達也
獣医(声) - 戌井昭人
はる(凪子の娘) - 奥田いろは
岡の孫 - 加部亜門
スタッフ
監督・脚本 - 大森立嗣
原作 - 三浦しをん『まほろ駅前多田便利軒』
撮影 - 大塚亮
照明 - 木村明生
録音 - 加藤大和
美術 - 原田満生
セットデザイナー - 杉本亮
編集 - 普嶋信一
音楽 - 岸田繁(くるり)
記録 - 杉田真一
衣裳 - 纐纈春樹
ヘアメイク - 豊川京子
装飾 - 田口貴久
助監督 - 野尻克己
製作担当 - 有賀高俊
製作プロダクション - リトルモア、フィルムメイカーズ
企画 - 菊地美世志、岩浪泰幸、孫家邦
プロデューサー - 土井智生、吉村知己
企画協力 - ボイルドエッグズ、文藝春秋
特別協力 - 町田市
助成 - 文化芸術復興費補助金
宣伝協力 - ヨアケ
配給 - アスミック・エース
製作会社 - 「まほろ駅前多田便利軒」製作委員会(フィルムメイカーズ、アスミック・エース エンタテイメント、ハピネット、日活、TSUTAYA グループ、Yahoo! JAPAN、ヨアケ、リトルモア)
主題歌
くるり「キャメル」
まほろ駅前多田便利軒 - goo 映画
テレビドラマ
概要
上記の映画版の続編として、まほろ駅前シリーズ第2作『まほろ駅前番外地』をテレビドラマ化。2013年1月11日より、テレビ東京系「ドラマ24」にて放送中。監督・脚本は『湯けむりスナイパー』・『モテキ』を手掛けた大根仁が担当、主演の瑛太、松田龍平をはじめ一部キャストは映画版から引き続きの出演となる。ドラマ24ではこのドラマが通算30作品目であたるため「ドラマ24 第30弾特別企画」というサブタイトルが付く。
便利屋の真面目な経営者(瑛太)と、ひょんなことから彼の元に転がり込んだ自分勝手な男(松田)という、水と油のような2人がかもし出す独特な空気感を背景に、オリジナルのストーリーを盛り込んだ物語が1話完結形式で展開。主人公の2人が便利屋として奇妙な依頼を引き受けることから起こるさまざまな騒動が描かれる。
キャッチコピーは、「いろいろあるのさ、だれだって。」。
ストーリー
東京郊外にある架空の都市・まほろ。真面目な青年・多田啓介(瑛太)は、「頼まれた仕事は極力引き受けます」をモットーに、駅前で「多田便利軒」という便利屋を営んでいる。あるときから、行天春彦(松田龍平)という男が店に居ついしまい、雇った覚えもなかったが、多田は彼と二人三脚で仕事をこなしていた。そんな2人のもとに、ちょっぴりクセのある依頼人たちが次々と訪れ、奇妙な依頼を持ち込んでくる。
キャスト
多田啓介 - 瑛太
まほろ駅前で便利屋「多田便利軒」を営む青年。性格は真面目で、仕事のモットーは「頼まれた仕事は極力引き受けます」。バツイチ。
行天春彦 - 松田龍平
「多田便利軒」に転がり込んだ男。身勝手な性格だが、なぜか多田とは切っても切れない仲になる。多田と同じく、バツイチ。
来夢来人
ママ - 渡辺真起子
ホステス - 山田瑞希
その他
看板持ちの男 - 三島ゆたか
吉村刑事(まほろ警察署) - 三浦誠己
ラジオパーソナリティ - オクイシュージ
山田(手作り惣菜弁当希林店員) - 大森南朋
シンちゃん(密売人) - 松尾スズキ
ラジオアナウンサー - 相内優香(テレビ東京アナウンサー)
ゲスト
第1話
スタンガン西村(まほろプロレス代表) - 永澤俊矢
瀧(元プロレスラー・飲食店経営者) - 宇梶剛士
西村 悦子(スタンガンの妻) - 坂井真紀
西村 つな(スタンガンの娘) - 新井美羽
レフェリー - プリティ太田
実況アナウンサー - 矢野武
前座女子プロレスラーA - 上林愛貴
前座女子プロレスラーB - 石橋葵
前座女子プロレスラーC - 沙耶
前座女子プロレスラーD - セウシス
解体屋の男 - 中沢青六
スペシャルサンクス - スタンガン高村、電気グルーヴ
第2話
滑川 - 夏目慎也
