小平丈太郎(生田斗真)は二階堂かほり(真木よう子)とカヌーに乗っているときに、四万十川にかかる鯉のぼりを見た。それは、藤井順一(桐谷健太)が丈太郎を東京に帰さないため、四万十のすごさを見せようと今井春菜(木村文乃)と準備したものだった。順一は、自分が案内する前に見られてしまったことに落ち込むが、東京に戻るつもりはないという丈太郎の言葉に安心する。
そんな折、丈太郎は転んでケガをした大河内欣治(ミッキー・カーチス)をリハビリテーションセンターへ連れて行く。そこには松本弘樹(柄本佑)がいて、欣治は弘樹を見るなり握手を求めるが、弘樹は応じない。弘樹はかつて、甲子園出場をかけた県大会の決勝でエースとして登板。甲子園出場は果たせなかったが、その奮闘ぶりで未だ“四万十のヒーロー”として語られているのだ。順一から、少年野球チームのコーチが負傷したと聞いていた丈太郎は、弘樹に臨時コーチを頼むが、断られてしまう。
そんな日の夜、丈太郎は、道端にバイクを停めていた森下彩花(香椎由宇)に声をかける。タイヤがパンクし動かなくなったという彩花を車に乗せた丈太郎は、地元の名所を教えてくれと頼み、彩花は快諾する。
その後、サンリバーにやってきた丈太郎は、そこにいたかほりに声をかける。かほりは丈太郎が上機嫌な理由を見抜ぬき、彩花にはすでに彼氏がいるのでは、と言うが、丈太郎は聞く耳を持たない。そんな丈太郎は、順一から今度の日曜日に少年野球の練習に付き合うよう言われる。その日は彩花と出かける予定だったため連絡すると、彩花は自分も練習を見に行くという。
同じ頃、順一はスーパーで働く島田さより(国仲涼子)に、高校で同級だった自分を覚えているか、と声をかけた。さよりは覚えていると言いながらも、冷たく接する。
一方、弘樹の冷たい態度に傷ついた欣治は、リハビリに行かないとだだをこねる。丈太郎は、欣治に代わり田んぼの稲刈りをしながら説得を試みるが、欣治は頑なで、田んぼも止めると言い出した。
日曜日の早朝、グラウンドには丈太郎、順一、彩花、春菜がいて、丈太郎は少年たちにノックをしてやる。そんなとき、ふたりの少年が接触、ひとりが倒れ込む。そこへ、偶然近くを歩いていた弘樹がかけつけ、さらに電話で呼び出されたかほりもやって来た。少年は大事に至らなかったが念のため、かほりと彩花が病院へ連れて行くことに。
練習を再開しようとしたとき、丈太郎は少年たちに弘樹を紹介、弘樹の経歴を聞いた少年たちは練習を見てくれと頼むが、弘樹は断った。怒った丈太郎は、自分と野球で勝負し、自分が勝ったらコーチをしてくれと言うが、弘樹は受け流す。
後日、丈太郎は弘樹に会いに行くと日曜日の件を謝り、自分が無理に頼んだのは、弘樹がうらやましかったからだと言った。何かに打ち込んだことも得意なこともない自分は、まだ一度も花開いたことがないと言う丈太郎。それを聞いた弘樹は、これから花開くと思っているのか、歳はいくつだ、と鼻で笑う。丈太郎は、歳なんて関係ないと言い放つと、欣治がいかに野球で奮闘する弘樹に勇気づけられていたかを明かした。10年前、妻を亡くし田んぼを止めようとしたとき、マウンドで黙々と投げる弘樹を見て奮起、田んぼを続ける決心をしたのだ、と。心動かされた弘樹は、欣治の自宅を訪ねると、その手を取ってリハビリをやりましょう、と声をかけ、欣治もそれを受け入れた。
弘樹を助手席に乗せ帰る道すがら、丈太郎は突然、車を停めて車外へ飛び出していく。そこには、一輪のつぼみのひまわりがすっと伸びていて…。
第1話 2012年10月23日「30歳目前。オレの人生やり直せますか?」
第3話 2012年11月6日「恋をはじめるのに、理由が必要ですか?」
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