小平丈太郎(生田斗真)は、森下彩花(香椎由宇)の部屋から出てくる松本弘樹(柄本佑)を目撃して以来、落ち着かない。その件を藤井順一(桐谷健太)に相談すると、彩花と弘樹は付き合っているのだろう、と言われさらにショックを受ける。そんなとき、二階堂かほり(真木よう子)が以前から彩花について意味深な発言をしていたのを思い出し、丈太郎はかほりを呼び出した。かほりは、ふたりが同棲しているのを認めながらも、まずは彩花に自分の気持ちを伝えるのが肝心なのでは、と助言する。
そんな頃、順一は自分に付き合い古民家の掃除をしている島田さより(国仲涼子)に、無理していないかと声をかけた。さよりは、自分の意志で来ているのだ、と笑顔を見せる。そこへ、さよりに電話がかかってくる。相手はかほりで、さよりの夫・久志(矢柴俊博)が胆石で緊急入院したことの連絡だった。後日、病室を訪ねたさよりは、夫が若い女性看護師から食事指導を受けているところに遭遇。看護師に鼻の下を伸ばしているのに、自分には冷淡な態度を取る夫に失望し、病室を後にする。そんな様子を見ていたかほりが、車のなかでひとりタバコを吸っていたさよりに声をかける。自分に同情するような口ぶりのかほりに、さよりは自分がイライラしているのはかほりのせいだ、自分に勝ったと思っているだろう、と言い放った。
同じ頃、順一は父親・利男(嶋田久作)から、実家の金物店を父親の代で閉めると聞かされショックを受ける。
今井春菜(木村文乃)は、不倫相手の松浦徹(岡田浩暉)に会えないことで追い詰められ、松浦が勤務する高知市内の短大まで来ていた。駐車場で松浦の車を見つけ駆け寄った春菜は、車内にチャイルドシートが設置されているのに気づく。子供の存在など聞いたこともなかった春菜は傷つくが、そこへ松浦と乳児を連れた松浦の妻がやって来る。最初は春菜を教え子だと妻に紹介した松浦だが、そのうち春菜をストーカー呼ばわりするように。怒った春菜は、松浦の頬を打った。
順一はさよりと再び古民家の掃除に精を出すが、休憩中、実家の事情をさよりに話した。話すうち涙がこぼれ肩を震わす順一を、さよりは後ろから抱きしめた。
そんな折、かほりを呼び出した弘樹は、仕事のこともかほりとの関係もやり直したいと思っていると話した。10年前のように自分のことを見てくれないか、と言う弘樹にかほりは驚きを隠せない。
同じ頃、丈太郎は街中をバイクで入る彩花を見つけ自転車で追いかける。かほりや日下哲也(松重豊)にアドバイスされ、自分の気持ちを伝えようと決心し、彩花を呼び止めた。彩花と対峙した丈太郎は、彩花が好きだ、と告白。しかし、彩花は丈太郎とも誰とも付き合えないと返答。一緒に暮らしている人がいるのでは、と聞く丈太郎に、何を言ってもわかってもらえないと思う、と踵を返す彩花。丈太郎はその背中に、自分は彩花のことをもっと知りたいのでどんなことでも話してほしいと言い、正面へ回る。彩花の目からは涙がこぼれ落ち、「ごめんなさい」と言うと走り去った。
丈太郎は沈下橋にかほりを呼び出すと、彩花にフラれたと話す。きちんと告白したのは初めてだったと言う丈太郎に、青春していていい、自分には好きな人すらいんだから、と返すかほり。お前には仕事があるからいいと言う丈太郎に、かほりは、医師は人生に勝っていると思うかと聞き、忙しく仕事をして時間だけが過ぎていくのも不安なんだ、と話した。それを聞いた丈太郎は、四万十に来たときに人生を再スタートさせると意気込んだが、まだ何も始まっていない気がする、と不安な気持ちを明かした。しかしかほりは、全然焦っているように見えない、30歳目前でこんなに田舎に飛び込める丈太郎は強い、10年前なら飛び込めても今はできないと言った。すると、丈太郎は飛び込もうよ、と眼下を指さした。驚きながらも同意したかほりと手をつなぎ、丈太郎は四万十川へ飛び込んだ。
第1話 2012年10月23日「30歳目前。オレの人生やり直せますか?」
第2話 2012年10月30日「オレの人生、花開く瞬間はありますか?」
第3話 2012年11月6日「恋をはじめるのに、理由が必要ですか?」
第4話 2012年11月13日「大切な人の気持ち、判っていますか?」
第5話 2012年11月20日「必死に頑張るのってカッコ悪いですか?」
第7話 2012年12月4日「誰かを想う気持ち、持ち続けていますか」
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