小平丈太郎(生田斗真)は、森下彩花(香椎由宇)から一緒に高知市に行ってほしいと頼まれ承諾する。丈太郎は、二階堂かほり(真木よう子)に彩花の件を報告。どんな頼みだったのかと聞かれるが、丈太郎は詳しく聞けなかったと答える。その日、彩花とは現地で待ち合わせとなったが、かほり、松本弘樹(柄本佑)も高知市に行く用事があったため、丈太郎はふたりを同乗させて高知市へと向かった。
そんな頃、藤井順一(桐谷健太)は、地元のホームセンターの面接試験を受ける。しかし、実家を手伝った経験しかない順一に面接官たちの目は厳しい。また、自分の意思で結婚相手を探す決めた今井春菜(木村文乃)は、インターネットの出会い系サイトで相手を探そうとして順一に怒られる。
その後、順一は島田さより(国仲涼子)が働くスーパーに行く。さよりは、古民家の掃除のボランティアは続けたいと言い、順一も春菜が手伝ってくれることになったと話し、ふたりに笑顔が戻る。
高知市で彩花と落ち合った丈太郎は、彩花に付いて歩き出す。やってきたのは、亡くなった彩花の恋人が眠る墓地だった。将来を嘱望された有能な医師だったが病に倒れ、彩花が最後を看取ったという。恋人が他界して2年半が経つがまだ彼が忘れられない、自分はどうしたらいいのか、と涙を流す彩花に、丈太郎は立ち尽くすことしかできなかった。それでも彩花はその後、話を聞いてくれたと丈太郎に礼を言い、笑顔を見せた。
一方かほりは、高知市に来ていた教授・岡島(中丸新将)から呼び出されていた。岡島はかほりに、年内に研究室に戻ってもらうつもりだ、と命じる。弘樹は、父親ががんの手術を受けることになり、それに付き添っていた。
その後、彩花は実家に立ち寄り、弘樹は病院に泊まることになったため、丈太郎はかほりと四万十へ戻ることに。道中、かほりは荒れていた。悩みに悩んだ末、四万十の病院でやっていこうと決意した矢先に、自分の都合だけで東京に戻れという岡島が許せないという。当初は四万十で働くことが不満だったのに、今では自分のやるべきことをちゃんと見つけている、と丈太郎はかほりに敬意を表する。すると、かほりは、見つけたんじゃない、最初から目の前にあったんだ、と答える。
後日、自転車で山道を走っていた丈太郎は、休耕田の横を過ぎたあたりでブレーキをかける。目の前に広がる広大な休耕田を見つめた丈太郎は、何かを思いついたかのように順一を迎えに行くと、休耕田で米作りをしようと言った。突然のことに順一は驚くが、とにかくやってみよう、と張り切る丈太郎に同意した。
丈太郎はかほりに、かほりが言ったように目の前にあることを真剣にやってみようと思ったことが米作りを思い立った経緯だと明かす。ただの思いつきだろう、とあきれ顔をしながらも、かほりはそれを嬉しく思う。丈太郎も嬉しい気持ちで、かほりとともに自転車を走らせ…。
第1話 2012年10月23日「30歳目前。オレの人生やり直せますか?」
第2話 2012年10月30日「オレの人生、花開く瞬間はありますか?」
第3話 2012年11月6日「恋をはじめるのに、理由が必要ですか?」
第4話 2012年11月13日「大切な人の気持ち、判っていますか?」
第5話 2012年11月20日「必死に頑張るのってカッコ悪いですか?」
第6話 2012年11月27日「恋も人生も答えなんて見つかりますか?」
第7話 2012年12月4日「誰かを想う気持ち、持ち続けていますか」
最終話 2012年12月25日「自分らしく咲ける日が来ること、信じていますか?」
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