ある夜、小平丈太郎(生田斗真)が帰宅すると、今井春菜(木村文乃)がやってくる。家屋に不具合がないかを確認しに来たという春菜は、簡単に点検を済ますと、持参したワインを丈太郎に勧める。丈太郎は酒に付き合うが、そのうち春菜はソファで寝てしまう。声をかけても起きない春菜に困った丈太郎は、二階堂かほり(真木よう子)を呼び出す。かほりがやってくると、春菜は起き出した。寝たふりをしていたのだ。自分の来訪を春菜が快く思っていないと感じたかほりは、丈太郎が好きなのかと聞く。すると春菜は、好きというより必要なのだと答える。
そんな折、丈太郎は子供たちのためにも地元の祭りを復活させてほしい、と日下哲也(松重豊)に頼む。祭りにかかる人手と費用を集められたら開催してもいいか、と聞く丈太郎に、日下は必ず地域住民の同意を得てからやるようにと念を押す。
早速、丈太郎は藤井順一(桐谷健太)らとともに、神輿や太鼓などが保管されている倉庫に出向く。神輿は修理が必要な上、子供用の神輿は見当たらない。丈太郎は、自分たちで子供神輿を作ろうと決め、地域の高齢者にカンパを頼む。
夜、丈太郎は、勤務を終え帰ろうとする森下彩花(香椎由宇)に声をかけ、祭りの件を話す。自分に手伝えることがあれば言ってくれという彩花に、祭りを復活できたら彩花からの褒美が欲しいと言う。それを快諾された丈太郎はひとり盛り上がる。
後日、丈太郎、順一、春菜は子供神輿の制作に取りかかった。そこへ、島田さより(国仲涼子)がふたりの娘を連れてやってくる。
祭りの準備が整うなか、四万十に台風がやってくると報じられ、住民たちは暴風雨への備えを始める。そんなとき、かほりが新人看護師に指示した患者の点滴の量を間違い、容態が急変する。看護師の青山薫(田口淳之介)の適切な処置で大事には至らなかったが、その後、かほりは自分のいないところで薫や看護師が文句を言うのを聞いてしまう。ショックを受けその場から立ち去ったとき、松本弘樹(柄本佑)とぶつかった。どうしたのか、と尋ねる弘樹に、かほりは平静を装った。
雨風が強まってきた頃、丈太郎はふと神輿を保管してある倉庫の窓を閉めたかが気になり車で家を出た。同じ頃、かほりも往診の依頼を受け患者の自宅へ向かっていた。途中、道路が通行止めになっていたため徒歩で患者宅へたどり着くと、女性がもだえ苦しんでいた。
一方、丈太郎は暴風のなか、ガラスが割れた窓を補強。その後、自宅へ戻ろうとするが、橋が水没していて立ち往生してしまう。そこへかほりの車もやってきた。ふたりは、倉庫へと引き返し、そこで夜を明かすことに。膝を突き合わせて話すうち、かほりは、医師として居場所がない自分の身の上を丈太郎に打ち明ける。
台風一過となった翌朝、かほりは往診した女性の自宅を訪ねた。元気を取り戻した女性は、昨日、自分のもとへ駆けつけたかほりに感謝の言葉を述べる。丁寧に礼を言われたかほりは、堪えきれず涙を流す。そんなかほりを丈太郎が見つめていた。
数日後、地元の祭りが開催され、神輿を担ぐ子供たちの元気な声が神社に響き渡った。祭りが盛り上がるなか、丈太郎は倉庫で水風船の準備をしていた。すると彩花がやってきた。作業を手伝ってもらえるか、と言う丈太郎に、彩花は突然キスをした。褒美だと言う彩花に、丈太郎は動けなくなり…。
第1話 2012年10月23日「30歳目前。オレの人生やり直せますか?」
第2話 2012年10月30日「オレの人生、花開く瞬間はありますか?」
第4話 2012年11月13日「大切な人の気持ち、判っていますか?」
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