深夜、人気の無い路上で1人の女性・水沢夏美(いせゆみこ)が、大型バイクにひき逃げされ死亡した。
犯人・中山雄一(鶴見辰吾)は、事故を起こした数時間後に自首したが、ひき逃げは認めたものの、夏美が信号を無視して突然飛び出し、バイクの前に立ちはだかったと自供している。
ひき逃げ事件を蓮見探偵事務所へ相談にやって来た前川靖子(田島令子)は、夏美とその娘・玲奈(山田奈々香)を児童虐待を理由に引き離した児童相談所の相談員だ。
夏美は、玲奈を生んですぐに離婚。生活保護を受けていながらも酒びたりの生活で、子供の面倒を見ようとしなかったばかりか、娘・玲奈への虐待が発覚し施設で一時保護していた。
これには、夏美もまいったのか、酒を断ち、パートの仕事にも就いて玲奈と暮らせるようになるために必死だったという。
そんな夏美が自ら死に至るような行動をとるはずが無く、夏美の誕生日を目前に控えプレゼントのセーターを編んでいる途中だったという。果たして、夏美はその夜何をしていたのか?このままではひき逃げ犯の自供通り、自殺と判断されても不思議でない為、真実を知りたいと、加代子(瀧本美織)たちに調査を依頼した。
加代子は刑事の藤永(渡辺哲)、宮本(水上剣星)に、事故の件を相談すると、冷たい対応ながらも特別な計らいで、遺留品を見せてもらえることに。
バイクの破損物に混じり、夏美の携帯や財布、そして何かは特定出来ていないが黄色に黒の斑点が浮き出た陶器の欠片。このほか壊れたICレコーダーもあったが修理中だという。
近くの工事現場にいた作業員の目撃証言から、バイクの車種は一致しており、自首した中山雄一はごく平凡なサラリーマンで違反歴も無く、取調べにも素直に応じており、同僚の証言からも絶対に無謀運転をする人物ではないとの証言もあった。
一方、夏美の友人たちからは、子供を引き離されたショックが大きく、衝動的に自殺に及んだではとの証言も出た。
そんな折、調査を別の線で進めておた美智子(根岸季衣)の報告で、中山の息子・康夫(大和田健介)が親子共にバイク好きで、事故を起こした父親のバイクに乗ることもあったことと、大手のASUKAモータースに就職が内定してていたことに加え、腕にケガしていることなどを突き止めてきた。
加代子たちは、就職が決まった息子のために、父親が身代わりで自首したのでは?という見解を強め、改めて調査に乗り出すことになる。
しかし、事態は意外な方向へ…
夏美は何故、人気の無い路上にいたのか?そして事件の真相は?遺留品の陶器の欠片とICレコーダーの謎とは何か?
さらに自殺したとされる加代子の父が残した「パーフェクト・ブルー」という言葉にかかわる事件も巻き起こる。
第1話 2012年10月8日「死体が消えた!?残酷な嘘…女性探偵が追う悲しい真実」
第2話 2012年10月15日「連続動物虐待とホームレス殺人!心の闇と家族の涙」
第3話 2012年10月22日「24年後の脅迫!狙われた過去…母が隠す娘の秘密とは」
第4話 2012年10月29日「命を賭けた涙の贖罪金で幸せを買った白い騎士とは?」
第5話 2012年11月5日「妻に捧げた物語…人気脚本家が落ちた罠!!少女の真実」
第6話 2012年11月12日「殺人犯を愛してしまった女…許されぬ恋の結末は!?」
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