概要
水川あさみがゴールデンタイムの連続ドラマ初主演を果たすラブコメディー。ドラマの題材は、ひとつの住居を複数人で共有する「シェアハウス」。設備やサービス面が充実していることや、入居費用の手軽さから若い世代を中心に需要が増えているといわれるシェアハウスを舞台にした恋模様を描く。
キャッチコピーは「もう二度と恋なんてしないと思っていた。」。
ストーリー
それなりに人生を満喫してきたが、気付けば一人ぼっちのまま30歳になっていたOL・津山汐(水川あさみ)は、孤独を癒やし、退屈な現状を打破するため、都会のあるシェアハウスでの生活をスタートさせる。やがて、汐は一念発起し、以前から心引かれていた40歳のフリーター・桜井雪哉(谷原章介)に同居を申し出、承諾される。しかし、雪哉が同じシェアハウスで暮らす謎の多い男・川木辰平(大泉洋)に恋心を抱いたことから、3人の不器用な三角関係が始まる。
キャスト
シェアハウスTERRA
津山 汐 (30) - 水川あさみ
事務用機器販売会社に正社員として勤務するOL。
優柔不断で要領の悪い性格を変えるため、転勤先で見つけたシェアハウスで新しい生活を始める。
川木 辰平 (38) - 大泉洋
スーパー店員。自称・宇宙人。汐とは以前おかしな出会い方をしたが、彼女は全く覚えていなかった。純真無垢で心優しく、人間と打ち解けるのが得意。
仕事場でも物覚えがよく業務はそつなくこなすが、言葉の言い間違いが多く、スマートフォンを知らなかったり流行のものに疎い部分がある。
櫻井 雪哉 (40) - 谷原章介
フリーター。以前はエリートサラリーマンだったが職も家族も捨て蒸発する。失踪後はコンビニでアルバイトをしていたが、短気な性格から、すぐクビになってしまう。
自暴自棄になり自殺を試みたところを汐・辰平に救われ、シェアハウスで暮らすことになる。
汐・雪哉の家族
津山 凪 - 中島裕翔(Hey! Say! JUMP)
汐の弟。城南学院大学に通う学生。教師志望。姉がシェアハウスに住むことを反対している。
錦野 カオル - 川口春奈
凪の彼女。凪同様教師を志望している。空知が東京で暮らしていたときにピアノを教えていた。
櫻井 空知 - 君野夢真
雪哉の息子。現在は東京を離れて、長野で母親と一緒に暮らしている。
櫻井 真希 - 須藤理彩
雪哉の妻。空知の母親。雪哉失踪後は、空知を連れて長野に帰郷し、実家の牧場を手伝っている。
COPiO販売浦島営業所
望月 メグ - 木南晴夏
汐の後輩。親会社の専務である父のコネを使って入社した。仕事への熱意はなく、ほとんどの業務に対して漫然としている。
松野 孝太郎 - 田中登志哉
桧 太助 - 瀬戸将哉
杉ノ原 二朗 - 半海一晃
その他
山吹さん (40) - 三浦理恵子
派遣社員。元シェアハウス住民。自分のネガティブな発言で自己嫌悪に陥り、よく涙を流していたが、汐たちが居ないときに彼氏をシェアハウスに呼び、平然とした顔で悪口を言っていた。
寺坂 香苗 - もたいまさこ
辰平の同僚。自称・火星人。辰平が年齢の割に世間の流行に疎いことが気になり、前科者ではないかと疑っている。大(まさる)という孫がいる。
ゲスト
第3 - 4話
福井 大 (8) - 鈴木福
香苗の孫。月丘小学校2年2組。両親とも共働きで出張に行ってしまい、寺坂も歌舞伎の追っかけで面倒が見られなくなり、日曜までの約束で祖母の同僚・辰平が暮らすシェアハウスでお世話になる。
根岸 - 吉沢亮
凪・カオルの大学の同級生。口が悪く相手を見下したような態度をとる。
葛城 - 浅野和之(第3話)
COPiOと取引がある旅行代理店の責任者。
第6話
楠木 秋穂 - 工藤里紗(第2話)
汐が勝負下着を購入したランジェリー・ショップ店員。大久保と交際して3年目を迎える。
大久保 - 林泰文
3年前に汐と別れた元彼氏。別れる際、仕事に集中するためと嘘をついていた。
第7話
倉木 明海 - 黒沢かずこ(森三中)
にっこり弁当社員。一人では対応しきれないほど店が立て込んでいたときに、配達にきた雪哉に助けてもらったことで、彼に恋心を抱くようになる。
