クーナ探しイベントの前日。良多(阿部寛)は、沙江(山口智子)と一緒に参加者にふるまうおにぎり用の味噌を調達した後、本番に備えてクーナを捕まえるワナを作っていた。すると、以前、クーナの目撃取材の時にもらった小さな赤い帽子から、ケモノくさい臭いがすることに気付く。不思議に思いクーナ研究家のもとへ帽子を持っていくと、研究家は「これは私が撒いたものではない」と断言。
もしかしたら本物のクーナの帽子ではないか、と期待が膨らむ良多。興奮冷めやらぬままクーナ事務局に立ち寄ると、ずっと行方不明だったクーナの人形が事務局に戻ってきていた。「クーナの右手は何を握っていたと思いますか?」と聞く菜穂(宮アあおい)。遺体に手向けるリンドウ、幸せの四つ葉のクローバーなど、いろんな説があるという。良多は栄輔(夏八木勲)の言葉を思い出し、「目に見えないものを握ってたってことないですか」と話して菜穂を驚かせる。
いよいよイベント当日。良多、沙江、菜穂、治(西田敏行)、萌江(蒔田彩珠)…、皆さまざまな思いを胸に、クーナがすむといわれる森へ出発する。
ベニテングダケのふりをする者、自作のワナを仕掛ける者…。治は、昔、栄輔と久実と3人でクーナを見た時と同じように、カップ焼きそばを食べる。お昼になり、沙江の作ったおにぎりを食べる良多たち。治が昔見たクーナは、集まって、死んだ仲間の胸にリンドウの種をたむけていたという。そのため久実は、リンドウの花を見つけると、「クーナのお墓だから、摘んだり、踏んだりしてはいけない」と話していたという菜穂。
本来なら栄輔が手伝うはずだったクーナ探しのイベントが無事に進むなか、良多はもう一度父ときちんと話してみようと、思い直していた。
そして、もうイベントも終わろうかというころ、良多が仕掛けたワナに、何か生き物が動いているのを発見!捕まえようと手を伸ばす良多に、菜穂は「逃がしてあげて」と言う。おそるおそるフタをあけると、そこには穴がひとつ空いているものの、何もいなかった。
ワナのなかで、確かに手に触れた何かの感触を確かめる良多…。
森からの帰り道、霧が出て良多たちは道に迷ってしまう。
水の音に導かれるように歩き出した治についていくと、リンドウの花が群生する場所にたどり着いた。その意味を瞬時に悟った治は「すまない…」と膝をつき、菜穂は手を合わせる。良多も沙江も息をのむように、ただリンドウの花を見つめていた。
一方、そのころ東京では…。
第1話 2012年10月9日「小心者の男に訪れた人生のヘンテコな転機突然現れた美女&伝説の生き物クーナの謎」
第2話 2012年10月23日「妻は抜擢、夫は仕事干され逃亡?」
第3話 2012年10月30日「良多、母には言えぬ父の秘密を知る」
第4話 2012年11月6日「妻と娘よりも大切な女」
第5話 2012年11月13日「クーナ探しに1億!?職場復帰で良多暴走」
第6話 2012年11月20日「良多、良からぬ事をたくらみバチ当たる」
第7話 2012年11月27日「あなたには“故郷”がありますか?」
第8話 2012年12月4日「人生で“後悔”してることは何ですか?」
最終話 2012年12月18日「あなたの、いなくなったあとに」
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