いよいよ迫ったクーナ探しイベントに向け、沙江(山口智子)は参加者にふるまうメニューを考えたりと、良多(阿部寛)たちの準備は賑やかに進む。
会社では、真田(新井浩文)が良多に代わって新商品担当となるが、クライアントの要望を最優先させることを強いられる。上司からも「仕事だから」と釘を刺され、真田は、これまで見習いたくないと思っていた良多の一面をなぞるような自分の姿に、一抹の寂しさを感じる。
ある日、良多の携帯電話に健次(安田顕)から姉の多希子(YOU)が家出したという連絡がはいる。数日家に帰っておらず連絡もとれないらしい。やっと電話がつながり会ってみると、家出の理由は、敏子(吉行和子)が、退院してきたばかりで動けない栄輔(夏八木勲)の世話をうれしそうにする姿を見たためだという。自分はそんな愛情を健次(安田顕)には抱いていないと気付き、このままそばにはいられないと語る多希子に、説得を試みる良多だが、「母親が子供のために犠牲になるのは当たり前だろ」とつい口をすべらせ、結局、多希子から「あんたに比べればうちの(夫の)方がまし」と言われてしまう。
その後、長野入りした良多と沙江は、萌江も連れて、イベントの打ち合わせを行うため事務局へ。仲良さげに帰っていく良多親子3人の後ろ姿を見送った菜穂(宮アあおい)は、翌日、栄輔(夏八木勲)から受け取った夫の現住所のメモを手に取り、夫に会いに行く決意をする。
久しぶりに再会した菜穂の夫・恵(加瀬亮)は、見知らぬ女性と子どものいる牛舎で働いていた。息子の大地(大西利空)の近況を話しながらも、いざ会うと言いたかったことがうまく出てこない菜穂。
しかし、過去に未練を残していない恵の姿を見て、自分だけが夫に対し時を止めて生きていたと痛感する。「なんで、黙って出て行ったの?」ようやく別れの時、菜穂の口をついて出た本音。しかし恵からは、「すまない。でも後悔はしていないんだ」と言われてしまう。
その夜。大地と留守番をしていた治(西田敏行)は、帰宅した菜穂の様子を見て全てを察する。「お父さんは後悔してること、ある?」と訊く菜穂。辛さのあまり妻の最期を看取ってやらなかったことだと答える治。「あの時は、…ごめんな」初めて父の後悔の気持ちを聞き、優しい気持ちになる菜穂。
“後悔とは、かつてそこに愛があった証である”――それは、菜穂の母・久実が好きだった言葉。母のことを思い出しながら、菜穂と治のあたたかな夜は更けてゆくのだった。
第1話 2012年10月9日「小心者の男に訪れた人生のヘンテコな転機突然現れた美女&伝説の生き物クーナの謎」
第2話 2012年10月23日「妻は抜擢、夫は仕事干され逃亡?」
第3話 2012年10月30日「良多、母には言えぬ父の秘密を知る」
第4話 2012年11月6日「妻と娘よりも大切な女」
第5話 2012年11月13日「クーナ探しに1億!?職場復帰で良多暴走」
第6話 2012年11月20日「良多、良からぬ事をたくらみバチ当たる」
第7話 2012年11月27日「あなたには“故郷”がありますか?」
第9話 2012年12月11日「クーナの森で起きた美しく“青い”奇跡」
ゴーイングマイホーム TOPへ
各話視聴率へ
2012年秋ドラマ(10-12月)TOPへ
2012年秋ドラマ視聴率一覧へ
タグ:ゴーイングマイホーム