千春(菅野美穂)が働く旅行代理店に、純平(玉木宏)の後輩で画家の瑞希(伊藤歩)がやってくる。瑞希は、パリのホテルを2名分手配してほしいと千春に頼んだ。純平と一緒にパリに行くつもりですでに航空機のチケットを手渡していた瑞希は、まだOKの返事をもらってはいないが彼を信じるという。「救いたいんです、先輩のこと」。瑞希は、千春にそう告げた。
その夜、仕事を終えて帰宅した春子(天海祐希)は、千春が『おひとり様で生きる技術』という本を読んでいることを知る。千春から、先の人生の準備をしているのか、と問われた春子は、40代のうちにマンションのローンを払い終え、親の介護が必要になったらマンションは誰かに貸して実家に戻ろうと思っている、と返す。
別の日、実家に立ち寄った春子は、疲れた様子の母・陽子(梶芽衣子)を見て、ここに帰ってこようか、と尋ねた。しかし陽子は、姑をこの家で見送ってあげることが残りの人生の生きがいだから、それを終えたら気ままなひとり暮らしをしたい、と言って断る。陽子は、すでに自分が世話になる介護施設も決めているらしい。
千春は、分譲マンションの内覧会に行ってみようと思い立つ。明日一緒に内覧会に行ってほしい、と春子に頼む千春。しかし春子は、予定があるという。
あくる朝、千春が出かける支度をしていると、純平から電話が入った。千春に付き合って、内覧会に行ってくれるという。ひとりで行くことに不安を感じている千春のために、春子が純平に頼んだのだ。
春子は、陽子が世話になると言っていた介護施設を見学に行く。するとそこに、明楓大学教授の谷川(小市慢太郎)の姿があった。谷川の母親はこの施設に入所していた。
内覧会の帰り、千春と純平は、ふたりが最初に出会ったショーウインドウの前を通る。そこで千春は、パリ行きの話を切り出した。すると純平は、才能がないから瑞希を失望させることが怖いという。千春は、そんな純平に、瑞希と一緒に一歩踏み出してみたらどうか、と告げる。
そんな中、春子のマンションに樋口(石橋凌)がやってくる。樋口は、独立して事務所を立ち上げることにしたのでついてきてほしい、というと、離婚したことも春子に伝えた。残りの人生を君と生き直したい――樋口は、そう続けた。
春子は、樋口と交際していたこと、彼の娘が成人式を迎えたら一緒になろうと約束していたことを千春に打ち明ける。春子から内覧会のことを尋ねられた千春は、純平に付き添いを頼んでくれた礼を言った。その際、千春は、自分と純平は残りの人生の歩き方が違うと思うからもう心配してくれなくても大丈夫だ、と伝える。
あくる日、春子は、自分がデザインを手がけた庭がデザイン賞を受賞したことを知る。夜、自宅に戻った春子は、陽子にそのことを報告すると、樋口から誘われていることを打ち明ける。残りの人生でもう一度冒険するべきか、と問われた陽子は、樋口の妻にも残りの人生があると返す。陽子も、同じ思いをしたことがあるというのだ。陽子が姑の房江への恩返しを全うしたいと思っているのも、その辛い時期に自分を支えてくれたからだという。「あなたはひとりできちんと立っていける人よ。他にもっと夢を見られる場所があるはずよ」。春子は、陽子の言葉をかみしめ…。
あくる日、千春は、紅葉狩りに行かないか、と春子を誘う。春子が運転するバイクで、遠出するふたり。そこで千春は、将来の不安にがんじがらめになるより、今日を精一杯生きようと思う、と春子に伝える。
純平は、瑞希に会い、彼女を描いた絵を手渡す。そこで純平は、もう一度絵を描くと瑞希に告げる。
春子は、樋口に会いに行く。彼の申し出に対し、返事を伝えるためだった。
同じころ、千春が働いている旅行代理店には、本社から配属されてきたエリート社員の高原誠司(徳重聡)がやってきて…。
第1話 2012年10月11日「結婚は当然!?義務!?できないVSしない女!!未婚女の恋と結婚!?」
第2話 2012年10月18日「結婚したい!!でも、譲れない条件とは!?」
第3話 2012年10月25日「不器用すぎる私達!?話題沸騰!!恋の行方」
第4話 2012年11月1日「独身=親不孝!?でも未婚女子の大奮闘!!」
第5話 2012年11月8日「動き出す想いとは!?恋の先にある衝撃!!」
第6話 2012年11月15日「走り出した愛とは!?最後に見つけた答え」
第8話 2012年11月29日「キスの夜…恋と人生の大逆転!!」
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