第8話
望月 恵一 - 野添義弘
COPiO専務。メグの父親。新規契約を50件取ることが出来れば、浦島営業所閉鎖の件は白紙に戻るのではないかと汐にアドバイスする。
沼田 - 戸次重幸
アイビーコミュニケート社員。コピー機の営業に来た汐を気に入り、商品に興味を示す振りをして飲みに誘い、酒の力を借りて彼女の身体を触るなどのセクハラ行為に走る。
スタッフ
脚本 - 水橋文美江、山岡真介
音楽 - 菅野祐悟
演出 - 南雲聖一、吉野洋、中島悟
演出補 - 山田信義
音楽プロデューサー - 志田博英
タイトルバック - 中村哲平
劇中料理 - 赤堀博美
劇中劇指導 - 二宮陽子(第4話)
ケチュア語指導 - マリオアタパウカル、矢島千恵子
統括 - 神蔵克
チーフプロデューサー - 大平太
プロデューサー - 櫨山裕子、内山雅博
協力プロデューサー - 福井宏、大倉寛子
アシスタントプロデューサー - 杉山葉香
制作協力 - オフィスクレッシェンド
製作著作 - 日本テレビ
主題歌
絢香「beautiful」(A stAtion)
挿入歌 - CROSS GENE「Shooting Star」(ユニバーサルJ)
各話あらすじ(2013.1.16 - 2013.3.13)全9話 平均視聴率 9.39%
第1話 2013年1月16日「ひとりぼっち30女が共同生活…恋の予感と2人の男」
恋に傷ついた会社員の汐(水川)に、地方の営業所に転勤の辞令が下る。そんな折、汐はコンビニの新人店員らしい男性・雪哉(谷原)と出会い、彼にときめく。汐は転勤先で、これまでの人生をリセットしようとシェアハウスに住むことに。同居することになったのは、スーパーで働く辰平(大泉)と、被害妄想で毎日泣いてばかりいる山吹(三浦理恵子)。汐は他人との共同生活をそれなりに楽しんでいた。ある日、汐と辰平は山吹の誕生日会を企画。しかし、山吹が彼らに対して抱いていた本音を知り、汐は深く傷つく。彼女を慰めようと、辰平は自分が宇宙人であることと汐に思いを寄せていることを告白する。
第2話 2013年1月23日「三角関係!?共同生活のルール」
汐(水川あさみ)は、雪哉(谷原章介)が辰平(大泉洋)にキスをしているところを目撃してショックを受ける。しかし、その一件の後も、雪哉は汐や辰平に心を開くどころかシェアハウスのルールを守る気さえなく、汐と辰平は彼に振り回されるばかりだった。そんな折、雪哉の息子・空知(君野夢真)から汐に手紙が届く。同封されていたのは、雪哉の妻・真希(須藤理彩)からの衝撃的なメッセージと離婚届。汐と辰平は、傷ついている雪哉にそれを渡しても大丈夫かどうか悩む。
第3話 2013年1月30日「頑張る私に幸せを!逆ギレ30歳」
雪哉(谷原章介)は、辰平(大泉洋)への恋心を抑え切れなくなり、辰平へ告白する。汐(水川あさみ)はショックを受けるが、それ以上に衝撃を受けたのは辰平だった。汐と辰平は、これからもシェアハウスでの共同生活を続けるためには、雪哉に就職してもらわなければいけないと、彼の履歴書を作ったり、スーツを買ってきたりと就職の準備を手伝う。そんな中、汐の会社の同僚・メグ(木南晴夏)が、父親の紹介で雪哉の就職先を提供する。
第4話 2013年2月6日「父親失格?嘘つき子供涙の学芸会」
汐(水川あさみ)は、雪哉(谷原章介)からの思いがけない優しさにときめく。だが、雪哉の優しさは、辰平(大泉洋)がデート券と引き換えに、雪哉に頼んだものだった。デート券を行使した雪哉は、週末に辰平とデートすることになる。しかし、その週末に辰平は、香苗(もたいまさこ)の孫・大(鈴木福)を預かることに。そんな中、汐と辰平は、学芸会で「ももたろう」を演じる大の練習に付き合う。雪哉も、自分の息子と同じ年頃の大と会話をする中で、父親としての気持ちを取り戻しつつあった。そんな様子を見た辰平は、雪哉にデートの延期を申し入れる。
第5話 2013年2月13日「遂に告白!三角関係危険なバレンタイン 」