女(BARナイトフライ経営者) - 風祭ゆき
女(娘) - 篠原友希子
カラオケモデル - 仁科あい
上田(第一興業社員) - 野間口徹
土井(どりぃむ工房社長) - 大河内浩
スキンヘッド(土井の部下) - 向雲太郎
白ジャージ(土井の部下) - 小林優太
玉さん - 小林健一
第3話
佐藤 春美(キャバクラ嬢) - 川村ゆきえ
石川(キャバクラ客) - 三浦俊輔
磯部(キャバクラ客) - 草野イニ
浜口(キャバクラ客) - 市鏡赫
ボーイ - 森耕平
第4話
麻生 久代 - 大方斐紗子
逸見 亀十郎(市進学院まほろ教室講師) - 正名僕蔵(少年期:朝日瑞稀)
和楠 蠢道(蝋人形作家) - 麿赤兒
老紳士 - 渡辺尚彦
鞄持ちの男 - TERU
スペシャルサンクス - 都築響一
第5話
北村 周一(住本商事営業1課主任) - 新井浩文
木村 妙子(大輔の母親) - 宮下順子
木村 大輔(Fioretto見習いシェフ) - 野中隆光(幼少期:伊藤隼斗)
北村の新婦 - 吉田妙子
筋者A - 安藤岳史
筋者B - 笠松伴助
外国人娼婦A - メリー・レヘロ
外国人娼婦B - ジェイド・フルタ
外国人娼婦C - シャブラン・ハシバ
劇中ドラマ御曹司 - 宮ア将
劇中ドラマ許嫁 - 安藤サクラ
劇中ドラマ家政婦 - 広瀬アリス
劇中ドラマナレーション - 塚本康博
児童心理学者 - 小林麻子
相談者 - 作間ゆい
第6話
美咲 - 臼田あさ美
美咲の娘 - 甲斐恵美利
ヒロくん - 加藤賢崇
第7話
渋川(岡山組鉄砲玉) - 渋川清彦
早坂(吉村刑事の上司) - 岸部一徳
第8話
宮本 由香里(彼氏の元彼女) - 黒木華
武内 小夜(彼氏の婚約者) - 高部あい
彼氏 - 中台あきお
第9話
芦原 源一(園子の義父) - 信太昌之
山崎(園子の客) - 宇野祥平
斉藤(園子の客) - 遠藤雅
逃げるサラリーマン(園子の客) - 中村無何有
キャスター - 占部房子
女子高生A - 河原真悠子
ガス作業員 - 前野朋哉
第9 - 10話
新村 清海(園子の中学時代の同級生) - 刈谷友衣子
芦原 園子(殺人犯) - 山本舞香
星(青年実業家) - 高良健吾
星の部下1 - 渡邉達也
星の部下2 - 青木健
星の部下3 - 松崎裕
リポーター - 鈴木晋介
第11話
柏木 亜沙子(キッチンまほろ店主) - 真木よう子
貞雄(亜沙子の兄) - 山本浩司
チンピラA - 辰巳智秋
チンピラB - 礼内幸太
家主 - 滝田裕介
スタッフ(テレビドラマ)
原作 - 三浦しをん『まほろ駅前番外地』『まほろ駅前多田便利軒』(文春文庫刊)
脚本 - 大根仁、黒住光、ヤシキケンジ
音楽 - 坂本慎太郎(zelone records)
演出 - 大根仁
助監督 - 神徳幸治
脚本協力 - 黒木久勝(第9 - 10話)
タイトルバック - 柴田剛
VFX - 西尾健太郎
カースタント - 海藤幸広
アクション演出 - 小原剛
アクション演出補 - 南辻史人、大石将史
各話スタッフ
吹き替え - 石戸健太郎、田之上生海、荒川真 / 操演 - 岸浦秀一、巻木良孝 / プロレス指導 - 根本太樹(第1話)
ガンエフェクト - BIG SHOT(第7話)
カニ指導 - 福島屋のよーちゃん(第11話)
チーフプロデューサー - 岡部紳二(テレビ東京)
プロデューサー - 森田昇(テレビ東京)、土井智生
アシスタントプロデューサー - 小松幸敏(テレビ東京)、宮崎慎也
企画 - 菊地美世志、孫家邦
企画協力 - 文藝春秋
制作プロダクション - リトルモア、フィルムメイカーズ
制作 - テレビ東京、リトルモア
製作著作 - 「まほろ駅前番外地」製作委員会2013
オープニングテーマ - フラワーカンパニーズ「ビューティフルドリーマー」(Sony Music Associated Records Inc.)
