千春(菅野美穂)は、本社からの配属されてきたエリート社員・高原(徳重聡)のサポート役を命じられ、一緒に新しいツアー企画を立てることになった。
春子(天海祐希)は、デザイン部時代の上司だった樋口(石橋凌)から、独立して事務所を立ち上げることにしたのでついてきてほしい、と言われていた。春子は、妻とも別れ、残りの人生を春子と一緒に生きたいという樋口に、もう一緒に夢を見ることはできない、と言って彼の誘いを断る。
もう一度絵を描くことを決意した純平(玉木宏)は、パリ行きを誘ってくれていた瑞希(伊藤歩)に、一緒に行くと伝える。喜んだ瑞希は、画材を買いに行く純平に付き合った。
高原とともに夜遅くまで企画を考えていた千春は、彼から食事に誘われる。お互いに旅行好きということもあって、意気投合するふたり。いままで感じたことのない仕事へのやりがいを感じ始めた千春は、実家に保管してあった古い旅行雑誌やガイド本を引っ張り出し、ひと晩で企画書を完成させる。
あくる日、春子が勤めるメゾン・フローラルに、明楓大学の教授・谷川(小市慢太郎)がやってくる。谷川は、コンサートチケットを春子に手渡そうとしていた。するとそこに、ナチュラルガーデナーのデザイン部副部長・小林(高杉亘)がやってくる。樋口の後任になった小林は、春子にデザイン部への復帰を持ちかけた。小林は、樋口から春子をデザイン部に復帰させるよう託されたのだという。
千春が考えた企画書は、高原を通じて店長(佐伯新)に提出される。それを評価した店長は、高原を中心にした新企画のプロジェクトメンバーに、千春ではなく正社員の森田淳(入江甚儀)を指名する。
その夜、春子は、仕事も結婚も選べるほどのものがない、と落ち込む千春に、純平とのことはこのままでいいのか、と問いかける。すると千春は、自分にとって純平は、出来ないことを叶えてくる希望のような存在だからこのまま進んでほしい、と返す。
あくる日、メゾン・フローラルに再び谷川がやってくる。そこで谷川は、春子に実家の図面を手渡し、この庭のデザインをしてほしい、と申し出る。春子と小林の会話を聞いていた谷川は、春子が選びたいのは、どこで働くかではなくそこで何をするかなのではないか、と思ったのだという。続けて谷川は、介護施設に入所している母親から、『庭を運んでくれる人』と呼ばれていると春子に伝える。谷川は、外出できない母親にとって一輪の花でも庭だということを教えてくれたのは春子なのだから、引き受けるかどうかの結論を出すまで待つ、と言って微笑み…。
その夜、千春は、噴水公園で純平と出会う。純平が、何を描いていいのかわからずに苦しんでいることを知った千春は、パソコンで花言葉を調べ、可憐な花を咲かせる野ばらに目を止める。
翌日、春子は、仕入れから戻ってきた純平に、野ばらの実の花束を差し出す。千春からのプレゼントだという。そこには、千春からの手書きのメッセージカードも添えられていた。
千春は、高原に、プロジェクトに加われなくてもかまわないから一緒に企画をやらせてほしい、と申し出る。
春子は、小林を訪ね、本社デザイン部への復帰話を断った。そんな春子に、小林はデザイン賞のトロフィーを手渡す。春子がデザイン部に戻らなかったときはこのトロフィーを渡してほしい、と樋口から頼まれていたのだという。春子は、そのトロフィーを胸に抱き…。
噴水公園で絵を描いていた純平は、可憐な白い花を咲かせた野ばらの絵を完成させる。「どんな花か、私も見たかったです。【野ばら 花言葉〜痛みから立ち上がる〜】」。純平は、千春からもらったメッセージカードを見て微笑んだ。
純平は、千春に絵を見せようと、マンションを訪ねた。するとそこに、残業していた千春が、高原に送られてマンションに戻ってくる。別れ際、高原はふいに千春にキスをした。それを見た純平は…。
第1話 2012年10月11日「結婚は当然!?義務!?できないVSしない女!!未婚女の恋と結婚!?」
第2話 2012年10月18日「結婚したい!!でも、譲れない条件とは!?」
第3話 2012年10月25日「不器用すぎる私達!?話題沸騰!!恋の行方」
第4話 2012年11月1日「独身=親不孝!?でも未婚女子の大奮闘!!」
第5話 2012年11月8日「動き出す想いとは!?恋の先にある衝撃!!」
第6話 2012年11月15日「走り出した愛とは!?最後に見つけた答え」
第7話 2012年11月22日「好きなのにサヨナラ不器用な恋の代償!?」
第9話 2012年12月6日「女の友情に大波乱!!平手打ちの涙!?」
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