雪哉(谷原章介)の妻・真希(須藤理彩)が突然、シェアハウスに現れた。真希は、雪哉との離婚届を受け取りに来たという。仕方なく雪哉の代わりに対応した汐(水川あさみ)は、真希に、子供のためにも離婚を思いとどまるように説得するが、逆に真希から、汐は雪哉に告白するべきだと、けしかけられる。そして汐は、落ち込んだ雪哉が立ち直ってくれるのならば、自分の思いを伝えようと決意。一方、辰平(大泉洋)は、汐のために雪哉の本音を探っていた。しかし雪哉は、バレンタインを毛嫌いし、もし汐から告白されたらシェアハウスを出ていくという。雪哉の本音を知らない汐は、彼にバレンタインのチョコレートと一緒にラブレターを渡す。
第6話 2013年2月20日「裏切り男に復讐を!愛の告白に揺れる心」
汐(水川あさみ)が雪哉(谷原章介)に告白するのを止めようと、辰平(大泉洋)は汐に恋心をぶつける。汐は、思いがけない辰平からの告白にショックを受け、声が出なくなってしまう。見かねた辰平と雪哉は凪(中島裕翔)に、汐の声を戻すには、かつて汐が大声を出した状態を再現したらいいのではと相談。その結果、彼らは、汐の思い出のスキー場に彼女を連れ出すことに。しかし、汐は声を発さず、作戦は失敗する。ところが汐は、ある男性と偶然に再会し、思わず声を発してしまう。汐の声が出た理由を知った雪哉は、意外な行動に出る。
第7話 2013年2月27日「恋ベタ女に大波乱!二人の男にラブラブ」
汐(水川あさみ)は友人の結婚式に出席、そこで明海(黒沢かずこ)と知り合う。明海は雪哉(谷原章介)の会社の同僚で、シェアハウスでの雪哉について汐を質問攻めにする。汐は雪哉に、同僚に偶然会ったことを伝えると、雪哉はアルバイト先から正社員にならないかと誘われていること、息子の空知(君野夢真)のために妻と離婚しようと考えていることを明かす。しかし、空知と会ってほしいという汐の提案には耳を貸さず、しびれを切らした汐は思わず雪哉の頬を強くたたいてしまう。そんな中、恋人のカオル(川口春奈)と絶縁状態が続く凪(中島裕翔)を見かねた汐は、二人を仲直りさせようと買い物に誘う。その一方で汐は、ふとした瞬間に辰平(大泉洋)の幻影が何度も脳裏に現れ、悩まされる。そんな折、明海が突然、雪哉に告白しようとシェアハウスにやって来る。明海の思いに心を動かされた汐は、ある決断をする。それを知った辰平の体に異変が起きる。
第8話 2013年3月6日「…今すぐ会いたい!ついに三角関係決着」
汐(水川あさみ)が勤務する営業所が年度末に閉鎖されることが決定。汐は、これまで以上に業務に精を出す。一方、汐が出ていって活気がなくなったシェアハウスの空気に耐えかねた雪哉(谷原章介)は、汐の職場へ。雪哉から、辰平(大泉洋)の様子がおかしいと聞いた汐はシェアハウスに戻るが、辰平は普段のまま。拍子抜けした汐に雪哉は、シェアハウスを出ていった理由の説明を求めるが、汐は心にもない暴言を吐いてしまい、再び出ていく。そのころ、辰平の故郷の星の歌が気になって仕方ない凪(中島裕翔)はカオル(川口春奈)と共に、歌詞の内容を調べることに。そんな中、辰平の体が再び光り始める。
最終話 2013年3月13日「別れのキス…一人で生きる幸せのルール」
お互いへの思いを伝え合い、ついに両思いとなった汐(水川あさみ)と辰平(大泉洋)だが、どのように接したらいいか分からず、ぎこちないやりとりをしてしまう。そんな中、雪哉(谷原章介)と離婚話をするために妻の真希(須藤理彩)が上京し、二人は、汐と辰平のデートに付き合うことに。サーカスでのデートの最中、汐と辰平の前で見せる雪哉の自然体な表情にショックを受けた真希は、これまで言えなかった雪哉への本音をぶつける。そして雪哉は、息子・空知(君野夢真)が通う幼稚園の卒園式が近づく中で、ある決断をする。一方、辰平は、汐からもらった大事なマフラーを象に持っていかれてしまう。
各話視聴率
番組公式サイト
(シェアハウスの恋人 - Wikipedia)
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