エンディングテーマ - 坂本慎太郎「まともがわからない」(zelone records)
各話あらすじ(2013.1.11 - 2013.3.29)全12話
第1話 2013年1月11日「プロレスラー代行、請け負います」ラテ欄「瑛太&松田龍平!三浦しをん人気原作で奇跡のバディ物語誕生超脱力便利屋コンビがプロレスラーを代行!?」
東京の外れ、まほろ駅前で便利屋「多田便利軒」を営む多田(瑛太)は、いつからか居ついてしまった行天(松田龍平)と二人三脚で仕事をこなしている。ある日、スタンガン西村(永沢俊矢)という男がやって来た。西村は「まほろプロレス」というインディーズプロレス団体の代表だが、残っているのは西村だけで、ここ数年は興行もしていない。50歳を機に引退を決意した西村は、引退試合の相手を2人に引き受けてほしいと言い出す。依頼料は入場料全額だと聞かされ、多田と行天はつい引き受けてしまう。
第2話 2013年1月18日「麗しのカラオケモデル、探します」ラテ欄「瑛太&松田龍平!三浦しをん人気原作で脱力便利屋バディ物語誕生“憧れモデルはAV嬢謎の美女探しで危機”」
多田(瑛太)と行天(松田龍平)がつけで食事する「来夢来人」には、古くさいレーザーディスクのカラオケビデオが流れている。ある日、店である曲のカラオケ映像を見詰める男(夏目慎也)がいた。他の客が歌わないならやめろと文句を言い、殴り合いのけんかに。翌日、その男からつけを肩代わりするので映像のモデルの女性を捜してほしいとの依頼が。男はその女性に一目ぼれしたと言い、彼女に会わせてほしいと懇願する。
第3話 2013年1月25日「キャバ嬢ストーカー、捕まえます」ラテ欄「瑛太&松田龍平!三浦しをん原作で便利屋に“部屋に誰かいる…!?美人キャバ嬢を恐怖のストーカーから守れ”」
多田(瑛太)と行天(松田龍平)が事務所に戻ると地味な服装の春美(川村ゆきえ)が入り口をのぞいていた。部屋に自分以外に誰かがいるような気がすると訴える春美。被害妄想の可能性も疑い依頼を断った多田たちだが、その後遭遇した春美からあるメールを見せられる。
第4話 2013年2月1日「秘密の蝋人形、引取ります」ラテ欄「瑛太&松田龍平W主演“裸の美女ろう人形!?モデルに意外な過去”」
多田(瑛太)が戻ると、行天(松田龍平)から依頼人の電話番号のメモを渡される。屋敷で多田を出迎えた久代(大方斐紗子)は、亡夫の遺品の中で、一つだけどこにも引き取ってもらえないと思われる物を「誰にも見られないように運び出して始末してほしい」と頼む。
第5話 2013年2月8日「ややこしい過去の整理は、お断り致します」ラテ欄「瑛太&松田龍平!三浦しをん原作で便利屋に“30年前に赤ちゃんを取り違え…実の息子はまほろ伝説の不良!?”」
多田(瑛太)と行天(松田龍平)がトラックで向かったのは、築30年くらいの一戸建ての家。2人は主婦の妙子(宮下順子)から、納屋の整理を依頼される。もうじき定年退職する夫が、そこを作業場にしたいと言っているという。そこで、翌日から何回かに分けて片付けると約束した2人が車を出そうとしていると、スーツ姿の男(新井浩文)が近づいきて「便利屋さんって頼んだら何でもやってもらえるんですか?」と尋ねてくる。
第6話 2013年2月15日「出会い系サクラの恋、手伝います」ラテ欄「瑛太&松田龍平W主演“出会い系サクラ女が超ヲタク男と大恋愛”」
多田便利軒に入ろうかどうか迷っている女(臼田あさ美)に、行天(松田龍平)が声を掛け、多田(瑛太)が話を聞く。女は美咲という名前で、出会い系サイトのサクラのアルバイトをしていた。そして、辞める前に、長くやりとりしている客に会い、本当のことを言って謝りたいのだという。顔も本名も分からず、分かっているのは「まほろ」に住んでいることだけだ。多田と行天は、ヒロくん(加藤賢崇)というその客を捜すことに。
第7話 2013年2月22日「廃棄拳銃、引き取ります」ラテ欄「三浦しをん人気原作!“廃棄拳銃を処分せよ危険な度胸試し”」
多田(瑛太)と行天(松田龍平)が事務所にいると、弁当店の山田(大森南朋)が現れて弁当を差し出し、「おーい」と渋川(渋川清彦)を招き入れた。渋川は山田の小中学校時代の友人で、組を抜けて彼女とやり直すために‘あるもの’を処分してほしいという。油紙に包まれテーブルに置かれたそれを目にした多田は、即座に依頼を断るが、1カ月弁当タダでみそ汁もつけるという山田の条件に、しぶしぶ処分を引き受けることに。
第8話 2013年3月1日「恋敵の婚約指輪、隠します」ラテ欄「瑛太&松田龍平!三浦しをん原作で便利屋に“婚約リングを巡って美女2人が泥沼の戦いラスとに衝撃の復讐”」
多田便利軒に来た由香里(黒木華)が、次の土曜日に小夜(高部あい)の家の掃除を頼まれているか、と尋ねる。多田(瑛太)が認めると、婚約指輪を取ってきてほしいと依頼。由香里の恋人を略奪した小夜が持っている婚約指輪は、自分とその恋人が選んだものだという。
第9話 2013年3月8日「クソ可愛いまほろJK、ボディガードします」ラテ欄「三浦しをん人気原作!“殺人容疑の美少女を探せ!女子高生カフェに潜入…裏の顔”」
まほろで女子高生が義父を殺して行方不明になる事件が起きた。テレビのワイドショーは連日その話題で持ちきりとなり、女子高生の友人のインタビューが再三流れている。そんな中、星(高良健吾)が1人の女子高生・清海(刈谷友衣子)を連れてきて、かくまってくれという。多田(瑛太)はきな臭い依頼だと思いつつも、多田便利軒の内情はガスが止められてしまうほど火の車のため、その依頼を引き受けることにする。
第10話 2013年3月15日「まほろJKの友情、つながせてもらいます」ラテ欄「三浦しをん人気原作!“逃亡中の女子高生が握るヤバイ情報…暗号は「サミシイ」” 」
まほろで起きた女子高生による義父殺人事件。多田(瑛太)と行天(松田龍平)は、星(高良健吾)の依頼で、事件後、行方不明になっている園子(山本舞香)の友人・清海(刈谷友衣子)をかくまうことになり、共同生活を始めた。そんな中、多田は行天に星の所で雑用があると告げ、外出する。実は行天や清海に内緒で、多田は星から園子を捜し出すよう依頼されていたのだ。その日、多田は手掛かりを求め、園子の家を訪れる。
第11話 2013年3月22日「美人未亡人の依頼、なんでもやります」ラテ欄「三浦しをん人気原作!“最低の結婚!?浮気夫の遺品整理で便利屋が美人女将に恋心”」
多田(瑛太)が家主(滝田裕介)に事務所の明け渡しを告げられている最中、遺品整理の依頼が入る。依頼人は柏木亜沙子(真木よう子)と名乗り、家主は「キッチンまほろ」の美人女将ではないかという。多田と行天(松田龍平)は、亡夫が晩年を過ごしたという古びたアパートへ。そして、亜沙子から先に始めててくれと連絡を受け中に入るが、室内は生活感が全くない。ただ、壁に初老の男と若い女の楽しそうな写真があった。
最終話 2013年3月29日「まほろ駅前多田便利軒、廃業します」ラテ欄「三浦しをん原作!“多田と行天、死す!?さらば便利軒!”」
※「世界遺産“三大迷宮”ミステリー」(20:54〜23:18)を放送のため、開始時間変更(24:42〜25:22)。
多田(瑛太)はニュースで亜沙子(真木よう子)が営む「キッチンまほろ」が何者かに破壊されたと知り、店に駆け付ける。吉村刑事(三浦誠己)によると、犯人は亜沙子の兄だが、被害届が出ない限り警察も動けないという。そのころ、銭湯から事務所に戻った行天(松田龍平)は、エレベーターの前に血まみれで倒れている男を発見。彼こそ、亜沙子の兄・貞雄(山本浩司)だった。多田たちは貞雄をかくまうことになるが…。
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(まほろ駅前多田便利軒 - Wikipedia)
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